Mobile Banking マルウェアが 32% の急増:サイバー犯罪者にとって金銭は魅力的 – Kaspersky

Mobile Banking Malware Surges 32% 2023/05/09 InfoSecurity — Kaspersky 最新年次レポート “Financial Threats Report for 2023” のデータによると、世界のモバイル・バンキング向けマルウェアは、2022年と比べて 32% も増加している。この、5月6日に発表されたレポートが指摘するのは、Android ユーザーを狙う攻撃が急増し、アフガニスタン/トルクメニスタン/タジキスタンでは、バンキング型トロイの木馬に遭遇する割合が最も高くなっている点だ。特筆すべきは、モバイル・バンキングを狙うマルウェア攻撃ではトルコがトップであり、約3%のユーザーが感染しているという。

Mobile/BYOD に迫る脅威:企業資産へのアクセスの 60% はモバイルからという現実

Mobile Malware and Phishing Surge in 2022 2023/06/28 InfoSecurity — Zimperium の最新レポートによると、2022年に大幅に増加したものとして、モバイル・マルウェア/モバイル専用フィッシングサイト/モバイルの脆弱性が挙げられるという。モバイル・セキュリティ・ベンダーである Zimperiumは 、zLabs の社内調査と、サードパーティ・データ、パートナーの知見などから、Global Mobile Threat Report 2023 を作成した。

Prometheus TDS という MaaS (Malware-as-a-Service) とトラフィック操作攻撃

A Wide Range of Cyber Attacks Leveraging Prometheus TDS Malware Service 2021/08/05 TheHackerNews — 複数のサイバー犯罪グループが、MaaS (Malware-as-a-Service) ソリューションを活用して、Campo Loader / Hancitor / IcedID / QBot / Buer Loader / SocGholish などのペイロードを展開する悪意のソフトウェア配布キャンペーンを、ベルギーの個人や米国の政府機関/企業/法人に対して実施している。この Prometheus というサービスは、2020年8月からアンダーグラウンドなプラットフォームで月額250ドルで販売されている。マルウェアが混入された Word や Excel のドキュメントを配布することで、ユーザーをフィッシング・サイトや悪意のサイトに誘導することを目的とした、TDS (Traffic Direction System) であることが、The Hacker News に共有された Group-IB の報告書で明らかになった。

FortiOS/FortiProxy の脆弱性 CVE-2022-42475:中国 APT が 20,000台のデバイスに RAT を展開

Chinese hackers breached 20,000 FortiGate systems worldwide 2024/06/11 BleepingComputer — オランダ軍の情報セキュリティ局 (MIVD:Military Intelligence and Security Service) が 6月11日に公開したアラートは、2024年の初頭に公表中国のサイバースパイ・キャンペーンの影響が、これまで考えられていたよりも遥かに大きいと警告するものだ。2024年2月に MIVD は、オランダの情報機関である AIVD (Algemene Inlichtingen- en Veiligheidsdienst) との共同レポートで、この件について情報を公開している。同レポートによると、中国のハッカーは 2022〜2023年の数カ月間にわたり、Fortinet FortiOS/FortiProxy の深刻なリモート・コード実行の脆弱性 CVE-2022-42475 を悪用し、脆弱な Fortigate ネットワーク・セキュリティ・アプライアンスにマルウェアを展開していたという。

PoC Exp

2024/06 2024/06/19:Exp:SolarWinds Serv-U の脆弱性 CVE-2024-28995 が FIX: GreyNoise が積極的な悪用を観測 2024/06/19:Exp:Fortinet/VMware の脆弱性を悪用:中国由来の UNC3886 が実現している永続性とは? 2024/06/18:Exp:中国のサイバー Offense/Defense パワー:世界の脆弱性情報エコシステムとの関係を考察する 2024/06/18:Exp:攻撃者にとって最高に魅力的なターゲットは? エッジサービスの脆弱性に注目! 2024/06/14:PoC:Windows の特権昇格の脆弱性 CVE-2024-26229:PoC エクスプロイトが公開 2024/06/14:PoC:Windows Recall は一時停止:内部告発ダメージを回避する Microsoft の選択とは? 2024/06/14:Exp:CISA KEV 警告 24/06/13:Android Pixel/Windows/Progress Telerik の脆弱性を追加 2024/06/14:PoC:Ivanti Endpoint Manager の深刻な脆弱性 CVE-2024-29824 が FIX:PoC も提供 2024/06/13:Exp:MS Office の古い脆弱性 CVE-2017-11882 を悪用:北朝鮮の Kimsuky がキーロガーを配信 2024/06/12:PoC:JetBrains のトークン漏えいの脆弱性 CVE-2024-37051:PoC が公開された 2024/06/12:Exp:Windows Error Reporting Service の脆弱性 CVE-2024-26169:Black Basta が悪用? 2024/06/11:PoC:Apple … Continue reading “PoC Exp”

Ivanti Connect Secure の2つの脆弱性:複数の脅威アクターにより攻撃がエスカレート

Ivanti Connect Secure zero-days now under mass exploitation 2024/01/15 BleepingComputer — Ivanti の Connect Secure VPN および Policy Secure Network Access Control (NAC) アプライアンスに影響を及ぼす、2つのゼロデイ脆弱性が大規模なレベルで悪用されている。脅威インテリジェンス企業 Volexity が発見した、このゼロデイ脆弱性は 2023年12月以降の攻撃で悪用されてきた。そして、2024年1月11日からは複数の脅威グループが、CVE-2023-46805 (認証バイパス) および CVE-2024-21887 (コマンド・インジェクション) 脆弱性を連鎖させ、広範な攻撃を行っている。

モバイル・バンキング:29 種類のトロイの木馬が 1,800 のアプリを狙っている

29 malware families target 1,800 banking apps worldwide 2024/01/02 HelpNetSecurity — 指先で金融という欲求を満たすモバイル・バンキングは、すべての年齢層でオンライン・バンキングを上回っていると、Zimperium が述べている。しかし、このモバイルの急増により、金融詐欺が劇的に増加している。この 2023年の調査では、61 カ国の 1,800 のバンキング・アプリを、29 件のマルウェア・ファミリーが標的にしていたことが明らかになった。これに対し、2022年の報告書では、600 のバンキング・アプリを標的とする、10 件のマルウェア・ファミリーが発見されていた。

米国のモバイル詐欺が 32% も急増:バンキング・マルウェアが蔓延

32% Surge in US Mobile Fraud! Banking Malware Run Rampant as Market Booms 2023/12/18 SecurityOnline — 急速に進化するモバイル・バンキングの世界において、洗練されたバンキング・トロイの木馬による執拗な脅威という、増大する危険に光を当る新たなレポートが公表された。Zimperium が詳述する 2023 Mobile Banking Heists Report は、モバイル・バンキング・アプリケーションを狙った金融詐欺が、劇的にエスカレートしている状況を明らかにしている。

Ivanti EPMM の脆弱性 CVE-2023-39335/CVE-2023-39337:なりすましや証明書窃取の可能性

Ivanti Endpoint Manager Mobile Flaws Could Allow Device Impersonation and Certificate Theft 2023/11/14 SecurityOnline — エンタープライズ・ソフトウェアの分野で名高い Ivanti は、2023年11月9日に、同社の Endpoint Manager Mobile (旧 MobileIron Core) に存在する、2つの深刻な脆弱性 CVE-2023-39335/CVE-2023-39337 について情報を公表した。これらの脆弱性は、広く使用されているこのエンタープライズ・モビリティ管理ソリューションの、すべてのバージョンに深刻な影響をおよぼす。

Google Play の 43種類の Android アプリ:画面 OFF 時に広告を読み込んで稼いでいる

43 Android apps in Google Play with 2.5M installs loaded ads when a phone screen was off 2023/08/08 SecurityAffairs −−− 先日に McAfee の Mobile Research Team の研究者たちが、Google Play で発見したのは、携帯電話の画面がオフのときであっても、広告を読み込む 43 種類の Android アプリであり、そのインストール総数は 250万に達するという。

SonicWall の認証バイパスの脆弱性 CVE-2023-34124 などが FIX:直ちにパッチ適用を!

SonicWall warns admins to patch critical auth bypass bugs immediately 2023/07/12 BleepingComputer — 7月12日に SonicWall がリリースした緊急パッチは、同社のファイアウォール管理ソフトウェアである Global Management System (GMS) /Analytics network reporting engine software suite における、複数の深刻な脆弱性に対するものである。GMS 9.3.2-SP1 以下/Analytics 2.5.0.4-R7 以下を実行している脆弱なオンプレミス・システムに対して、脅威アクターが認証を回避してアクセスする脆弱性などの、合計で 15件のセキュリティ欠陥が修正された。

Android アドウェア 60,000 件を発見:Google Play 以外からのインストールは危険だ!

Over 60,000 Android apps secretly installed adware for past six months 2023/06/06 BleepingComputer — これまでの6ヶ月間において、正規のアプリケーションを装う 60,000 件以上の Android アプリが検出を回避して、モバイル端末にアドウェアをインストールしていたことが判明した。この発見は、ルーマニアのサイバー・セキュリティ企業 Bitdefender によるものだ。先月に同社は、Bitdefender Mobile Security ソフトウェアに追加された異常検知機能を用いて、それらの悪意のアプリを検出したという。

SpinOk というスパイウェア:Google Play アプリに組み込まれ 420M ダウンロード!

Spyware Found in Google Play Apps With Over 420 Million Downloads 2023/05/31 SecurityWeek — Google Play で発見されたのは、100 種類以上の Android アプリに組み込まれたスパイウェアであり、その累積ダウンロード数は 4億2100万回にものぼると、アンチウイルス会社の Doctor Web が報告している。Doctor Web が SpinOk と命名した、この悪意のモジュールは、マーケティング SDK として配布されており、ファイルに関する情報収集/攻撃者へのファイル送信/クリップボードの内容の窃取などを、被害者のデバイス上で実行するという。

Discord で発生したサプライチェーン攻撃:ユーザーの機密情報が流出した可能性

Discord Breached After Service Agent Targeted 2023/05/15 InfoSecurity — Discord のユーザーに送られた通知は、サードパーティ・カスタマー・サービス・エージェントのサポート・チケット・キューに、脅威アクターが不正アクセスした際に発生したデータ侵害に関するものだ。影響を受けたユーザーに送られたメッセージには、「このインシデントの性質上、あなたの電子メールアドレスおよび、あなたと Discordの 間で交換された顧客サービス・メッセージの内容および添付ファイルが、第三者に公開されている可能性がある」と書かれていることを InfoSecurity は確認している。

Weekly

毎日、毎日、いろいろと有るものです・・・ こうして、海外のセキュリティ・メディアから記事を拾って、翻訳してポストしていると、あまりにも情報が多すぎて、頭が混乱してきます。そこで、週に一度、テーマを決めて、関連記事を時系列に並べるようにしてみました。 いちおう、その週の月曜日にポストの予定です・・・ AI 関連のトピック:2023年3月〜7月 今週は、AI に関連するセキュリティ記事を、2023年3月〜7月の期間でまとめました。ちょうど、ChatGPT に関する最初の盛り上がりが収束したあたりからの記事リストになります。防御側と攻撃側に影響を及ぼすことは間違いなさそうですが、サイバー犯罪の助長から始まるというのが、いまのトレンドのように感じられます。 2023/07/26:FraudGPT は悪意の生成 AI ツール:月額 $200 で ChatGPT の代替品2023/07/21:AI を悪用する6つの攻撃パターン:Google による分類と解説とは?2023/07/20:AI と OSS の関係:半数以上のプロジェクトで脆弱なパッケージを使用2023/06/20:ChatGPT のアカウント 10万件がダークウェブで販売されている2023/06/09:Google の人工知能フレームワーク SAIF:生成 AI の開発/運用を保護2023/06/06:ChatGPT が推奨する OSS パッケージは安全なのか?2023/05/25:ChatGPT で作成されたポリモーフィックなマルウェア・サンプルを検出 2023/05/08:AI による音声クローン作成:3秒間のデータで詐欺の成功率は 85%2023/04/25:フィッシングの 2022年を総括:AI ツールにより高度化する攻撃2023/04/24:VirusTotal の 新機能 Code Insight:AI を活用してマルウェアを解析2023/04/12:Facebook 上の ChatGPT/Google Bard 偽広告:RedLine スティラー2023/03/29:ChatGPT/GPT-4 を止めろ:Musk/Wozniak などが申し立て2023/03/28:Microsoft の AI セキュリティ:GPT-4 を搭載 Copilot のプレビュー アジアに関連するトピック:2023年4月〜6月 … Continue reading “Weekly”

京セラ Android 印刷アプリの脆弱性が FIX:すでに 100万ダウンロード

Kyocera Android app with 1M installs can be abused to drop malware 2023/04/12 BleepingComputer — 京セラの Android 印刷アプリに、不適切なインテント処理の脆弱性が存在し、この欠陥を悪用するアプリが、マルウェアを端末にダウンロード/インストールする可能性が生じているあり。JVN (Japanese Vulnerability Notes) のセキュリティ通知によると、この問題は、CVE-2023-25954 として追跡されている。

Xenomorph は最凶のバンキング・トロイの木馬:侵入後の不正送金まで自動化している! 

Latest version of Xenomorph Android malware targets 400 banks 2023/03/10 SecurityAffairs — Android マルウェアである Xenomorph の作者 Hadoken Security Group は、悪意のあるコードを改良し続けている。ThreatFabric の研究者たちが Xenomorph マルウェアを発見した 2022年2月の時点で、Google Play ストア経由での配布が行われ、すでに5万以上のインストールに達していたという。このバンキング・トロイの木馬は、欧州の 56 の銀行を標的とし、顧客のデバイスから機密情報を盗み出すために使用されていた。そのコードの分析により、未実装の機能が存在すること、そして、大量のログが存在することが明らかになり、この脅威の活性化が示唆されている。

SonicWall SMA を攻撃するカスタム・マルウェア:背後にいるのは中国由来の UNC4540 ?

SonicWall SMA appliance infected by a custom malware allegedly developed by Chinese hackers 2023/03/09 SecurityAffairs — UNC4540 として追跡され中国由来とされている脅威アクターが、SonicWall SMA アプライアンスにカスタム・マルウェアを展開したことを、Mandiant の研究者たちが報告した。 このマルウェアは、攻撃者によるユーザー認証情報の窃取を可能にし、ファームウェアのアップグレードによる永続性を実現し、シェルアクセスを提供するとされる。

モバイル・バンキングの脅威:この1年で2倍増した偽装アプリの検出件数

Researchers Discover Nearly 200,000 New Mobile Banking Trojan Installers 2023/02/27 InfoSecurity — サイバー・セキュリティの研究者たちは、2022年に新たに196,476件のモバイル・バンキング型トロイの木馬を発見した。これは、2021年の倍以上の数字となる。この調査結果は、先ほど Kaspersky が公開したレポートで明らかにされ、メールで InfoSecurity と共有された。同社は、「モバイル・バンキング型トロイの数の急増は、過去6年間で報告された中で最も激しいものであり、懸念すべき事態である」と述べている。

InTheBox は Web インジェクション販売業者:バンキング狙いのツール 1,800種類を提供

Over 1,800 Android phishing forms for sale on cybercrime market 2023/02/02 BleepingComputer — ロシアのサイバー犯罪フォーラムで、InTheBox という脅威アクターが宣伝しているのは、銀行/暗号通貨取引所/電子商取引などのアプリから、認証情報や機密データを盗むための Web インジェクション (フィッシング・ウィンドウのオーバーレイ) 1,894 件の商品目録である。このオーバーレイは、多様な Android バンキング・マルウェアと互換性があり、世界の数十カ国で使用されている、主要な犯罪組織が運営するアプリを模倣している。このような悪意のプロダクトが、大量かつ安価に入手できるサイバー犯罪者たちは、マルウェアの開発などに集中することが可能であり、また、さまざまな国々へと攻撃を拡大できる。

Qbot 7%/Emotet 4%/XMRig 3% という調査結果:2022年12月のマルウェア・レポート

Qbot Overtakes Emotet in December 2022’s Most Wanted Malware List 2023/01/16 InfoSecurity — 2022年12月において、野放し状態での悪用が発見されたマルウェアとして、Qbot トロイの木馬が Emotet を追い抜き、世界中の組織の 7% に影響を及ぼしたことが判明した。さらに、ブロックチェーン対応の、トロイの木馬型ボットネットである Grupteba マルウェアが、2022年7月以降において、初めて Top-10 に返り咲いた。この調査結果は、2022年12月の Global Threat Index に発表した Check Point Software Technologies が、電子メールで InfoSecurity と共有したものだ。

BitRAT マルウェアは $20 で使い放題:銀行の顧客情報を悪用するフィッシング・キャンペーン

BitRAT malware campaign uses stolen bank data for phishing 2023/01/03 BleepingComputer — クラウド・セキュリティ企業の Qualys によると、最近のマルウェア・キャンペーンにおける脅威アクターたちは、リモート・アクセス型トロイの木馬 BitRAT に感染させるために、コロンビアの銀行から窃取した顧客情報を、フィッシング・メールのルアーに用いているという。さらに同社は、アクティブなフィッシング攻撃における BitRAT ルアーを調査していたところ、コロンビアの非公開の銀行インフラが、攻撃者により乗っ取られていたことを発見した。

InTheBox というダークウェブ:金融サービスを標的とする Web インジェクションを提供

Darknet’s Largest Mobile Malware Marketplace Threatens Users Worldwide 2022/12/06 TheHackerNews — InTheBox と呼ばれるダークネット・マーケットプレイスの存在を、サイバーセキュリティ研究者たちが明らかにした。このマーケットプレイスは、2020年1月ころから利用されていたと見られている。ここでは、地域ごとに分類された 400 以上のカスタム Web インジェクションが提供されており、独自の攻撃を試みる攻撃者たちが購入できるようになっている。Resecurity は、「自動化を施したサービスにより、ユーザーである攻撃者たちは、モバイル・マルウェアに実装する最新の Web インジェクションを取得できる。この InTheBox は、モバイル・マルウェア用の高品質 Web インジェクションを提供する市場として、最大かつ唯一のものと言えるかもしれない」と述べている。

RatMilad という新種の Android スパイウェア:VPN などを装い企業ユーザーを狙う

Experts Warn of New RatMilad Android Spyware Targeting Enterprise Devices 2022/10/05 TheHackerNews — RatMilad と呼ばれる新種の Android マルウェアが、VPN/電話帳を装うアプリとして、中東のエンタープライズ・モバイル・デバイスを標的としていることが確認された。Zimperium が TheHackerNews と共有したレポートによると、このモバイル型トロイの木馬は、感染したモバイル・エンドポイントから各種データを収集/流出させるコマンドを、受信/実行する機能を持つ高度なスパイウェアとして機能するとのことだ。

Google Play に侵入/潜伏する SharkBot:狙いはバンキング・ログイン情報の窃取

SharkBot malware sneaks back on Google Play to steal your logins 2022/09/04 BleepingComputer — マルウェア SharkBot の新バージョン/アップグレード版が Google Play ストアに復活し、数万回インストールされているアプリを介して、Android ユーザーのバンキング・ログイン情報を狙っていることが判明した。 このマルウェアは2つの Android アプリに存在し、Google の自動審査に提出された時点では、悪意のコードは含まれていなかった。ただし、ユーザーがドロッパー・アプリをインストールし起動した後に発生するアップデートで、SharkBot が追加されていたという。

FluBot がテイクダウン:FedEx/DHL 追跡アプリを装うマルウェアを確認しよう

FluBot Android Spyware Taken Dwn in Global Law Enforcement Operation 2022/06/01 TheHackerNews — 今回の国際的な法執行活動に参加した 11カ国により、FluBot と呼ばれるモバイル・マルウェアの脅威は取り除かれた。欧州警察機構 (Europol) は「この Android マルウェアは、SMS を介して積極的に拡散され、世界中の感染したスマートフォンから、パスワードやオンライン・バンキングの詳細などの、機密情報が盗み出された」と声明で述べている。この複雑な捜査には、オーストラリア/ベルギー/フィンランド/ハンガリー/アイルランド/ルーマニア/スペイン/スウェーデン/スイス/オランダ/米国などの各当局が関与している。

Cyber Warfare

ウクライナに関連するポストを時系列で整理したページです。2021年12月ころから、ロシアとの緊張が高まり始め、このブログでも、それを意識しながらニュースを選ぶようにしてきました。残念ながら、2月24日に侵攻が始まってしまいましたが、それ以前から、サイバー空間での戦いは始まっていました。今後も、ウクライナ関連のポストは、ここにリンクを貼っていくようにします。 2022年夏のまとめとして、お勧めします。タニワキコラムさんのウクライナ侵攻とデジタル技術 ーーーーー 2023/06/07 InfoSecurityPowerDrop は新種の PowerShell マルウェア:米国の航空宇宙産業を攻撃している 2023/06/02 InfoSecurityPostalFurious フィッシング・ギャングは中国由来:洗練された手法で UAE を狙っている 2023/06/01 SecurityWeekiOS の iMessage を侵害するゼロクリック攻撃:ロシアが米情報機関を非難している 2023/05/31 TheHackerNewsRomCom RAT と Void Rabisu の関連性:サイバー犯罪と APT 攻撃の境界線は曖昧? 2023/05/24 SecurityWeekVolt Typhoon という中国の APT:グアムの重要インフラへの攻撃を Microsoft が検知 2023/05/23 BleepingComputerドイツの兵器メーカー Rheinmetall にランサムウェア攻撃:BlackBasta が犯行を主張 2023/05/18 InfoSecurity中国 – 台湾の緊張関係とサイバー戦争:PlugX マルウェアを仕込んだフィッシング攻撃が激化 2023/05/17 SecurityWeekNATO サイバー防衛ハブ:ウクライナ/アイスランド/アイルランド/日本が加入 2023/05/10 TheHackerNewsSnake はロシア FSB 由来:米政府が無効化した最強のスパイツールとは? 2023/04/20 BleepingComputerロシアからのフィッシング攻撃:約6割がウクライナに集中 – Google TAG 調査 2023/03/21 … Continue reading “Cyber Warfare”

Apple iOS 15.0.2 緊急アップデート:ゼロデイのコマンド実行脆弱性が FIX

Emergency Apple iOS 15.0.2 update fixes zero-day used in attacks 2021/10/11 BleepingComputer — Apple は、iOS 15.0.2/iPadOS 15.0.2 をリリースし、iPhone や iPad を標的とした攻撃で活発に悪用されている、ゼロデイ脆弱性を修正した。この脆弱性は、CVE-2021-30883 として追跡されている、IOMobileFrameBuffer における重要なメモリ破壊バグであり、脆弱なデバイス上のアプリケーションによる、カーネル権限でのコマンド実行を許してしまう。したがって、この脆弱性を悪用する脅威アクターによる、データの窃取や、さらなるマルウェアをインストールが実行される可能性が生じる。

Facebook アカウントをハッキングする新手の Android マルウェアに注意!

Beware! New Android Malware Hacks Thousands of Facebook Accounts 2021/08/09 TheHackerNews — Google Play Store やサードパーティ・アプリストアで配布された、不正なアプリを介して新しい Android トロイの木馬が、少なくとも 144カ国 1万人以上のユーザーの Facebook アカウントを、2021年3月以降に侵害していることが判明した。

Black Hat キーノート:モバイル上のゼロデイ・マルウェア駆逐が必須

Black Hat Keynote: Mobile Platforms ‘Actively Obstructing’ Zero-Day Malware Hunters 2021/08/04 SecurityWeek — 著名なセキュリティ専門家である Matt Tait は、水曜日に開催された Black Hat アニュアル・カンファレンスの冒頭で、急増するモバイル端末のゼロデイ攻撃やサプライチェーン攻撃に対処するため、プラットフォーム・ベンダーに対して、大幅な技術変更を要求した。Google Project Zero や、英国情報機関 GCHQ ににも、研究者として所属していた経験を持つ Tait は、現在進行中のゼロデイ攻撃に対応するために、モバイル・プラットフォームはデバイス上での観察能力 (on-device observability) の向上を、早急に実現する必要があると述べた。