2025 Q1 に悪用された CVE は 159件:1日以内に攻撃が始まったのは 28.3% – VulnCheck 調査

159 CVEs Exploited in Q1 2025 — 28.3% Within 24 Hours of Disclosure

2025/04/24 TheHackerNews — 2025 Q1 において、実環境で悪用された CVE は 159件にのぼり、2024 Q4 の 151件から増加していることが明らかになった。セキュリティ企業 VulnCheck は、「脆弱性の情報が公開されてから、悪用されるまでの時間の短縮という傾向が続いており、CVE 公開から 1 日以内に悪用された脆弱性は、28.3% に達している」と、The Hacker News に共有したレポートで述べている

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CISA KEV 警告 25/04/07:CrushFTP の脆弱性 CVE-2025-31161/2825 を登録

CISA Warns of CrushFTP Vulnerability Exploitation in the Wild

2025/04/08 InfoSecurity — 米国のサイバーセキュリティ最高機関である CISA は、ファイル転送ソリューションの CrushFTP に存在する重大な脆弱性が、実際に悪用されていることを明らかにした。CVE-2025-31161 として追跡されている、この認証バイパスの脆弱性は、2025年4月7日付で CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加された。

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BigAnt Server の CVE-2025-0364 (CVSS 9.8):パッチ未適用と PoC の公開

CVE-2025-0364 (CVSS 9.8): BigAnt Server Zero-Day, Public Exploit Confirmed

2025/03/03 SecurityOnline — BigAntSoft BigAnt Server に、認証を必要としないリモート・コード実行 (RCE) の脆弱性が存在することを、VulnCheck のセキュリティ研究者たちが明らかにした。この深刻な脆弱性は、CVE-2025-0364 (CVSS:9.8) として追跡されている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、権限の昇格を達成し、影響を受けるシステム上で認証を必要としない、任意のコード実行の機会を手にする。

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Zyxel Routers の脆弱性 CVE-2025-0890/40891:EoL 製品に積極的な攻撃

Zyxel Routers Under Attack: Default Credentials (CVE-2025-0890) and Code Injection (CVE-2024-40891), No Patch!

2025/02/05 SecurityOnline — Zyxel の Customer Premises Equipment (CPE) に存在する深刻な脆弱性により、無数のユーザーがリモート攻撃の危機に直面していることを、VulnCheck のセキュリティ研究者たちが特定し、報告している。

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2024年に悪用された CVE は768件:2023年の 639件から 20%増加 – VulnCheck

768 CVEs Exploited in 2024, Reflecting a 20% Increase from 639 in 2023

2025/02/03 TheHackerNews — 2024年に実環境での悪用が報告された CVE は 768件に上り、2023年の 639件から 20%の増加となった。VulnCheck のレポート “2024 Trends in Vulnerability Exploitation” は、「2024年は、脆弱性の悪用を狙う攻撃者たちにとって、新たに記録的な年となった」と評している。また、2024年には KEV (known exploited vulnerabilities) の脆弱性の 23.6%が、CVE が公開された当日あるいは、それ以前に悪用されていたと、同社は述べている。

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Zyxel CPE デバイスのゼロデイ脆弱性 CVE-2024-40891:実環境での悪用を確認

Zyxel CPE Devices Face Active Exploitation Due to Unpatched CVE-2024-40891 Vulnerability

2025/01/29 TheHackerNews — Zyxel CPE シリーズのデバイスに影響を与える、ゼロデイ脆弱性 CVE-2024-40891 だが、実環境における活発な悪用が確認されている。2025年1月28日に公開された GreyNoise のブログで Glenn Thorpe は、「この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、影響を受けるデバイス上での任意のコマンド実行を達成し、完全なシステム侵害/データ流出/ネットワーク侵入の可能性を手にする」と述べている。

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ProjectSend の脆弱性 CVE-2024-11680 (CVSS 9.8):大量の未パッチ・インスタンスと PoC エクスプロイト

CVE-2024-11680 (CVSS 9.8): Critical ProjectSend Vulnerability Actively Exploited, PoC Published

2024/11/27 SecurityOnline — ProjectSend の深刻な脆弱性 CVE-2024-11680 (CVSS:9.8) が、積極的に悪用されていると、VulnCheck がレポートしている。この OSS のファイル共有 Web アプリケーションに対しては、2023年5月の時点でパッチが提供されているが驚くべきことに、ProjectSend インスタンスの 99% がパッチ未適用であり、悪用の危険性が高まっている。

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NIST NVD の障害:外部への支援要請と契約締結について発表

NIST Getting Outside Help for National Vulnerability Database

2024/05/30 SecurityWeek — 5月30日に NIST が発表したのは、今後の数カ月以内に NVD (National Vulnerability Database) を軌道に乗せるために、外部の支援を受けることだ。NIST は、4月に発表した情報アップデートにおいて、NVD に提出された解析が必要な脆弱性の、バックログが増加していることを認めていた。そして、この問題の原因は、脆弱性の件数の増加と “省庁間のサポートの変化“ にあると述べていた。

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NIST NVD の障害:悪用された CVE のメタデータは依然として欠落 – VulnCheck

NVD Leaves Exploited Vulnerabilities Unchecked

2024/05/23 InfoSecurity — 最近に悪用が確認されたソフトウェアの脆弱性の大半が、米国の NVD (National Vulnerability Database) の解析が不十分であることが、VulnCheck の最新のレポートで明らかになった。ソフトウェア・セキュリティ・プロバイダー である VulnCheck は、5月23日に公開したレポートで、2月12日以降に登録された KEV (known exploited vulnerabilities) 59件のうち 30件を、依然として NVD チームが分析していないことを明らかにした。つまり、KEV における重要なメタデータの、50.8% が欠落していることになる。

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NIST NVD の新たなコンソーシアム設立が決定:FIRST カンファレンスでの発表とは?

NIST Unveils New Consortium to Operate its National Vulnerability Database

2024/03/28 InfoSecurity — NIST (National Institute of Standards and Technology) が提供してきた、世界で最も利用されているソフトウェア脆弱性リポジトリの管理の一部が、業界コンソーシアムに引き継がれることが正式に決定した。米国商務省の一機関である NIST は、2005年に NVD (National Vulnerability Database ) を立ち上げて以来、ずっと運営を続けてきた。しかし、このデータベースの運営は、早ければ 2024年4月初旬から、審査に合格した組織の手に委ねられることになるという。

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NIST の脆弱性データベースの凍結:その将来に投げかけられる疑問とは?

NIST’s Vuln Database Downshifts, Prompting Questions About Its Future

2024/03/22 DarkReading — 2005年から NVD (National Vulnerability Database) は、世界中のセキュリティ研究者が発見した膨大な CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) に関する、詳細情報を掲載してきた。しかし、この政府が後援する、重要かつ不可欠なデータベースが、2024年2月以降においては、ほぼ無意味なツールと化している。

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NIST NVD の障害:CVE に紐づくはずのメタデータが提供されていない

NIST National Vulnerability Database Disruption Sees CVE Enrichment on Hold

2024/03/15 InfoSecurity — 米国の NIST (National Institute of Standards and Technology) で、不可解なことが起こっている。それにより、数多くの組織が、脅威の影響を被りやすい状況へと陥る可能性がある。2024年2月12日以降において NIST は、NVD (National Vulnerability Database) 上のソフトウェア脆弱性の更新を、ほぼ完全に停止している。NVD とは、ソフトウェア脆弱性データベースであり、世界で最も広く利用されているものだ。

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JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:BianLian ランサムウェア攻撃に悪用されている

BianLian Threat Actors Exploiting JetBrains TeamCity Flaws in Ransomware Attacks

2024/03/11 TheHackerNews — BianLian ランサムウェアを操る脅威アクターが、JetBrains TeamCity セキュリティ欠陥を悪用して、恐喝のみを目的とした攻撃を行っていることが確認されている。最近の侵入インシデントを調査した GuidePoint Security のレポートによると、このインシデントは、TeamCity サーバーの悪用から始まり、最終的には BianLian の Go バックドアの PowerShell 実装が展開されという。

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Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2023-22527:Web シェルをドロップする新たな PoC が登場

Stealth Bomber: Atlassian Confluence Exploits Drop Web Shells In-Memory

2024/03/09 DarkReading — さまざまなケースで標的とされる、Atlassian Confluence Data Center/Confluence Server の、脆弱性 CVE-2023-22527 に対する新たな PoC (Proof-of-concept) エクスプロイト・コードが出回っている。この新たな攻撃ベクターを利用する攻撃者は、ファイル・システムにアクセスすることなく、Confluence のメモリ内で任意のコードを密かに実行することが可能になる。

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Apache OfBiz の深刻な脆弱性 CVE-2023-51467:PoC エクスプロイトが公開された

New PoC Exploit for Apache OfBiz Vulnerability Poses Risk to ERP Systems

2024/01/11 TheHackerNews — オープンソース ERP (Enterprise Resource Planning) システムである Apache OfBiz で、先日に公開された深刻な脆弱性を悪用することで、メモリ常駐型のペイロードを実行する PoC (Proof-of-concept) コードが、サイバー・セキュリティ研究者たちにより公表された。対象となった脆弱性 CVE-2023-51467 (CVSS:9.8) は、Apache OfBiz の別の脆弱性 CVE-2023-49070 (CVSSスコア:9.8) に対するバイパスであり、認証をバイパスして任意のリモートコード実行を行うための武器になり得るものだ。

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Apache ActiveMQ の脆弱性 CVE-2023-46604:ステルス攻撃の手法が判明

New PoC Exploit for Apache ActiveMQ Flaw Could Let Attackers Fly Under the Radar

2023/11/15 TheHackerNews — Apache ActiveMQ の深刻なセキュリティ上の脆弱性を悪用し、メモリ上で任意のコードを実行する新しいテクニックを、サイバー・セキュリティ研究者が実証した。このリモートコード実行の脆弱性 CVE-2023-46604 (CVSS:10.0) の悪用に成功した脅威アクターは、任意のシェルコマンドを実行できるという。なお、この Apache の脆弱性は、先月末にリリースされた ActiveMQ のバージョン 5.15.16/5.16.7/5.17.6/5.18.3 で修正されている。

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Cisco の未パッチ・ゼロデイ CVE-2023-20198:40,000 台のハッキングが観測されている

Number of Cisco Devices Hacked via Unpatched Vulnerability Increases to 40,000

2023/10/19 securityweek — 複数のサイバー・セキュリティ企業からの報告によると、IOS XE に存在するパッチ未適用の脆弱性の悪用により、Cisco デバイスの約 40,000 台がハッキングされているという。悪用された脆弱性 CVE-2023-20198 は、IOS XE の Web UI に影響を及ぼす深刻な欠陥であり、リモートの未認証の攻撃者に対して、特権昇格を許す可能性があるされる。現時点においても、Cisco はパッチをリリースしていない。また、遅くとも9月中旬以降に、この脆弱性がゼロデイとして悪用されていると、同社は警告している。

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Milesight Router/Titan Server の複数の脆弱性:悪用された形跡を発見

Experts Warn of Severe Flaws Affecting Milesight Routers and Titan SFTP Servers

2023/10/17 TheHackerNews — Milesight の産業用セルラー・ルーターに影響を及ぼす深刻な脆弱性が、実際の攻撃で積極的に悪用されている可能性があることが、VulnCheck の新たな調査結果により明らかになった。 脆弱性 CVE-2023-43261 (CVSS:7.5) は、UR5X/UR32L/UR32/UR35/UR41 ルーターの 35.3.0.7 未満に影響を及ぼす、情報漏えいの欠陥だと説明している。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、httpd.log などのログを含む、各種の機密情報にアクセスできる可能性がある。その結果として、リモートの未認証の攻撃者が、Web インターフェイスに不正にアクセスできるようになり、VPN サーバーの設定やファイアウォールの保護の解除などが可能になる。

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Juniper の脆弱性 CVE-2023-36845 に新たな PoC エクスプロイト:悪用が容易な RCE

Thousands of Juniper devices vulnerable to unauthenticated RCE flaw

2023/09/18 BleepingComputer — 推定で 12,000台とされる Juniper SRX Firewall/EX Switche には、認証を必要とせずに悪用が可能な、ファイルレス・リモート・コード実行の脆弱性が存在する。2023年8月に Juniper は、PHP 環境変数操作の脆弱性 CVE-2023-36844/CVE-2023-36845 および、重要な機能に対する認証欠落の脆弱性 CVE-2023-36846/CVE-2023-36847 を公表した。それらの脆弱性の危険度は低いが、連鎖すると CVSS 9.8 という深刻なリモート・コード実行にいたるものでもある。

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CISA KEV 警告 23/09/06:Apache RocketMQ の脆弱性 CVE-2023-33246

CISA warns of critical Apache RocketMQ bug exploited in attacks

2023/09/07: BleepingComputer — Apache の RocketMQ 分散メッセージング/ストリーミング・プラットフォームに影響を及ぼす、深刻度の高い脆弱性 CVE-2023-33246 が、米国 CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加された。現時点において。この脆弱性を悪用する複数の脅威アクターたちが、影響を受けたシステムの構成要素である RocketMQ バージョン 5.1.0 以下に、各種のペイロードをインストールしている可能性があるという。

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Openfire Server への攻撃:約 3,000 台の未パッチ・サーバが標的になっている

3,000 Openfire Servers Exposed to Attacks Targeting Recent Vulnerability

2023/08/23 SecurityWeek — Openfire の脆弱性 CVE-2023-32315 に対するパッチが適用されていない、3,000台以上のサーバに対する新たな悪用方法により、その多くが攻撃にさらされていることが、VulnCheck の報告で明らかになった。Ignite Realtime が管理する Openfire は、XMPP プロトコルを使用し、Javaで書かれた、クロスプラットフォームのリアルタイム・コラボレーション・サーバであり、Web インターフェイスによる管理をサポートしている。

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MikroTik RouterOS の深刻な脆弱性 CVE-2023-30799:50万台以上にハッキングの可能性

Critical MikroTik RouterOS Vulnerability Exposes Over Half a Million Devices to Hacking

2023/07/26 TheHackerNews — MikroTik RouterOS に深刻な権限昇格の脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、リモートで任意のコードを実行し、脆弱なデバイスを完全に制御する可能性がある。VulnCheck は 7月25日のレポートで、この脆弱性 CVE-2023-30799 (CVSS:9.1) により、合計で約 140万台の RouterOS システムが、Web/Winbox インターフェイスを介して悪用の危険にさらされると明らかにした。

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Linux の偽 PoC エクスプロイトに御用心:GitHub を悪用してマルウェアを配布

Fake Linux vulnerability exploit drops data-stealing malware

2023/07/13 BleepingComputer — サイバー・セキュリティ研究者や脅威アクターたちが、脆弱性 CVE-2023-35829 を悪用して Linux パスワード窃取マルウェアをインストールする、偽の PoCエクスプロイトの標的になっているという。Uptycs のアナリストたちは、定期スキャン中に、予期しないネットワーク接続/未承認のシステム・アクセス試行/非定型のデータ転送などの不正なアクションが検知されたことで、この悪意の PoC を発見した。

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PaperCut 脆弱性の悪用:新たな PoC エクスプロイトが証明する検出回避の手口

Researchers Uncover New Exploit for PaperCut Vulnerability That Can Bypass Detection

2023/05/04 TheHackerNews — 先日に公開された PaperCut サーバの深刻な欠陥だが、現時点における全ての検出方法を回避しながら悪用する手口を、サイバー・セキュリティ研究者たちが解明している。この脆弱性 CVE-2023-27350 (CVSS:9.8) は、PaperCut MF/NG のインストールに影響を及ぼし、認証されていない攻撃者に対して、SYSTEM 権限での任意のコード実行を許すものである。オーストラリアに本拠を置く PaperCut により、この欠陥は 2023年3月8日にパッチが適用されたが、活発な悪用の兆候が 2023年4月13日に観測されている。

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CISA KEV 警告 23/03/08:Teclib/Apache/Zoho の脆弱性など3件が追加

CISA’s KEV Catalog Updated with 3 New Flaws Threatening IT Management Systems

2023/03/08 TheHackerNews — 米国の CISA は、悪用されている証拠があるとして、3つのセキュリティ脆弱性を KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。この3件のうち最も深刻なものは CVE-2022-35914 で、オープンソースの資産/IT 管理ソフトウェア・パッケージである、Teclib GLPI のサードパーティ・ライブラリ htmlawed に存在する、リモート・コード実行の脆弱性だ。

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CISA KEV の 2022年を分析 :新たに追加された CVE 557件に関する統計データとは?

557 CVEs Added to CISA’s Known Exploited Vulnerabilities Catalog in 2022

2023/03/06 SecurityWeek — 脆弱性インテリジェンス企業の VulnCheck によると、米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) が管理する Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログには、約900件の脆弱性が存在するが、そのうちの 557件の CVE は、2022年に追加されたものだという。VulnCheck は CISA の KEV リストの分析を行い、このデータの重要性に関するレポートを発表した。

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Sophos Firewall 4,000台が危険な状況:インターネットに露出するサーバの 6% が未パッチ

Over 4,000 Sophos Firewall devices vulnerable to RCE attacks

2023/01/17 BleepingComputer — インターネットに接続される 4,000 台以上の Sophos Firewall に存在する、深刻なリモートコード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2022-3236 を狙って、サイバー攻撃が発生する可能性があることが判明した。Sophos Webadmin/Sophos Firewall の User Portal に存在する、このコードインジェクションの脆弱性は 2022年9月に公開され、複数の Sophos Firewall バージョンに対するホットフィックスがリリースされた (正式な修正プログラムは3カ月後の2022年12月に発行)。

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