Log4Shell を最初に中国政府に報告しなかった Alibaba:これでペナルティは可哀想

China disciplines Alibaba Cloud for handling of Log4j bug

2021/12/22 SCMP — 中国のインターネット・セキュリティ当局が、Alibaba Group Holding のクラウド・コンピューティング・サービス部門を懲戒処分にした。水曜日に中国メディアが報じたところによると、サイバー・セキュリティ業界を震撼させた Apache Log4j ソフトウェアの深刻な脆弱性を、最初に政府に報告しなかったことが原因のようだ。

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Azure App Service の深刻な問題:4年間にわたり PHP/Ruby/Python/Node のソースが漏洩

4-Year-Old Bug in Azure App Service Exposed Hundreds of Source Code Repositories

202/12/22 TheHackerNews — Microsoft の Azure App Service におけるセキュリティ上の欠陥により、2017年9月から少なくとも4年間に渡り、Java/Node/PHP/Python/Ruby で書かれた、顧客アプリケーションのソースコードが公開されていたことが明らかになった。

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Log4j の悪用:企業ネットワークの 40% が攻撃者の標的になり得る

40% of Corporate Networks Targeted by Attackers Seeking to Exploit Log4j

2021/12/14 DarkReading — Log4j の脆弱性が、インターネット・セキュリティにとって最大の脅威の1つであるという初期の懸念は、週末に爆発的に増加した脆弱性の悪用と悪用活動により早急に確認されており、企業が行うべき修復作業の膨大さが明らかになっている。

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OWASP ModSecurity Core Rule Set サンドボックスが登場:新たな CVE の研究が効率化される

OWASP ModSecurity Core Rule Set sandbox launched to help security researchers test new CVEs

2021/12/10 DailySwig — OWASP ModSecurity Core Rule Set に対してペイロード・テストを行うセキュリティ研究者たちが、プロジェクト・メンテナがリリースした新しいサンドボックスを使えるようになったという朗報である。この Core Rule Set (CRS) とは、ModSecurity および、互換性のある Web Application Firewalls (WAF) で使用するための、一般的な攻撃検知ルールのセットである。その目的は、OWASP Top Ten を含む広範な攻撃から、Webアプリケーションを保護することにある。

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Log4j Java library の深刻なゼロデイ脆弱性 CVE-2021-44228 に対処するには?

New zero-day exploit for Log4j Java library is an enterprise nightmare

2021/12/10 BleepingComputer — ユビキタスな Java ベースのロギング・ライブラリである Apache Log4j の、深刻なゼロデイ脆弱性の PoC エクスプロイトがオンラインで共有されたことで、ホーム/エンタープライズ・ユーザーが、リモートコード実行の攻撃にさらされる可能性が生じている。

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悪意の Notepad++ インストーラー:StrongPity マルウェアにログを抜き出される

Malicious Notepad++ installers push StrongPity malware

2021/12/09 BleepingComputer — StrongPity という洗練されたハッキング・グループが、Notepad++ のインストーラーにターゲットにして、マルウェアを拡散している。この、APT-C-41 および Promethium とも呼ばれるハッキング・グループは、2016年〜2018年にもトロイの木馬化した WinRAR インストーラーを拡散し、ターゲットを絞り込んだキャンペーン行っており、この手法は新しいものではない。

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Grafana のゼロデイ脆弱性 CVE-2021-43798 の PoC が Twitter で拡散

Grafana fixes zero-day vulnerability after exploits spread over Twitter

2021/12/07 BleepingComputer — 今日、オープンソースの分析/可視化ソリューションを提供する Grafana は、ローカル・ファイルへのリモート・アクセスを許してしまう、深刻度の高いゼロデイ脆弱性を修正する緊急アップデートを行った。この問題の詳細は、今週の初めに公開が始まっており、Grafana Labs は影響を受けるVersion 8.0.0-beta1〜8.3.0 のアップデートを提供した。

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普及品 Wi-Fi ルーターに大量の脆弱性:TP-Link 32件/Synology 30件/Netgear 29件など

Hundreds of vulnerabilities in common Wi-Fi routers affect millions of users

2021/12/05 SecurityAffairs — ドイツの IT 雑誌 CHIP のセキュリティ研究者と編集者たちは、有力メーカー (Asus/AVM/D-Link/Netgear/Edimax/TP-Link/Synology/Linksys) の9つの Wi-Fi ルーターに 226件の潜在的なセキュリティ上の欠陥を発見した。これらの脆弱性により、数百万人のユーザーが影響を受ける可能性があるという。TP-Link Archer AX6000 には 32件の脆弱性が発見されており、Synology RT-2600ac には 30件、Netgear Nighthawk AX12 には 29件の脆弱性が見つかっており、これらの脆弱性の影響を受ける可能性が生じている。

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CISA 勧告:Hitachi Energy 製品群における OpenSSL/LibSSL/libxml2 などの脆弱性

CISA warns of vulnerabilities in Hitachi Energy products

2021/12/04 SecurityAffairs — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Hitachi Energy の製品に影響を与える脆弱性について、セキュリティ・パッチの提供や通知に関連する、6つの勧告を発表した。

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VirusTotal Collections が登場:Indicators of Compromise (IoC) の共有を推進する

VirusTotal Collections allows enhancing the sharing of Indicators of Compromise (IoCs)

2021/12/01 SecurityAffairs — VirusTotal は、脅威研究者がたちが IoC (Indicators of Compromise) を共有するための、新サービス VirusTotal Collections を発表した。このコレクションは、特定の脅威に関連する IoC を含むライ・ブレポートであり、VirusTotal の登録ユーザーであれば利用できる。また、このレポートには、最新の VirusTotal 分析メタ・データが含まれる。

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オープンソースからバグを取り除く:重要なのは報奨金とエコシステムだ

Searching for Bugs in Open Source Code

2021/11/30 SecurityBoulevard — まずは、迷信の払拭から始めよう。オープンソース・ソフトウェアが、クローズドソース・ソフトウェアよりも、安全性が低いということはない。しかし、オープンソースのプログラムに脆弱性が発見されると、クローズドソースで発見された脆弱性よりも、はるかに容易に武器化し、悪用される傾向にある。これが、現実だ。

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Apache HTTP Server の脆弱性 CVE-2021-40438:悪用の実績と Cisco 製品群への影響

Experts warn of attacks exploiting CVE-2021-40438 flaw in Apache HTTP Server

2021/11/29 SecurityAffairs — 脅威アクターたちは、先日に Apache HTTP サーバーで見つかった、Server-Side Request Forgery (SSRF) の脆弱性 CVE-2021-40438 を悪用している。この CVE-2021-40438 は、mod_proxy モジュールを有効にしている、httpd Web サーバーに対して悪用される可能性がある。脅威アクターたちは、特別に細工したリクエストを用いて問題を引き起こし、任意のオリジン・サーバーに対して、このモジュールからリクエストを転送させることが可能だ。

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GoDaddy の 120万人分のデータ侵害は Managed WordPress で起こった

New GoDaddy data breach impacted 1.2 million customers

2021/11/22 SecurityAffairs — GoDaddy が公表したデータ侵害のインシデントは、最大で 120万人の顧客に影響を与えるという。脅威アクターたちが、同社のマネージド WordPress ホスティング環境に侵入しことで、このインシデントは起こった。脅威アクターは、2021年9月6日ころから、同社のネットワークを侵害していたが、このセキュリティ侵害が発見されたのは 11月17日だった。

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Node.js NPM パッケージにバックドア:2200万回/週も DL される人気のライブラリ

Two NPM Packages With 22 Million Weekly Downloads Found Backdoored

2021/11/07 TheHackerNews — オープンソース・ソフトウェアのリポジトリを標的とした、新たなサプライチェーン攻撃が発生した。毎週の累積ダウンロード数が、約2,200万にも上る人気の NPM パッケージ2つが、開発者のアカウントへの不正アクセスにより、悪意のコードで侵害されていたことが判明した。

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Linux カーネル TIPC における深刻な RCE 脆弱性が Ver 5.15 で FIX

Critical RCE Vulnerability Reported in Linux Kernel’s TIPC Module

2021/11/04 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ企業の研究者たちが、Linux カーネルの Transparent Inter Process Communication (TIPC) モジュールにセキュリティ上の欠陥があることを明らかにした。この欠陥は、ローカルおよびリモートの両方から悪用され、カーネル内での任意のコード実行や、脆弱化されたマシンの制御を許す可能性がある。

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Hive ランサムウェアによる暗号化:Linux と FreeBSD がターゲットに追加

Hive ransomware now encrypts Linux and FreeBSD systems

2021/10/29 BleepingComputer — ランサムウェア Hive は、Linux や FreeBSD をターゲットに開発された新種のマルウェアを用いて、これらのプラットフォームも暗号化してしまう。しかし、スロバキアのインターネット・セキュリティ企業 ESET が発見したように、Hive の新しい暗号化ツールは開発中であり、機能が不足している。

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Google が考えるセキュアな OSS:開発者たちに1億円の報奨金を準備する

Google Contributes $1M to Reward Developers for OSS Security

2021/10/01 SecurityBoulevard — 今日 Google は、Linux Foundation により管理される Secure Open Source (SOS) Pilot Program を立ち上げた。このプログラムでは、オープンソース・ソフトウェアの安全性を高める取り組みを行った開発者に対して、$1 million の報酬が提供される。Google Open Source Security Team の Principal Engineer and Manager である Abhishek Arya は、「今回の取り組みは、Google が以前から行ってきた $10 billion 規模のオープンソース・セキュリティへの取り組みの最新版だ」と述べている。

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Travis CI の脆弱性により膨大なオープンソース・プロジェクトから秘密が漏れる

Travis CI Flaw Exposes Secrets of Thousands of Open Source Projects

2021/09/16 TheHackerNews — 継続的インテグレーション・ベンダーである Travis CI は、API keys/Access Tokens/Credentials が流出するという、深刻なセキュリティ上の欠陥を修正した。それに伴い、公開されたソースコード・リポジトリを使用する組織には、攻撃を受ける可能性が生じる。

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Kali Linux 2021.3 のペンテスト能力:OpenSSL/VM 対応を強化

Kali Linux 2021.3 released with new pentest tools, improvements

2021/09/15 BleepingComputer — 昨日に Offensive Security からリリースされた Kali Linux 2021.3 には、新しいツールセットや、改善された仮想化サポート、攻撃対象領域が増えた新しい OpenSSL コンフィグレーションなどが含まれている。

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Microsoft Azure の OMIGOD 脆弱性はログ収集エージェントが原因?

Critical Flaws Discovered in Azure App That Microsoft Secretly Installed on Linux VMs

2021/09/15 TheHackerNews — Microsoft は、9月の Patch Tuesday アップデートにおいて、Azure クラウド標的にした脆弱化されたシステムのリモート操作や、特権昇格などを引き起こす恐れのある4つのセキュリティ陥に対処した。これらの脆弱性は、Wiz の研究者が OMIGOD と総称しているものであり、多くのAzure サービスに自動的に導入されている Open Management Infrastructure という、あまり知られていないソフトウェア・エージェントに影響を与える。

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HAProxy の深刻な脆弱性により HTTP リクエスト・スマグリングが生じる?

HAProxy Found Vulnerable to Critical HTTP Request Smuggling Attack

2021/09/08 TheHackerNews — HAProxy は、オープンソースのロード・バランサー/プロキシ・サーバーとして広く利用されているが、この HAProxy には深刻なセキュリティ上の脆弱性が存在する。この CVE-2021-40346として追跡されている整数オーバーフローの脆弱性は、CVSS 値 8.6 であり、HAProxy Ver 2.0.25 / 2.2.17 / 2.3.14 / 2.4.4 で修正されている。

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Windows イベントログ切り刻む Chainsaw ツールとは?

New Chainsaw tool helps IR teams analyze Windows event logs

2021/09/06 BleepingComputer — インシデント・レスポンダーやブルー・チームは、Windows のイベントログ記録の検索を高速化し、脅威を特定するための、Chainsaw という新しいツールを手に入れた。このツールは、セキュリティ関連業務における、最初の対応ステップを支援するために設計されており、ブルーチームの調査でエントリをトリアージする際にも役立つ。

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Google TensorFlow から YAML が脱落:深刻な RCE 脆弱性が原因

Google’s TensorFlow drops YAML support due to code execution flaw

2021/09/05 BleepingComputer — Google が開発した Python ベースの機械学習/人工知能プロジェクトである TensorFlow は、深刻ななコード実行の脆弱性に対処するため、YAML のサポートを終了した。YAML (Yet Another Markup Language) は、コンフィグレーション・ファイルや転送中のデータを扱い、人間が読める形にシリアライズする言語であり、開発者にとって便利な選択肢である。

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Moxa の鉄道用デバイスに影響をおよぼす 60件の脆弱性

Flaws in Moxa Railway Devices Could Allow Hackers to Cause Disruptions

2021/09/02 SecurityWeek — 台湾の産業用ネットワーク/オートメーション企業である Moxa が製造する、鉄道向けの無線通信デバイスには、60件近くの脆弱性が存在する。今週に、Atos 傘下のサイバーセキュリティ・コンサルティング会社である SEC Consult は、同社の研究者が Moxa デバイスに、新たに2つの脆弱性を発見したほか、数十の欠陥をもたらす古いサードパーティ製ソフトウェア・コンポーネント群を発見した。

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QNAP NAS と OpenSSL 脆弱性:現時点では対応中とのこと

QNAP works on patches for OpenSSL bugs impacting its NAS devices

2021/08/30 BleepingComputer — 先週のこと、NAS メーカーの QNAP は、OpenSSL によるパッチが適用されたリモートコード実行 (RCE) およびサービス拒否 (DoS) の脆弱性に対処するため、セキュリティ・アップデートの調査と作業を行っている。脆弱性 CVE-2021-3711 CVE-2021-3712 は、QTS / QuTS hero / QuTScloud / HBS 3 Hybrid Backup Sync を実行する QNAP NAS デバイスに影響する。

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Synology NAS 問題:OpenSSL の脆弱性が一部のバージョンに影響

Synology: Multiple products impacted by OpenSSL RCE vulnerability

2021/08/26 BleepingComputer — 台湾の NAS メーカーである Synology の発表によると、最近の公開された OpenSSL 脆弱性である、リモートコード実行 (RCE) およびサービス拒否 (DoS) が、同社の一部の製品に影響を与えるとのことだ。

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クラウドの Linux が標的になり始めている:コンテナの中身は大丈夫?

Attackers Increasingly Target Linux in the Cloud

2021/08/24 DarkReading — これまで、Linux という OS は、システム管理者やハッカーに好まれてきたが、今ではサイバー犯罪者にとっても重要なターゲットとなっている。Web シェルや暗号通貨マイニングなどのマルウェアが Linux コンテナから実行されることがあり、また、Linux に存在する約200種類の脆弱性も攻撃の対象となっている。Trend Micro が発表したデータによると、コンテナが広く普及している状況が示され、また、人気のコンテナには相当数の脆弱性が存在していることが分かる。

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Linux System をハックする深刻な脆弱性のリスト Top-15

Top 15 Vulnerabilities Attackers Exploited Millions of Times to Hack Linux Systems

2021/08/23 TheHackerNews — 1,400万近くの Linux ベースのシステムが、インターネットにダイレクトにさらされており、悪意の Web シェルや、暗号通貨マイナー、ランサムウェア、トロイの木馬などのデプロイメントといった、実在する多様な攻撃の格好の標的となっている。この記事は、Trend Micro が発表した Linux の脅威に関する調査結果に基づくものであり、ハニーポット/センサー/匿名化されたテレメトリーから収集したデータを基に、2021 年前半の Linux OS に影響をおよぼした脆弱性の詳細に説明している。

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Google Allstar は GitHub のセキュアな運用のためのオープンソース

Google open-sourced Allstar tool to secure GitHub repositories

2021/08/13 SecurityAffairs — Google がオープンソース化した Allstar は、設定ミスを防ぐための一連のセキュリティ・ポリシーを施行することで、GitHub プロジェクトのセキュリティを確保するツールのプロジェクトである。このプロジェクトの説明には、「Allstar は、組織やリポジトリにインストールして、セキュリティ・ポリシーを設定/実施するための GitHub App だ。その目的は、リスクを伴う可能性のある GitHub の設定や、セキュリティのベスト・プラクティスに従わないリポジトリの、ファイル・コンテンツを継続的に監視/検出する点にある。Allstar により、リポジトリのコンプライアンス違反が発見された場合には、課題の作成やセキュリティ設定の復元などのアクションが実行される」と書かれている。

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Ubuntu Linux の eBPF 脆弱性に対する PoC エクスプロイトが公開

Linux eBPF bug gets root privileges on Ubuntu – Exploit released

2021/07/30 BleepingComputer — Linux カーネルの eBPF (Extended Berkeley Packet Filter) に深刻度の高い脆弱性があり、Ubuntu マシン上において攻撃者に高い権限を与えてしまう可能性があるため、セキュリティ研究者が PoC エクスプロイト・コードを公開した。この、5月に公開された脆弱性 CVE-2021-3490 は、特権昇格を引き起こすものであるが、それを悪用するには、対象マシンのローカル・アクセスが必要となる。なお、eBPF とは、特定のイベントや機能 (システム・コールやネットワーク・イベントなど) をトリガーとして、OS のカーネル内でユーザー・プログラムをサンドボックス化して実行する技術である。

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中小企業で活用される3つの OSS プロジェクトに9つの脆弱性が

Several Bugs Found in 3 Open-Source Software Used by Several Businesses

2021/07/27 TheHackerNews — この火曜日に、サイバー・セキュリティ研究者たちは、いくつかの中小企業で広く利用されている EspoCRM / Pimcore / Akaunting という、3つの OSS プロジェクトに影響を与える、9つの脆弱性を公開した。この脆弱性が悪用されると、より高度な攻撃への道が開かれてしまう可能性がある。EspoCRM v6.1.6 および、Pimcore Customer Data Framework v3.0.0、Pimcore AdminBundle v6.8.0、Akaunting v2.1.12 に影響を与えるセキュリティ上の欠陥は、公開後1日以内に修正されたと、Nokia の研究者である Wiktor Sędkowski と Rapid7の Trevor Christiansen は指摘している。

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Atlassian Jira の深刻な脆弱性にパッチが提供される

Atlassian asks customers to patch critical Jira vulnerability

2021/07/22 BleepingComputer — Atlassian は、同社の Jira Data Center および Jira Service Management Data Center の大半のバージョンに存在する、深刻な脆弱性にパッチを適用するよう、エンタープライズ顧客に呼びかけている。その脆弱性 CVE-2020-36239 は、オープンソース・コンポーネントである Ehcache の Jira への実装において認証欠落の原因となる、リモートの攻撃者に任意のコード実行を許す可能性がある。

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Google Scorecards は OSS のセキュリティリスクをスキャンする

New Google Scorecards Tool Scans Open-Source Software for More Security Risks

2021/07/02 TheHackerNews — Google がオープンソースとして主導する、リスクスコアを自動作成すセキュリティ・ツール Scorecards がアップデートされた。このバージョンでは、チェック機能が改善され、生成されたデータの分析機能が強化されている。この木曜日に Google の Open Source Security Team は、「今日、多くのソフトウェアがオープンソース・プロジェクトに依存しているため、依存関係が安全かどうかを判断するための、簡単な方法が必要とされている。

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GitHub がリリースする Copilot は AI 搭載のコード・コンプリーション・ツール?

GitHub Launches ‘Copilot’ — AI-Powered Code Completion Tool

2021/06/30 TheHackerNews — 火曜日に GitHub がテクニカル・プレビューを開始した、AI 搭載の新たな Pair Programming Tool は、Python / JavaScript / TypeScript / Ruby / Go などでプログラミングする際に、ソフトウェア開発者がより良いコードを書けるようにすることを目的としている。この Copilot という名のツールは、OpenAI と共同で開発されたコード・シンセサイザーであり、Codex という新たな AI システムを活用している。

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Google が共有する脆弱性のためのオープンソースとは?

Google Shares Format for Open Source Vulnerability Data

2021.06/24 SecurityBoulevard — 今日、Google は、いくつかのオープンソース・コミュニティと共同で、オープンソース・ソフトウェアの脆弱性を記述するためのスキーマを発表した。Google の Staff Software Engineer である Dan Lorenc によると、「この脆弱性交換スキーマ (interchange schema) は、すべての脆弱性データベースがエクスポートできる標準フォーマットを定義している。

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