Spring Boot Actuator のミスコンフィグ:クラウド環境に生じる隠れたリスクとは?

Spring Boot Actuator Misconfigurations: The Hidden Security Risks in Cloud Environments

2024/12/17 SecurityOnline — Spring Boot Actuator の深刻なミスコンフィグにより、機密データが露出し、クラウド環境でリモート・コード実行 (RCE) が生じると、Wiz Threat Research の最新レポートが警告している。クラウド・デプロイメントの 60% 以上において、Spring Boot Actuator が活用されているため、適切なセキュリティ対策を実装しない限り、数多くのユーザー組織が危険にさらされ続ける。

Continue reading “Spring Boot Actuator のミスコンフィグ:クラウド環境に生じる隠れたリスクとは?”

AMD SEV の BadRAM 脆弱性 CVE-2024-21944 が FIX:メモリ領域への不正アクセスの可能性

BadRAM Vulnerability (CVE-2024-21944): Researchers Uncover Security Flaw in AMD SEV

2024/12/11 SecurityOnline — AMD の Secure Encrypted Virtualization (SEV) に存在する、脆弱性 CVE-2024-21944 (別名:BadRAM) が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、SEV の保護を回避して、暗号化されたメモリ領域にアクセスする可能性を手にする。その結果として整合性が損なわれ、クラウド環境の機密データが危険にさらされるという。

Continue reading “AMD SEV の BadRAM 脆弱性 CVE-2024-21944 が FIX:メモリ領域への不正アクセスの可能性”

AWS のミスコンフィグを狙うハッカーたち:分業化された犯罪シンジケートの存在

Hackers Exploit AWS Misconfigurations in Massive Data Breach

2024/12/10 InfoSecurity — ハッキング・グループ Nemesis/ShinyHunters と関連付けられる大規模なサイバー攻撃は、不適切にコンフィグレーションされた公開 Web サイトの脆弱性を悪用するものであり、顧客情報/インフラの認証情報/独自のソースコードといった、機密データの漏洩につながっている。独立系サイバー・セキュリティ研究者である Noam Rotem と Ran Locar によると、Amazon Web Services (AWS) の IP レンジ内で攻撃者たちは、脆弱なエンドポイントを標的とする大規模なインターネット・スキャンを組織化していたという。

Continue reading “AWS のミスコンフィグを狙うハッカーたち:分業化された犯罪シンジケートの存在”

クラウド・セキュリティ時代の新たな幕開け:AWS re:Invent 2024 で発表されたのは?

Vendors Unveil New Cloud Security Products, Features at AWS re:Invent 2024

2024/12/03 SecurityWeek — Amazon Web Services (AWS) と複数のベンダーが、AWS 主催の すre:Invent 2024 カンファレンスで発表したのは、新しいクラウド・セキュリティの製品と機能である。AWS によるアナウンスは、ユーザー組織に対して迅速かつ効果的なセキュリティ管理機能を提供する、インシデント・レスポンス・サービスの開始に関するものである。

Continue reading “クラウド・セキュリティ時代の新たな幕開け:AWS re:Invent 2024 で発表されたのは?”

AWS 立ち上げたインシデント・レスポンス・サービス:AWS CIRT が 24時間/365日サポート

AWS Launches Incident Response Service

2024/12/02 SecurityWeek — 12月1日 (月) に AWS が発表したのは、迅速かつ効果的なセキュリティ・インシデント管理機能を、ユーザー組織に提供する新たなサービスである。AWS によると、この新しいセキュリティ・インシデント・レスポンスは、Amazon GuardDuty および、統合されたサードパーティ検出ソリューションからのセキュリティシグナルを、AWS Security Hub クラウド・セキュリティ・ポスチャ管理サービスを通じて、自動的に隔離/分析するものだという。

Continue reading “AWS 立ち上げたインシデント・レスポンス・サービス:AWS CIRT が 24時間/365日サポート”

Microsoft クラウドで発見/修正された3件の脆弱性:それぞれに CVE が採番された

Microsoft Patches Exploited Vulnerability in Partner Network Website

2024/11/28 SecurityWeek — 11月28日 (火) に Microsoft がユーザーに公表したのは、Cloud/AI などのサービスに影響を及ぼす脆弱性の、修正および悪用に関する通知である。同社は、Azure/Copilot Studio/Partner Network Web Site の脆弱性を修正したが、ユーザーを・サイドで行うべきことはなく、透明性のためだけに CVE 識別子とアドバイザリが公開された。

Continue reading “Microsoft クラウドで発見/修正された3件の脆弱性:それぞれに CVE が採番された”

Microsoft Power Pages のミスコンフィグ:深刻なデータ漏洩が発生している

Microsoft Power Pages Misconfiguration Leads to Data Exposure

2024/11/14 InfoSecurity — ローコード SaaS Web プラットフォーム Microsoft Power Pages 内のミスコンフィグにより、深刻なデータ漏洩が発生している。AppOmni の新しいブログ投稿によると、過剰なアクセス権限を付与するユーザー組織では、PII (personally identifiable information) を取り込んだ機密データが、適切な権限を持たないユーザーに公開されるリスクが生じている。

Continue reading “Microsoft Power Pages のミスコンフィグ:深刻なデータ漏洩が発生している”

Google Cloud の新たな取組:クラウド脆弱性に対する CVE の割り当てを開始

Google Cloud to Assign CVEs to Critical Vulnerabilities 

2024/11/13 SecurityWeek — Google Cloud が 11月12日に発表した新たな取組みは、今後においては自社のクラウド・サービスで発見された重大な脆弱性に対して、CVE 識別子を割り当てるというものであり、パッチ適用などの対応が、ユーザーにとって不要な場合であっても、徹底されるというものだ。そのため、今後において CVE が割り当てられた、Google Cloud の重大な脆弱性については、Google Cloud Security Bulletins ページにアドバイザリが公開されることになる。

Continue reading “Google Cloud の新たな取組:クラウド脆弱性に対する CVE の割り当てを開始”

Active Directory のポスト・エクスプロイトを列挙する:Cable はパワフルな OSS ツール

Cable: Open-Source, Powerful Tool for Active Directory Post-Exploitation and Enumeration

2024/11/05 SecurityOnline — Active Directory (AD) は、依然としてエンタープライズ環境のコア コンポーネントであり、その脆弱性を理解することは、攻撃者と防御者の双方にとって重要である。そこに登場した Cable は、Active Directory 環境の悪用方法を列挙するために設計された、合理的なオープンソースのポスト・エクスプロイト・ツールである。.NET で作成された Cable は、セキュリティ・プロフェッショナルに対して提供するのは、AD のセキュリティ態勢のチェック方式であり、また、制御された環境で権限昇格戦術を実行するための各種の悪意の手法である。

Continue reading “Active Directory のポスト・エクスプロイトを列挙する:Cable はパワフルな OSS ツール”

Google Cloud における MFA の強制:最終フェーズは 2025 年末に完了の予定

Google Cloud to make MFA mandatory by the end of 2025

2024/11/05 BleepingComputer — Google が発表したのは、2025 年末までに、すべてのクラウド・アカウントで多要素認証 (MFA) を必須にし、セキュリティを強化するという方針である。Google Cloud は、クラウドでのアプリケーションとインフラの構築/展開/管理を、企業/開発者/IT チームが容易に実現するための製品である。新たに発表された MFA の展開は、管理者および Google Cloud サービスにアクセスする全ユーザーにとって必須となるが、一般のコンシューマ向けの Google アカウントには影響しない。

Continue reading “Google Cloud における MFA の強制:最終フェーズは 2025 年末に完了の予定”

Whispr は OSS の Secret Vault 操作ツール:AWS や Azure などに対応

Whispr: Open-source multi-vault secret injection tool

2024/11/04 HelpNetSecurity — Whispr はオープンソースの CLI ツールであり、AWS Secrets Manager や Azure Key Vault などの secret vaults から、各種のアプリケーション環境へと、シークレットを安全かつ直接に注入するように設計されている。それにより、機密情報のシームレスな管理と、ローカル・ソフトウェアのセキュア開発が強化される。

Continue reading “Whispr は OSS の Secret Vault 操作ツール:AWS や Azure などに対応”

Halberd はマルチクラウド対応のセキュリティ・テストツール:Entra ID/AWS/M365/Azure をサポート

Halberd: Your Swiss Army Knife for Multi-Cloud Security Testing

2024/11/04 SecurityOnline — 企業がクラウドに移行するにつれて、多様なクラウド・プラットフォームをまたがる形で、堅牢なセキュリティを維持することが最重要となってきた。以下に紹介するのは、最先端のマルチクラウド・セキュリティ・テストツール Halberd である。このツールは、組織による防御を、積極的に評価するように設計されている。Halberd のユーザー・フレンドリなインターフェイスにより、企業によるシミュレートが可能になるのは、Entra ID/M365/Azure/AWS などにおける実際の攻撃シナリオであり、また、クラウド・セキュリティ検証への一貫したアプローチも提供される。

Continue reading “Halberd はマルチクラウド対応のセキュリティ・テストツール:Entra ID/AWS/M365/Azure をサポート”

新たな犯罪グループ EMERALDWHALE:Git コンフィグ・ファイルからクラウド認証情報を窃取

EMERALDWHALE Operation Exposes Over 15,000 Cloud Credentials in Widespread Git Exploit

2024/10/31 SecurityOnline — 世界規模の犯罪組織 EMERALDWHALE が、Git の無防備なコンフィグ・ファイルを悪用し、15,000件以上のクラウド認証情報を盗み出していることが、Sysdig の  Threat Research Team (TRT) により発見された。Sysdig TRT のレポートでは、認証情報を漏洩させる大量のミスコンフィグが存在するという、憂慮すべき Web サーバの状況が指摘されている。それらのミスコンフィグは、何千ものプライベート・リポジトリに影響を与え、1つのアカウントが侵害されるごとに、数多くの被害者に損失を与える可能性があるものだ。

Continue reading “新たな犯罪グループ EMERALDWHALE:Git コンフィグ・ファイルからクラウド認証情報を窃取”

ServiceNow の脆弱性 CVE-2024-8923/8924 が FIX:サンドボック・エスケープ

ServiceNow Patches Critical Sandbox Escape Vulnerability – CVE-2024-8923 (CVSS 9.8)

2024/10/30 SecurityOnline — 先日にエンタープライズ向けのクラウド・プラットフォーム ServiceNow は、Now Platform を使用する組織に深刻なリスクをもたらす可能性のある、2つの深刻な脆弱性 CVE-2024-8923/CVE-2024-8924 に対処した。これらの脆弱性を悪用する攻撃者は、不正なリモート・アクセスや、機密データの流出を達成し、このプラットフォームの整合性が損なわれる可能性が生じる。

Continue reading “ServiceNow の脆弱性 CVE-2024-8923/8924 が FIX:サンドボック・エスケープ”

悪意の RDP コンフィグを展開するロシアの Midnight Blizzard:Microsoft と AWS が警告

Russian hackers deliver malicious RDP configuration files to thousands

2024/10/30 HelpNetSecurity — ロシア対外情報局 (SVR) と関連があるとされる、サイバースパイ集団の Midnight Blizzard は、署名された RDP コンフィグ・ファイルを取り込んだフィッシング・メールで、政府/学術/防衛/NGO 関係者を標的にしている。Microsoft の脅威アナリストたちは、「Midnight Blizzard のスピアフィッシング・キャンペーンに関する以前の調査に基づけば、この作戦の目的は、おそらく情報収集であると推測される」と述べている。

Continue reading “悪意の RDP コンフィグを展開するロシアの Midnight Blizzard:Microsoft と AWS が警告”

Apple の Private Cloud Compute:セキュリティとプライバシーの保護を強化

Apple Opens Private Cloud Compute for Public Security Inspection 

2024/10/24 SecurityWeek — Apple は新しいツールを導入し、VRE (Virtual Research Lab) を立ち上げることで、Private Cloud Compute 技術に関するセキュリティとプライバシーの情報を、最新の iPhone に統合するという。それにより、さまざまな見解が一般に公開され、検査/検証が推進される。同社は、「Apple Intelligence AI が搭載される機能の内側に、このツールによりデータが保持され、検証可能な透明性の提供が約束される」と述べている。

Continue reading “Apple の Private Cloud Compute:セキュリティとプライバシーの保護を強化”

ScienceLogic EM7 の脆弱性 CVE-2024-9537 とインシデント:CISA KEV にも登録

CVE-2024-9537 (CVSS 9.8): Critical Zero-Day in ScienceLogic EM7 Leads to Rackspace Security Incident

2024/10/21 SecurityOnline — 大手クラウド・プロバイダー Rackspace が発表したのは、ScienceLogic EM7 (SL1) モニタリング・プラットフォームにバンドルされた、サードパーティ製ユーティリティで発見されたゼロデイ脆弱性に関連するセキュリティ・インシデントである。この脆弱性は、CVE-2024-9537 (CVSS 9.8) として特定されており、リモート・コードの実行と、機密データへの不正アクセスを許すものとされる。

Continue reading “ScienceLogic EM7 の脆弱性 CVE-2024-9537 とインシデント:CISA KEV にも登録”

クラウドにおける長期的に有効な認証情報:ユーザー組織の 46% が抱える問題とは?

Half of Organizations Have Unmanaged Long-Lived Cloud Credentials

2024/10/21 InfoSecurity — Datadog の State of Cloud Security 2024 レポートによると、ユーザー組織の 46% が、クラウド・サービスで長期的に有効な認証情報を持つ、管理されていないユーザーを抱えており、データ侵害のリスクが高まっているという。長期間において有効な認証情報とは、クラウド内の認証トークン/キーによる、長期間にわたるアクセスを認めるものである。したがって、長期的に有効な認証情報に対しては、攻撃者が侵害に長い時間を費やすことが可能になり、クラウド侵害の主要な原因となっている。

Continue reading “クラウドにおける長期的に有効な認証情報:ユーザー組織の 46% が抱える問題とは?”

Trend Micro Cloud Edge の脆弱性 CVE-2024-48904 (CVSS 9.8) が FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2024-48904 (CVSS 9.8): Critical Command Injection Vulnerability in Trend Micro Cloud Edge

2024/10/16 SecurityOnline — Trend Micro が発表したのは、Cloud Edge アプライアンスに存在する、深刻なコマンド・インジェクション脆弱性についてユーザーに警告する、緊急セキュリティ情報である。この脆弱性 CVE-2024-48904 (CVSS:9.8) の悪用に成功した、リモート攻撃者は認証を必要とすることなく、影響を受けるデバイス上での任意のコード実行の可能性を得る。

Continue reading “Trend Micro Cloud Edge の脆弱性 CVE-2024-48904 (CVSS 9.8) が FIX:直ちにアップデートを!”

Apache CloudStack の脆弱性 CVE-2024-45219 などが FIX:直ちにアップデートを!

Apache CloudStack Patches Critical Security Flaws in Latest Release

2024/10/16 SecurityOnline — IaaS (Infrastructure-as-a-Service) クラウドの構築/管理に使用される、人気のオープンソース・プラットフォーム Apache CloudStack の、 LTS セキュリティ・リリース 4.18.2.4/4.19.1.2 が公表された。このリリースでは、4件のセキュリティ脆弱性が対処されているが、そのうちの2件の深刻度は Important と評価されている。

Continue reading “Apache CloudStack の脆弱性 CVE-2024-45219 などが FIX:直ちにアップデートを!”

JAXA のデータ侵害:宇宙および防衛に関する機密データが流出

JAXA Cyberattack: Hackers Breach Accounts of Top Officials, Exposing Sensitive Space and Defense Data

2024/10/09 SecurityOnline — 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が明らかにしたのは、巧妙なサイバー攻撃を受け、山川宏理事長や4人の理事を含む、上級役員のアカウントが乗っ取られたことだ。2023年6月以降に同機関は、4回に及ぶ広範なサイバー攻撃を受けているが、その一部として今回の侵害があると、朝日新聞の英字版は報じている

Continue reading “JAXA のデータ侵害:宇宙および防衛に関する機密データが流出”

Critical NVIDIA Container Toolkit の脆弱性:パブリック・クラウドの 33% に影響

Critical NVIDIA Container Toolkit flaw could allow access to the underlying host

2024/09/30 SecurityAffairs — NVIDIA Container Toolkit に存在する深刻な脆弱性 CVE-2024-0132 (CVSS スコア 9.0) により、コンテナ・エスケープを達成した攻撃者が、基盤となるホストへの完全にアクセスを得る可能性が生じている。この脆弱性は Time-of-check Time-of-Use (TOCTOU) に起因するものであり、NVIDIA Container Toolkit バージョン 1.16.1 未満に影響を及ぼすものだ。

Continue reading “Critical NVIDIA Container Toolkit の脆弱性:パブリック・クラウドの 33% に影響”

新規の脅威アクター Storm-0501:オンプレからクラウドに侵入して Microsoft 365 アカウントを狙う

Ransomware attackers hop from on-premises systems to cloud to compromise Microsoft 365 accounts

2024/09/30 HelpNetSecurity — RaaS (ransomware-as-a-service) 組織の1つである Storm-0501 が、標的のクラウドとオンプレミスの環境を侵害していることが確認された。9月26日に公開したブログで Microsoft は 、「最新の脅威アクターである Storm-0501 は、企業のオンプレミス環境からクラウド環境へと移動するために、脆弱な認証情報や過剰な特権のアカウントを悪用していることが確認された。彼らは認証情報を盗み、それを使ってネットワークを制御し、最終的にクラウド環境への持続的なバックドア・アクセスを確立する。そして、オンプレミスにランサムウェアを展開していた」と詳述している。

Continue reading “新規の脅威アクター Storm-0501:オンプレからクラウドに侵入して Microsoft 365 アカウントを狙う”

Dragonfly2 の脆弱性 CVE-2023-27584 が FIX:ハードコードされた暗号化キーによる Admin 侵害

Critical Dragonfly2 Flaw CVE-2023-27584: Hardcoded Key Threatens Admin Access

2024/09/22 SecurityOnline — Peer-to-Peer (P2P) をベースとするファイル配信システムを、オープンソースとして提供する Dragonfly2 に、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2023-27584 (CVSS:9.8) が発見された。この脆弱性は、認証プロセスで使用される、ハードコードされた暗号化キーに起因するものであり、管理者権限での不正アクセスも許してしまうため、システムへの攻撃の可能性が生じる。

Continue reading “Dragonfly2 の脆弱性 CVE-2023-27584 が FIX:ハードコードされた暗号化キーによる Admin 侵害”

Red Hat OpenShift の重大な脆弱性 CVE-2024-45496/7387 が FIX:直ちにアップデートを!

Critical Flaws in Red Hat OpenShift: CVE-2024-45496 (CVSS 9.9) & CVE-2024-7387 (CVSS 9.1)

2024/09/17 SecurityOnline — ハイブリッド・クラウド・プラットフォームである Red Hat OpenShift に、2つの重大な脆弱性が発見された。同ツールは、その堅牢なセキュリティ機能で知られ、Global Fortune 500 の大部分を含む 3,000社以上の顧客から支持を得ている。OpenShift Container Platform のビルドプロセスを標的とする攻撃者に、これらの脆弱性 CVE-2024-45496/CVE-2024-7387 が悪用されると、任意のコマンド実行を許すことになり、影響を受けるノードでの権限昇格の可能性が生じる。

Continue reading “Red Hat OpenShift の重大な脆弱性 CVE-2024-45496/7387 が FIX:直ちにアップデートを!”

GCP Composer の RCE 脆弱性が FIX:依存関係を撹乱させる CloudImposer とは?

Google Fixes GCP Composer Flaw That Could’ve Led to Remote Code Execution

2024/09/16 TheHackerNews — Google Cloud Platform (GCP) Composer に発見された深刻なセキュリティ脆弱性は、サプライチェーン攻撃の手法である “Dependency Confusion” (依存関係かく乱) により、クラウド・サーバ上でのリモート・コード実行を攻撃者に許すものだ。この脆弱性には、 CloudImposer というコードネームが、Tenable Research により付けられている。Tenable のセキュリティ研究者である Liv Matan は、「この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Google Cloud Composer の各パイプライン・オーケストレーション・ツールにあらかじめインストールされている、内部ソフトウェアの依存関係を乗っ取りが可能になると推測される」と説明している。

Continue reading “GCP Composer の RCE 脆弱性が FIX:依存関係を撹乱させる CloudImposer とは?”

Fortinet のデータ侵害:Fortibitch が 440GB のファイルを盗んだと主張

Fortinet confirms data breach after hacker claims to steal 440GB of files

20224/09/12 BleepingComputer — Fortinet の Microsoft Sharepoint サーバから、 脅威アクターが 440GB のファイルを盗んだと主張したことを受けて、同社はデータ侵害の発生を認めた。Fortinet は、ファイアウォール/ルーター/VPN デバイスなどのセキュアなネットワーク製品を販売しており、SIEM/ネットワーク管理/EDR および XDRソリューション/コンサルティング・サービスなども提供している。

Continue reading “Fortinet のデータ侵害:Fortibitch が 440GB のファイルを盗んだと主張”

Centreon の複数の脆弱性が FIX:深刻なSQL インジェクションが発生する恐れ

Centreon Issues Critical Security Update: SQL Injection Vulnerabilities Threaten IT Monitoring

2024/08/26 SecurityOnline — OSS として提供され、広く利用されている監視ソリューション Centreon Web インターフェイスに、複数の SQL インジェクション脆弱性が存在することが判明した。それらの脆弱性である CVE-2024-32501/CVE-2024-33852/CVE-2024-33853/CVE-2024-33854/CVE-2024-5725/CVE-2024-39841 が悪用されると、IT インフラ監視を Centreon に依存している組織にとって深刻なリスクが生じる。一連の脆弱性における CVSS スコアは 8.8〜 9.1 と高いため、パッチ適用を急ぐ必要がある。

Continue reading “Centreon の複数の脆弱性が FIX:深刻なSQL インジェクションが発生する恐れ”

AWS ALB を使用するアプリを狙う ALBeast 攻撃:多くのユーザーが危険に晒されている

Thousands of Apps Using AWS ALB Exposed to Attacks Due to Configuration Issue

2024/08/21 SecurityWeek — 認証において AWS の Application Load Balancer (ALB) を使用している 15,000ものアプリが、攻撃に対して脆弱である可能性があると、アプリケーション・セキュリティ企業の Miggo が明らかにした。この Miggo が ALBeast と命名した攻撃に対する AWS の反論は、ALB 自体の脆弱性ではなく、コンフィグに起因する問題だというものだ。

Continue reading “AWS ALB を使用するアプリを狙う ALBeast 攻撃:多くのユーザーが危険に晒されている”

Microsoft Copilot Studio の脆弱性 CVE-2024-38206:深刻な情報漏洩を修正

Experts disclosed a critical information-disclosure flaw in Microsoft Copilot Studio

2024/08/21 SecurityAffairs — Microsoft の Copilot Studio に影響を及ぼす、深刻な SSRF (Server-Side Request Forgery) の脆弱性 CVE-2024-38206 (CVSS:8.5) が、研究者たちにより公表された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密情報への不正アクセスの機会を手にする。Microsoft のアドバイザリには、「認証された攻撃者であれば、Microsoft Copilot Studio の SSRF 保護を回避し、ネットワーク経由で機密情報を漏えいさせることが可能だ」と記されている。

Continue reading “Microsoft Copilot Studio の脆弱性 CVE-2024-38206:深刻な情報漏洩を修正”

Oracle NetSuite SuiteCommerce のミスコンフィグ:数千サイトの顧客データが危険に晒される

Thousands of Oracle NetSuite E-Commerce Sites Expose Sensitive Customer Data

2024/08/17 DarkReading — Oracle NetSuite の ERP (enterprise resource planning) プラットフォーム SuiteCommerce で発見された、数千の Web サイトに影響を及ぼす広範なミスコンフィグレーションにより、機密性の高い顧客データが不正アクセスの危機に晒されている。この問題を明らかにしたセキュリティ会社の AppOmni は、eコマースをサポートするために NetSuite を使用している多くの企業が、CRT (Custom Record Type) に対するアクセス制御のミスコンフィグにより、顧客データへの不正アクセスを許していると指摘している。これらの CRT には、個人の住所や電話番号などの重要なデータが保存されており、サイバー犯罪者にとって格好の標的になっている。

Continue reading “Oracle NetSuite SuiteCommerce のミスコンフィグ:数千サイトの顧客データが危険に晒される”

Azure サインインにおける MFA の義務化:2024年10月の Phase_1 からスタート!

Microsoft Mandates MFA for All Azure Sign-Ins

2024/08/16 InfoSecurity — Microsoft の発表は、すべての Azure サインインに、多要素認証 (MFA) を義務付けるというものだ。ユーザーの選択は、Microsoft Entra を通じて提供される、複数の MFA オプションからニーズに合わせて行われる。以下は、その一例である:

  • Microsoft Authenticator による、プッシュ通知/生体認証/ワンタイムパスコードを使用する、モバイル・アプリからのサインイン承認。
  • Fast Identity Online (FIDO) 標準をサポートする、外部 USB 近距離無線通信 (NFC) などの外部セキュリティ・キーを使用する、ユーザー名/パスワードを必要としないFIDO2 セキュリティ・キーによるサインイン承認。
  • 個人認証 (PIV : personal identity verification) および、共通アクセスカード (CAC : common access card) を用いた、フィッシングに強い証明書ベースの MFA 実施。
  • Microsoft Authenticator を使用する Passkeys の提供。
  • SMS/Voice による承認
Continue reading “Azure サインインにおける MFA の義務化:2024年10月の Phase_1 からスタート!”

“.env”ファイルを悪用したクラウド・ストレージへの侵入:身代金が請求されるケースも – Unit42

Hide yo environment files! Or risk getting your cloud-stored data stolen and held for ransom

2024/08/15 HelpNetSecurity — 組織のクラウドストレージ・コンテナに侵入する、サイバー犯罪者たちが、機密データを流出させている。そのうちの、いくつかのケースでは、盗み出したデータを公開/売却を引き換えに、被害組織から身代金が支払われている。Palo Alto Networks Unit42 のレポートには、「このキャンペーンの背後にいる攻撃者は、おそらく大規模な自動化技術を活用し、迅速なオペレーションによる成功を得ている」と記されている。

Continue reading ““.env”ファイルを悪用したクラウド・ストレージへの侵入:身代金が請求されるケースも – Unit42″

GitHub の新たな攻撃ベクター:Google/Microsoft/AWS などのプロジェクトをクラック – Unit 42 調査

GitHub Attack Vector Cracks Open Google, Microsoft, AWS Projects

2024/08/14 DarkReading — Google/Microsoft/Amazon Web Services などが所有する、GitHub オープンソース・プロジェクトに影響を与える攻撃ベクターが、Palo Alto Networks の Unit 42 により発見された。Unit 42 の主任研究者である Yaron Avital は、グローバル企業が所有する知名度の高いオープンソース・プロジェクトに対しても、この攻撃は有効であると言う。それらのプロジェクトが侵害されると、何百万もの消費者に影響を及ぶ可能性があると、 8月13日に発表されたブログで、彼は述べている。

Continue reading “GitHub の新たな攻撃ベクター:Google/Microsoft/AWS などのプロジェクトをクラック – Unit 42 調査”

AWS 製品の脆弱性 Bucket Monopoly:Shadow Resource という攻撃ベクターを許してしまう

Experts Uncover Severe AWS Flaws Leading to RCE, Data Theft, and Full-Service Takeovers

2024/08/09 TheHackerNews — Amazon Web Services (AWS) 製品群に複数の重大な脆弱性が存在することが、サイバー・セキュリティ研究者たちにより発見された。クラウド・セキュリティ企業の Aqua は、「2024年2月の時点で、6つの AWS サービスに深刻な脆弱性が発見された。これらの脆弱性が悪用されると、リモート・コード実行/フルサービス・ユーザーの乗っ取り (攻撃者が管理アクセスを獲得する可能性)/AI モジュールの操作/機密データの漏えい/データ流出/DoS 攻撃などにつながる可能性がある」と、The Hacker Newsと共有した詳細なレポートで述べている。

Continue reading “AWS 製品の脆弱性 Bucket Monopoly:Shadow Resource という攻撃ベクターを許してしまう”

Elastic Kibana の脆弱性 CVE-2024-37287 (CVSS 9.9) が FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2024-37287 (CVSS 9.9): Urgent Kibana Patch for Severe Security Vulnerability

2024/08/06 SecurityOnline — Elastic Team は、人気の OSS データ可視化/探索ツール Kibana に対する、重要なセキュリティ・アップデートを発表した。このアップデートは、プロトタイプ汚染の脆弱性 CVE-2024-37287 (CVSS:9.9) に対処したものだ。この欠陥が悪用されると、攻撃者に任意のコードを実行される可能性があり、Kibana の自己管理およびクラウドベース・インスタンスに重大なリスクがもたらされる。

Continue reading “Elastic Kibana の脆弱性 CVE-2024-37287 (CVSS 9.9) が FIX:直ちにアップデートを!”

AWS が Mithra ニューラル・ネットワークを導入:悪意のドメインを予測/ブロック

AWS Deploying ‘Mithra’ Neural Network to Predict and Block Malicious Domains

2024/08/05 SecurityWeek — クラウド・コンピューティング大手の AWS が発表したのは、同社のインフラ内を徘徊する悪意のドメインを短時間で排除するための、巨大なニューラル・ネットワーク・グラフ・モデルの活用であり、35億のノードと 480億のエッジが検索の対象になるという。この AWS 独自のシステムは、神話の太陽神の名前にちなんで “Mithra” と命名されている。そこでは、脅威インテリジェンスに対応するアルゴリズムが用いられ、AWS の広大なインフラに浮遊する悪意のドメインを特定するために設計された、評価スコアリング・システムが提供される。

Continue reading “AWS が Mithra ニューラル・ネットワークを導入:悪意のドメインを予測/ブロック”

Microsoft Azure の新たな問題:DDoS と内部エラーによる大規模障害が発生

Double Trouble: DDoS and Internal Errors Cause Major Microsoft Azure Outage

2024/07/30 SecurityOnline — 7月29日に、クラウド・コンピューティング・サービス Microsoft Azure に障害が発生した。周知のとおり、大量のユーザーを抱える Microsoft 365 も Microsoft Azure 上で稼働しているため、OneDrive/Outlook などの Microsoft 365 の全サービスが、この障害の影響を受けることになった。

Continue reading “Microsoft Azure の新たな問題:DDoS と内部エラーによる大規模障害が発生”

Spring Cloud Data Flow の脆弱性 CVE-2024-37084 (CVSS:9.8) が FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2024-37084 (CVSS 9.8): Remote code execution in Spring Cloud Data Flow

2024/07/25 SecurityOnline — Cloud Foundry と Kubernetes 環境でマイクロサービス・ベースとして使用される、ストリーミング/バッチデータの処理プラットフォーム Spring Cloud Data Flow の、脆弱性 CVE-2024-37084 (CVSS:9.8) に関するセキュリティ・アドバイザリが公開された。

Continue reading “Spring Cloud Data Flow の脆弱性 CVE-2024-37084 (CVSS:9.8) が FIX:直ちにアップデートを!”

Apache CloudStack の脆弱性 CVE-2024-41107 が FIX:不正アクセスの恐れ

CVE-2024-41107: Apache CloudStack Vulnerability Exposes User Accounts to Compromise

2024/07/21 SecurityOnline — Apache Software Foundation が発表したのは、OSS のクラウド・コンピューティング・プラットフォーム Apache CloudStack に存在する、深刻な脆弱性 CVE-2024-41107 に関するセキュリティ・アドバイザリである。この脆弱性は SAML 認証のメカニズムに影響するものであり、その悪用に成功した攻撃者が認証バイパスを許し、ユーザーのアカウントやリソースへの不正アクセスにいたる恐れが生じる。

Continue reading “Apache CloudStack の脆弱性 CVE-2024-41107 が FIX:不正アクセスの恐れ”

AWS Client VPN の脆弱性 CVE-2024-30164/30165 が FIX:早急なアップデートを!

AWS Security Update: CVE-2024-30164 and CVE-2024-30165 Flaws Found in Client VPN

2024/07/21 SecurityOnline — AWS が発表したのは、同社の Client VPN サービスに存在する、2つの脆弱性に関するセキュリティ・アドバイザリである。これらの脆弱性 CVE-2024-30164/CVE-2024-30165 を悪用する、ユーザー・デバイスにアクセス可能な攻撃者は、管理者権限などへの昇格を達成し、その権限で任意のコマンドを実行する可能性を手にする。

Continue reading “AWS Client VPN の脆弱性 CVE-2024-30164/30165 が FIX:早急なアップデートを!”

AT&T で発生したデータ侵害:Snowflake データベースからデータが漏えいが原因

AT&T Breach Linked to American Hacker, Telecom Giant Paid $370k Ransom: Reports

2024/07/15 SecurityWeek — 先日に公表された、AT&T で発生したデータ流出は、トルコ在住のアメリカ人ハッカーが関与するものであり、盗まれた情報を確実に削除するために、同社は多額の身代金を支払ったようだ。7月12日に AT&T が公表したのは、同社における、ほぼ全てのワイヤレス顧客に影響が及ぶ、データ漏えいに見舞われたことである。同社によると、ハッキングによりデータが流出したのは、2022年5月1日〜2022年10月31日と、2023年1月2日移行の期間であり、その内容は顧客の call/text のログだという。データの流出元は、AT&T のサードパーティである、Snowflake のクラウド・プラットフォームだとのことだ。

Continue reading “AT&T で発生したデータ侵害:Snowflake データベースからデータが漏えいが原因”

AT&T 侵害の現状:Snowflake からダウンロードしたデータの販売を呼びかける脅威アクターたち

Hackers Downloaded Call Logs from Cloud Platform in AT&T Breach

2024/07/12 InfoSecurity — 通信大手の AT&T が明らかにしたのは、脅威アクターにより、顧客データが不正にダウンロードされたことだ。サードパーティのクラウド・プラットフォーム上の AT&T のワークスペースから、ハッカーがデータを不正ダウンロードしたことを、7月12日に発表した声明で同社は認めている。米証券取引委員会 (SEC) への提出書類によると、同社は 2024年4月19日の時点で、通話ログが不正にアクセス/コピーされたことを初めて知ったようだ。

Continue reading “AT&T 侵害の現状:Snowflake からダウンロードしたデータの販売を呼びかける脅威アクターたち”

TPRM (Third Party Risk Management) フレームワーク:なにから考える? どのように構築する?

How to design a third-party risk management framework

2024/07/12 HelpNetSecurity — ほとんどの組織において、ルーター/サーバー/ファイアウォール/エンドポイントなどの保護に重点が置かれているが、たとえば、サードパーティ・ネットワークのような見慣れない起点を、組織を攻撃するためにハッカーが悪用するケースもある。ただし、強力な TPRM (Third Party Risk Management) フレームワークを用いれば、企業によるパートナーのリスク・プロファイルが把握され、ビジネスの保護が可能になる。効果的なサードパーティ・リスク管理のフレームワークがあれば、ベンダーのリスクや脆弱性により、組織のビジネスの保護が保証される。それは、資産を保護し、規制へのコンプライアンスを確保し、組織の評判を守るものだ。

Continue reading “TPRM (Third Party Risk Management) フレームワーク:なにから考える? どのように構築する?”

AT&T モバイルの大半の call/text ログが盗まれる:2022年に発生していた Snowflake 攻撃とは?

Hackers stole call, text records of “nearly all” of AT&T’s cellular customers

2024/07/12 HelpNetSecurity — 盗まれた Snowflake アカウントの認証情報を悪用するハッカーが、2022年5月〜2022年10月において、ほぼ全ての AT&T 携帯の話顧客の通話とメールのログを、盗み出していることが確認された。その一方で AT&T は、「この盗まれたとされるデータには、通話およびメールの内容や、社会保障番号、生年月日といった、個人を特定できる情報は含まれていない。また、通話やメールのタイムスタンプなどの、利用明細に記載される典型的な情報も含まれていない」と述べている。

Continue reading “AT&T モバイルの大半の call/text ログが盗まれる:2022年に発生していた Snowflake 攻撃とは?”

ServiceNow に複数の深刻な脆弱性:RCE およびデータ侵害の恐れ

ServiceNow Security Alert: Critical Vulnerabilities Expose Businesses to RCE and Data Breaches

2024/07/11 SecurityOnline — ServiceNow が公表したのは、世界中の組織に深刻な影響を及ぼす可能性のある、3つの深刻な脆弱性だ。これらの脆弱性 CVE-2024-4879/CVE-2024-5217/CVE-2024-5178 は、Now プラットフォームの各種バージョンに影響を及ぼすが、その中には、Washington D.C./Vancouver/Utah などのリリースも含まれる。

Continue reading “ServiceNow に複数の深刻な脆弱性:RCE およびデータ侵害の恐れ”

Apache CloudStack の脆弱性 CVE-2024-38346/39864 が FIX:ただちにパッチを!

Critical Security Advisory for Apache CloudStack: CVE-2024-38346 and CVE-2024-39864

2024/07/08 SecurityOnline — Apache が緊急セキュリティ・アドバイザリで公表したのは、人気の OSS クラウド・コンピューティング・プラットフォーム CloudStack に影響を及ぼす、2つの深刻な脆弱性 CVE-2024-38346/CVE-2024-39864 の情報である。仮想化インフラの管理に CloudStack を利用しているユーザーに対して、これらの脆弱性は深刻なリスクをもたらすという。

Continue reading “Apache CloudStack の脆弱性 CVE-2024-38346/39864 が FIX:ただちにパッチを!”

企業におけるクラウド保護の重要性:保存するデータの 47% はセンシティブという現実 – Thales

47% of corporate data stored in the cloud is sensitive

2024/07/05 HelpNetSecurity — 数多くのユーザー組織にとって、クラウドの利用が戦略的に不可欠になっている。Thales によると、クラウド・リソースはサイバー攻撃の最大の標的となっており、その内訳として挙げられるのは、SaaS アプリケーション (31%)/クラウドストレージ(30%)/クラウド管理インフラ(26%) の順となる。

Continue reading “企業におけるクラウド保護の重要性:保存するデータの 47% はセンシティブという現実 – Thales”

OpenStack の脆弱性 CVE-2024-32498 が FIX:機密データへの不正アクセスに繋がる恐れ

CVE-2024-32498: Critical OpenStack Flaw Exposes Cloud Data to Attackers

2024/07/03 SecurityOnline — OpenStack Foundation が公開した緊急のセキュリティ・アドバイザリは、そのクラウド・インフラ・プラットフォームの複数のコア・コンポーネントに影響を及ぼす、深刻な重脆弱性 CVE-2024-32498 (CVSS:8.8) に関するものだ。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Cinder (block storage)/Glance (image management)/Nova (compute) などのサービス内の、機密データへの不正アクセスの可能性を手にする。

Continue reading “OpenStack の脆弱性 CVE-2024-32498 が FIX:機密データへの不正アクセスに繋がる恐れ”