Intel の Spectre 対策を無効化する CVE-2024-45332:新たな投機的実行攻撃とPoC の提供

Branch Privilege Injection (CVE-2024-45332): New Spectre-Class Attack Bypasses Intel Mitigations with Live PoC

2025/05/15 SecurityOnline — Intel の長年にわたる Spectre 対策を無効化し、パッチを完全に適用したシステムであってもメモリ・リークを許す、新たな投機的実行攻撃 Branch Privilege Injection (CVE-2024-45332) を、ETH チューリッヒのセキュリティ研究者たちが公開した。ETH チューリッヒの COMSEC (Computer Security Group) が公表した、この脆弱性は、Intel CPU で新たに発見された競合状態を悪用し、分岐ターゲット・インジェクション (Spectre-BTI) 攻撃の威力を復活させ、さらに強化するものだ。

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Intel TDX に重大な脆弱性:サイドチャネル攻撃による情報漏えいの可能性

Researchers Expose Critical Isolation Vulnerability in Intel Trust Domain Extensions (TDX)

2025/01/26 securityonline — Intel Trust Domain Extensions (TDX) に重大な脆弱性が存在することが、IIT Kharagpur と Intel の共同チームによる研究で明らかになった。具体的に言うと、安全な仮想化環境のための先進技術として注目されている TDX のコア分離機能に、サイドチャネル攻撃により機密情報が漏洩する危険性があることが判明している。

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Linux を動かす Intel/AMD の CPU に深刻なバグ:Spectre バイパスによる投機的攻撃の可能性

Intel, AMD CPUs on Linux impacted by newly disclosed Spectre bypass

2024/10/18 BleepingComputer — Linux を動かす Xeon などの Intel 最新世代プロセッサと、AMD の古いマイクロ・アーキテクチャは、Spectre に対する緩和策を提供しているが、それを回避する新たな投機的実行攻撃に対して脆弱である。この脆弱性が影響を及ぼすのは、コンシューマ向けの Intel 12th/13th/14th 世代チップと、サーバ向けの 5th/6th 世代 Xeon プロセッサ、そして、AMD の Zen 1/Zen 1+/Zen 2 プロセッサである。

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FIDO Alliance が提案する新仕様:Passkeys をプラットフォーム間で安全に移動可能に

New FIDO proposal lets you securely move passkeys across platforms

2024/10/15 BleepingComputer — Fast IDentity Online (FIDO) アライアンスは、異なるプロバイダー間で Passkeys を安全に転送することを目的とした、新しい仕様の作業草案を発表した。Passkeys とは、公開鍵暗号方式を活用することで、従来からのパスワードに依存しない認証方法のことである。それによりユーザーは、長い文字列を記憶したり管理したりする必要がなくなる。

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UEFI の脆弱性 CVE-2024-8105 が FIX:Acer/Dell/HP/Intel/Lenovo などに影響?

CVE-2024-8105: An UEFI Flaw Putting Millions of Devices at Risk

2024/09/02 SecurityOnline — UEFI エコシステム内に存在する、PKfail と呼ばれる深刻な脆弱性 CVE-2024-8105 (CVSS:8.2) が表面化した。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者により、重要な UEFI セキュリティ・メカニズムが侵害されると、最も基本的なセキュア・ブート保護でさえ回避していく侵害に対してシステムが脆弱になる。

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PKfail という Secure Boot バイパスが発見された:深刻なファームウェア・サプライチェーン問題とは?

PKfail Secure Boot bypass lets attackers install UEFI malware

2024/07/25 BleepingComputer — 攻撃者がPKfail と呼ばれる深刻なファームウェア・サプライチェーン問題を悪用する攻撃者により、Secure Boot をバイパスしたマルウェアのインストールが可能となり、10 社のベンダーの何百もの UEFI 製品の侵害の可能性が生じている。Binarly Research Team が発見した、この問題の影響を受けるデバイスは、American Megatrends International (AMI) が生成したテスト用の Secure Boot “master key” である、Platform Key (PK) を使用しているものとなる。

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Intel CPU に影響を及ぼす UEFI の脆弱性 CVE-2024-0762:悪意のコード実行の恐れ

Researchers Uncover UEFI Vulnerability Affecting Multiple Intel CPUs

2024/06/20 TheHackerNews −−− Intel Core デスクトップ/モバイル・プロセッサー群に影響を及ぼす、Phoenix SecureCore UEFI ファームウェアの脆弱性 CVE-2024-0762 (CVSS:7.5) の詳細が、サイバー・セキュリティ研究者たちにより公開された。この脆弱性は、TPM (Trusted Platform Module) コンフィグにおける、セキュアでない変数に起因するバッファ・オーバーフローであり、悪意のコードが実行される可能性があると説明されている。

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Fluent Bit ログ管理に深刻な脆弱性 CVE-2024-4323:DoS 攻撃のための PoC が提供される

Experts Warn Of A Flaw In Fluent Bit Utility That Is Used By Major Cloud Platforms And Firms

2024/05/21 SecurityAffairs — 主要クラウド・プラットフォームで使用されている、Fluent Bit ユーティリティに深刻な脆弱性が存在することを、Tenable の研究者たちが発見した。オープンソースとして提供される Fluent Bit は、ログを取り扱うための軽量かつ高性能なプロセッサ/フォワーダである。このユーティリティは、各種のソースから各種のディスティネーションへと、ログなどの多様なデータを収集/処理/転送するように設計されている。Fluent Bit は Fluentd エコシステムの一部であり、リソース効率に最適化されているため、IoT デバイス/エッジ・コンピューティング/コンテナ化されたアプリケーションなどの、リソースが限定されている環境に適している。

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Intel の深刻な脆弱性 CVE-2024-22476 (CVSS 10) などが FIX:全体で 90件を超える欠陥に対応

CVE-2024-22476 (CVSS 10): Intel’s Critical AI Flaw Leaves Systems Open to Attack

2024/05/16 SecurityOnline — Intel は、5月14日に 41件のセキュリティ情報を発表し、同社の製品ライン全体で 90を超える脆弱性に対処した。これらのセキュリティ欠陥の主なポイントはソフトウェアの領域にあり、その中には重要な AI ツールの脆弱性も含まれている。

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Intel CPU のメモリ・リーク:Spectre v2 という攻撃手法を研究者たちが公表

Researchers Resurrect Spectre v2 Attack Against Intel CPUs

2024/04/10 SecurityWeek — Intel プロセッサーを標的とする Spectre v2 攻撃の新たなバリエーションについて、オランダの VU アムステルダム大学の VUSec Cybersecurity Group が発表した。2018年に Spectre と Meltdown による CPU 攻撃が公表された際、最も危険と名指しされた亜種は、Spectre v2 または Spectre BTI (Branch Target Injection) だった。複数の CPU メーカーが、ハードウェア/ソフトウェアによる緩和策を開発してきたが、それらの攻撃を行う新たな方法を、研究者たちは発見し続けている。

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Citrix Hypervisor の脆弱性が FIX:Intel の Reptar 問題にも対応

Citrix Hypervisor gets hotfix for new Reptar Intel CPU flaw

2023/11/15 BleepingComputer — Citrix Hypervisor に影響を及ぼす、2件の脆弱性に対する Hotfix がリリースされた。そのうちの1つは、デスクトップ/サーバ・システム用の Intel CPU に影響を及ぼす、深刻度の高い脆弱性 Reptar である。Citrix Hypervisor (旧 XenServer) は、仮想化環境の導入と管理を行うエンタープライズ・レベルのプラットフォームである。

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Intel CPU の脆弱性 Downfall CVE-2022-40982:影響を受けるベンダーたちの対応は?

Companies Respond to ‘Downfall’ Intel CPU Vulnerability 

2023/08/18 SecurityWeek — 先日に公表された Intel CPU の脆弱性 Downfall に対して、複数の大手企業がセキュリティ・アドバイザリ発表した。Google の研究者により発見され、CVE-2022-40982 として追跡されている Downfall には、サイドチャネル攻撃を引き起こす可能性がある。その悪用に成功したローカルの攻撃者には、パスワードや暗号化キーなどの機密性の高い情報を、対象となるデバイスから取得する可能性が生じるという。クラウド環境も影響を受けることになり、Web ブラウザ経由でリモート攻撃などが起こるかもしれないが、そのような攻撃を実証するには、さらなる研究が必要だという。

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最新の CPU に新たなサイドチャネル脆弱性:Collide+Power/Downfall/Inception とは?

Collide+Power, Downfall, and Inception: New Side-Channel Attacks Affecting Modern CPUs

2023/08/09 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちが、最新の CPU からの機密データ漏えいに悪用される可能性のある、3件のつのサイドチャネル攻撃の詳細を公開した。それらの新たな手法は、Collide+Power (CVE-2023-20583)/Downfall (CVE-2022-40982)/Inception(CVE-2023-20569) として追跡されている。先日には、Zenbleed (CVE-2023-20593) として知られる、AMD Zen 2 アーキテクチャー・ベースのプロセッサーに影響を与える、別のセキュリティ脆弱性の公開に続くものである。

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CISA KEV 警告 23/02/10:Intel Ethernet Diagnostics の古い脆弱性 などを追加

CISA adds Fortra MFT, TerraMaster NAS, Intel driver Flaws, to its Known Exploited Vulnerabilities Catalog

2023/02/11 SecurityAffairs — CISA は、Fortra MFT/Intel ドライバ/TerraMaster NAS などに存在し、活発に悪用されている脆弱性 CVE-2023-0669/CVE-2015-2291/CVE-2022-24990 を、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。 この CVE-2015-2291 (CVSS:7.8) は、Windows IQVW32.sys/IQVW64.sys 用の Intel イーサネット診断ドライバに存在する、サービス拒否 (DoS) の脆弱性である。

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SBOM の品質をチェック:米政府基準の最小限要素を満たすものは1%に過ぎない

Chainguard Trains Spotlight on SBOM Quality Problem

2023/01/19 SecurityWeek — ソフトウェア部品表で品質を管理しているソフトウェア・エンジニアが、驚くべき発見をした。現時点で作成されている SBOM のうち、米国政府が定義した「最小限の要素」を満たしているものは、わずか 1% に過ぎないというのだ。ソフトウェア・サプライチェーン・セキュリティの企業である Chainguard の新しいデータによると、既存のツールで生成された SBOM は、ソフトウェアの脆弱性/ライセンス/在庫の追跡を管理するために、SBOM 内で定義されている必要最小限のデータフィールドを満たしていないことが判明した。

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Intel Alder Lake の UEFI ソースコードが流出:中国メーカーの従業員が関与している?

Intel Confirms Leak of Alder Lake BIOS Source Code

2022/10/10 TheHackerNews — 先週に Intel は、同社の CPU である Alder Lake に関連する独自のソースコードが、正体不明の第三者により 4chan/GitHub で公開されたと発表した。公開されたのは、2021年11月に発売された、同社の第12世代プロセッサー Alder Lake の UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) コードだ。

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Chaos は Golang ベースのマルウェア:複数の CPU にまたがり Windows/Linux に感染

Researchers Warn of New Go-based Malware Targeting Windows and Linux Systems

2022/09/28 TheHackerNews — この数カ月にわたり、Chaos と呼ばれる多機能な Go ベースの新たなマルウェアが、Windows/Linux/SOHO ルーター/企業サーバーなどをボットネットに取り込み、その勢力を急速に拡大している状況が明らかになった。Lumen の Black Lotus Labs の研究者たちは、「Chaos の機能には、ホスト環境の列挙/リモートシェル・コマンドの実行/追加モジュールのロード/SSH 秘密鍵の窃盗/ブルートフォースによる自動伝播などに加えて、DDoS 攻撃の設定も含まれている」 と、The Hacker News に述べている。

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Intel ファームウェア/管理ソフトウェアにおける約 60件の脆弱性が FIX

Intel Patches Severe Vulnerabilities in Firmware, Management Software

2022/08/10 SecurityWeek — 8月10日に、Intel は、27件のセキュリティ・アドバイザリを発表した。このアドバイザリでは、ファームウェア/ソフトウェア・ライブラリ/エンドポイント/データセンター管理製品などに存在する、約60件の脆弱性に対処している。これらの中で、最も深刻な CVSS スコアを持つのは、Open AMT Cloud Toolkit (OOB 管理ソリューションを統合する、オープンソースのツールキット) の権限昇格の脆弱性である。

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PLC/HMI パスワード・クラッキング・ツールによるマルウェア配信とは?

PLC and HMI Password Cracking Tools Deliver Malware

2022/07/18 SecurityWeek — HMI/PLC などの産業用製品のパスワードを解読できると主張するツールに、ゼロデイ脆弱性が発見され、これらのツールを使ったマルウェア配信が、脅威アクターにより行われていることが判明した。組織内の産業用システムを担当するエンジニアが、ある日、突然に、更新が必要な PLC/HMI や、プロジェクト・ファイルがパスワードで保護され、ログインできないとうい状況に直面することがある (パスワードの失念や、退職者による設定)。

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Hertzbleed サイドチャネル攻撃:Intel/AMD の最新 CPU から暗号化キーが漏れる

Hertzbleed Side-Channel Attack allows to remotely steal encryption keys from AMD and Intel chips

2022/06/15 SecurityAffairs — テキサス大学/イリノイ大学/ワシントン大学の研究者たちは、Hertzbleed と呼ばれる新たなサイドチャネル攻撃の技術を考案し、最新の Intel/AMD チップからリモートの攻撃者が、暗号化キーを盗み出せることを証明した。研究者たちは、「Hertzbleed は、サイドチャネル攻撃の新しいファミリーである周波数サイドチャネルである。最悪の場合、これらの攻撃に成功した攻撃者は、以前は安全だと信じられていたリモートサーバーから、暗号化キーを抽出できるようになる」と述べている。研究者たちは、2022年8月10日~12日にボストンで開催される、第31回 USENIX セキュリティ・シンポジウムで、この研究成果を発表する予定だという。

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Conti の置きみやげ:Intel ファームウェアを標的とするスティルス攻撃が消えない

Conti ransomware targeted Intel firmware for stealthy attacks

2022/06/02 BleepingComputer — Conti ランサムウェアから流出したチャットを分析した研究者たちは、ロシアのサイバー犯罪グループ内のチームが、ファームウェアのハッキングを積極的に行ってきたことを発見した。このサイバー犯罪シンジケートのメンバーたちが交わしたメッセージによると、Conti の開発者は、Intel の Management Engine (ME) を活用してフラッシュを上書きし、System Management Mode (SMM) を実行させる PoC コードを作成していたことが判明した。

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Intel がロシアから撤退:すべての事業活動を停止すると表明

Intel shuts down all business operations in Russia

2022/04/05 BleepingComputer — 火曜日の夜に Intel は、ウクライナ侵攻によりロシアから撤退した他のハイテク企業と同様に、ロシアでの全事業を停止したと発表した。先月に Intel は、米国政府がロシアとベラルーシへの技術輸出を禁じる大規模な制裁措置を発動した後に、ロシアとベラルーシの顧客への出荷をすべて停止していた。1,200人の従業員をロシアで抱えていた Intel だが、本日の発表により、その全事業活動を停止することになる。

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HP が 16 件の UEFI ファームウェア・バグに対応:永続的マルウェア埋め込みの可能性

HP patches 16 UEFI firmware bugs allowing stealthy malware infections

2022/03/08 BleepingComputer — セキュリティ・ソフトウェアで検出されないマルウェアをデバイスを感染させ、脅威アクターに高い特権を取得させる可能性のある、UEFI ファームウェアに存在する 16件の脆弱性を、HP が開示した。これらの脆弱性は、ノートパソコン/デスクトップパソコン/POS システム/エッジコンピューティング・ノードなどの、HP の複数の機種に影響を与える。

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Intel の Software/Firmware がアップデート:18 件の深刻な脆弱性が FIX

Intel Software and Firmware Updates Patch 18 High-Severity Vulnerabilities

2022/02/17 SecurityWeek — 先週に Intel は、22件のセキュリティ勧告を発表し、そのうち7件の深刻度は High となっている。これらのアドバイザリには、18件の深刻度 High の脆弱性が記載されており、そのほとんどが特権の拡大に悪用される可能性を持つ。また、情報漏えいやサービス拒否 (DoS) を引き起こす可能性も生じるという。ただし、これらの脆弱性を悪用するには、対象となるデバイスへのローカル・アクセスが必要となる。

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UEFI ファームウェアで発見された 23件の脆弱性:ハードウェア・ベンダー 25社に影響

UEFI firmware vulnerabilities affect at least 25 computer vendors

2022/02/02 BleepingComputer — ファームウェア・プロテクション企業である Binarly の研究者たちは、Fujitsu/Intel/AMD/Lenovo/Dell/ASUS/HP/Siemens/Microsoft/Acer などの、複数のコンピュータ・ベンダーが採用している InsydeH2O の UEFI ファームウェアに、深刻な脆弱性が存在することを発見した。

UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) ソフトウェアとは、デバイスのファームウェアとオペレーティング・システムの間のインターフェースであり、起動プロセス/システム診断/修復機能などに対応する。

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ファームウェア・ベース Rootkit の危険性:MoonBounce を含む3つのマルウェアとは?

Researchers Discover Dangerous Firmware-Level Rootkit

2022/01/21 DarkReading — ファームウェア・ベースの Rootkit は、現時点では珍しいものであるが、標的となるネットワーク上で検出困難なかたちで持続性を維持する手段として、脅威アクターたちの間で注目を集めている。Kaspersky の研究者たちは、顧客のコンピュータの UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) ファームウェアの深層で、このような脅威の最新サンプルを発見した。

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Intel の脆弱性 CVE-2021-0146 は Note PC から IoT にまで影響をおよぼす

Positive Technologies Discovers Vulnerability in Intel Processors Used in Laptops, Cars and Other Devices

2021/11/15 AutomationCom — 脆弱性 CVE-2021-0146 により、複数のインテル・プロセッサーにおいて、テスト・モードまたはデバッグ・モードへの変更が可能になってしまう。これにより、物理的なアクセス権を持つ不正なユーザーが、システム上で拡張された権限を取得できる可能性が生じる。

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Google Chrome/Chromium で発見された Spook.js サイドチャネル攻撃とは?

Spook.js – New side-channel attack can bypass Google Chrome’s protections against Spectre-style exploits

2021/09/10 DailySwig — Google Chrome を標的とする、サイドチャネル攻撃が新たに発見された。攻撃者は、この Web ブラウザのセキュリティ保護機能を回避し、Spectre 型攻撃を用いて機密情報を取得できる。この、Spook.js と名付けられたサイドチャネル攻撃は、投機的実行 (Spectre) 攻撃に対するChromeの防御機能を回避し、認証情報や個人情報などを盗み出すことができます。

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Zephyr RTOS の深刻な Bluetooth 脆弱性が FIX された

Zephyr RTOS fixes Bluetooth bugs that may lead to code execution

2021/06/22 BleepingComputer — 組込み機器向けの RTOS である Zephyr は、6月の初めにアップデートを行い、サービス拒否 (DoS) やリモート・コード実行を引き起こす可能性のある、複数の脆弱性を修正した。これらの問題は、Zephyr の Bluetooth LE Link Layer (LL) および Logical Link Control and Adaptation Protocol (L2CAP) の実装において発見されている。

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Intel の June 2021 Platform Update は 73 件の脆弱性に対応

Intel fixes 73 vulnerabilities in June 2021 Platform Update

2021/06/08 BleepingComputer — Intel は、2021年6月のパッチ・チューズデーの一環として、Intel Security Library の一部バージョンおよび、Intel Processor BIOS ファームウェアに影響する、73件の脆弱性に対処した。また同社は、Product Security Center で公開された29件のセキュリティ勧告の中で、セキュリティ上の欠陥を詳しく説明している。

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