Linux 標的のブートキット Bootkitty が登場:UEFI の脆弱性 LogoFAIL CVE-2023-40238 を悪用

Security Alert: Bootkitty Bootkit Targets Linux via UEFI Vulnerability (CVE-2023-40238)

2024/12/01 SecurityOnline — Bootkitty という、史上で初めて Linux システムを標的にする UEFI ブートキット が、BinarlyESET のセキュリティ研究者たちにより発見された。この新たな脅威は、UEFI ファームウェアの欠陥である LogoFAIL と命名された脆弱性 CVE-2023-40238 を悪用するものであり、Secure Boot の保護をバイパスし、悪意のペイロードを注入する。

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Linux Tuned Daemon の脆弱性 CVE-2024-52336/52337 が FIX:特権昇格/ログ操作の可能性

CVE-2024-52336 & CVE-2024-52337: Vulnerabilities in Linux Tuned Daemon

2024/12/01 SecurityOnline — Linux Tuned Daemon に2つの脆弱性 CVE-2024-52336/CVE-2024-52337 が存在することが、SUSE Security Team により発見された。このツールは、ランタイム・ハードウェアとカーネル最適化に不可欠なものであるため、これらの脆弱性を悪用する攻撃者は、特権昇格やログ操作などを可能にするとされる。

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OSS のセキュリティ神話を検証:解かれるべき誤解とエンタープライズでの採用について

Debunking myths about open-source security

2024/11/20 HelpNetSecurity — Canonical の CISO である Stephanie Domas へのインタビューは、オープンソースのセキュリティに関する一般的な誤解と、それを払拭するためのコミュニティの取り組みについて説明するものだ。彼女の主張は、神話に反してオープンソース・ソリューションが、エンタープライズ・グレードの成熟度/信頼性/透明性を提供しているというものだ。さらに Stephanie Domas は、セキュリティの強化と、革新と安定のバランスを得るために、ユーザー組織がオープンソースを採​​用する際の、優先すべき重要な要素についても説明している。

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Ubuntu Linux の needrestart の脆弱性:5つの欠陥が 10年間にわたり未検出だった

Ubuntu Linux impacted by decade-old ‘needrestart’ flaw that gives root

2024/11/20 BleepingComputer — Ubuntu Linux で使用される、needrestart ユーティリティに存在する、5件のローカル権限昇格 (LPE) の脆弱性が発見された。このユーティリティは、10年以上も前の、バージョン 21.04 で導入されたものだ。Qualys により、この5件の脆弱性 CVE-2024-48990/CVE-2024-48991/CVE-2024-48992/CVE-2024-10224/CVE-2024-11003 は発見されている。

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Cobbler の脆弱性 CVE-2024-47533 が FIX:Linux の制御を奪う PoC も登場

CVE-2024-47533 (CVSS 9.8): Cobbler Vulnerability Exposes Linux Servers to Compromise

2024/11/19 SecurityOnline — ネットワーク・ベースの導入に多用される、Linux インストール・サーバ Cobbler に、深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性 CVE-2024-47533 (CVSS:9.8) の悪用に成功した、権限を持たない攻撃者は、Cobbler サーバの制御を完全に奪う可能性を手にする。

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Helldown ランサムウェアの調査:Zyxel VPN の脆弱性 CVE-2024-42057 を悪用か?

Helldown ransomware exploits Zyxel VPN flaw to breach networks

2024/11/19 BleepingComputer — Helldown という新たなランサムウェア攻撃により、Zyxel ファイアウォールの脆弱性が狙われ、企業ネットワークへの侵入/データの窃取/デバイスの暗号化などが発生しているようだ。フランスのサイバー・セキュリティ企業 Sekoia は、最近の Helldown 攻撃の観察に基づき、中程度の確信を持って報告している。

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Linux のエミュレート環境が標的:“CRON#TRAP” キャンペーンの巧妙な検出回避術とは?

New “CRON#TRAP” Campaign Exploits Emulated Linux Environments to Evade Detection

2024/11/06 SecurityOnline — Securonix 脅威調査チームが検出したのは、”CRON#TRAP” と呼ばれる高度なマルウェア・キャンペーンの存在である。このキャンペーンは、軽量のエミュレートされた Linux 環境内で攻撃を仕掛けるものである。人気のオープンソース仮想化ソフトウェア QEMU などの、正規のツールを悪用する攻撃者は、セキュリティ対策を回避し、正規のソフトウェアを使用しているように見せかけ、悪意のアクティビティの存在を隠し続ける。

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オープンソース・ソフトウェアの行方:Cyber Resilience Act 発行後の組織化に注目

Open-source software: A first attempt at organization after CRA

2024/11/05 HelpNetSecurity — オープンソース・ソフトウェア (OSS) 業界が開発しているのは、グローバル・インフラスのコアとなるソフトウェアであり、プロプライエタリ・ソフトウェアの大手企業の一部でさえ、クラウド・サービスに Linux サーバを採用しているほどである。しかし、Cyber Resilience Act により提起されたヨーロッパにおける問題などに対して、有機的な対応ができる代表団体の設立/組織化などは、これまでに一度も試みられていない。

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KDE の Project Banana:最新テクノロジーで構成される Linux ディストリビューションとは?

KDE Sets Sights on New Horizons with “Project Banana” Linux Distro

2024/11/04 SecurityOnline — 今年の Akademy カンファレンスで、Plasma デスクトップ環境で有名な KDE コミュニティが発表したのは、“Project Banana” というコード名を持つ、本格的な Linux ディストリビューションの開発に関する情報である。この野心的な取り組みが目指すのは、KDE ​​開発者/熱心なユーザー/OEM ハードウェア・メーカー向けの、統合プラットフォームの展開である。

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X.Org Server の脆弱性 CVE-2024-9632 が FIX:18 年前からの存在が判明

CVE-2024-9632: 18-Year-Old Bug in X.Org Server Leaves Systems Vulnerable to Attack

2024/10/31 SecurityOnline — Linux などの Unix 系 OS で人気のディスプレイ・サーバ X.Org Server に、深刻度の高い脆弱性 CVE-2024-9632 (CVSS 7.8)が発見された。 この脆弱性は、18 年もの長期間にわたりコードベースに潜んでいたものであり、脆弱性のあるシステムの制御を、攻撃者に許す可能性を持つものだ。

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Red Hat NetworkManager-libreswan の脆弱性 CVE-2024-9050 が FIX:権限昇格の可能性

Red Hat Warns of Privilege Escalation Flaw CVE-2024-9050 in NetworkManager-libreswan

2024/10/22 SecurityOnline — Red Hat が発行したのは、NetworkManager-libreswan パッケージに存在する、深刻な脆弱性 CVE-2024-9050 に関する警告である。この脆弱性の悪用に成功したローカル攻撃者は、権限昇格を達成し、ルート権限で任意のコードを実行する可能性を手にする。

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SonicWall SonicOS の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira による悪用を確認 – Cisco Talos

Akira Ransomware Exploit CVE-2024-40766 in SonicWall SonicOS

2024/10/21 SecurityOnline — Akira ランサムウェア・グループは、サイバー攻撃における手口を改良し続け、最も影響力の大きな脅威としての地位を築いている。Cisco Talos の最近のレポートによると、Akira の成長の要因は、絶え間ない進化と戦術的なシフトにあるあるという。Akira は、従来のランサムウェア技術の枠を超えて、サイバー犯罪の分野で強力な勢力を維持している。

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Linux を動かす Intel/AMD の CPU に深刻なバグ:Spectre バイパスによる投機的攻撃の可能性

Intel, AMD CPUs on Linux impacted by newly disclosed Spectre bypass

2024/10/18 BleepingComputer — Linux を動かす Xeon などの Intel 最新世代プロセッサと、AMD の古いマイクロ・アーキテクチャは、Spectre に対する緩和策を提供しているが、それを回避する新たな投機的実行攻撃に対して脆弱である。この脆弱性が影響を及ぼすのは、コンシューマ向けの Intel 12th/13th/14th 世代チップと、サーバ向けの 5th/6th 世代 Xeon プロセッサ、そして、AMD の Zen 1/Zen 1+/Zen 2 プロセッサである。

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Ubuntu Authd の脆弱性 CVE-2024-9312 が FIX:User ID なりすましが生じる

CVE-2024-9312: Ubuntu Authd Flaw Allows User ID Spoofing

2024/10/14 SecurityOnline — 先日に Canonical が発行したのは、世界中の Ubuntu マシンで ID/Access 管理に使用されている、認証デーモンである Authd の脆弱性 CVE-2024-9312 (CVSS:7.6) に対処するセキュリティ・アドバイザリである。Authd バージョン 0.3.6 未満に影響を及ぼす、この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ユーザー ID を偽装し、ターゲット・アカウントへの不正アクセスの可能性を手にする。

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Ubuntu 24.10 Oracular Oriole がリリース:セキュリティ管理の強化と利便性の向上

Ubuntu 24.10 Oracular Oriole brings tighter security controls

2024/10/11 HelpNetSecurity — Canonical は、Ubuntu 24.10 Oracular Oriole をリリースした。このリリースに導入される画期的な機能としては、更新されたカーネル/新しいツールチェーン/GNOME 47 デスクトップ環境などがあり、大幅なソフトウェア・セキュリティの強化が達成されている。Canonical の CEO である Mark Shuttleworth は、「Oracular Oriole は、最新のアップストリーム・カーネルと、ツールチェーンの提供において、新たなペースを設定するものだ。もの実験的で斬新なセキュリティ機能は、コミュニティとの対話を通じて、今後の 20年間において、そして、それ以降においても、Linux デスクトップ・エクスペリエンスを継続的に向上させていくという、当社の取り組みを実証している」と述べている。

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Linux/UNIX の CUPS 脆弱性 CVE-2024-47176 に対応:スキャナーによる迅速な特定の支援

New scanner finds Linux, UNIX servers exposed to CUPS RCE attacks

2024/10/08 BleepingComputer — Unix/Linux の Common Unix Printing System (CUPS) デバイスに潜む、RCE の脆弱性 CVE-2024-47176 を自動的に探し出すためのスキャナーが、あるセキュリティ専門家によりリリースされた。この脆弱性は、いくつかの条件が満たされた環境において、攻撃者に任意のリモート・コード実行を許すものであり、2024年9月末に Simone Margaritelli により発見/公開されたものだ。

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Linux Kernel の脆弱性 CVE-2023-52447 に PoC:コンテナ・エスケープの可能性

PoC Exploit Releases for CVE-2023-52447: A Linux Kernel Flaw Enabling Container Escape

2024/10/07 SecurityOnline — 先日に発見された、Linux Kernel の脆弱性 CVE-2023-52447 (CVSS:7.8) に対する、技術的な詳細と PoC エクスプロイトが、研究者たちにより公開された。この use-after-free 脆弱性は、Linux Kernel のバージョン v5.8〜v6.6 に影響を及ぼし、セキュリティ分離のためにコンテナ化に依存しているシステムで、甚大な被害を引き起こす可能性を持つ。

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OATH-Toolkit の CVE-2024-47191 が FIX:PAM Module が引き起こす root 侵害に対応

CVE-2024-47191: Critical Flaw in OATH-Toolkit PAM Module Could Lead to Root Exploits

2024/10/06 SecurityOnline — OATH-Toolkit の PAM モジュールに、深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性により、One-Time Password (OTP) 認証を処理する際に、ルート・レベルのエクスプロイトに、システムがさらされる可能性が生じている。この脆弱性 CVE-2024-47191 は、SUSE のエンジニアである Fabian Vogt からの内部報告を受けた、SUSE Security Team の Matthias Gerstner により特定されたものだ。この脆弱性は、OTP ベースの2要素認証において、oath-toolkit を使用しているシステムに影響を及ぼすため、このモジュールを活用しているシステムでは深刻な脅威となる。

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Perfctl という洗練された Linux マルウェアを検出:Polkit の CVE-2021-4043 を悪用?

New Linux Malware ‘Perfctl’ Targets Millions by Mimicking System Files

2024/10/03 HackRead — Linux における 20,000 を超えるミスコンフィグを悪用して、世界中で数百万人を標的にする新たなマルウェアが、Aqua Nautilus のサイバー・セキュリティ研究者たちにより発見された。しばらくの間、このマルウェアは潜伏していたようだが、最近になって Nautilus のハニーポットを攻撃したことで、あらゆる Linux サーバを危険にさらす可能性の脅威として検出され、調査の機会が生まれた。

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Ubuntu Authd の深刻な脆弱性 CVE-2024-9313 が FIX:su/sudo/ssh などを介した攻撃の恐れ

Authd Vulnerability (CVE-2024-9313) Allows User Impersonation on Ubuntu Systems

2024/10/03 SecurityOnline — Ubuntu マシン上でセキュアな ID およびアクセス管理に使用される、認証デーモン Authd に深刻度の高い脆弱性 CVE-2024-9313 (CVSS:8.8) が発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、侵害したシステム上で他のユーザーになりすまし、機密性の高いデータやリソースへの不正アクセスの可能性を手にする。

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10年前から存在していた Linux の脆弱性と CUPS 攻撃:CVSS 9.9 だが CVE はまだ無い

Decade-Old Linux Vulnerability Can Be Exploited for DDoS Attacks on CUPS

2024/10/02 HackRead — サイバーセキュリティ研究者である Simone Margaritelli (別名 evilsocket) が、新たに発見した Linux の深刻な脆弱性について報告するこの欠陥は、10年前から存在しており、すべての GNU/Linux システムに影響を及ぼすものだ。なお、CVSS は 9.9 と評価されているが、CVE は割り当てられていない。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、GNU/Linux システムの完全な制御が可能となり、Linux 上でのリモート・コード実行の可能性を得る。

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Critical NVIDIA Container Toolkit の脆弱性:パブリック・クラウドの 33% に影響

Critical NVIDIA Container Toolkit flaw could allow access to the underlying host

2024/09/30 SecurityAffairs — NVIDIA Container Toolkit に存在する深刻な脆弱性 CVE-2024-0132 (CVSS スコア 9.0) により、コンテナ・エスケープを達成した攻撃者が、基盤となるホストへの完全にアクセスを得る可能性が生じている。この脆弱性は Time-of-check Time-of-Use (TOCTOU) に起因するものであり、NVIDIA Container Toolkit バージョン 1.16.1 未満に影響を及ぼすものだ。

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Linux Kernel の脆弱性 CVE-2024-26808 が FIX:PoC エクスプロイトも提供

CVE-2024-26808: PoC Exploit Shows Local Privilege Escalation Risk in Linux

2024/09/29 SecurityOnline — Linux kernel に存在する、新たな脆弱性 CVE-2024-26808 の技術的詳細と、PoC エクスプロイト・コードが公開された。この脆弱性は、Linux Kernel のバージョン v5.9〜v6.6 に影響を及ぼすものであり、先日のカーネル・コードベースへのコミットで対処されている。

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VLC Media Player の脆弱性 CVE-2024-46461 が FIX:ただちにアップデートを!

VLC Media Player Update Needed: CVE-2024-46461 Discovered

2024/09/26 SecurityOnline — 人気の VLC Media Player ユーザーに求められているのは、新たに発見された任意のコード実行などの脆弱性に対応するために、直ちにソフトウェアを更新することである。それを怠ると、悪意の攻撃により、プログラムがクラッシュする可能性が生じる。VLC の脆弱性 CVE-2024-46461 (CVSS:8.0) は、悪意を持って作成された MMS ストリームを処理する際に引き起こされる、整数オーバーフローに起因している。最も可能性の高い結果はクラッシュであるが、他の脆弱性と組み合わせることで、情報漏洩やリモート・コード実行につながる可能性があると、セキュリティ専門家たちは警告している。

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Common UNIX Printing System (CUPS) の複数の脆弱性:現実での影響は限定的だが

CUPS flaws enable Linux remote code execution, but there’s a catch

2024/09/26 BleepingComputer — オープンソース印刷システムである CUPS に存在する、複数のコンポーネントの一連の脆弱性を連鎖させることに成功したリモートの攻撃者が、特定の条件下において脆弱なマシン上で任意のコードを実行できることが、Simone Margaritelli により明らかにされた。ただし、それらの脆弱性 CVE-2024-47076 (libcupsfilters)/CVE-2024-47175 (libppd)/CVE-2024-47176 (cups-browsed)/CVE-2024-47177 (cups-filters) は、デフォルト・コンフィグレーションのシステムには影響しない。

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SolarWinds WHD の脆弱性 CVE-2024-28987:PoC エクスプロイトが提供

PoC for critical SolarWinds Web Help Desk vulnerability released (CVE-2024-28987)

2024/09/26 HelpNetSecurity — SolarWinds Web Help Desk (WHD) の CVE-2024-28987 に関する詳細と PoC エクスプロイト・コードが公開された。この脆弱性は 2024年8月に修正されているが、その悪用に成功した攻撃者は認証を必要とすることなく、すべてのヘルプデスク・チケットの詳細をリモートで読み取り、変更する可能性を手にする。

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GNU/Linux システムの RCE 脆弱性 (CVSS 9.9):情報開示とパッチ適用までに実施すべきは?

Severe Unauthenticated RCE Flaw (CVSS 9.9) in GNU/Linux Systems Awaiting Full Disclosure

2024/09/23 SecurityOnline — GNU/Linux などの全てのシステムに対して、潜在的な影響を与える重大なセキュリティ脆弱性が、著名なセキュリティ研究家である Simone Margaritelli により発見された。Canonical や Red Hat などの業界大手も存在を認める、認証を必要としないリモート・コード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2024-7589/CVE-2024-38063 は、CVSS スコア 9.9 と評価されている。

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FreeBSD の脆弱性 CVE-2024-41721 が FIX :任意のコード実行が生じる恐れ

FreeBSD Issues Critical Security Advisory for CVE-2024-41721 (CVSS 9.8)

2024/09/22 SecurityOnline — FreeBSD の bhyve hypervisor に、深刻な脆弱性 CVE-2024-41721 (CVSS:9.8) が発見された。この脆弱性は、bhyve の USB エミュレーション機能に存在し、仮想 USB コントローラ (XHCI) 上のデバイス・エミュレーションが有効な場合に影響を及ぼすものだ。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、悪意のコード実行を達成し、脆弱な FreeBSD システムに深刻な脅威をもたらす可能性を手にする。

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Interactive PDF Analysis:脅威を検出するオープンソース・フォレンジック・ツール

Interactive PDF Analysis: An Open Source Forensic Tool for Threat Detection

2024/09/21 SecurityOnline — 今日のデジタル社会において、PDF ファイルは欠かせない存在であり、ビジネス文書からユーザー・マニュアルに至るまでの、あらゆる用途で使用されている。しかし、その他のフォーマットと同様に PDF も、悪意のペイロードの拡散に悪用される可能性があり、サイバー攻撃の標的となることが多い。そこで役立つのが、IPA (Interactive PDF Analysis) である。IPA は、セキュリティ・アナリストが PDF ファイルの隠れた構造を深く掘り下げ、潜在的な脅威を明らかにするために設計された、強力なオープンソース・ツールである。

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Passkeys のための Google PIN コード:PC と Android を連携させる保護機能が進化

Chrome Users Can Now Sync Passkeys Across Devices with New Google PIN Feature

2024/09/20 TheHackerNews — 9月19日 (木) に Google が発表したのは、Windows/macOS/Linux/ChromeOS/Android デバイス間で、Chrome ユーザーが Passkeys を同期するための Password Manager PIN のリリースである。Chrome の MP である Chirag Desai は、「この PIN により、さらにセキュリティは強化され、Passkeys は End-toEnd で暗号化され、誰もアクセスできないようになる。もちろん、Google もアクセスできない。 この PIN のデフォルトは6桁のコードだが、”PIN Option” を選択すれば、より長い英数字の PIN を作成できる」と述べている。

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NixOS の脆弱性 CVE-2024-45593 が FIX:不正なファイル操作が生じる恐れ

Critical Flaw in NixOS Package Manager: CVE-2024-45593 Allows Arbitrary File Write with Root Permissions

2024/09/15 SecurityOnline — Linux/Unix ベース・システムで人気のパッケージ・マネージャ Nix に、深刻度の高い脆弱性が発見された。脆弱性 CVE-2024-45593 (CVSS:9.1) の悪用に成功した攻撃者は、NAR のアンパック・プロセスを介して、任意のファイル・システムへの書き込みを可能にするという。その結果として、重大な脅威が発生する恐れがある。

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Citrix Workspace App の脆弱性 CVE-2024-7889/7890 が FIX:権限昇格 が生じる恐れ

Citrix Workspace App Users Urged to Update Following Two Privilege Escalation Flaws

2024/09/13 SecurityOnline — Citrix Workspace App for Windows に影響を及ぼす、2つの脆弱性 CVE-2024-7889/CVE-2024-7890 に関するセキュリティ勧告が、Cloud Software Group から公表された。これらの脆弱性の悪用に成功した、低レベルのアクセス権を持つ攻撃者は、権限を最高レベル (SYSTEM) に昇格させ、侵害したシステムを完全に制御する可能性を手にする。

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Oracle Weblogic を悪用する Linux マルウェア・キャンペーン:暗号通貨マイナーを展開

New Linux Malware Campaign Exploits Oracle Weblogic to Mine Cryptocurrency

2024/09/13 TheHackerNews — Linux 環境を標的にして、不正な暗号通貨マイニングを実行する、新たなマルウェア・キャンペーンが発見された。クラウドセキュリティ企業 Aqua によると、特に Oracle Weblogic サーバを標的とするアクティビティは、Hadooken と呼ばれるマルウェアを配信するようだ。Aqua のセキュリティ研究者である Assaf Moran は、「Hadooken が実行されると、Tsunami マルウェアがドロップされ、暗号マイナーが展開される」と説明している。

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Apache OFBiz の RCE 脆弱性 CVE-2024-45195 が FIX:ただちにパッチを!

Apache OFBiz Update Fixes High-Severity Flaw Leading to Remote Code Execution

2024/09/06 TheHackerNews — OSS の ERP システムである Apache OFBiz に存在することが判明した、新たなセキュリティ上の欠陥が修正された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Linux /Windows 上で認証を必要としないリモート・コード実行を許される可能性があるという。この脆弱性 CVE-2024-45195 (CVSS:7.5) は、OFBiz のバージョン 18.12.16 未満に影響を及ぼす。

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Linux kernel の脆弱性 CVE-2024-26581 (CVSS 7.8):PoC エクスプロイトが提供

CVE-2024-26581 PoC Exploit Released: Linux Systems at Risk of Root Compromise

2024/09/05 SecurityOnline — Linux kernel の脆弱性 CVE-2024-26581 (CVSS:7.8) に対する、技術的な詳細と PoC エクスプロイト・コードが、ある研究者から公開された。この脆弱性の悪用に成功したローカルの認証済みの攻撃者は、影響を受けるシステムから機密情報を取得する可能性を得る。

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“sedexp” はステルス性の Linux マルウェア:2年間にわたり検出を回避してきた

Stealthy ‘sedexp’ Linux malware evaded detection for two years

2024/08/24 BleepingComputer — ステルス性の Linux マルウェアである sedexp は、現時点では MITRE ATT&CK フレームワークに取り込まれていない永続化技術を使用して、2022 年から検出を逃れているという。このマルウェアのオペレーターは、リモート・アクセス用のリバース・シェルを作成して攻撃を続行できるという。このマルウェアを発見した、Aon Insurance 傘下のリスク管理会社 Stroz Friedberg は、「この記事の執筆時点では、sedexp が使用する永続化技術 (udev ルール) は 、MITRE ATT&CK では文書化されていない」と指摘している。つまり、sedexp は平凡な場所に隠れているが、高度な脅威であることが強調されている。

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CISA KEV 警告 24/08/21:Microsoft Exchange Server/Linux Kernel/Dahua IP Camera の脆弱性を登録

Microsoft, Linux, Dahua Flaws Exploited: CISA Warns

2024/08/21 SecurityOnline — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Microsoft Exchange Server/Linux Kernel/Dahua IP カメラにおける4つの脆弱性を、Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加した。

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FFmpeg の脆弱性 CVE-2024-7272 が FIX:ヒープバッファ・オーバーフローの PoC が提供

CVE-2024-7272: Critical Heap Overflow Vulnerability Discovered in FFmpeg, PoC Published

2024/08/20 SecurityOnline — FFmpeg に、深刻な脆弱性 CVE-2024-7272 (CVSS:8.8) が存在することが明らかになった。この、想像し得る限り、すべてのフォーマットを、デコード/エンコード/ストリーミングする能力を有する、世界有数のマルチメディア・フレームワークである FFmpeg の脆弱性は、きわめて懸念されるべきものである。この脆弱性は、FFmpeg のバージョン 5.1.5 以下に影響し、世界中のユーザーとシステムに対して重大な脅威をもたらす。

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Linux Kernel の脆弱性 CVE-2023-4206/4207/4208:PoC エクスプロイトがリリースされる

Linux Kernel Vulnerabilities Expose Systems to Privilege Escalation: Flaws Detailed and Exploit Code Released

2024/08/13 SecurityOnline — Linux Kernel における3件の脆弱性 CVE-2023-4206/CVE-2023-4207/CVE-2023-4208 に対する、技術的詳細と PoC エクスプロイト・コードが、セキュリティ研究者たちにより公開された。”net/sched” コンポーネント内に存在する、これらの “use-after-free” 脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ローカル権限の昇格を取得する可能性を持ち、影響を受けるシステムの不正な制御にいたる恐れが生じる。これらの脆弱性 CVSS スコアは 7.8 と評価されている。

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Wi-Fi コンポーネント “wpa_supplicant” の深刻な脆弱性 CVE-2024-5290 が FIX:ただちにパッチを!

CVE-2024-5290: Wi-Fi Flaw Leaves Millions Vulnerable to Root Takeover

2024/08/08 SecurityOnline — 無数のデバイスにおいて Wi-Fi 接続を管理する、ユビキタスなソフトウェア・コンポーネント “wpa_supplicant” に深刻な脆弱性が存在することを、セキュリティ研究者たちが発見した。この脆弱性は CVE-2024-5290 (CVSS:8.8:High) の悪用に成功した攻撃者は、最高レベル (root) まで特権をエスカレートさせ、影響を受けるシステムを実質的に完全に制御する機会を手にする。

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Web ブラウザの 脆弱性 0.0.0.0 Day:18年前から MacOS/Linux に影響を与えていた?

0.0.0.0 Day: 18-Year-Old Browser Vulnerability Impacts MacOS and Linux Devices

2024/08/08 TheHackerNews — 悪意の Web サイトが全ての主要な Web ブラウザに影響を与える、新しい脆弱性 “0.0.0.0 Day” が、サイバーセキュリティ研究者たちにより発見された。この脆弱性には、ローカル・ネットワークへの侵入に悪用さえる可能性のあるという。Oligo Security の研究者である Avi Lumelsky は、この脆弱性について、「ブラウザがネットワーク・リクエストを処理する方法における、根本的な欠陥を露呈している。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ローカル・デバイス上で実行されている、機密性の高いサービスにアクセスする可能性を得る」と述べている。

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Linux Kernel の脆弱性 CVE-2023-6817 が FIX:PoC もリリースされている

Linux Kernel Vulnerability CVE-2023-6817: Researcher Unveils Exploit Code

2024/08/06 SecurityOnline — Linuxカーネルに存在する深刻な脆弱性 CVE-2023-6817 (CVSS:7.8) に対する、詳細な技術的洞察と PoC エクスプロイト・コードを、あるセキュリティ研究者が公開した。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、アプリケーション・クラッシュ/情報漏洩/ローカル権限の昇格などを引き起こす可能性をてにするため、システムにとって重大な脅威が生じる。

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Android の脆弱性 CVE-2024-36971 が FIX:Linux Kernel のネットワーク経路管理の問題

CVE-2024-36971: Zero-Day Kernel Flaw Exploited in Targeted Attacks Against Android Devices

2024/08/05 SecurityOnline — Google Android の最新セキュリティ・アップデートにより、標的型攻撃で活発に悪用されている深刻なゼロデイ脆弱性の存在が明らかになった。この脆弱性 CVE-2024-36971 は、Linux Kernel のネットワーク経路管理内に存在し、脆弱なデバイスが攻撃されると、脅威アクターたちにシステム・レベルの特権を与える可能性が生じる。

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SLUBStick クロス・キャッシュ攻撃:Linux Kernel への影響が実証された

Linux kernel impacted by new SLUBStick cross-cache attack

2024/08/04 BleepingComputer — SLUBStick と名付けられた Linux Kernel クロス・キャッシュ攻撃により、影響が限定されるヒープ関連の脆弱性が、任意のメモリ Read/Write 機能に変換されるという。研究者たちによると、それは 99% のレベルで成功しており、特権昇格やコンテナ・エスケープにいたることが実証されているようだ。この発見は、グラーツ工科大学の研究者チームによるものであり、32-Bit と 64-Bit システムで9件の既存の CVE を使用し、Linux Kernel バージョン 5.9/6.2 で攻撃を実証し、高い汎用性を示した。

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Chrome の新機能 App-Bound Encryption:Windows の DPAPI 活用でクッキー窃取を排除

Google Chrome Strengthens Cookie Security on Windows with App-Bound Encryption

2024/07/31 SecurityOnline — Google Chrome の Windows ユーザー向けに導入された、App-Bound Encryption という新しいセキュリティ機能は、クッキーの盗難や情報窃取マルウェアからユーザーを保護を強化するためのものだ。この機能強化の目的は、クッキー/パスワード/支払い情報などの機密データを、不正アクセスから保護することにある。

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Dark Anels ランサムウェア:Fortune 50 企業から過去最高額の身代金 $75M を受領

Dark Angels ransomware receives record-breaking $75 million ransom

2024/07/30 BleepingComputer — ある Fortune 50 企業が、Dark Angels ランサムウェア・グループに対して、これまでの最高額である $75M という身代金を支払ったことが、2024 Zscaler Ransomware Report により明らかになった。Zscaler のレポートには、「2024年の初旬に、Dark Angels に $75M を支払った被害者を発見した。これは、公に知られている、どの金額よりも高額である。したがって、彼らの戦術に興味を持ち、それを採用することで、このような成功を再現しようとする攻撃者が増えていくだろう」と述べている。

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Google Chrome の新機能 App-Bound Encryption:情報窃取マルウェアをブロック

Google Chrome adds app-bound encryption to block infostealer malware

2024/07/30 BleepingComputer — Google Chrome は、情報窃取型のマルウェア攻撃に対するセキュリティ向上のため、Windows システム上でより優れたクッキー保護のための新機能 App-Bound Encryption を追加した。Chrome のソフトウェア・エンジニアである Will Harris が、7月30日に発表したブログで説明しているように、現時点における Chrome は、クッキーやパスワードなどの機密データを保護するために、各 OS が提供する最も堅牢な技術を使用している。具体的には、以下のとおりである。

  • macOS:Keychain
  • Linux:kwallet または gnome-libsecret
  • Windows:Data Protection API (DPAPI)
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Raspberry Pi RaspAP の脆弱性 CVE-2024-41637 が FIX:PoC が提供

RaspAP Vulnerability: Root Access at Risk for Raspberry Pi Users

2024/07/29 SecurityOnline — Raspberry Pi デバイスを無線アクセス・ポイントにする人気のオープンソース・ツール RaspAP に、重大な脆弱性 CVE-2024-41637 が存在することが、セキュリティ研究者の Zonifer により発見された。この脆弱性の悪用に成功したローカルの攻撃者は、標準ユーザーから root ユーザーへの権限の昇格が可能になり、Raspberry Pi の完全な制御を奪う可能性を得る。

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CrowdStrike の事後レビュー:大規模なインシデントが発生した理由を詳述

CrowdStrike Shares How a Rapid Response Content Update Caused Global Outage

2024/07/24 InfoSecurity — CrowdStrike が発表したのは、7月19日に発生した世界的な IT 障害が、Falcon platform のコンテンツ更新のバグに起因すると説明する、インシデント事後レビュー (PIR:Post Incident Review) である。同社は、このインシデントの原因が、未検出のエラーを取り込んでしまった Rapid Response Content のアップデートにあることを明らかにした。

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CrowdStrike の Kernel Panic:4月の時点で Linux ユーザーに影響を及ぼしていた

Linux Users Hit by CrowdStrike Fallout: Kernel Panics Reported

2024/07/23 SecurityOnline — 先週の金曜日に、世界は金融/メディア/運輸/物流など複数の業界を混乱させる、前代未聞の大停電に見舞われた。数多くの米国内ユーザーも Windows のシステム・クラッシュに遭遇し、それぞれの仕事に影響が生じ、“Microsoft Blue Screen” というキーワードがオンライン検索トレンドのトップに躍り出た。Microsoft の CEO である Satya Nadella は、コンピューター・システムへのサイバー攻撃を防ぐために設計された CrowdStrike のソフトウェア “Falcon Sensor” のアップデートが、Windows OS を実行しているコンピューターの誤作動を引き起こしたことを認めた。

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