脆弱性対応のためのワークフロー・オーケストレーション:Tines を活用する効率化ガイド

How to Automate CVE and Vulnerability Advisory Response with Tines

2025/05/02 TheHackerNews — ワークフロー・オーケストレーションと AI プラットフォームのチームが運営する、Tines ライブラリに収録されるのは、あらかじめ構築されたワークフローであり、コミュニティのセキュリティ専門家たちが共有してきたも のである。それらの全ては、Community Edition を通じて提供されており、無料でのインポート/デプロイが可能だ。

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Apache Airflow のミスコンフィグ:認証情報の漏洩と AWS/Slack/PayPal などへの影響

https://gbhackers.com/apache-airflow-misconfigurations-leak-login-credentials/

2025/03/06 gbhackers —Apache Airflow のミスコンフィグに関する最近の調査により、ログイン認証情報/API キー/クラウド・サービスのアクセス・トークンなどを攻撃者に対して露出する、深刻な脆弱性の存在が明らかになった。このワークフロー・プラットフォームにおけるミスコンフィグの主な原因は、安全が確保されないコーディング手法や、古いバージョンの使用などにあり、金融/医療/e コマース業界などでの、データ・セキュリティ侵害につながるものだ。つまり、AWS/Slack/PayPal の認証情報や、内部データベースの認証情報が、適切に保護されていない状態になっていた。

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Windows UI Framework を悪用する新たな脅威:EDR ツールを回避する可能性

New Malware Technique Could Exploit Windows UI Framework to Evade EDR Tools

2024/12/11 TheHackerNews — Akamai の研究者が発見した新たなマルウェア手法は、UIA (UI Automation)と呼ばれる Windows のアクセシビリティ・フレームワークを悪用し、EDR (endpoint detection and response) ソリューションに検知されることなく、広範な悪意のアクティビティを可能にするものだ。同社のセキュリティ研究者である Tomer Peled は、「この手法を悪用する攻撃者は、UI Automation を使用するプログラムの実行を、ユーザーに事前に承諾させる必要がある。そうすることで、ステルス・コマンドの実行が可能となり、機密データの収集/フィッシング・サイトへのリダイレクトなどが試行されていく」と、The Hacker News に共有されたレポートで述べている。

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暴露された API キーの問題:35% が有効な状態を保持していた – Nightfall 調査

35% of exposed API keys still active, posing major security risks

2024/08/13 HelpNetSecurity — パスワードや API キーなどの機密情報の流出先だが、最も多かったサイトは GitHub のようだ。また、そのペースとしては、従業員 100人あたり毎年 350件近くの暴露にいたっているという。このような実態が、Nightfall AI の調査結果である 2024 State of Secrets Report により明らかにされた。

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GitHub とマルウェア群:共通のインフラから AMOS/Vidar/Lumma/Octo などで侵害

Threat Actors Abuse GitHub to Distribute Multiple Information Stealers

2024/05/15 SecurityWeek — 5月13日 (火) に脅威インテリジェンス企業 Recorded Future は、正規の GitHub プロフィールを悪用して情報窃取マルウェアを配布する、悪質なキャンペーンに対して警鐘を鳴らした。このキャンペーンの一環として、Commonwealth of Independent States (CIS) で活動するロシア語圏の脅威アクターたちが、1Password/Bartender 5/Pixelmator Proなどの正規アプリケーションを装いながら、Atomic macOS Stealer (AMOS)/Vidar/Lumma/Octo などのマルウェアを配布している。

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QR コードを悪用するフィッシング:2021/2024 比較で 10倍以上に増加 – Egress

Quishing Attacks Jump Tenfold, Attachment Payloads Halve

2024/04/18 InfoSecurity — QR コードを悪用するフィッシングの一種である、クイッシング (Quishing) 攻撃が大幅に増加しており、2021年には僅か 0.8% であったものが、2024年には 10.8% にまで増加している。この数字は Egress の最新レポートによるものである。その一方では、添付ファイルベースのペイロードの減少も顕著であり、同期間中に 72.7% から 35.7% へと半減している。

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Slack 標的のリダイレクション攻撃:Wikipedia への仕掛けでエラーを誘う

Attackers Can Use Modified Wikipedia Pages to Mount Redirection Attacks on Slack

2023/10/30 SecurityWeek — Slack ユーザーを悪意の Web サイトにリダイレクトするための、新たな手口について、eSentire のセキュリティ研究者たちが注意を呼びかけている。この Wiki-Slack 攻撃と呼ばれる手法は、修正された Wikipedia のページを使用し、Slack 上でページがレンダリングされる際の、書式エラーを悪用するものである。この攻撃を仕掛ける脅威者が最初に行うことは、ターゲットが興味を持ちそうな Wikipedia の記事を選択し、最初の段落の末尾に正当な脚注を追加するように修正し、その記事を Slack で共有することである。

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GitHub のシークレット・スキャンが拡張:AWS/Microsoft/Google/Slack などをカバー

GitHub’s Secret Scanning Feature Now Covers AWS, Microsoft, Google, and Slack

2023/10/06 TheHackerNews — GitHub が発表した、そのシークレット・スキャン機能の改良/拡張により、一般的な Amazon Web Services (AWS)/Microsoft/Google/Slack などのサービスでの有効性チェックも、カバーされるようになるという。今年のはじめに GitHub が導入した有効性チェックは、シークレット・スキャンにより発見されたトークンの有効性についてユーザーに警告し、効果的な修復措置を可能にするものだ。この有効性チェックは、まず GitHub トークンで有効化された。クラウドベースのコード・ホスティングとバージョン管理サービスを提供する GitHub は、より多くのトークンを、将来的にサポートするつもりだと述べている。

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Microsoft Teams を狙うソーシャル・エンジニアリング:新たな手口が発見された

Social Engineering Risks Found in Microsoft Teams

2023/05/17 InfoSecurity — ソーシャル・エンジニアリングを介して、Microsoft Teams を悪用しようとする、いくつかの新たな手口が、Proofpoint のセキュリティ研究者たちにより発見された。同社が 2023年5月17日に発表したレポートには、「最近のことだが、2022年後半にかけて確認された、Microsoft 365 クラウド・テナントを標的とした 4億5000万以上の悪意のセッションを分析した。この調査結果によると、Microsoft Teams は、最も標的とされた 10 のサインイン・アプリケーションの1つであり、標的とされた組織の 40% 近くで、少なくとも1回の不正ログインが試みられていた」と記されている。

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SaaS-to-SaaS 接続のリスク:人々の認識よりも遥かに根深い問題とは?

Shocking Findings from the 2023 Third-Party App Access Report

2023/02/27 The Hacker News — SaaS である M365 と Google Workspace を使用する 10,000人のユーザーを抱える組織では、平均で 4,371 以上の接続アプリが追加されている。世界中の組織 で、サードパーティ製 SaaS-to-SaaS アプリのインストールが止まらなくなってきた。効率や生産性を高めるために、従業員たちが追加のアプリを必要とするとき、ほとんど考えることなくインストールするのが一般的になっている。大半の従業員は、コンテンツの読取/更新/作成/削除などのスコープを必要とする、この SaaS-to-SaaS 接続により、組織の攻撃対象領域が大幅に拡大することに気づいていない。

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SaaS Shadow IT をゼロにしたい:非侵入型ディスカバリー・ツールの無償版とは?

Eliminating SaaS Shadow IT is Now Available via a Self-Service Product, Free of Charge

2023/01/28 TheHackerNews — SaaS (Software as a Service) の利用が急成長しており、その勢いに衰えは見えない。分散型で使い易いという特性は、従業員の生産性を高める上で有益だが、セキュリティや IT に関する多くの課題も生じさせている。組織のデータへのアクセスを許可された、すべての SaaS アプリケーションを追跡することは困難な作業である。また、SaaS アプリケーションがもたらすリスクについて、理解することも同様に重要だが、目に見えないものを保護することは困難である。

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CircleCI/LastPass/Okta/Slack が狙われる:サプライチェーン攻防の要は ID 管理と開発環境だ

CircleCI, LastPass, Okta, and Slack: Cyberattackers Pivot to Target Core Enterprise Tools

2023/01/14 DarkReading — 開発パイプライン・サービスを提供する CircleCI が、1月上旬にセキュリティ侵害について警告し、同社のプラットフォーム上に保存/管理されている、パスワードや SSH キーなどの機密情報などを、直ちに変更するようユーザー企業に呼びかけている。CircleCI は、DevOps サービスへの攻撃から生じる、侵害範囲の特定/ソフトウェア改ざんの抑制/開発機密の侵害の特定などに躍起になっていた。具体的に言うと、認証トークンのローテーション/コンフィグレーションの変更/他のプロバイダーとの連携によるキーの失効/インシデント調査などを、同社は進めてきた。

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AnyDesk に大量の偽サイト:Vidar マルウェアを配布する 1,300 以上のドメイン

Over 1,300 fake AnyDesk sites push Vidar info-stealing malware

2023/01/10 BleepingComputer — AnyDesk の公式サイトを装う 1,300以上のドメインを用いて、情報スティーラー・マルウェア Vidar を仕込んだ Dropbox フォルダーへと、すべてのターゲットをリダイレクトさせる、大規模なキャンペーンが進行中だ。AnyDesk は、Windows/Linux/mac OS向けの、リモート・デスクトップ・アプリであり、セキュアなリモート接続/システム管理のために、世界中で数百万人が使用している。この人気から、AnyDesk は、マルウェア配布キャンペーンで頻繁に悪用されている。たとえば、2022年10月に、AnyDesk のフィッシング・サイトを利用する Mitsu Stealer のオペレーターが、新しいマルウェアをプッシュしていることを Cyble が報告している。

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Auth0 が JsonWebToken の脆弱性を FIX:22,000 以上プロジェクトに影響か?

Auth0 fixes RCE flaw in JsonWebToken library used by 22,000 projects

2023/01/09 BleepingComputer — Auth0 が修正したリモートコード実行の脆弱性は、22,000 以上プロジェクトで使用され、NPM からは毎月 3600 万回以上もダウンロードされている、人気のオープンソース・ライブラリ JsonWebToken に存在するものだ。このライブラリは、Microsoft/Twilio/Salesforce/Intuit/Box/IBM/Docusign/Slack/SAP などのオープンソース・プロジェクトでも使用されている。

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2022 サイバー攻撃調査:件数はグローバルで前年比 38% 増で Q4 は過去最大

Global Cyber-Attack Volume Surges 38% in 2022

2023/01/09 InfoSecurity — Check Point によると、昨年に記録されたサイバー攻撃の件数は、2021年との比較において 38% 増とのことだ。前年同期比で最大の増加率 74% を記録した、医療機関への攻撃が急増したことや、小規模で機敏なハッキング集団の活動が主な原因であると、同社は述べている。全体として、2022年 Q4 に攻撃は過去最高を記録し、1組織あたりの週間平均攻撃回数は 1168回となった。週平均の数値が最も高かったのは、教育分野の組織 2314件/政府と軍 1661件/ヘルスケア 1463件である。

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Slack の GitHub コード・リポジトリで侵害が発生:従業員トークンの窃取が原因

Slack’s private GitHub code repositories stolen over holidays

2023/01/05 BleepingComputer — 年末年始の休暇中に、Slack の GitHub プライベート・コード・リポジトリの一部に影響を与える、セキュリティ・インシデントが発生した。Salesforce が所有する IM アプリである Slack は、世界中の職場やデジタル・コミュニティで、推定 1800万人のユーザーに利用され、絶大な人気を誇っている。BleepingComputer は、2022年12月31日に Slack が発行したセキュリティ・インシデント通知を目にした。このインシデントでは、脅威アクターが限られた数の Slack 従業員トークンを盗み、Slack の外部でホストされている GitHub リポジトリにアクセスしたという。

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Google 検索の広告を悪用:マルウェアを正規のソフトウェアに仕込んで配布

Hackers abuse Google Ads to spread malware in legit software

2022/12/28 BleepingComputer — Google Ads のプラットフォームを悪用するマルウェアのオペレーターが、人気のソフトウェア製品を検索している無防備なユーザーに対して、マルウェアをばらまくというケースが増加している。これらのキャンペーンにおいて、なりすましに利用されているのは、Grammarly/MSI Afterburner/Slack/Dashlane/Malwarebytes/Audacity/μTorrent/OBS/Ring/AnyDesk/Libre Office/Teamviewer/Thunderbird/Brave などの製品である。

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Algolia 検索 API キーが漏洩:Slack/Zendesk などのユーザーにデータ流出の恐れ

Thousands of Algolia API Keys Could Expose Users’ Data

2022/11/21 InfoSecurity — Algolia の API キー/アプリ ID が漏洩している、1,500 以上のアプリが発見され、それらのユーザー・データが流出する可能性があることが判明した。CloudSEK のセキュリティ研究者たちは、公開前のデータを InfoSecurity と共有した。上記のアプリのうちの 32個が、重要な Admin の秘密をハードコードしていることが判明している。そして、このチームは、57個のユニークな Admin キーを特定したと付け加えている。

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フィッシング対策のコスト:IT/セキュリティ担当者の3割以上の時間が費やされる

Phishing Mitigation Can Cost Businesses More Than $1M Annually

2022/10/18 DarkReading — 依然として、フィッシングは主要な脅威であるだけではなく、企業にとって大きなコストとなっている。したがって、IT/セキュリティ担当者が充実している一部の大企業では、フィッシング攻撃を阻止するために、年間で $1.1 million を費やしていることが、新しいデータで明らかになった。

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Uber で生じたデータ侵害:Lapsus$ によるソーシャル・エンジニアリングが侵入経路?

Uber links breach to Lapsus$ group, blames contractor for hack

2022/09/19 BleepingComputer — 先週にサイバー攻撃に遭った Uber だか、その背後にいるハッカーについて、Microsoft/Cisco/NVIDIA/Samsung/Okta などの著名ハイテク企業を侵害したとされる、Lapsus$ グループに関連すると考えているようだ。この攻撃者は、盗み出した Uber EXT 契約者の認証情報を用いて、その契約者たちに 2FA ログインを要求し、誰かが受け入れるまで、MFA 疲れ攻撃を行ったと、同社は述べている。

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Uber が主張する機密情報へのアクセスの証拠は無い:しかし無事だという証拠も無い

Uber Claims No Sensitive Data Exposed in Latest Breach… But There’s More to This

2022/09/17 TheHackerNews — Uber が更新した情報だが、木曜日の遅くに発覚した社内コンピューター・システムの侵害により、ユーザーの個人情報が漏えいしたという証拠は無いと述べている。同社は、「我々は、このインシデントが、機密性の高いユーザーデータへのアクセスに関連しているという証拠はないと捉えている。Uber/Uber Eats/Uber Freight/Uber Driver アプリを含む、当社の全サービスは稼働している」と説明している。

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Electron ベース・アプリ 18種類に深刻な脆弱性: Teams/WhatsApp/Slack などに影響

Security Analysis Leads to Discovery of Vulnerabilities in 18 Electron Applications

2022/08/17 SecurityWeek — 各社の研究者チームが、Electron ベースのデスクトップ・アプリケーションを解析した結果、広く利用されている複数のソフトウェアに脆弱性が存在していることが判明した。Electron は、クロスプラットフォームのデスクトップ・アプリケーションを開発するための、無償で提供されるオープンソース・フレームワークである。たとえば、Microsoft Teams/WhatsApp/Slack といった、非常に人気の高いアプリケーションの構築にも利用されている。

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Cookie セッション・ハイジャックの脅威:ZTNA/MFA ツールの大半は無力化される

Many ZTNA, MFA Tools Offer Little Protection Against Cookie Session Hijacking Attacks

2022/09/11 DarkReading — 組織において、内部ネットワークからインターネット・トラフィックを分離するためにディプロイされるツールの多く (多要素認証/ZTNA/SSO/ID プロバイダー・サービスなど) は、Cookie の盗難/再利用および、セッション ハイジャック攻撃からの保護にはほとんど効果がない。 今週にイスラエルの新興企業 Mesh Security の研究者たちが発表したところによると、これらの技術やサービスには、適切な Cookie セッション検証メカニズムがないことが多いという、したがって、これらの技術やサービスを、攻撃者は比較的容易に迂回できるという現実がある。

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Slack パスワードがリセットされたユーザーへ:ハッシュ露出が生じた結果です

Slack Resets Passwords After a Bug Exposed Hashed Passwords for Some Users

2022/08/06 TheHackerNews — Slack は、ワークスペースの共有招待リンクの作成/取消の際に、塩漬けのパスワード・ハッシュが露出するという欠陥が発見されたことで、全体の 0.5% 相当のユーザーのパスワードをリセットするという措置を取ったと発表した。8月4日に Slack は、「ユーザーが、これらのアクションのいずれかを実行すると、Slack 上の他のワークスペースのメンバーに対して、自分のパスワードのハッシュ化されたバージョンが送信されていた」と警告で述べている。

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Microsoft が Lapsus$ ハッキングを認める:Bing などのソースコードにアクセス

Microsoft confirms they were hacked by Lapsus$ extortion group

2022/03/22 BleepingComputer — Microsoft は、同社の従業員1名のアカウントが Lapsus$ にハッキングされ、この脅威アクターによる、同社のソースコードの一部へのアクセス/窃取が生じたことを認めた。昨夜、Lapsus$ ランサムウェアは、Microsoft の Azure DevOps サーバーから盗み出した 37GB のソースコードを公開した。このソースコードは、Bing/Cortana/Bing Maps などの、同社の様々なプロジェクトに関わるものである。

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Microsoft Teams チャットを介したマルウェアの展開:過大な信頼は危険

Hackers slip into Microsoft Teams chats to distribute malware

2022/02/17 BleepingComputer — Microsoft Teams のアカウントを侵害してチャットに潜入し、会話の参加者に悪意の実行ファイルを拡散させる攻撃者がいると、セキュリティ研究者たちが警告している。毎月 2億7千万人以上のユーザーが Microsoft Teams を利用しているが、悪意のファイルに対する保護機能がないにもかかわらず、このプラットフォームは暗黙のうちに信頼されている。

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Slack API の悪用:国家支援ハッカーが航空会社にバックドアを仕掛ける

State-sponsored hackers abuse Slack API to steal airline data

2021/12/15 BleepingComputer — イランが国家支援すると疑われている脅威アクターが、新たに発見された Aclip というバックドアを展開し、Slack API を悪用して秘密の通信を行っている。この脅威アクターの活動は 2019年に始まり、無名のアジアの航空会社を標的にしてフライト予約データを盗み出している。IBM Security X-Force のレポートによると、この脅威アクターは、世界中の組織を標的にして非常に活発に動き続けるハッキンググループ MuddyWater こと、ITG17 である可能性が高いとのことだ。

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Slack/Teams/Zoom などによる攻撃面積の拡大を理解する

Understanding the Human Communications Attack Surface

2021/11/01 DarkReading — 最近の話だが、Slack/Microsoft Teams/Zoom などのチャネルで、人と人のコミュニケーションを悪用した脆弱性の公開や、PoC エクスプロイトの悪用などのインシデントが増えている。これらのクラウド・ベースのチャネルは、具体的な攻撃手段であるだけではなく、内部の人間にアクセスできるという点で、ヒューマン・コミュニケーションを悪用する犯罪者にとって、魅力的な手段となっている。

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Apache Airflow のミス・コンフィグレーションにより膨大な機密情報が流出

Misconfigured Apache Airflow servers leak thousands of credentials

2021/10/05 SecurityAffairs — Apache Airflow は、オープンソースのワークフロー管理プラットフォームであり、ビジネスや IT のタスクを自動化するために、世界中の多くの組織で利用されている。セキュリティ企業である Intezer の研究者たちが、Apache Airflow のミス・コンフィグレーションにより、複数のハイテク企業における認証情報などの機密情報が、流出していることが発見された。

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SaaS 運用の管理が甘いとサプライチェーン・リスクが生じる

Unmanaged SaaS Data Brings Supply Chain Risks

2021/08/30 SecurityBoulevard — SaaS (Software-as-a-Service) のデータに対するアクセスが管理されていなと、内部および外部からの脅威が発生する可能性が高まる。その理由を、DoControl Inc の新しいレポートが示している。この SaaS セキュリティ企業は、平均 1,000人の従業員を抱える企業と、50万件〜1,000万件の資産を持つデータストアを評価した結果として、SaaS データ・アクセスの40%が管理されていないことを発見した。つまり、膨大な資産が、パブリックに共有される可能性があるのだ。

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