FlowerStorm の急速な普及:Microsoft 365 を狙う新たな PhaaS プラットフォーム

New FlowerStorm Microsoft phishing service fills void left by Rockstar2FA

2024/12/21 BleepingComputer — Microsoft 365 をターゲットとする、新たな PhaaS (phishing-as-a-service) プラットフォームが登場し、人気を博している。この、FlowerStorm と命名された PhaaS は、Rockstar2 FA の後継であると見られ、その突然のシャットダウンによる空白を埋めている。

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Rockstar 2FA という Phishing-as-a-Service:Microsoft 365 などを標的に AiTM 攻撃

Phishing-as-a-Service “Rockstar 2FA” Targets Microsoft 365 Users with AiTM Attacks

2024/11/29 TheHackerNews — Microsoft 365 アカウントの認証情報を盗むことを目的とし、Rockstar 2FA と呼ばれる PhaaS (phishing-as-a-service) ツールキットを利用する、悪意のメール・キャンペーンについて、サイバー・セキュリティ研究者たちが警告している。Trustwave の研究者である Diana Solomon と John Kevin Adriano は、「このキャンペーンでは AitM [adversary-in-the-middle] 攻撃が採用され、攻撃者はユーザーの認証情報とセッション Cookie の傍受を達成する。つまり、多要素認証 (MFA) が有効化されているユーザーであっても、脆弱になる可能性がある」と述べている。

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中国のハッカー Evasive Panda:水飲み場とサプライチェーンを組み合わせる戦術とは?

China-Linked Cyber Spies Blend Watering Hole, Supply Chain Attacks

2024/03/07 DarkReading — 中国の脅威グループによる標的型の水飲み場攻撃により、仏教フェスティバルの Web サイト訪問者とチベット語翻訳アプリのユーザーが、MgBot マルウェアなどに感染したことが判明した。ESET の新しい調査によると、ハッキング・チームである Evasive Panda のサイバー作戦キャンペーンが、2023年9月以前に開始されており、インド/台湾/オーストラリア/米国/香港などのシステムに影響を与えたという。

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Blackwood という APT:WPS Office などのアップデートから NSPX30 マルウェアを配布

Blackwood hackers hijack WPS Office update to install malware

2024/01/25 BleepingComputer — Blackwood という新たな APT (advanced threat actor) が、企業や個人に対するサイバースパイ攻撃のために、NSPX30 と呼ばれる高度なマルウェアを使用していることが判明した。この脅威アクターは、遅くとも 2018年から活動しており、中間者攻撃 (AitM:Adversary-in-the-Middle) に加えて、単純なバックドアに根ざしたコードベースを持つ、インプラントである NSPX30 マルウェアを 2005年から利用している。

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Web Browser ベースのフィッシング:2023年の前半/後半の比較で 198% も増加

Browser Phishing Threats Grew 198% Last Year

2024/01/24 InfoSecurity — Web ブラウザ・ベースのフィッシング攻撃が、2023年の上半期と下半期の比較において 198% も増加し、それに伴い回避型攻撃も 206% 増加したことを、セキュリティ研究者たちが観測している。この調査結果は、Menlo Security が先日に発表した “2023 State of Browser Security Report” で報告されており、ブラウザを標的とする Highly Evasive Adaptive Threats (HEAT) の急増という、懸念すべき傾向を浮き彫りにしている。

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Terrapin 攻撃に対して脆弱な SSH サーバ:オープンなインターネット上に 1100万台

Nearly 11 million SSH servers vulnerable to new Terrapin attacks

2024/01/03 BleepingComputer — インターネットに公開されている約 1100万台の SSH サーバが、SSH 接続の完全性を部分的に脅かす、Terrapin 攻撃に対して脆弱であるという。Terrapin 攻撃とは、SSH プロトコルを標的とし、クライアントとサーバの双方に影響を与えるものであり、ドイツの Ruhr University Bochum の学術研究者たちにより考案されたものだ。

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OAuth アプリに関する Microsoft の警告:侵害されたアカウントで悪意のアプリを作成

Microsoft: OAuth apps used to automate BEC and cryptomining attacks

2023/12/12 BleepingComputer — Microsoft の警告は、金銭目的の攻撃者が OAuth アプリケーションを使用して、BEC 攻撃やフィッシング攻撃を自動化し、スパムをプッシュし、クリプト・マイニング用の VM を展開しているというものだ。OAuth (Open Authorization の略) とは、資格情報の代わりにトークンベースの認証と認可を介して、ユーザー定義のアクセス許可に基づいた、サーバ・リソースへの安全な委任アクセスを、アプリ対して許可するためのオープン・スタンダードである。

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SSH 接続から RSA 秘密鍵を抽出:研究者たちが実証した方法とは?

Experts Uncover Passive Method to Extract Private RSA Keys from SSH Connections

2023/11/27 TheHackerNews — ネットワークを介したパッシブ攻撃において、接続の確立中に自然に発生する計算障害を悪用することで、脆弱な SSH サーバから RSA ホスト・キーの入手が可能になることが、新しい研究により実証された。Secure Shell (SSH) プロトコルは、安全でないネットワーク上で安全にコマンドを送信し、コンピュータにログインするための方法である。SSH は、クライアント・サーバー・アーキテクチャーに基づいて、暗号を使用してデバイス間の接続を認証/暗号化するものだ。

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Windows Hello 認証バイパスの問題:指紋センサー・プロトコルの不適な実装

New Flaws in Fingerprint Sensors Let Attackers Bypass Windows Hello Login

2023/11/22 TheHackerNews — Dell Inspiron 15/Lenovo ThinkPad T14/Microsoft Surface Pro X のノート PC に存在する脆弱性の悪用により、Windows Hello 認証バイパスの可能性が生じることが、新たな調査により発見された。それらの脆弱性は、ハードウェア/ソフトウェア製品のセキュリティ調査会社 Blackwing Intelligence の研究者が発見したものであり、Goodix/Synaptics/ELAN の指紋センサーが埋め込まれるデバイスの欠陥である。

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XMPP-Based IM サービスの盗聴:ドイツの Hetzner/Linode で発見される

Researchers Uncover Wiretapping of XMPP-Based Instant Messaging Service

2023/10/28 TheHackerNews — XMPP ベースの IM サービスである jabber[.]ru (別名 xmpp[.]ru) から発信されたトラフィックを、ドイツの Hetzner および Akamai の子会社である Linode にホストされているサーバを経由して密かに傍受する、合法的な試みであるとされる新たな行為が明らかになった。

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Microsoft 警告:最も危険なサイバー犯罪集団 0ktapus の分析結果を参照してほしい

Microsoft: 0ktapus Cyberattackers Evolve to ‘Most Dangerous’ Status

2023/10/27 DarkReading — Microsoft の 0ktapus サイバー攻撃集団に対する評価は、最も危険な金融犯罪集団のひとつであり、しかもますます巧妙になっているというものだ。最近になって 0ktapus は、MGM と Caesars Entertainment に対して、ランサムウェアによる破壊的な攻撃を行ったことで話題になった。このグループは、Microsoft が Scatter Swine/UNC3944 とも呼ぶ Octo Tempest であり、英語圏に属している。このグループは、通常、敵対的中間者 (AitM) や、ターゲットへの電話を伴うソーシャル・エンジニアリング、SIM スワッピングなどの攻撃を行っている。また、暗号通貨の窃盗/データ流出による恐喝/ランサムウェア攻撃なども行うとされている。

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Chrome/Edge/Firefox の偽アップデート:狡猾な手口で誘う ClearFake マルウェア

Researchers warn of increased malware delivery via fake browser updates

2023/10/17 HelpNetSecurity — 最近になって文書化された ClearFake は、侵害した WordPress サイトを利用して、悪意の偽 Web ブラウザ・アップデートをプッシュするものである。この活動は、SocGholish のマルウェア配信キャンペーンを操る、脅威グループにより運営されている可能性が高いと、Sekoia の研究者たちは結論づけている。

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Phishing-as-a-Service の進化が止まらない:Microsoft が AiTM 攻撃を警告

Phishing-as-a-Service Gets Smarter: Microsoft Sounds Alarm on AiTM Attacks

2023/08/29 TheHackerNews — Phishing-as-a-Service (PhaaS) サイバー犯罪モデルの一部として、Adversary-in-The-Middle 攻撃が広まっていると、Microsoft が警告している。AiTM に対応した PhaaS プラットフォームの増加に加えて、PerSwaysion のような既存のフィッシング・サービスも、この AiTM 機能を組み込んでいると、同社は指摘している。Microsoft Threat Intelligence チームは、「この、PhaaS エコシステムにおける進化により、MFA 保護の回避を試みるフィッシング・キャンペーンを、攻撃者は大規模に展開できるようになる」と X (Twitter) への投稿で述べている。

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AiTM フィッシング攻撃が多発:Office 365 認証をバイパスして BEC へと至る

Adversary-in-the-Middle Attack Campaign Hits Dozens of Global Organizations

2023/06/13 TheHackerNews — AitM (Adversary-in-The-Middle) 技術を用いた広範な BEC (Business Email Compromise) キャンペーンにより、世界の数十の組織が標的にされていることが判明した。Sygnia の研究者たちは、「フィッシングに成功した脅威アクターは、ユーザー組織の従業員アカウントにアクセスし、Office365 の認証をバイパスし、そのアカウントへの永続的なアクセスを得るために AiTM 攻撃を実行している」と The Hacker Newsと共有したレポートで述べている。

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バンキング AitM Phishing/BEC 攻撃の増大:Microsoft が金融機関に発した警告とは?

Microsoft Uncovers Banking AitM Phishing and BEC Attacks Targeting Financial Giants

2023/06/09 TheHackerNews — Microsoft が明らかにしたのは、銀行/金融サービス機関が、新たな多段階 AitM (adversary-in-the-middle) フィッシングおよび BEC (business email compromise) 攻撃の標的になっていることだ。6月8日の報告書で同社は、「この攻撃は、信頼できるベンダーから発生し、複数の組織にまたがる一連の AiTM 攻撃と、それに続くBEC 活動へと移行している」と述べている。このクラスターについて、Microsoft は Storm-1167 という名称で追跡しているが、その攻撃において間接プロキシが使用されていたことを指摘している。

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Tencent QQ ユーザーをハッキング:中国 APT の Evasive Panda が関与 – ESET

Tencent QQ users hacked in mysterious malware attack, says ESET

2023/04/26 BleepingComputer — Tencent QQ メッセージング・アプリの自動アップデートの一部として、マルウェア MsgBot を配布するという謎の攻撃に、Evasive Panda と呼ばれる中国の APT ハッキング・グループが関与していることが判明した。Evasive Panda とは、2012年頃から活動しているサイバースパイ・グループであり、これまでに中国本土/香港/マカオ/ナイジェリア/東南アジア/東アジアなどの国々で、さまざまな組織や個人を標的としてきた。

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フィッシングの 2022年を総括:AI ツールにより高度化/急増しているキャンペーン – Zscaler

AI tools help attackers develop sophisticated phishing campaigns

2023/04/25 HelpNetSecurity — Zscaler のレポートによると、フィッシング詐欺の手法が洗練され、検知やブロックが困難になっていることで、サイバー犯罪の脅威が増大しているとのことだ。このレポートでは、現代のフィッシング攻撃の大半が、盗まれた認証情報に依存していることも明らかにされている。さらに、最近トレンドとして、中間者攻撃 (AitM) や、InterPlanetary File System (IPFS) の利用増加、ブラックマーケットから調達したフィッシング・キット、ChatGPT などの AI ツールへの依存についても概説している。

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ルーターの廃棄に御用心:大企業ほど機密データが残されている – ESET 調査

Researchers discover sensitive corporate data on decommissioned routers

2023/04/19 HelpNetSecurity — ESET の調査により、廃棄され二次市場で販売されたルーターの設定データの 56% に、企業の機密データが含まれていることが判明した。この調査のリーダーである ESET のセキュリティ研究者である Cameron Camp は、「今回の調査結果がもたらす潜在的な影響は、極めて懸念すべきものであり、警鐘を鳴らすべきものだ」と述べている。

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IcedID の新たな亜種:バンキング詐欺からマルウェア配信へとシフトしている

New IcedID variants shift from bank fraud to malware delivery

2023/03/27 BleepingComputer — IcedID の新しい亜種は、通常のオンライン・バンキング詐欺の機能を持たない代わりに、侵害したシステムに新たなマルウェアをインストールすることに、重点を置いていることが判明した。Proofpoint によると、これらの新しい亜種は、昨年末から7つのキャンペーンで、3つの異なる脅威アクターにより使用されており、ランサムウェアなどのペイロードの配信に重点を置いていることが確認されている。

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SharePoint を狙うフィッシング活動を発見:欧米の 1600 人の個人がターゲット

SharePoint Phishing Scam Targets 1600 Across US, Europe

2023/03/23 InfoSecurity — Microsoft のコラボレーション・プラットフォーム SharePoint の、正規サーバを悪用する新たなフィッシング詐欺が、ネイティブの通知メカニズムを介して、欧州/米国などの国々で、少なくとも 1600人の個人を標的にしていることが判明した。2023年3月23日の未明に、Kaspersky のセキュリティ研究者たちが発表したアドバイザリでは、この詐欺を実行するサイバー犯罪者たちが、Yahoo!/AOL/Outlook/Office 365 などの、電子メール・アカウントの認証情報を盗んでいると説明されている。

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Cookie 窃取と MFA バイパス:この組み合わせがサーバー攻撃を加速させる

Cookies for MFA Bypass Gain Traction Among Cyberattackers

2022/11/12 DarkReading — 最近の Lapsus$ マルウェア・グループは、侵害したシステムのアクセスを取得する際に、パスワードを探し出すだけではなく、デバイスやブラウザを正当なものとして認証するために使用される、Cookie セッション・トークンも検索している。このようなイニシャル・アクセスに関する傾向は、クラウド・サービスやオンプレミス・アプリケーションへのアクセスに攻撃者が使用するパスワードやクッキーが、犯罪者の予備軍から購入されるという状況を浮き彫りにしている。

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フィッシング最前線:18.8% の確率で Microsoft プラットフォーム防御を回避する悪意のメールたち

Email Defenses Under Siege: Phishing Attacks Dramatically Improve

2022/10/08 DarkReading — 今週は、サイバー攻撃者たちが 仕掛ける攻撃が、Microsoft のデフォルト・セキュリティを回避しているというレポートがあり、また、セキュリティ専門家たちは、フィッシングの手口が驚くほど進化していることを明らかにした。 脅威アクターたちが用いるテクニックには、ゼロポイント・フォントの難読化/クラウド・メッセージング・サービスへの混入/ペイロード起動の遅延などがあり、メール・プラットフォーム防御の弱点をついて、フィッシング攻撃を狡猾に行っている。また、被害者の調査/選定の頻度も上がっている。

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Google G-Suite 企業ユーザーを狙う AiTM フィッシング攻撃に注意

Researchers Warn of AiTM Attack Targeting Google G-Suite Enterprise Users

2022/08/24 TheHackerNews — Microsoft メールサービスの企業ユーザーを標的とする、大規模な中間者 (AiTM : Adversary-in-The-Middle) フィッシング・キャンペーンを仕掛けている脅威アクターたちが、Google Workspace のユーザーにも狙いを定めていることが明らかになった。Zscaler の研究者である Sudeep Singh と Jagadeeswar Ramanukolanu は、今月に発表したレポートで、「このキャンペーンは、Google Workspace を使用する、さまざまな組織の最高責任者などの、上級メンバーの標的を絞り込んでいる」と詳述している。

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BEC の新たな手口:AiTM で MFA を突破して決済者の Microsoft 365 アカウントを狙う

Hackers use AiTM attack to monitor Microsoft 365 accounts for BEC scams

2022/08/24 BleepingComputer — 巧妙なスピアフィッシングと中間者攻撃 (AiTM:Adversary-in-The-Middle) を組み合わせて、企業の幹部たちの Microsoft 365 アカウントをハッキングする、新しいビジネスメール詐欺 (BEC:Business Email Compromise) キャンペーンが発見された。このキャンペーンの対象には、MFA で保護されているアカウントも含まれるという。

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Microsoft のメール認証情報を狙うフィッシング・キット:MFA 回避機能を持つ?

Microsoft accounts targeted with new MFA-bypassing phishing kit

2022/08/03 BleepingComputer — Microsoft の電子メールサービスの認証情報を狙う、新たな大規模フィッシング・キャンペーンにおいて、カスタム・プロキシ・ベースのフィッシング・キットを用いられ、多要素認証 (MFA) を回避していることが判明した。このキャンペーンの目的は、エンタープライズ・アカウントに侵入して BEC (Business Email Compromise) 攻撃を行い、偽造書類を用いて支配下の銀行口座へと支払いを実行させることだと研究者たちは捉えている。

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Microsoft 警告:ビジネスメール侵害 (BEC) を目的とするフィッシング・キャンペーンに注意

Microsoft: 10,000 Organizations Targeted in Large-Scale Phishing Campaign

2022/07/14 SecurityWeek — Microsoft がユーザーに発した警告によると、1万を超える組織を対象にビジネス・メール侵害 (BEC) 追撃を行う、大規模なフィッシング・キャンペーンが発生しているようだ。このキャンペーンの一環として、攻撃者は、Adversary-in-the-middle (AiTM) フィッシング・サイトを用いて認証情報を盗み出し、MFA を有効にしているケースであっても、サインイン・セッションを乗っ取って認証をバイパスしている。

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