Akira ランサムウェアの活動が急拡大:Nutanix 仮想マシンの標的化と重要インフラの侵害

Akira RaaS Targets Nutanix VMs, Threatens Critical Orgs

2025/11/15 DarkReading — 複数の米欧政府機関が公表したのは、最近の Akira ランサムウェアの活動が、重要インフラに差し迫った脅威を及ぼしているという警告である。その一方で、大半のサイバー犯罪グループと同様に、Akira Ransomware-as-a-Service (RaaS) は中小企業 (SMB) を標的にする傾向がある。また、医療/製造/農業といった重要分野の大企業も標的としている。

Continue reading “Akira ランサムウェアの活動が急拡大:Nutanix 仮想マシンの標的化と重要インフラの侵害”

Akira ランサムウェアによる Apache OpenOffice 侵害:23GB の機密データ流出の主張とは?

Akira Ransomware Allegedly Claims Theft of 23GB in Apache OpenOffice Breach

2025/11/01 CyberSecurityNews — Akira ランサムウェア・グループが発表したのは、2025年10月29日に Apache OpenOffice のシステムへの侵入に成功し、23GB の機密性の高い企業データを盗み出したという主張である。強硬な二重恐喝戦術で知られる同グループは、ダークウェブ上のリークサイトに詳細を掲載し、身代金が支払われない限り情報を公開すると脅迫している。このインシデントが浮き彫りにするのは、高度なサイバー脅威が蔓延する時代においては、非営利ソフトウェア財団でさえ深刻なリスクに直面するという現実である。

Continue reading “Akira ランサムウェアによる Apache OpenOffice 侵害:23GB の機密データ流出の主張とは?”

SonicWall SSL VPN の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira ランサムウェアが攻撃

SonicWall SSL VPN Devices Targeted by Threat Actors to Distribute Akira Ransomware

2025/10/10 gbhackers — SonicWall SSL VPN のパッチ未適用のデバイスを悪用する Akira ランサムウェア攻撃の急増が、2025年7月から8月にかけて確認されている。すでにパッチがリリースされているが、数多くの組織が依然として脆弱な状態にあり、脅威アクターによる初期アクセスの取得と、Akira の二重脅迫スキームの実行が懸念されている。2025年8月20日に Darktrace が検出したのは、米国の顧客ネットワークにおける異常なネットワーク・スキャンと偵察活動である。

Continue reading “SonicWall SSL VPN の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira ランサムウェアが攻撃”

SonicWall ファイアウォールを標的とする攻撃:Akira ランサムウェアによるログイン試行を分析

Cybercriminals Target SonicWall Firewalls to Deploy Akira Ransomware via Malicious Login Attempts

2025/09/29 gbhackers — 侵害済の SonicWall SSL VPN 認証情報を悪用して、4時間以内に Akira を拡散させるという迅速な攻撃に、セキュリティ・チームは直面している。それは、同種の脅威として最短の滞留時間の記録である。この攻撃では、認証が成功 (多くはホスティング関連 ASN からの発信) した後の数分でポートスキャンが始まり、Impacket SMB ツールを悪用する探索が行われ、多様な環境に Akira が展開される。

Continue reading “SonicWall ファイアウォールを標的とする攻撃:Akira ランサムウェアによるログイン試行を分析”

SonicWall VPN を標的とする攻撃:Akira ランサムウェアが用いる BYOVD 手法を解析

Akira Ransomware Uses Windows Drivers to Bypass AV/EDR in SonicWall Attacks

2025/08/06 CyberSecurityNews — 先日に発見された SonicWall VPN を標的とする攻撃キャンペーンにおいて、脅威アクターたちは Windows ドライバを悪用し、Anti-Virus/EDR システムを回避しているという。この攻撃は 2025年7月下旬から8月上旬にかけてエスカレートしており、侵害後の持続性確保と検出回避のために、脅威アクターが戦術を高度化させている実態を示している。

Continue reading “SonicWall VPN を標的とする攻撃:Akira ランサムウェアが用いる BYOVD 手法を解析”

SonicWall VPN の未知の脆弱性:MFA バイパスと Akira ランサムウェアの展開を観測

SonicWall VPNs Actively Exploited for 0-Day Vulnerability to Bypass MFA and Deploy Ransomware

2025/08/04 CyberSecurityNews — SonicWall – Secure Mobile Access (SMA) の、VPN/Firewall アプライアンスに存在するとされるゼロデイ脆弱性が、活発に悪用されるという状況にある。攻撃者たちは、初期侵入から僅か数時間で多要素認証 (MFA) 回避し、ランサムウェア展開を可能にしている。一連の攻撃は、SonicWall アプライアンスへの侵入から始まり、迅速かつ一貫した手順により展開されている。Huntress/Arctic Wolf/Sophos などのセキュリティ企業が報告するのは、これらのデバイスを標的とする深刻なインシデントが急増しており、関連組織にとって継続的かつ重大な脅威となっていることだ。

Continue reading “SonicWall VPN の未知の脆弱性:MFA バイパスと Akira ランサムウェアの展開を観測”

Hitachi Vantara がシャットダウン:Akira ランサムウェアによる攻撃の可能性

Hitachi Vantara takes servers offline after Akira ransomware attack

2025/04/28 BleepingComputer — 日本の日立製作所の子会社 Hitachi Vantara だが、4月の最後の週末にかけて、Akira ランサムウェア攻撃を封じ込めるために、サーバのオフライン化を余儀なくされたようだ。同社は、政府機関に加えて、BMW/Telefonica/T-Mobile/China Telecom などの世界有数の企業に対して、データ・ストレージ/インフラ・システム/クラウド管理/ランサムウェア復旧サービスを提供している。

Continue reading “Hitachi Vantara がシャットダウン:Akira ランサムウェアによる攻撃の可能性”

Akira ランサムウェアに対する複合ツール:GPU を用いて暗号化キーにブルートフォースを仕掛ける

New Akira ransomware decryptor cracks encryptions keys using GPUs

2025/03/15 BleepingComputer — Akira ランサムウェアの Linux 版に対する復号ツールが、セキュリティ研究者の Yohanes Nugroho によりリリースされた。この無料のツールは、GPU パワーを利用して復号キーを取得し、ファイルのロックを解除する。Nugroho は、友人から助けを求められ、この復号ツールを開発することになった。Akira が暗号化キーを生成する方法に、つまり、タイムスタンプを用いる方法を分析すれば、1週間以内で暗号化されたシステムを復号できると判断したのだ。

Continue reading “Akira ランサムウェアに対する複合ツール:GPU を用いて暗号化キーにブルートフォースを仕掛ける”

Akira ランサムウェアの検出回避術が判明:ネットワーク上の Web カメラを使って EDR をバイパス

Akira ransomware encrypted network from a webcam to bypass EDR

2025/03/06 BleepingComputer — Akira ランサムウェア・ギャングが用いる検出回避の手法は、被害者のネットワークに暗号化攻撃を仕掛けるために、セキュリティ保護が行われない Web カメラの悪用にあることが判明した。それにより、Windows 環境における暗号化機能をブロックする Endpoint Detection and Response (EDR) を、効果的に回避している状況が発見された。

Continue reading “Akira ランサムウェアの検出回避術が判明:ネットワーク上の Web カメラを使って EDR をバイパス”

SonicWall ファイヤウォールの脆弱性 CVE-2024-53704:PoC のリリース後に攻撃を検出

SonicWall firewall bug leveraged in attacks after PoC exploit release

2025/02/14 BleepingComputer — SonicWall ファイアウォールに影響を与える認証バイパスの脆弱性だが、PoC エクスプロイト・コードのリリースの直後から、攻撃者たちに狙われ始めている。SonicWall の SSLVPN 認証メカニズムで発見され、CISA により深刻度 Critical と分類された脆弱性 CVE-2024-53704 は、同社の Gen 6/7 ファイアウォールおよび、SOHO シリーズ・デバイスの複数のモデルで使用される、SonicOS バージョン 7.1.1-7058 以下/7.1.2-7019/8.0.0-8035 に影響を及ぼすものである。

Continue reading “SonicWall ファイヤウォールの脆弱性 CVE-2024-53704:PoC のリリース後に攻撃を検出”

SonicWall の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira と Fog による悪用と侵害

Thousands of SonicWall Devices Remain Vulnerable to CVE-2024-40766

2025/01/06 SecurityOnline — SonicWall NSA デバイスの深刻な脆弱性 CVE-2024-40766 が公表されたのは、2024年9月のことである。それ以降において、脅威アクター Akira と Fog が、この欠陥を悪用することで、世界中の組織に侵入したと報告されている。Macnica の脅威研究者である Yutaka Sejiyama によると、この脆弱性を悪用された 100社を超える企業が、ランサムウェア・グループの被害に遭った可能性があるが、2024年12月下旬の時点において、少なくとも 48,933台のデバイスが危険な状態にあるという。

Continue reading “SonicWall の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira と Fog による悪用と侵害”

SonicWall VPN Firewall:インターネット露出する脆弱なデバイスの数は? – Bishop Fox

Over 25,000 SonicWall VPN Firewalls exposed to critical flaws

2024/12/17 BleepingComputer — インターネットに露出する 25,000 台以上の SonicWall SSLVPN デバイスが、深刻な脆弱性を抱えているとされ、そのうちの 20,000 台に関しては、ベンダーがサポートを終了した SonicOS/OSX ファームウェア・バージョンを使用されているという。サイバーセキュリティ企業 Bishop Fox が実施した調査/分析によると、今年なって公開された一連の重要な脆弱性が、SonicWall デバイスに影響を及ぼしているとされる。

Continue reading “SonicWall VPN Firewall:インターネット露出する脆弱なデバイスの数は? – Bishop Fox”

Malware から Microsoft LOLBin へ:2024年上半期の脅威データを分析 – Sophos

2024 Sees Sharp Increase in Microsoft Tool Exploits

2024/12/13 InfoSecurity — 最新の Sophos Active Adversary Report が示すのは、脅威アクターによる正規の Microsoft ツールの悪用が、2023 年と 2024 年上半期の比較において、51% も増加していることだ。2024 年上半期に分析された 190 件のサイバー・インシデントにおいて、187 件で Microsoft 製品を用いる、Living Off the Land Binaries (LOLbins) が観測された。そのうちの 64 件は、Sophos データセットに1回だけ出現していたと、研究者たちは述べている。

Continue reading “Malware から Microsoft LOLBin へ:2024年上半期の脅威データを分析 – Sophos”

Veeam VBR の 脆弱性 CVE-2024-40711:Frag ランサムウェアによる悪用も確認

Critical Veeam RCE bug now used in Frag ransomware attacks

2024/11/08 BleepingComputer — Akira/Fog ランサムウェアによる悪用が確認された、Veeam Backup & Replication (VBR) の重大な脆弱性 CVE-2024-40711 が、Frag ランサムウェアの展開にも悪用されていたことが明らかになった。この脆弱性 CVE-2024-40711 は、信頼されていないデータに対するデシリアライゼーションの欠陥により生じるものだ。この脆弱性の悪用に成功した未認証の

攻撃者による、Veeam VBR サーバ上での RCE (remote code execution) 攻撃が可能になることが、セキュリティ研究者 Florian Hauser により発見されている。

Continue reading “Veeam VBR の 脆弱性 CVE-2024-40711:Frag ランサムウェアによる悪用も確認”

SonicWall SonicOS の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira による悪用を確認 – Cisco Talos

Akira Ransomware Exploit CVE-2024-40766 in SonicWall SonicOS

2024/10/21 SecurityOnline — Akira ランサムウェア・グループは、サイバー攻撃における手口を改良し続け、最も影響力の大きな脅威としての地位を築いている。Cisco Talos の最近のレポートによると、Akira の成長の要因は、絶え間ない進化と戦術的なシフトにあるあるという。Akira は、従来のランサムウェア技術の枠を超えて、サイバー犯罪の分野で強力な勢力を維持している。

Continue reading “SonicWall SonicOS の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira による悪用を確認 – Cisco Talos”

CISA KEV 警告 24/10/17:Veeam の RCE 脆弱性 CVE-2024-40711 を追加

U.S. CISA adds Veeam Backup and Replication flaw to its Known Exploited Vulnerabilities catalog

2024/10/19 SecurityAffairs — Veeam Backup and Replication の脆弱性 CVE-2024-40711 (CVSS:9.8) が、米国の CISA の KEV (Known Exploited Vulnerabilities)カタログに追加された。10月11日の時点で Sophos の研究者たちが警告していたのは、Veeam Backup & Replication の脆弱性 CVE-2024-40711 を悪用する、ランサムウェアのオペレーターが不正なアカウントを作成し、マルウェアを展開していることだった。

Continue reading “CISA KEV 警告 24/10/17:Veeam の RCE 脆弱性 CVE-2024-40711 を追加”

Veeam の RCE 脆弱性 CVE-2024-40711:Akira/Fog ランサムウェアが悪用

Akira and Fog ransomware now exploit critical Veeam RCE flaw

2024/10/10 BleepingComputer — Veeam Backup & Replication (VBR) サーバに存在する、RCE の脆弱性 CVE-2024-40711 が、ランサムウェア・グループに悪用されていることが判明した。この脆弱性 CVE-2024-40711 は、認証されていない攻撃者が低複雑度攻撃で悪用できる、信頼されていないデータに対するデシリアライゼーションの欠陥に起因する。Code White のセキュリティ研究者である Florian Hauser により、この脆弱性は発見された。

Continue reading “Veeam の RCE 脆弱性 CVE-2024-40711:Akira/Fog ランサムウェアが悪用”

CISA KEV 警告 24/09/09:ImageMagick/Linux Kernel/SonicWall の脆弱性を登録

CISA Alerts on Active Exploitation of Flaws in ImageMagick, Linux Kernel, and SonicWall

2024/09/09 SecurityOnline — 米国の CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、ImageMagick/Linux Kernel/SonicWall の3件の脆弱性を、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。同庁は、連邦民間行政機関 (FCEB) に対して、潜在的なサイバー攻撃から身を守るために、2024年9月30日までにシステムにパッチを当てるよう求めている。

Continue reading “CISA KEV 警告 24/09/09:ImageMagick/Linux Kernel/SonicWall の脆弱性を登録”

SonicWall SonicOS の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira ランサムウェアによる悪用を確認

Akira Ransomware Exploits SonicWall SSLVPN Flaw (CVE-2024-40766)

2024/09/08 SecurityOnline — SonicOS のパッチ未適応のシステムにおいて、脆弱性 CVE-2024-40766 の活発な悪用が確認されたと、SonicWall が警告を発した。この脆弱性が発表された当初は、SonicOS の管理アクセスのみに影響すると考えられていたが、現在ではファイアウォールの SSLVPN 機能にも影響することが確認されており、状況はさらに深刻なものとなっている。

Continue reading “SonicWall SonicOS の脆弱性 CVE-2024-40766:Akira ランサムウェアによる悪用を確認”

脆弱性が増えている:2024年 H1 は前年比で 43% 増 – Forescout

Published Vulnerabilities Surge by 43%

2024/08/30 InfoSecurity — 2024年 H1 と 2023年 H1 の比較において、公開された脆弱性 は 43% も増加している。また、攻撃者が狙うイニシャル・アクセス・ベクターが、VPN などのエッジ・デバイスの欠陥に集中していることが、Forescout の最新レポート “Threat H1 2024” により明らかになった。2024年前半に報告された脆弱性は合計で 23,668件となり、1日あたりの平均として、111件の新たな CVE が採番されている。

Continue reading “脆弱性が増えている:2024年 H1 は前年比で 43% 増 – Forescout”

CISA KEV 警告 24/07/30:VMware ESXi の脆弱性 CVE-2024-37085 を登録

CISA Adds Vmware Esxi Bug To Its Known Exploited Vulnerabilities Catalog

2024/07/30 SecurityAffairs — 米国の CISA は、VMware ESXi に存在する認証バイパスの脆弱性 CVE-2024-37085 (CVSS:6.8) を、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。その一方で、7月29日に Microsoft が公表したのは、先日にパッチ適用された VMware ESXi の脆弱性 CVE-2024-37085 を、複数のランサムウェア・グループが悪用しているという警告である。

Continue reading “CISA KEV 警告 24/07/30:VMware ESXi の脆弱性 CVE-2024-37085 を登録”

VMware ESXi への認証バイパスの攻撃:複数のランサムウェアが悪用 – Microsoft

Microsoft: Ransomware gangs exploit VMware ESXi auth bypass in attacks

2024/07/29 BleepingComputer — VMware ESXi の認証バイパスの脆弱性を悪用するランサムウェア集団が、積極的な攻撃を展開していると、Microsoft が警告している。この Medium レベルの脆弱性 CVE-2024-37085 は、Microsoft のセキュリティ研究者である Edan Zwick/Danielle Kuznets Nohi/Meitar Pinto により発見され、6月25日にリリースされた ESXi 8.0 U3 で修正されている。このバグを悪用する攻撃者は、ESX Admins グループを作成し、新規ユーザーの追加を可能にするものであり、それらのユーザーに対しては、ESXi ハイパーバイザー上の完全な管理者権限が自動的に割り当てられるという。

Continue reading “VMware ESXi への認証バイパスの攻撃:複数のランサムウェアが悪用 – Microsoft”

Akira ランサムウェア攻撃:2時間強で LATAM Airline からのデータ窃取を完了

Akira Ransomware: Lightning-Fast Data Exfiltration in 2-ish Hours

2024/07/12 DarkReading — Akira ランサムウェアの攻撃者は、わずか2時間強で被害者のデータを盗み出せるようになった。つまり、サイバー犯罪者が最初のアクセスから情報流出までに要する平均時間に、大きな変化がもたらされている。この動向は、BlackBerry Threat Research and Intelligence Team の発表で明かされたものだ。同チームは 7月11日に、6月に発生した LATAM Airline への Akira ランサムウェア攻撃に関するブログを公開した。BlackBerry の攻撃分析によると、Akira は Secure Shell (SSH)プロトコルを使用して、パッチが適用されていない Veeam バックアップ・サーバーを介したイニシャル・アクセスを獲得し、翌日に Akira ランサムウェアを展開する前に、重要な情報の窃取に成功したという。

Continue reading “Akira ランサムウェア攻撃:2時間強で LATAM Airline からのデータ窃取を完了”

ランサムウェア 2024 Q1 レポート:サイバー保険会社の視点で分析 – Corvus

Ransomware Rising Despite Takedowns, Says Corvus Report

2024/04/30 InfoSecurity — Corvus Insurance の最新レポートによると、2024年 Q1 に LockBit とALPHV/BlackCat が残した空白を、新たなランサムウェア・ギャングたちが、すでに埋めているようだ。4月30日に発表された “Ransomware Groups Don’t Die, They Multiply” で Corvus は、2024年 Q1 のランサムウェアの活動量は、前年同期と比較して 21% 増だったことを明らかにした。

Continue reading “ランサムウェア 2024 Q1 レポート:サイバー保険会社の視点で分析 – Corvus”

ランサムウェア 2024 Q1 調査:身代金の規模は高額から中程度に移行か? – Coveware

Ransomware payments drop to record low of 28% in Q1 2024

2024/04/21 BleepingComputer — サイバー・セキュリティ会社 Coveware の統計によると、ランサムウェアの支払いに対してユーザー企業が拒否する傾向が強まっており、2024年 Q1 の身代金支払の比率は、過去最低である 28% を記録した。2023年 Q1 の数字は 29%であり、Coveware 統計における支払いの減少は、2019年初頭から安定しているという。

Continue reading “ランサムウェア 2024 Q1 調査:身代金の規模は高額から中程度に移行か? – Coveware”

Akira ランサムウェアの身代金総額が $42 M に到達:FBI/CISA などが共同勧告

FBI: Akira ransomware raked in $42 million from 250+ victims

2024/04/18 BleepingComputer — 4月18日に公開された、FBI/CISA/ユーロポールの EC3 (European Cybercrime Centre)/オランダの NCSC-NL (Netherlands’ National Cyber Security Centre) の共同勧告によると、Akira ランサムウェアは 250以上の組織のネットワークに侵入し、その身代金の総額は、およそ $42M にのぼるという。2023年3月に出現した Akira は、それ以降において、世界中の様々な業種の企業を標的にしながら急速に悪名を高めてきた。

Continue reading “Akira ランサムウェアの身代金総額が $42 M に到達:FBI/CISA などが共同勧告”

TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:さまざまな脅威アクターが武器化している

TeamCity Flaw Leads to Surge in Ransomware, Cryptomining, and RAT Attacks

2024/03/20 TheHackerNews — 先日に公開された JetBrains TeamCity の脆弱性を悪用する複数の脅威アクターが、ランサムウェア/暗号通貨マイナー/Cobalt Strike ビーコンや、Spark RATと呼ばれる Golang ベースの RAT などを展開している。この攻撃は、脆弱性 CVE-2024-27198 (CVSS:9.8) を悪用するものであり、敵対者は認証手段を回避し、影響を受けたサーバの管理者権限を取得する可能性を持つ。

Continue reading “TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:さまざまな脅威アクターが武器化している”

FBI 調査 2023:米国のランサムウェア被害額は $59.6 M 前年比 74% 増

FBI: US Ransomware Losses Surge 74% to $59.6 Million in 2023

2024/03/07 InfoSecurity — FBI の Internet Crime Report 2023 によると、2023年の米国におけるランサムウェアの被害額は $59.6 m に急増し、前年の $34.4 m から 74% 増加した。この数字は、昨年に FBI に対して報告された、2825件のランサムウェア・インシデントに算出されたものであり、2022年との比較で 18% 増加している。

Continue reading “FBI 調査 2023:米国のランサムウェア被害額は $59.6 M 前年比 74% 増”

CISA KEV 警告 24/02/15:Cisco ASA/FTD の脆弱性 CVE-2020-3259 を狙う Akira

CISA Warning: Akira Ransomware Exploiting Cisco ASA/FTD Vulnerability

2024/02/16 TheHackerNews — 2024年2月15日 (木) に米国 Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Cisco の Adaptive Security Appliance (ASA)/Firepower Threat Defense (FTDI) の脆弱性 (パッチ適用済み) が、Akiraランサムウェア攻撃で悪用されている可能性が高いとの報告を受け、それらを Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加した。

Continue reading “CISA KEV 警告 24/02/15:Cisco ASA/FTD の脆弱性 CVE-2020-3259 を狙う Akira”

Nissan Australia のデータ侵害:Akira ランサムウェアが 100GB のファイルを盗んだと主張

Akira Ransomware Gang Claims The Theft Of Sensitive Data From Nissan Australia

2023/12/22 SecurityAffairs — Akira ランサムウェアは、Nissan Australia に侵入し、同社から約 100GB のファイルを盗んだと主張している。Nissan が身代金の支払いを拒否したことで、Akira は、プロジェクトデータ/顧客情報/パートナー情報/NDA などの盗み出したとする文書を漏らすと脅している。

Continue reading “Nissan Australia のデータ侵害:Akira ランサムウェアが 100GB のファイルを盗んだと主張”

Microsoft Defender 対 Akira ランサムウェア:エンジニアリング分野への攻撃を封じ込めた

Microsoft Defender Thwarted Akira Ransomware Attack On An Industrial Engineering Firm

2023/10/16 SecurityAffairs — Microsoft の Defender for Endpoint が、Akira ランサムウェア・オペレーション (Storm-1567) による大規模なハッキング・キャンペーンの阻止に貢献したようだ。Microsoft によると、この攻撃は 2023年6月上旬に発生した、インダストリー組織を狙うものとのことだ。同社のサイバー防衛ソリューションは、他の機能を展開することなく、ランサムウェアのような人手による攻撃を自動的に防止できるとされる。

Continue reading “Microsoft Defender 対 Akira ランサムウェア:エンジニアリング分野への攻撃を封じ込めた”

Akira ランサムウェア:多様な戦術を用いて Linux システムを狙い始めている

Akira Ransomware Mutates to Target Linux Systems, Adds TTPs

2012/09/23 DarkReading — 2023年3月に登場した Akira ランサムウェアは、それ以降において進化を続けている。その、攻撃範囲は当初の Windows システムから Linux サーバへと拡大され、数々の TTP (Tactics/Techniques/Procedures) を採用するようになっている。LogPoint の Akira に関する詳細なレポートでは、被害者のファイルを暗号化し、シャドウコピーを削除し、データ復旧との引き換えに身代金の支払いを要求するという、高度に洗練されたランサムウェアだと解説されている。その感染チェーンは、多要素認証のない Cisco ASA VPN を積極的にターゲットとし、脆弱性 CVE-2023-20269 をエントリポイントとして悪用するものだ。

Continue reading “Akira ランサムウェア:多様な戦術を用いて Linux システムを狙い始めている”

Akira が狙う Cisco ASA のゼロデイ CVE-2023-20269:ブルートフォース攻撃?

Cisco ASA Zero-Day Exploited in Akira Ransomware Attacks

2023/09/08 SecurityWeek — 今週に Cisco は、Adaptive Security Appliance (ASA) および Firepower Threat Defense (FTD) ソフトウェアに存在する、ゼロデイ脆弱性について注意を喚起した。この脆弱性は、8月以降において Akira ランサムウェア攻撃で悪用されているものだ。この 脆弱性 CVE-2023-20269 (CVSS:5.0) は、Cisco ASA/FTD のリモート・アクセス VPN 機能に存在し、ブルート・フォース攻撃の対象とされているため、認証なしでリモートから悪用される可能性がある。

Continue reading “Akira が狙う Cisco ASA のゼロデイ CVE-2023-20269:ブルートフォース攻撃?”

Akira ランサムウェア:Cisco ASA の SSL VPN へのブルートフォース攻撃を展開

Hacking campaign bruteforces Cisco VPNs to breach networks

2023/08/30 BleepingComputer — Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) の SSL VPN を標的とし、多要素認証 (MFA) 未実施などのセキュリティ防御の不備を利用した、クレデンシャル・スタッフィング攻撃やブルートフォース攻撃が、ハッカーたちにより行われている。先週に BleepingComputer は、Akira ランサムウェア・ギャングがイニシャル・ネットワーク・アクセスのために、Cisco VPN を突破していることを報告した。

Continue reading “Akira ランサムウェア:Cisco ASA の SSL VPN へのブルートフォース攻撃を展開”

LockBit 3.0 Builder のリークと影響:312種類もの亜種が量産されている

LockBit 3.0 Ransomware Builder Leak Gives Rise to Hundreds of New Variants

2023/08/26 TheHackerNews — 昨年に発生した、LockBit 3.0 ランサムウェア・ビルダーの流出により、このツールを悪用する脅威アクターたちが、新たな亜種を生み出している。ロシアのサイバー・セキュリティ企業である Kaspersky は、LockBit の亜種を展開するランサムウェアの侵入を検出したが、身代金要求の手順が著しく異なっていたと述べている。Kaspersky のセキュリティ研究者である Eduardo Ovalle と Francesco Figurelli は、「このインシデントを操る攻撃者は、NATIONAL HAZARD AGENCY と呼ばれる、新たなグループに関連する見出しを持つ、新たな身代金メモを使用している」と述べている。

Continue reading “LockBit 3.0 Builder のリークと影響:312種類もの亜種が量産されている”

Akira ランサムウェアの Linux 版が登場:VMware ESXi サーバが標的に

Linux version of Akira ransomware targets VMware ESXi servers

2023/06/28 BleepingComputer — Akira ランサムウェアは、Linux 暗号化ツールを使用して VMware ESXi 仮想マシンを暗号化することで、世界中の企業に対して二重の恐喝攻撃を仕掛けている。このランサムウェアは、2023年3月に登場して以来 、教育/金融/不動産/製造/コンサルティングなどの、さまざまな業界の Windows システムを標的としてきた。Akira を操る脅威アクターは、企業を標的とした他のランサムウェア・ギャングと同様に、侵害したネットワークからデータを盗み、ファイルを暗号化して、被害者に二重の恐喝を行い、数百万ドルもの支払いを要求する。

Continue reading “Akira ランサムウェアの Linux 版が登場:VMware ESXi サーバが標的に”

Akira というランサムウェアが登場:すでに 16社を侵害したと主張している

Meet Akira — A new ransomware operation targeting the enterprise

2023/05/07 BleepingComputer — 新たなランサムウェア Akira が、世界中の企業ネットワークに侵入してファイルを暗号化し、徐々に犠牲者のリストを増やし、million-dollar の身代金を要求している。2023年3月に検出された Akira は、すでに 16社の企業に対して攻撃を行ったと主張している。それらの企業には、教育/金融/不動産/製造/コンサルティングなどの、さまざまな業種が含まれている。Akira という名前の、別のランサムウェアが、2017年にリリースされているが、今回のオペレーションとは関連性はないと考えられている。

Continue reading “Akira というランサムウェアが登場:すでに 16社を侵害したと主張している”