ChatGPT-4o/ChatGPT-5 の7つの脆弱性:Tenable HackedGPT が PoC を提供

HackedGPT – 7 New Vulnerabilities in GPT-4o and GPT-5 Enables 0-Click Attacks

2025/11/05 CyberSecurityNews — OpenAI の ChatGPT に存在する7件の深刻な脆弱性が、Tenable の HackedGPT により報告された。これらの脆弱性は GPT-4o/GPT-5 モデルに影響し、攻撃者が仕掛けるステルス性の高いゼロクリック攻撃によりユーザーの個人データが盗み出される可能性がある。これらの脆弱性は間接プロンプト・インジェクションを悪用するものであり、AI を操作するハッカーは、簡単なクエリ以外のユーザー操作を必要とすることなく、ユーザーの記憶やチャットの履歴から機密情報を抜き出すことができるという。

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Tenable Agent の脆弱性 CVE-2025-36631/36632/36633 が FIX:SYSTEM 権限での操作が可能に

Tenable Agent for Windows Vulnerability Let Attackers Login as Admin to Delete The System Files

2025/06/14 CyberSecurityNews — サイバー・セキュリティの大手である Tenable は、Agent ソフトウェアのバージョン 10.8.5 をリリースした。この最新リリースは、バージョン 10.8.5 以下の Windows ホストに影響を及ぼす、3件の深刻なセキュリティ脆弱性を修正するものだ。これらの脆弱性 CVE-2025-36631/CVE-2025-36632/CVE-2025-36633 は、SYSTEM 権限を悪用する非管理者ユーザーに対して、深刻なシステム侵害やローカル権限昇格を許すものである。

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Tenable Network Monitor の脆弱性 CVE-2025-24916/24917 が FIX:主要 OSS コンポーネントも刷新

Privilege Escalation Flaws Found in Tenable Network Monitor

2025/05/26 gbhackers — Tenable における、パッシブ脆弱性スキャン・ソリューションの主要製品である、Network Monitor のバージョン 6.5.1 がリリースされた。このバージョンでは、自社コードベースおよびバンドルされているサードパーティ・ライブラリに存在する、複数の深刻な脆弱性への対処が行われている。このアップデートは、OpenSSL/expat/curl/libpcap/libxml2 といった、広く使用される OSS コンポーネントに脆弱性が発見されたことを受けて、実施されたものである。

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Google Cloud Platform の脆弱性 ImageRunner:ID 管理と機密データの流出

Google Cloud Platform Vulnerability Exposes Sensitive Data to Attackers

2025/04/02 gbhackers — Google Cloud Platform (GCP) に存在する、”ImageRunner” という名の権限昇格の脆弱性が、Tenable Research により発見された。この脆弱性を悪用する攻撃者は、Google Cloud Run の権限を用いて、プライベート・コンテナ・イメージに保存される機密データにアクセスできる状況にあったが、現在は修正されている。

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Google Cloud の脆弱性が FIX:コンテナ・イメージからのシークレットや機密データの窃取とは?

Google Fixed Cloud Run Vulnerability Allowing Unauthorized Image Access via IAM Misuse

2025/04/02 TheHackerNews — Google Cloud Platform (GCP) Cloud Run の権限昇格の脆弱性の詳細を、サイバー・セキュリティ研究者たちが公開した。この、現在はパッチ適用済みの脆弱性を悪用する攻撃者には、コンテナ・イメージにアクセスし、悪意のコード挿入にいたる可能性があったとされる。

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OpenAI の Operator に悪意を植え付ける:Symantec が Phishing PoC で実証したものは?

Symantec Demonstrates OpenAI’s Operator Agent in PoC Phishing Attack

2025/03/14 hackread — 最近になって OpenAI がリリースした “Operator” などの AI エージェントが、サイバー攻撃に悪用される可能性があることを、Symantec の脅威ハンターたちが実証した。それらの AI エージェントは、定型的なタスクを自動化して生産性を高めるように設計されているが、Symantec の調査によると、人間の入力を最小限に抑えることで、複雑な攻撃シーケンスの実行も可能にすることが示されている。

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DeepSeek R1 とジェイルブレイク:マルウェア生成の能力を試してみた – Tenable 調査

AI Chatbot DeepSeek R1 Can Be Manipulated to Create Malware

2025/03/14 HackRead — オープンソースの AI チャットボットである DeepSeek R1 は、キーロガーやランサムウェアなどの悪意のソフトウェアを、その操作に応じて生成し得ることが、サイバーセキュリティ企業 Tenable Research の新たな分析により明らかになった。Tenable Research の調査は、DeepSeek における有害なコードの生成能力の評価を目的として行われたものであり、2種類の主要なマルウェア・タイプに焦点を当てるものとなっている。具体的には、秘密裏にキー・ストロークを記録するキーロガーと、ファイルを暗号化して身代金を要求するランサムウェアである。

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Windows Hyper-V のゼロデイ脆弱性 CVE-2025-21333 などが FIX:実環境での悪用を確認

Microsoft fixes actively exploited Windows Hyper-V zero-day flaws

2025/01/15 HelpNetSecurity — Microsoft は、January 2025 Patch Tuesday において、様々な製品に影響をおよぼす 157件の脆弱性に対処した。そのうちの3件 (Hyper-V) の脆弱性は、積極的な悪用が確認されている。悪用が確認された3つのゼロデイ脆弱性は、CVE-2025-21333 (バッファ・オーバーフローの脆弱性) および、 CVE-2025-21334CVE-2025-21335 (解放後メモリ使用の欠陥) である。

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Tenable Nessus Agent の差分プラグインに欠陥:手動による修正とリセットが必要?

Bad Tenable plugin updates take down Nessus agents worldwide

2025/01/03 BleepingComputer — Tenable が公表したのは、12月31日に更新された、バグを取り込んだ差分プラグインが原因となり、オフラインになってしまたった Nessus 脆弱性スキャナー・エージェントの復活方法である。それによると、ユーザーによるソフトウェアの手動アップグレードが必要になるとのことだ。Tenable がインシデント・レポートで認めているのは、この問題の拡大を防ぐために、プラグイン更新を一時停止したという状況である。なお、このエージェントは、すべてのサイトの特定のユーザーに対してオフラインになっている。

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WhatsUp Gold の RCE 脆弱性 CVE-2024-8785:PoC エクスプロイトが提供

Exploit released for critical WhatsUp Gold RCE flaw, patch now

2024/12/03 BleepingComputer — Progress WhatsUp Gold に存在する、深刻な RCE 脆弱性 CVE-2024-8785 (CVSS v3.1:9.8) に対する、PoC エクスプロイト・コードが公開された。ユーザーに対して推奨されるのは、最新のセキュリティ・アップデートを、可能な限り早急にインストールすることだ。この脆弱性は、WhatsUp Gold  2023.1.0〜24.0.1 未満の NmAPI.exe プロセスに存在するものであり、2024年8月中旬の時点で Tenable により発見されたものだ。

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GCP Composer の RCE 脆弱性が FIX:依存関係を撹乱させる CloudImposer とは?

Google Fixes GCP Composer Flaw That Could’ve Led to Remote Code Execution

2024/09/16 TheHackerNews — Google Cloud Platform (GCP) Composer に発見された深刻なセキュリティ脆弱性は、サプライチェーン攻撃の手法である “Dependency Confusion” (依存関係かく乱) により、クラウド・サーバ上でのリモート・コード実行を攻撃者に許すものだ。この脆弱性には、 CloudImposer というコードネームが、Tenable Research により付けられている。Tenable のセキュリティ研究者である Liv Matan は、「この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Google Cloud Composer の各パイプライン・オーケストレーション・ツールにあらかじめインストールされている、内部ソフトウェアの依存関係を乗っ取りが可能になると推測される」と説明している。

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Fortra FileCatalyst の脆弱性 CVE-2024-6633/6632 が FIX:直ちにアップデートを!

Fortra Issues Patch for High-Risk FileCatalyst Workflow Security Vulnerability

2024/08/28 TheHackerNews — Fortra FileCatalyst Workflow に影響を及ぼす、深刻な脆弱性 CVE-2024-6633 (CVSS:9.8) への対処が完了した。この脆弱性の発生は、HSQL データベースへの接続に、静的パスワードが用いられることに起因する。この脆弱性について Fortra は、「FileCatalyst Workflow のセットアップ用 HSQL データベース (HSQLDB) のデフォルト認証情報は、ベンダー・ナレッジベースで公開されているものだ。これらの認証情報が悪用されると、ソフトウェアの機密性/完全性/可用性が損なわれる可能性がある」とアドバイザリで述べている。

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Microsoft Copilot Studio の脆弱性 CVE-2024-38206:深刻な情報漏洩を修正

Experts disclosed a critical information-disclosure flaw in Microsoft Copilot Studio

2024/08/21 SecurityAffairs — Microsoft の Copilot Studio に影響を及ぼす、深刻な SSRF (Server-Side Request Forgery) の脆弱性 CVE-2024-38206 (CVSS:8.5) が、研究者たちにより公表された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密情報への不正アクセスの機会を手にする。Microsoft のアドバイザリには、「認証された攻撃者であれば、Microsoft Copilot Studio の SSRF 保護を回避し、ネットワーク経由で機密情報を漏えいさせることが可能だ」と記されている。

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Fluent Bit ログ管理に深刻な脆弱性 CVE-2024-4323:DoS 攻撃のための PoC が提供される

Experts Warn Of A Flaw In Fluent Bit Utility That Is Used By Major Cloud Platforms And Firms

2024/05/21 SecurityAffairs — 主要クラウド・プラットフォームで使用されている、Fluent Bit ユーティリティに深刻な脆弱性が存在することを、Tenable の研究者たちが発見した。オープンソースとして提供される Fluent Bit は、ログを取り扱うための軽量かつ高性能なプロセッサ/フォワーダである。このユーティリティは、各種のソースから各種のディスティネーションへと、ログなどの多様なデータを収集/処理/転送するように設計されている。Fluent Bit は Fluentd エコシステムの一部であり、リソース効率に最適化されているため、IoT デバイス/エッジ・コンピューティング/コンテナ化されたアプリケーションなどの、リソースが限定されている環境に適している。

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Ivanti Avalanche の脆弱性 CVE-2024-29204:Poc エクスプロイト・コードが公開された

Exploit Code Released for Severe Ivanti Avalanche Vulnerability (CVE-2024-29204)

2024/04/19 SecurityOnline — さまざまな企業で利用されている MDM (Mobile Device Management) ソリューション Ivanti Avalanche で確認された、深刻な脆弱性 CVE-2024-29204 (CVSS:9.8) に対する、PoC (proof-of-concept) エクスプロイト・コードが公開された。この脆弱性の悪用に成功した、認証されていないリモートの攻撃者は、脆弱なシステム上で任意のコード実行が可能になる。

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CData の深刻な脆弱性 CVE-2024-31848/31849 などが FIX:PoC も提供されている

CData Products Targeted: Path Traversal Vulnerability Opens Door to Sensitive Data

2024/04/07 SecurityOnline — CData における複数のビジネス統合製品の Java ベースのデプロイメントにおいて、新たに発見されたパストラバーサル脆弱性が、ユーザー組織に重大な脅威をもたらすと、Tenable のセキュリティ研究者たちが警告している。この脆弱性に対して、パッチを適用せずに放置すると、未認証の攻撃者による機密データの窃取や、アプリケーションの完全な制御が奪われる可能性が生じる。

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NIST の脆弱性データベースの凍結:その将来に投げかけられる疑問とは?

NIST’s Vuln Database Downshifts, Prompting Questions About Its Future

2024/03/22 DarkReading — 2005年から NVD (National Vulnerability Database) は、世界中のセキュリティ研究者が発見した膨大な CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) に関する、詳細情報を掲載してきた。しかし、この政府が後援する、重要かつ不可欠なデータベースが、2024年2月以降においては、ほぼ無意味なツールと化している。

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Arcserve UDP の脆弱性 CVE-2024-0799 などが FIX:連鎖の PoC も公開

PoC for critical Arcserve UDP vulnerabilities published (CVE-2024-0799, CVE-2024-0800)

2024/03/14 HelpNetSecurity — Arcserve の Unified Data Protection (UDP) ソリューションに存在する、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-0799/CVE-2024-0800 が修正された。また、この攻撃を実証する PoC エクスプロイト・スクリプトと、サービス拒否の要因となる3つ目の脆弱性 CVE-2024-0801 を誘発するスクリプトが、Tenable の研究者たちにより公開されている。

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D-Link D-View に深刻な脆弱性 CVE-2023-7163:CVSS 10.0 で PoC も公開

CVE-2023-7163: A Maximum Threat to D-Link D-View’s Network Security

2023/12/31 SecurityOnline — D-Link D-View は、ネットワーク管理ソフトウェア・スイートであり、有線/無線ネットワークを監視/管理に加えて、トラブル・シューティングなどの機能を、あらゆる規模の組織に提供するものだ。その D-Link D-View 8 2.0.2.89 以下に、深刻な脆弱性 CVE-2023-7163 (CVSSv3:10.0) が発見され、その堅牢性に影を落としている。

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Arcserve UDP の3つの脆弱性が FIX:PoC エクスプロイトも提供?

PoCs for critical Arcserve UDP vulnerabilities released

2023/11/29 HelpNetSecurity — Arcserve の Unified Data Protection (UDP) ソリューションに存在する、深刻な脆弱性 CVE-2023-41998/CVE-2023-41999/CVE-2023-42000 が修正された。Arcserve UDP は、エンタープライズにおけるデータ保護/バックアップ/ディザスタ・リカバリ・ソリューションとして普及し、ランサムウェア攻撃に対する耐性も向上させるものだ。

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curl の深刻な脆弱性 CVE-2023-38545/CVE-2023-38546:10月11日の 8.4.0 で FIX

CVE-2023-38545, CVE-2023-38546: Frequently Asked Questions for New Vulnerabilities in curl

2023/10/04 tenable — 10月3日の X (Twitter) で、オープンソース開発者であり、curl のメンテナでもある Daniel Stenberg が、curl 8.4.0 で修正される深刻度の高い脆弱性について発表した。Daniel は、新しいバージョンは、予定より早目の 10月11日にリリースされると述べている。また、 Twitter スレッドへの返信で、「これまでと比べて、curl で発見された最悪のセキュリティ欠陥である」と指摘している。

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ChatGPT がフィッシングをプッシュ:2022年下半期の 61% 増が さらに加速する?

Phishing Surges Ahead, as ChatGPT & AI Loom

2023/02/10 DarkReading — 2022年後半にキャンペーン量が大幅に増加するなど、フィッシングが勢いを増している。今週に発表された分析では、フィッシング・メールの総量は下半期に 61% も増加していたという。また、ChatGPT などの新しいツールの台頭により、この分野の勢いも加速する可能性がある。メール・セキュリティ企業である Vade が 2月9日に発表した Q4 2022 Phishing and Malware Report によると、フィッシング攻撃の量は 2022 Q3〜Q4 で 36% 増加しており、研究者たちは 2022年10月〜12月の3月間で、2億7830万件のユニークなフィッシング・メールを調査したとのことだ。

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WordPress プラグインの脆弱性と PoC エクスプロイト:SQLi による深刻な影響

PoC exploits released for critical bugs in popular WordPress plugins

2023/01/13 BleepingComputer — WordPress が公開したのは、数万インストールされている人気プラグイン3種類に存在する、深刻な SQL インジェクションの脆弱性と、その対策である。SQLインジェクション脆弱性とは、Web サイトのセキュリティ上の欠陥のことを指す。その悪用に成功した攻撃者は、フォームフィールドや URL 経由でデータを入力し、正規のデータベース・クエリーを変更することで、データの改ざんやなどを可能にする。SQL インジェクションの脆弱性を持つ Web サイトのコードに応じて、サイト・データの修正や削除/悪意のスクリプト注入/Web サイトへのフルアクセスなどにいたる恐れがある。

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Microsoft の深刻な2つのゼロデイ脆弱性:2022-12 月例アップデートで FIX

Two Zero-Days Fixed in December Patch Tuesday

2022/12/14 InfoSecurity — 2022年12月の Microsoft Patch Tuesday は、2つのゼロデイを含む 50件ほどの脆弱性に対処したが、そのうちの1つは野放し状態で悪用されているものだ。このうちの一握りの脆弱性は Critical と評価され、また 13件については悪用される可能性が高いと、Microsoft は説明している。したがって、年末にシステム管理者が行うべき作業が、たくさん残っていることになる。

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Netgear Nighthawk の脆弱性が FIX:Pwn2Own 用のエクスプロイトを無効化

Netgear Neutralizes Pwn2Own Exploits With Last-Minute Nighthawk Router Patches

2022/12/06 SecurityWeek — 先週に Netgear がリリースしたホット・フィックスにより、Nighthawk RAX30 (AX2400) ルータの誤設定により、ローカル・ネットワークのサービスへの無制限なアクセスを、リモートの攻撃者に許してしまう脆弱性が対処された。Nighthawk RAX30 の WAN インターフェースが、デフォルトで IPv6 を有効にしているにもかかわらず、IPv4 トラフィックに適用されるアクセス制限が、IPv6 トラフィックに適用されないことに、この脆弱性は起因する。

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Log4Shell の発見から1年:残存率は 2.5% にまで減ったが 再発率は 29%

A year later, Log4Shell still lingers

2022/11/30 HelpNetSecurity — 2022年10月1日時点で、72% の組織が Log4Shell の脆弱性に対して依然として脆弱であることが、5億回以上のテストから収集したデータを基にした、Tenable の最新のテレメトリ調査により明らかになった。2021年12月に Log4Shell が発見された当時、世界中の組織は、そのリスクの調査に奔走していた。

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Microsoft の脆弱性情報戦略:ゼロデイを防ぎながらノイズを増やさない方法とは?

Microsoft: We Don’t Want to Zero-Day Our Customers

2022/08/12 DarkReading — BLACK HAT USA — Microsoft のセキュリティ担当幹部は、同社の脆弱性開示ポリシーについて、セキュリティ・チームが十分な情報に基づき、パッチ適用を決定するために必要なものであり、また、パッチを素早くリバース・エンジニアリングして悪用する、脅威アクターからの攻撃を受けるリスクはないと述べた。

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Microsoft Azure Site Recovery の脆弱性が FIX:2件の RCE と 30件の権限昇格に対応

Microsoft fixes dozens of Azure Site Recovery privilege escalation bugs

2022/07/12 BleepingComputer — Microsoft は、Azure Site Recovery suite に存在する、権限昇格/リモート・コード実行などの 32件の脆弱性を修正した。Azure Site Recovery は、なんらかの問題が検出されたときに、自動的にセカンダリ拠点にワークロードをフェイル・オーバーさせる、ディザスター・リカバリー・サービスである。Microsoft July 2022 Patch Tuesday で修正された 84件の脆弱性のうち、Azure Site Recovery の脆弱性は、3分の1以上を占めている。

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Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2022-26134:パッチ適用までの対応を詳述する

Actively Exploited Atlassian Zero-Day Bug Allows Full System Takeover

2022/06/04 DarkReading — UPDATE — Atlassian Confluence の深刻な脆弱性を悪用する攻撃が多発しており、サーバーが完全に乗っ取られる可能性があると、セキュリティ研究者たちが警告している。この脆弱性 CVE-2022-26134 は、未認証のリモート・コード実行を可能にするコマンド・インジェクションの問題であり、Confluence Server/Confluence Data Center のすべての現行バージョンに影響を及ぼす。Volexity による、2つのゼロデイ攻撃に関するフォレンジック調査では、特別に細工した Web リクエストを Confluence のシステムに送信するだけで、認証情報やユーザーの操作を必要とせずに、攻撃者による悪用が成功する可能性があるとのことだ。なお、Atlassian Cloud サイトに影響はない — UPDATE

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CISA が編纂するリスト:サイバー・セキュリティのための無償ツール/サービス

CISA compiles list of free cybersecurity tools and services

2022/02/19 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、サイバー攻撃からの防御を強化し、組織のセキュリティ能力を高めるための、無料のサイバー・セキュリティ・サービス/ツールのリストを公開した。このリストは、包括的なものではなく、また、変化にも対応できるものだが、サイバー・セキュリティ・プログラムのための、基本的なセキュリティ対策と組み合わせることで、企業のサイバー・セキュリティ・リスク管理を成熟させることを目的としている。

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McAfee Agent の 脆弱性が FIX:SYSTEM 権限での任意のコード実行

McAfee Agent bug lets hackers run code with Windows SYSTEM privileges

2022/01/21 BleepingComputer — McAfee Enterprise (現在は Trellix に社名変更) は、同社の Windows 用ソフトウェアである McAfee Agent で発見されたセキュリティ上の脆弱性を修正し、攻撃者による特権昇格と SYSTEM 権限での任意のコード実行の問題に対処した。McAfee Agent は、McAfee ePolicy Orchestrator (McAfee ePO) のクライアント側コンポーネントであり、エンドポイント・ポリシーのダウンロードと適用/アンチウイルスのシグネチャ/アップグレード/パッチ/新製品などの、企業エンドポイントへの展開を行なう。

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Netgear Nighthawk R6700v3 ルーターに複数の脆弱性:現時点ではパッチは未適用?

Multiple flaws in Netgear Nighthawk R6700v3 router are still unpatched

2021/12/31 SecurityAffairs — Tenable の研究者たちが、人気の Netgear Nighthawk R6700v3 WiFi ルーターの、最新のファームウェアのバージョン 1.0.4.120 に存在する複数の脆弱性を発見した。攻撃者たちは、この脆弱性をトリガーとして、危殆化したデバイスを完全に制御できる。

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Buffalo WSR ルーターの脆弱性 CVE-2021-20090 は Mirai ボットを引き寄せる?

CVE-2021-20090 actively exploited to target millions of IoT devices worldwide

2021/08/07 SecurityAffairs — 脅威アクターたちは、Arcadyan ファームウェアを搭載した家庭用ルーターに影響を与える、深刻な認証バイパスの脆弱性 CVE-2021-20090 を積極的に利用して Mirai ボットを展開している。Tenable が公開したアドバイザリには、「Buffalo WSR-2533DHPL2 ファームウェア 1.02 以下 と WSR-2533DHP3 ファームウェア 1.24 以下の Web インターフェイスに、パス・トラバーサルの脆弱性があり、リモート攻撃者による認証バイパスが生じるかもしれない」と記されている。この欠陥は、17社のベンダーが製造する、数百万台の IoT 機器に影響を与える可能性があり、被害の対象としては何社かの ISP が含まれるかもしれない。今回の攻撃は、Juniper Threat Labs の研究者により発見されたものであり、この2月から IoT 機器を標的としていた、脅威アクターによるキャンペーンだと、専門家たちは捉えている。

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Schneider Modicon PLC に存在する ModiPwn という名の深刻な脆弱性

ModiPwn flaw in Modicon PLCs bypasses security mechanisms

2021/07/13 SecurityAffairs — IoT セキュリティ企業である Armis の研究者たちが、Schneider Electric のModicon PLC の一部に影響を及ぼす、認証バイパスの脆弱性 CVE-2021-22779 (ModiPwnと呼ばれる) を発見した。この脆弱性が、対象となる PLC へのネットワーク・アクセス権を持つ、認証されていない攻撃者により悪用されされることで、その PLC を完全に制御することが可能だ。

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Cisco ASA の脆弱性が FIX して PoC エクスプロイトも公開

Cisco ASA vulnerability actively exploited after exploit released

2021/06/27 BleepingComputer — Cisco ASA には クロスサイト・スクリプティング (XSS) の脆弱性があり、CVE-2020-3580として追跡されている。Cisco は 2020年10月に、この脆弱性を初めて公表し、修正プログラムを発行した。しかし、CVE-2020-3580 に対する最初のパッチは不完全であり、2021年4月にも修正プログラムが公開された。

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