TeamTNT が狙い続ける Docker:脆弱なコンフィグレーションは禁物だ

TeamTNT hackers target your poorly configured Docker servers

2021/11/09 BleepingComputer — 先月からハッキング・グループ TeamTNT が開始したキャンペーンで、設定の甘い Docker サーバーが積極的に狙われていることが判明した。TrendMicro の研究者たちの報告書によると、この脅威アクターの目的は、Monero 暗号のインストール、および、インターネットに公開されている脆弱な Docker インスタンスのスキャン、そして、コンテナからホストへのエスケープの実行によるメイン・ネットワークへのアクセスの3つである。

Continue reading “TeamTNT が狙い続ける Docker:脆弱なコンフィグレーションは禁物だ”

Pwn2Own Austin 2021 が終了:総額で1億円以上の報奨金が支払われた

White hat hackers earn over $1 Million at Pwn2Own Austin 2021

2021/11/06 SecurityAffairs — Trend Micro の Zero Day Initiative が主催するハッキングコンテスト Pwn2Own Austin 2021 が終了し、参加者は 61件のゼロデイ・エクスプロイトを成功させ、合計 $1,081,250 を獲得した。参加者は、Canon/Cisco/HP/NETGEAR/Samsung/Sonos/TP-Link/Western Digital などの、NAS デバイス/携帯電話/プリンター/ルーター/スピーカーなど侵害を証明していった。

Continue reading “Pwn2Own Austin 2021 が終了:総額で1億円以上の報奨金が支払われた”

Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2021-26084:トロイの木馬が見つかった

Threat actors use recently discovered CVE-2021-26084 Atlassian Confluence

2021/09/30 SecurityAffairs — Trend Micro の研究者たちは、最近公開された重要なリモートコード実行の脆弱性が、積極的に悪用されるという暗号マイニング・キャンペーンを発見した。8月末に Atlassian は、企業向けコラボレーション製品 Confluence に影響を与える、重大な 脆弱性 CVE-2021-26084 に対応するセキュリティ・パッチを公開している。

Continue reading “Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2021-26084:トロイの木馬が見つかった”

Trend Micro ServerProtec の深刻な脆弱性 CVE-2021-36745 が FIX

Trend Micro fixes a critical flaw in ServerProtec Solution, patch it now!

2021/09/29 SecurityAffairs — Trend Micro は、Trend Micro ServerProtect 製品に影響をおよぼす、深刻な認証バイパスの脆弱性 CVE-2021-36745 (CVSS 9.8) に対するセキュリティ・パッチを公開した。Trend Micro ServerProtect は、企業のインフラをリアルタイムで包括的に保護し、ウイルスやスパイウェアなどの、Web からの脅威を防ぐ製品である。この脆弱性を悪用することで、リモートの攻撃者は、脆弱にインストールされた認証をバイパスできる。

Continue reading “Trend Micro ServerProtec の深刻な脆弱性 CVE-2021-36745 が FIX”

ランサムウェア攻撃の進化:いまでは驚異的なレベルに達している

Ransomware Attacks Growing More Sophisticated

2021/09/20 SecurityBoulevard — 2021年前半、サイバー犯罪者たちは精力的に攻撃を行い、その勢いは一向に衰える気配がない。今年の上半期だけで、悪意の行為者は、さまざまな種類のデバイスや OS に存在する深刻な脆弱性を悪用し、燃料ネットワークを停止させたり、企業から数百万ドルを引き出したりするという、大掛かりな攻撃を仕掛け続けた。

Continue reading “ランサムウェア攻撃の進化:いまでは驚異的なレベルに達している”

クラウドの Linux が標的になり始めている:コンテナの中身は大丈夫?

Attackers Increasingly Target Linux in the Cloud

2021/08/24 DarkReading — これまで、Linux という OS は、システム管理者やハッカーに好まれてきたが、今ではサイバー犯罪者にとっても重要なターゲットとなっている。Web シェルや暗号通貨マイニングなどのマルウェアが Linux コンテナから実行されることがあり、また、Linux に存在する約200種類の脆弱性も攻撃の対象となっている。Trend Micro が発表したデータによると、コンテナが広く普及している状況が示され、また、人気のコンテナには相当数の脆弱性が存在していることが分かる。

Continue reading “クラウドの Linux が標的になり始めている:コンテナの中身は大丈夫?”

LockBit ランサムウェアが復活:セキュリティ・ベンダーたちが警鐘を鳴らす

Security Vendors Sound the Alarm on LockBit Ransomware’s Return

2021/08/19 DarkReading — 2019年に登場した Ransomware-as-a-Service (RaaS) である LockBit の運営者が再登場し、マルウェアの改良版を発表するとともに、ダークウェブや標的となる組織内からアフィリエイトを募るという、不吉で積極的なキャンペーンを展開している。

Continue reading “LockBit ランサムウェアが復活:セキュリティ・ベンダーたちが警鐘を鳴らす”

Ubuntu Linux の eBPF 脆弱性に対する PoC エクスプロイトが公開

Linux eBPF bug gets root privileges on Ubuntu – Exploit released

2021/07/30 BleepingComputer — Linux カーネルの eBPF (Extended Berkeley Packet Filter) に深刻度の高い脆弱性があり、Ubuntu マシン上において攻撃者に高い権限を与えてしまう可能性があるため、セキュリティ研究者が PoC エクスプロイト・コードを公開した。この、5月に公開された脆弱性 CVE-2021-3490 は、特権昇格を引き起こすものであるが、それを悪用するには、対象マシンのローカル・アクセスが必要となる。なお、eBPF とは、特定のイベントや機能 (システム・コールやネットワーク・イベントなど) をトリガーとして、OS のカーネル内でユーザー・プログラムをサンドボックス化して実行する技術である。

Continue reading “Ubuntu Linux の eBPF 脆弱性に対する PoC エクスプロイトが公開”

APWG:フィッシング活動は継続して増加し 2021年 Q1 はワースト記録

APWG: Phishing maintained near-record levels in the first quarter of 2021

2021/06/13 SecurityAffairs — Anti-Phishing Working Group (APWG) が、2021年 Q1 の状況を示す新たな Phishing Activity Trends Report を発表した。このレポートよると、2021年 Q1 フィッシングは記録的なレベルを維持しており、フィッシング Web サイトの数は、2021年1月に 245,771件というピークを記録した。2月には、わずかに減少したことが確認されたが、3月には再び 20万件を超え、APWG 史上4番目の悪い月となった。

Continue reading “APWG:フィッシング活動は継続して増加し 2021年 Q1 はワースト記録”