米 FCC による China Telecom 免許取り消しの経緯

US bans China Telecom Americas over national security risks

2021/10/27 BleepingComputer — 米国の Federal Communications Commission (FCC) は、China Telecom Americas に与えられていた、米国内での電気通信サービス提供免許を取り消した。China Telecom Americas は、中国の国有通信会社である China Telecom Corporation における最大の海外子会社である。世界 100カ国以上で、1億3,500万人以上のブロードバンド加入者と、2億5,500万人以上のモバイル通信加入者にサービスを提供している。

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中国由来のサイバースパイ:世界のテレコム・ネットワークから個人情報を窃取?

A China-aligned espionage group is targeting global telecoms, sweeping up call data dating back years

2021/10/19 CyberScoop — 火曜日に CrowdStrike が発表した調査結果によると、中国と関係のある高度なデジタルスパイ・ネットワークが、世界の通信ネットワークへの侵入に成功し、場合によっては加入者情報/通話メタデータ/テキストメッセージなどの、一部のデータへのアクセスが可能になっていることが判明した。

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イスラエルの医療期間を狙った攻撃は中国ハッカーの仕業なのか?

Suspected Chinese hackers behind attacks on ten Israeli hospitals

2021/10/18 BleepingComputer — イスラエルの Ministry of Health と National Cyber Directorate の共同発表によると、週末にランサムウェア攻撃が急増し、国内の9つの医療機関のシステムが狙われた。イスラエル政府は共同発表の中で、今回の試みは、国家レベルでの調整と現地 IT チームの迅速な対応により、病院や医療機関への被害はなかったと述べている。

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中国 MIIT による規制:Tencent や Alibaba による独占は許さない

China’s tech regulator says scrutiny of internet industry to deepen as targeted six-month campaign continues

2021/10/17 SCMP — 中国の政府高官は、7月に開始した6ヵ月間のキャンペーンが後半に入ったことで、これからはインターネット業界に対する監視を強化する計画であると、中国メディアに語った。これにより、1年近く続いているテクノロジー分野への規制が、さらに長期化することになる。

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中国の Tianfu ハッキングコンテスト:Windows 10/Linux/iOS などが陥落

Windows 10, Linux, iOS, Chrome and Many Others at Hacked Tianfu Cup 2021

2021/10/17 TheHackerNews — 中国の成都市で開催された、国際的なサイバーセキュリティ・コンテストの第4回大会 Tianfu Cup 2021 において、これまでにないオリジナルのエクスプロイトが使用され、Windows 10/iOS 15/Google Chrome/Apple Safari/Microsoft Exchange Server/Ubuntu 20 などへの侵入に成功した。

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VirusTotal 調査:8,000万件のランサムウェアを分析してみた

VirusTotal Releases Ransomware Report Based on Analysis of 80 Million Samples

2021/10/14 TheHackerNews — 2020年から 2021年前半にかけて、イスラエル/中国/韓国/シンガポール/ベトナム/インド/カザフスタン/フィリピン/イラン/英国において、130種類ものランサムウェアが活動していたことが、8,000万件のランサムウェア関連サンプルの包括的な分析により明らかになった。

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中国最大のフードデリバリー Meituan のプライバシー保護を Wanda の息子が痛烈批判

Chinese tycoon’s socially influential son adds to Meituan’s antitrust woes with claims of data breach, stolen Dianping account

2021/10/11 SCMP — Dalian Wanda Group の創業者の息子であり、ソーシャルメディアで 4,000万人のフォロワーを持つ Wang Sicong は、国内で圧倒的なシェアを誇るフードデリバリー・サービスが、独占禁止法違反で罰金を科せられようとしている最中に、その Meituan のデータポリシーを非難した。

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Dahua 監視カメラにリモート認証バイパスの脆弱性

Unpatched Dahua cams vulnerable to unauthenticated remote access

2021/10/07 BleepingComputer — パッチが適用されていない Dahua カメラには、2つの認証バイパスの脆弱性が存在するが、本日に公開された PoC エクスプロイトにより、アップグレードが急務となっている。この認証バイパスの脆弱性は、CVE-2021-33044 CVE-2021-33045 として追跡されており、いずれもログイン・プロセス中に、特別に細工されたデータ・パケットをターゲット・デバイスに送信することで、リモートからの悪用が生じる可能性がある。詳細については、GitHub で公開されている PoC (Proof of Concept) を参照してほしい。

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中国の国家支援 APT41 グループ:高スティルス性マルウェアを大量に展開している

Attacks by Prolific APT41 Tied to Chinese Government

2021/10/06 SecurityBoulevard — BlackBerry Research and Intelligence Unit の新たな調査により、中国の国家機関である APT41 は、これまで知られていたよりも多くのサイバー攻撃キャンペーンの背後にいることが分かった。研究者たちは、FireEye が以前に記録した、カスタマイズ可能な command-and-contro (C2) プロファイルを使用した、Cobalt Strike の活動の詳細に触発され、関連するマルウェア・キャンペーンを追跡した。そして、これまで気づかなかった攻撃間のつながりを発見し、パンデミックに対する人々の不安を利用した、キャンペーンの実態が明らかになった。

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中国のデータ保護法:Core データの輸出を阻止する中国政府と運用上の疑問点

China’s plan to block export of ‘core’ data raises questions over implementation

2021/10/05 SCMP — 中国政府は、特定の技術データを国内に保持しようとしているが、この新しいガイドラインに準拠する民間企業にとっては、どのように情報を分類すべきかという疑問が生じている。先週に Ministry of Industry and Information Technology (MIIT) は、産業/通信分野における Core の輸出を禁止する規制案を発表した。これは、今年に施行された Data Security Law に基づき、詳細なルールを策定するための初めての規制となる。

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中国ハッキング・グループの Rootkit は Windows 10 をターゲットにスパイ活動を行う

Chinese Hackers Used a New Rootkit to Spy on Targeted Windows 10 Users

2021/10/01 TheHackerNews — これまで詳細が不明だった、中国語を話す脅威アクターだが、東南アジアのターゲットを狙い、侵害された Windows システムにカーネルモード Rootkit をデプロイするために、2020年7月の時点から回避操作を行っていたようだ。Kaspersky が GhostEmperor と名付けた、このハッキング・グループによる攻撃は、標的となったホストに対する持続性と遠隔操作を可能にする、洗練されたマルチステージのマルウェア・フレームワークを使用していたとも言われている。

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中国のデータ保護法:Core と定義される産業/通信データは国外へ持ち出せない

China to block ‘core’ industrial, telecoms data from leaving the country

2021/10/01 SCMP — 中国の Ministry of Industry and Information Technology (MIIT) は、重要な産業データや通信データが国外に流出するのを防ぐための、新たな規則を作成した。この動きは、世界第2位の経済大国である中国での、多国籍企業の活動に大きな影響を与える可能性がある。

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米国/英国/オーストラリアが締結した AUKUS 防衛協定とは?

AUKUS Defence Pact Between US, Britain & Australia

2021/09/20 CyberSecurityIntelligence — 9月15日 (水) に AUKUS が、バイデン米国大統領、ジョンソン英国首相、モリソン豪州首相の三名により発表された。それは、新しい安全保障パートナーシップであり、冷戦終結後の最も重要な国際協定の一つである。そこでは、中国についての言及はなかったが、南シナ海における中国の影響力に対抗するための取り組みとして注目されている。

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EMEA / APAC の政府をターゲットにした大規模フィッシング・キャンペーンとは?

Large phishing campaign targets EMEA and APAC governments

2021/09/20 SecurityAffairs — サイバーセキュリティ企業 Cyjax の研究者たちが、APAC および EMEA 諸国の複数の政府機関を対象とした、大規模なフィッシング・キャンペーンを発見した。このフィッシング・キャンペーンは、ドメインが現在のホストに移管された、2020年春から継続して行われていた。

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中国のサイバー・スペース文明大革命:WeChat や TikTok はどうなるのだろう?

China’s Big Tech platforms face more responsibility in ‘cyberspace civilisation’ push that seeks more online control

2021/09/17 SCMP — 来年の第20回党大会へ向けて中国は、サイバー空間の文明を構築するための新しいガイドラインを発表したが、これはネット上の情報を取り締まるキャンペーン強化を、意味する可能性が高いと専門家は指摘する。WeChat を所有する Tencent Holdings や TikTok を所有する ByteDance などのインターネット・プラットフォーム企業は、中国のオンライン世界を再構築しようとする、新たな規制の矢面に立たされることが予想される。

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Olympus がサイバー攻撃に遭っている:BlackMatter ランサムウェアの犯行か?

BlackMatter ransomware hits medical technology giant Olympus

2021/09/13 BleepingComputer — 医療技術のリーディング・カンパニーである Olympus は、先週に EMEA (欧州/中東/アフリカ) の一部で IT システムに影響を与えた、サイバー・セキュリティ・インシデントの可能性を調査している。Olympus は、全世界で 31,000人以上の従業員を擁し、100年以上の歴史を持ち、医療/ライフサイエンス/産業機器業界向けに製品開発を行う企業である。

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MyRepublic Singapore のデータ侵害:国民登録 ID カード番号などが盗まれた

MyRepublic discloses data breach exposing government ID cards

2021/09/10 BleepingComputer — MyRepublic Singapore は、約8万人の携帯電話加入者の個人情報が流出したことを公表した。MyRepublic は、シンガポール/ニュージーランド/オーストラリアで事業を展開する、アジア太平洋地域における通信事業者であり ISP である。昨日、MyRepublic Singapore は、データ漏洩の通知メールの送信を開始している。その内容は、権限のない人物が、第三者のデータ・ストレージ・プラットフォームにアクセスしたことで、顧客の個人情報が漏洩したというものだ。

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Microsoft 警告:中国ハッカーが関与する SolarWinds Serv-U SSH ゼロデイ攻撃

Microsoft Says Chinese Hackers Were Behind SolarWinds Serv-U SSH 0-Day Attack

2021/09/04 TheHackerNews — Microsoft は、SolarWinds Serv-U マネージド・ファイル転送サービスに影響をおよぼす、Critical な脆弱性について技術的な詳細を共有している。この脆弱性は、現時点では修正されているが、積極的に悪用されている状況にあり、中国で活動している脅威アクターが、関与している可能性が、きわめて高いとしている。

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中国企業トップの発言:共産党によるデータの把握は必要不可欠

It is vital and necessary for the Communist Party to keep its grip on data, writes boss of Chinese central enterprise

2021/08/30 SCMP — 中国共産党は、軍やメディアをコントロールするのと同様に、国内のデータをしっかりと掌握しなければならない。なぜならデータは、党による統治のための基本的な資源であるからだと、ある国有企業の会長が意見書に書いている。

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シンガポールの眼科医院 Eye & Retina で発生したランサムウェア攻撃

Ransomware attack at Singapore eye clinic potentially breaches 73,000 patients’ data

2021/08/27 DailySwig — シンガポールの眼科医院で発生したランサムウェア攻撃により、73,000人以上の患者の個人情報が流出した可能性がある。シンガポール保健省 (Ministry of Health) の発表によると、8月6日に Eye & Retina Surgeons (ERS) において、セキュリティ・インシデント発生したとのことだ。ERS は、警察だけではなく、Personal Data Protection Commission と Singapore Computer Emergency Response Team にも通知を行っている。なお、どれだけの個人情報が流出したのか、また、どのような種類のデータに不正アクセスが生じたのかについては、現時点では確認されていない。

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Liquid 暗号通貨取引所が 9400 万ドルをハッキングされる

Liquid cryptocurrency exchange loses $94 million following hack

2021/08/19 BleepingComputer — 日本を拠点とする暗号通貨取引所 Liquid は、同社のウォーム・ウォレットが脅威アクターに侵害されたことで、その入出金を停止した。Liquid は、毎日の取引されるスポット・ボリュームで計算するなら、世界最大級の暗号通貨 (fiat) 取引所プラットフォームである。

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東京海上シンガポール支店がランサムウェアに遭ったが詳細は不明

Japanese insurer Tokio Marine discloses ransomware attack

2021/08/18 BleepingComputer — 今週のこと、日本に本拠を持つ多国籍保険会社 Tokio Marine Holdings は、同社のシンガポール支店である Tokio Marine Insurance Singapore (TMiS) がランサムウェア攻撃に遭ったことを発表した。この発表においては、侵入に対処するために取られた措置を除いて、インシデントに関する情報はほとんど含まれていない。

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中国政府が推進する新たなルールと重要情報インフラの保護

China sets out new rules to protect ‘critical information infrastructure’ as it bolsters data security push

2021/08/17 SCMP — 中国政府は、国内データの管理を強化するために、通信/エネルギー/輸送/金融/防衛の各分野における企業を、サイバー・セキュリティの観点から厳しく監視する特別な規則を定めた。火曜日に国務院が発表した、この新しい規則は、中国のサイバー・セキュリティ法に含まれていても、具体的な指針のない重要情報インフラの確保に関する、北京の考え方をより明確にしている。

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中国拠点のサイバー・スパイが東南アジアの ICS や SCADA を狙っている

China-Linked Cyberespionage Operation Suggests Interest in SCADA Systems

2021/08/05 SecurityWeek — 中国を拠点とするサイバースパイ集団が、東南アジア諸国の重要インフラ組織を標的にしていることが確認されて、攻撃者たちが産業用制御システム (ICS : Industrial Control Systems) に関心を示している可能性が生じた。中国の脅威アクターたちが、東南アジアを標的にすることは珍しいことではない。ここ数年、この地域の軍事/通信/技術/政府の組織を標的にしていることが確認されている。木曜日に Broadcom の一部門である Symantec は、同社の脅威ハンター・グループが、東南アジアの4つの重要インフラ組織に対して、ある脅威アクターが攻撃を仕掛けたことを確認したと報告している。

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Mitsubishi Safety PLC に生じたリモート攻撃にいたる脆弱性とは?

Unpatched Security Flaws Expose Mitsubishi Safety PLCs to Remote Attacks

2021/08/05 TheHackerNews — Mitsubishi の Safety PLC (programmable logic controllers) において、未パッチの複数の脆弱性が公開されている。これらの脆弱性を悪用されると、ブルートフォース攻撃により、モジュールに登録されている正当なユーザー名を取得され、CPU モジュールへの不正ログインやサービス拒否 (DoS) が生じる可能性がある。今回、Nozomi Networks が公開したセキュリティ上の欠陥は、CPU モジュールとのデータの読書きと、ターゲット機器との通信で使用される、MELSEC 通信プロトコルにおける認証メカニズム実装に関連している。

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ロシアの行政機関が中国の Webdav-O ウィルスに攻撃されている

Russian Federal Agencies Were Attacked With Chinese Webdav-O Virus

2021/08/04 TheHackerNews — 2020年に発生した、ロシアの連邦行政機関に対する一連の標的型攻撃の背後には、中国の国家支援型脅威グループが存在していた可能性がある。シンガポールに本社を置く Group-IB が発表した最新の調査結果によると、その時の侵入で検出された Webdav-O と呼ばれるウイルスについて、BlueTraveller トロイの木馬との間に類似点があると指摘されている。

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香港暗号通貨事情:昨年の二倍以上のペースで広がる犯罪

Cryptocurrency crime in Hong Kong hits record levels, with one victim losing HK$124 million to fraudsters

2021/08/02 SCMP — 香港における暗号通貨犯罪と損失規模は、今年の上半期に記録的なレベルにまで急増し、1人の被害者が HK$124 million (US$15.9 million) を騙し取られるケースまで出現した。2021年上半期に警察が記録した被害件数は 496件であり、被害額は HK$214.4 million に上昇した。

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中国のハッカーたちが脆弱化した MS Exchange に PlugX マルウェアを注ぎ込む

Chinese Hackers Implant PlugX Variant on Compromised MS Exchange Servers

2021/07/28 TheHackerNews — 今年の3月に明らかになった、Microsoft Exchange Server の欠陥を悪用する中国のサイバー犯罪組織が、これまで文書化されていなかったリモート・アクセス・トロイの木馬 (RAT) の亜種を、東南アジア諸国の侵入したシステムに埋め込んでいる。Palo Alto Networks の脅威インテリジェンス・チームである Unit 42 は、今回の侵入を PKPLUG (別名:Mustang Panda / HoneyMyte) という名の脅威アクターによるものとし、侵入されたサーバーの1つに配信された、Thor と呼ばれるモジュール型 PlugX マルウェアの新バージョンを確認したと述べている。

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米国と同盟国が Microsoft Exchange 攻撃に関して正式に中国を非難

US and allies officially accuse China of Microsoft Exchange attacks

2021/07/19 BleepingComputer — 米国および、欧州連合、英国、NATO などの同盟国は、今年の広範囲にわたるMicrosoft Exchange ハッキング・キャンペーンについて、中国を公式に非難している。2021年の初頭に生じた、このサイバー攻撃は、世界中の数万の組織に展開された 25万台以上の Microsoft Exchange サーバーを標的としていた。

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中国政府が義務化するゼロデイ脆弱性情報の報告とは?

China’s New Law Requires Vendors to Report Zero-Day Bugs to Government

2021/07/17 TheHackerNews — 中国の Cyberspace Administration of China (CAC) は、脆弱性開示に関する厳格な規則を新たに発布し、重大な欠陥の影響を受けたソフトウェア/ネットワークのベンダーは、政府当局に対して2日以内にダイレクトに開示することを義務付けた。この Regulations on the Management of Network Product Security Vulnerability 規則は、2021年9月1日から施行される予定であり、セキュリティ脆弱性の発見/報告/修復/公開を標準化し、セキュリティ・リスクを低減することを目的としている。

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中国の国家支援グループが台湾の電気通信組織を標的にしている?

Suspected Chinese hackers target telecoms, research in Taiwan, Recorded Future says

2021/07/08 CyberScoop — この木曜日に、Recorded Future の Insikt Group が発表したレポートによると、中国の国家支援グループが、台湾/ネパール/フィリピンの電気通信組織を標的にしている疑いがあるらしい。6月に研究者たちは、TAG-22 と呼ばれるグループからの侵入に気づいたが、台湾の Industrial Technology Research Institute や、ネパールの Nepal Telecom、フィリピンの Department of Information and Communications Technology などの通信組織が標的にされているという。これらの活動の一部は、報道された時点でも継続して行われているようだ。

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McDonald にデータ侵害が生じて一部の個人情報が流出

McDonald’s discloses data breach after theft of customer, employee info

2021/06/11 BleepingComputer — 世界最大のファストフード・チェーンである McDonald は、同社のシステムにハッカーが侵入し、米国/韓国/台湾の顧客/従業員の情報が無すまれたことを受けて、データ流出が生じたと公表した。McDonald は米国だけでも約 14,000店を有し、世界の 100カ国以上、39,000以上の店舗で、数億人の顧客にサービスを提供している。

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中国の新しい Data Security Law により国外へのデータ転送は禁止される

China’s new Data Security Law promises steep punishments for unapproved overseas data transfers

2021/06/10 SCNP — 中国において、データに関する法案が通過した。この法律は、政府の権限をさらに強化し、違反に対して厳しい処罰を約束するものとなる。北京政府はビッグテックを抑制し、国内で作成されたデータについて、自らに主権があると主張し続ける。

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Fujifilm の業務がランサムウェア攻撃により停止

Fujifilm confirms ransomware attack disrupted business operations

2021/06/04 BleepingComputer — 本日、日本の多国籍コングロマリットである Fujifilm は、今週初めにランサムウェア攻撃を受け、業務に支障をきたしたことを公式に発表した。6月2日にも Fujifilm は、サイバー攻撃を受けたことを公表したが、その攻撃がランサムウェアによるものかは明らかにされなかった。

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インドの Modi 政権とソーシャル・メディアの関係が冷え始めてきた

India’s Modi once relied on Facebook and Twitter. Now, is he ‘going the China way’?

2021/06/03 SCMP — インドの Narendra Mod 首相は、Twitter と Facebook をあわせて 1億1,400万人のファンを獲得しており、世界で最も支持されている政治家の一人となっている。そして、これらのプラットフォームを利用して、政策の最新情報から外国のリーダーとの自撮り写真まで、あらゆる情報を発信している。

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Fujifilm がランサムウェア攻撃を受けてネットワークを遮断

FUJIFILM shuts down network after suspected ransomware attack

2021/06/02 BleepingComputer — Fujifilm は、ランサムウェア攻撃を調査している最中にあり、攻撃の拡大を防ぐためにネットワークの一部をシャットダウンしている。Fujifilm は、東京に本社を置く日本の多国籍コングロマリットで、光学フィルムとカメラでスタートした企業である。

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中国の脅威アクターたちは新たなマルウェアで欧米の組織を狙う

Chinese cyberspies are targeting US, EU orgs with new malware

2021/05/28 BleepingComputer — 中国における複数の脅威グループが、Pulse Secure VPN アプライアンスの脆弱性を悪用して、すでに侵害されている米国および EU の数十の組織のネットワーク上に、新たなマルウェアを展開し続けている。

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日本政府の複数の機関が富士通 ProjectWEB を介したデータ侵害に遭う

Japanese government agencies suffer data breaches after Fujitsu hack

2021/05/27 BleepingComputer — 日本政府の複数の省庁において、富士通の情報共有ツール ProjectWEB を介した、不正侵入が生じている。富士通の発表によると、ProjectWEB 上のプロジェクトへの不正アクセスが発生し、一部の顧客情報が盗まれたとのこだ。

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Air India へのデータ侵害は 450万人の乗客データに影響を与える

Air India data breach impacts 4.5 million customers

2021/05/21 BleepingComputer — Air India は、2021年2月に旅客サービス・システムを提供する SITA がハッキングされ、その後の2ヶ月の間に約450万人の個人情報が流出するという、データ侵害に遭遇したことを明らかにした。

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メルカリも Codecov に関連するデータ侵害に遭っていた

E-commerce giant suffers major data breach in Codecov incident

2021/05/21 BleepingComputer — 電子商取引プラットフォームの Mercari は、Codecov サプライ・チェーン攻撃により露呈した、大規模なデータ漏えいインシデントについて公表した。日本の上場企業である Mercari は、近年ではアメリカやイギリスでも事業を拡大しているオンライン・マーケット・プレイスだ。

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フランス大手保険会社 Axa のアジア支社がランサムウェア攻撃に遭った

Cyberattack in Asian countries hits subsidiary of French insurance giant Axa

2021/05/17 SCMP — フランスの大手保険会社 Axa の子会社がランサムウェア攻撃を受け、アジアにおける国々の業務に支障がでていると、5月13日に同社が発表した。Axa Partners 声明の中で、「先日に Asia Assistance が標的型ランサムウェア攻撃の被害に遭い、タイ/マレーシア/香港/フィリピンにおける IT 業務に影響が生じた。

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