PDF/QR Code を武器化:Microsoft/DocuSign/Dropbox などを装うフィッシング攻撃に要注意

Threat Actors Weaponize PDFs to Impersonate Microsoft, DocuSign, Dropbox and More in Phishing Attack

2025/07/03 CyberSecurityNews — PDF 添付ファイルを攻撃手段とする、サイバー犯罪が大幅に増加している。この信頼性の高いドキュメント形式を悪用する脅威アクターたちが、Microsoft/DocuSign/Dropbox/PayPal/Adobe といった大手ブランドを装い、巧妙なフィッシング攻撃を展開している。それらの攻撃は、PDF ドキュメントに対してユーザーが抱く、広範な信頼を悪用するものであり、本来は安全であるはずのファイル共有手段が、認証情報の窃取や金融詐欺の入口として機能している。

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Windows の脆弱性 CVE-2025-24054:NTLM ハッシュ漏洩の大規模キャンペーンが発覚

CVE-2025-24054: Actively Exploited NTLM Hash Disclosure Vulnerability

2025/04/16 SecurityOnline — Windows の脆弱性 CVE-2025-24054 が、積極的に悪用されていると、Check Point Research が警告を発している。この新たに公開された脆弱性だが、細工された “.library-ms” ファイルを悪用する攻撃者に対して、NTLMv2-SSP ハッシュの漏洩を許すとされる。2025年3月11日の修正プログラムで、すでに Microsoft がパッチを提供している脆弱性 CVE-2025-24054 であるが、Windows のサポートが有効な全バージョンに影響を与えるものであり、その公開から2週間も経たないうちに実環境で攻撃に悪用されている。

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Dropbox Sign のデータ侵害:ユーザー情報への不正アクセスが発生

Dropbox Discloses Breach of Digital Signature Service Affecting All Users

2024/05/02 TheHackerNews — 4月24日に Dropbox が明らかにしたのは、Dropbox Sign (旧 HelloSign) が正体不明の脅威アクターにより侵害され、電子署名製品の全ユーザーに関連するEメール/ユーザー名/一般的なアカウント設定などが不正アクセスを受けたことだ。同社は、米国証券取引委員会 (SEC) に提出した書類の中で、4月24日に不正アクセスに気づいたと述べている。なお、Dropbox は、2019年1月に HelloSign の買収計画を発表していた。

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PyPI パッケージに漏れ出したシークレット情報:何千ものハードコードされた認証情報が存在

PyPI Packages Found to Expose Thousands of Secrets

2023/11/14 SecurityWeek — PyP Iパッケージにコミットされた Python コードを分析した結果において、何千ものハードコードされた認証情報が存在することが明らかになったと、コード・セキュリティ企業の GitGuardian が警告している。GitGuardian はセキュリティ研究者の Tom Forbes と共同で、約3,000の PyPI パッケージの中にある 4,000件ほどのユニークなシークレットを発見し、このうちの 760件以上が有効であると判明したとしている。

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Chrome/Edge/Firefox の偽アップデート:狡猾な手口で誘う ClearFake マルウェア

Researchers warn of increased malware delivery via fake browser updates

2023/10/17 HelpNetSecurity — 最近になって文書化された ClearFake は、侵害した WordPress サイトを利用して、悪意の偽 Web ブラウザ・アップデートをプッシュするものである。この活動は、SocGholish のマルウェア配信キャンペーンを操る、脅威グループにより運営されている可能性が高いと、Sekoia の研究者たちは結論づけている。

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Cloudflare R2 にフィッシング・ページをホスティング:この半年で急激に増加

Cybercriminals Abusing Cloudflare R2 for Hosting Phishing Pages, Experts Warn

2023/08/15 TheHackerNews — Cloudflare R2 でフィッシング・ページをホスティングする脅威アクターが、これまでの6ヶ月間で 61倍に増加しているという。Netskope のセキュリティ研究者である Jan Michael は、「それらのフィッシング・キャンペーンの大半は、Microsoft のログイン認証情報をターゲットにしているが、Adobe や Dropbox などのクラウド・アプリケーションをターゲットにしたページもありる」と述べている。Cloudflare R2 は、Amazon Web Service S3/Google Cloud Storage/Azure Blob Storage などに似た、クラウド・データ・ストレージサービスである。

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ScarCruft という北朝鮮の APT:感染チェーンに大容量 LNK ファイルを使用 – Check Point

North Korea-linked ScarCruft APT uses large LNK files in infection chains

2023/05/02 SecurityAffairs — 北朝鮮に関連する ScarCruft APT グループ (別名:APT37/Reaper/Group123) による、2022年以降の攻撃に関するレポートが、Check Point の研究者たちにより公開され。このレポートによると、観測された感染チェーンでは、マルウェアの配信手段が、悪意のドキュメントから、悪意のペイロードを埋め込んだ大容量の LNK ファイルに変わったとのことだ。

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Evil Extractor という攻撃ツール:情報スティーラーでありランサムウェアも含む

Evil Extractor Targets Windows Devices to Steal Sensitive Data

2023/04/21 InfoSecurity — Kodex が “教育用“ として開発した、Evil Extractor という攻撃ツールが、Windows ベースのマシンを標的とした攻撃に悪用されている。2023年4月10日 (木) に公開されたアドバイザリで、「このマルウェアは、3月30日に観測されたフィッシング・キャンペーンで見つかったものであり、アドバイザリに含まれるサンプルまで辿り着いた。このキャンペーンは、正規の Adobe PDF や Dropbox ファイルなどを装うものであり、ロードすると PowerShell を活用した悪意の活動を開始する」と、Fortinet のセキュリティ研究者たちは主張している。

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SaaS Shadow IT をゼロにしたい:非侵入型ディスカバリー・ツールの無償版とは?

Eliminating SaaS Shadow IT is Now Available via a Self-Service Product, Free of Charge

2023/01/28 TheHackerNews — SaaS (Software as a Service) の利用が急成長しており、その勢いに衰えは見えない。分散型で使い易いという特性は、従業員の生産性を高める上で有益だが、セキュリティや IT に関する多くの課題も生じさせている。組織のデータへのアクセスを許可された、すべての SaaS アプリケーションを追跡することは困難な作業である。また、SaaS アプリケーションがもたらすリスクについて、理解することも同様に重要だが、目に見えないものを保護することは困難である。

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Microsoft Azure の CRFS 脆弱性 EmojiDeploy が FIX:RCE 攻撃の可能性

New Microsoft Azure Vulnerability Uncovered — EmojiDeploy for RCE Attacks

2023/01/19 TheHackerNews — Microsoft Azure に関連する複数のサービスに影響を及ぼす、新規かつ深刻なリモートコード実行 (RCE) の脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者により、ターゲット・アプリケーションの完全な制御が可能になるようだ。Ermetic の研究者である Liv Matan は、The Hacker News と共有したレポートの中で、「ユビキタス SCM サービスである Kudu に、CRFS (Cross Site Request Forgery) の脆弱性が存在する。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ペイロードを含む悪意の ZIP ファイルを、被害者の Azure アプリケーションに展開できる」と述べている。

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Dark Pink という APT グループ:APAC の政府/軍事を狙って7件の攻撃を達成

Dark Pink APT Group Targets Governments and Military in APAC Region

2023/01/11 TheHackerNews — アジア太平洋地域における政府機関/軍事組織などが、未知の高度持続的脅威 (APT:Advanced Persistent Threat) アクターの標的にされていることが、最新の調査により明らかになった。シンガポールに本社を置く Group-IB は、The Hacker News と共有したレポートの中で、「Dark Pinkと命名された進行中のキャンペーンを追跡しており、同グループは 2022年6月〜12月の間に7つの攻撃を成功させた」と述べている。

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AnyDesk に大量の偽サイト:Vidar マルウェアを配布する 1,300 以上のドメイン

Over 1,300 fake AnyDesk sites push Vidar info-stealing malware

2023/01/10 BleepingComputer — AnyDesk の公式サイトを装う 1,300以上のドメインを用いて、情報スティーラー・マルウェア Vidar を仕込んだ Dropbox フォルダーへと、すべてのターゲットをリダイレクトさせる、大規模なキャンペーンが進行中だ。AnyDesk は、Windows/Linux/mac OS向けの、リモート・デスクトップ・アプリであり、セキュアなリモート接続/システム管理のために、世界中で数百万人が使用している。この人気から、AnyDesk は、マルウェア配布キャンペーンで頻繁に悪用されている。たとえば、2022年10月に、AnyDesk のフィッシング・サイトを利用する Mitsu Stealer のオペレーターが、新しいマルウェアをプッシュしていることを Cyble が報告している。

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Okta の GitHub リポジトリ侵害から学ぶ:セキュリティ確保のための7つのヒント

Why Attackers Target GitHub, and How You Can Secure It

2022/12/28 DarkReading — 先週に Okta は、GitHub でホストされている同社のソースコードに、攻撃者がアクセスするというセキュリティ侵害について発表した。ただし、それは、GitHub に保存される企業のソースコードに対する、不正なアクセスを仕掛ける攻撃の、最新の事例に過ぎない。以前には、Dropbox/Gentoo Linux/Microsoft なども、GitHub のアカウントが狙われたことがあるのだ。

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Ducktail 情報スティーラーが進化:狙いは Facebook Business アカウント

Ducktail information stealer continues to evolve

2022/11/23 SecurityAffairs — 2022年7月下旬に WithSecure (旧 F-Secure Business) の研究者たちが発見したのは、Facebook Business/Ads プラットフォームの組織/個人を標的とする、Ducktail という名の進行中のオペレーションだ。このキャンペーンの主体については、2018年から活動していると見られる、ベトナムの経済的な動機を持つ脅威アクターだと、専門家たちは考えている。この脅威アクターの主目的は、ターゲットの Facebook Business アカウントを乗っ取ることだ。

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Dropbox API を悪用する Worok:PNG に埋め込んだマルウェアでバックドアを展開

Worok Hackers Abuse Dropbox API to Exfiltrate Data via Backdoor Hidden in Images

2022/11/14 TheHackerNews — 最近に発見された Worokと呼ばれるサイバー・スパイ・グループは、無害に見える画像ファイルにマルウェアを隠していることが判明し、脅威アクターによる感染連鎖の重要なリンクになっていることが裏付けられた。 チェコのサイバー・セキュリティ企業である Avast は、この PNG ファイルの目的は、情報の窃盗を容易にするペイロードを隠すことだと述べている。同社は、「注目すべきは、Dropbox のリポジトリを使用する被害者のマシンからデータを収集し、最終段階での通信に Dropbox API を使用する攻撃者である」と述べている。

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Dropbox の開発者を狙うフィッシング:GitHub リポジトリ侵害と 130 件のコード流出

130 Dropbox code repos plundered after successful phishing attack

2022/11/02 HelpNetSecurity — Dropbox はデータ侵害に遭ったが、攻撃者による Dropbox のアカウント/パスワード/支払い情報などへのアクセスはなかったので、ユーザーは心配する必要ない。その代わりに、同社が GitHub にホストしている 130件のプライベート・リポジトリーからコードが取得されてしまった。

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Facebook ページ担当者に迫る乗っ取りの脅威:LinkedIn での怪しい勧誘に御用心

LinkedIn phishing target employees managing Facebook Ad Accounts

2022/07/25 BleepingComputer — Ducktail というコードネームで呼ばれる、新しいフィッシング・キャンペーンが進行中だ。そこでは、LinkedIn に登録されている専門家がターゲットにされ、企業の広告を管理する Facebook のビジネス・アカウントが乗っ取られている。Ducktail のオペレーターは、ターゲットの範囲を絞り込み、犠牲者を慎重に選び出し、Facebook ビジネス・アカウントの管理者権限を持っている人を見つけようとする。

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ロシアの国家支援 APT29 ハッキング・グループ:DropBox/Google を介してマルウェアを配布

Russian Hackers Using DropBox and Google Drive to Drop Malicious Payloads

2022/07/19 TheHackerNews — APT29 として知られるロシアの国家支援されたハッキング・グループが、Google Drive や Dropbox などの正規のクラウド・サービスを利用して、侵害したシステム上に悪意のペイロードを配信するという、新しいフィッシング・キャンペーンを立ち上げていることが判明した。

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中東の脅威アクター TA402 Molerats APT が短い休止期間を経て復活した

The return of TA402 Molerats APT after a short pause

2021/06/18 SecurityAffairs — TA402 APT グループ (別名:MoleratsGaza Cybergang) だが、2ヶ月間の活動停止の後に復活し、中東の政府機関や同地域に関心を持つグローバルな政府機関を標的としている。Molerats は、政治的な動機を持ちアラビア語を話すハッカー集団であり、2012年から活動している。2018年当時に同集団の活動を監視していた Kaspersky は、きわめて類似した攻撃手法を MENA 地域で発見した。

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