新たな Mirai 亜種が登場:Cisco/TP-Link などの脆弱性を標的に DDoS 攻撃を実行

New Stealthy Malware Hijacking Cisco, TP-Link, and Other Routers for Remote Control

2025/08/26 gbhackers — Cisco/TP-Link などの重要インフラ・デバイスを標的とする、高度なマルウェア攻撃キャンペーンを、FortiGuard Labs が発見した。この Gayfemboy マルウェアは、新たな Mirai 亜種であり、高度な回避技術とマルチ・プラットフォーム対応の機能を備えている。すでに、DrayTek/TP-Link/Raisecom/Cisco などの脆弱性を悪用し、バックドア・アクセスと分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃の機能を備えた、永続的なボットネット・インフラを構築している。

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Wazuh Server RCE 脆弱性 CVE-2025-24016:Mirai 亜種による攻撃を観測

Critical Wazuh Server RCE Vulnerability Exploited to Deploy Mirai Variants

2025/06/09 CyberSecurityNews — Wazuh サーバに存在する深刻なリモート・コード実行の脆弱性が悪用されていることを、Akamai のセキュリティ研究者たちが発見した。この OSS セキュリティ・プラットフォームの脆弱性 CVE-2025-24016 (CVSS:9.9) は、今年の初めに公表されたものだが、実環境での攻撃が報告されたのは初めてのことである。この脆弱性を悪用する API アクセス権を持つリモート攻撃者は、悪意を持って作成された JSON ファイルを通じて、任意のコードを実行できるようになる。なお、この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、Wazuh のバージョン 4.4.0〜4.9.0 である。

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GeoVision の製造中止 IoT 機器の脆弱性 CVE-2024-6047/11120:ボットネット LZRD による悪用を観測

Botnet Exploits Old GeoVision IoT Devices via CVE-2024-6047 & CVE-2024-11120

2025/05/07 SecurityOnline — GeoVision の製造中止となった IoT デバイスに存在する、2つのコマンド・インジェクション脆弱性が積極的に悪用されていることを、Akamai の Security Intelligence and Response Team (SIRT) が特定した。Akamai は、「2024年6月/11月に公開された、脆弱性 CVE-2024-6047/CVE-2024-11120 が、積極的に悪用された初めての事例となる」と述べている。

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DDoS 2025 Q1 – Cloudflare:急増するネットワーク層攻撃と CLDAP/ESP リフレクション攻撃

Cloudflare mitigates record number of DDoS attacks in 2025

2025/04/28 BleepingComputer — インターネット・サービス大手の Cloudflare は、2024年に過去最多となる DDoS 攻撃を緩和したと発表した。攻撃件数は前年比で 358%、前四半期比で 198%と、いずれも大幅な増加となっている。この数字は、Cloudflare が公開した 2025 Q1 DDoS レポートに基づくものであり、2024 年を通じて合計 2,130 万件の DDoS 攻撃を緩和したと、同社は報告している。しかし、2025 年はオンライン企業や組織にとって、さらに深刻な年となる兆しを見せている。Cloudflare は、2025 Q1 だけで、すでに 2,050 万件の DDoS 攻撃に対応したと報告している。

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CISA KEV 警告 25/03/19:Edimax/ NAKIVO/SAP の脆弱性3件を登録

CISA Warns of Three Actively Exploited Security Vulnerabilities in IoT, Backup, and Enterprise Systems

2025/03/19 SecurityOnline — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、3件の脆弱性を Known Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加し、サイバー・セキュリティ専門家とシステム管理者に対して緊急の対応を呼びかけている。これらの脆弱性は実際に悪用されており、深刻なリスクをユーザー組織にもたらしている。

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Edimax Camera の脆弱性 CVE-2025-1316:パッチが提供されない状況を Mirai が狙っている

Unpatched Edimax Camera Flaw Exploited for Mirai Botnet Attacks Since Last Year

2025/03/17 TheHackerNews — Edimax IC-7100 ネットワーク・カメラに存在する、未修正のセキュリティ上の脆弱性が、Mirat ボットネット・マルウェアの亜種を配信するために、遅くとも 2024年5月以降に、脅威アクターたちにより悪用されている。この脆弱性 CVE-2025-1316 (CVSS v4:9.3) は、深刻な OS コマンド・インジェクションの欠陥であり、それを悪用する攻撃者は、特別に細工されたリクエストにより、影響を受けやすいデバイス上でのリモート・コード実行の可能性を手にする。

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Four-Faith F3x36 Routerの脆弱性 CVE-2024-9643/9644 が FIX:武器化の可能性が高い

CVE-2024-9643 & CVE-2024-9644: Authentication Bypass in Four-Faith F3x36 Routers Puts Networks at Risk

2025/02/06 SecurityOnline — Four-Faith F3x36 Router のファームウェア v2.0.0 に存在する、セキュリティ脆弱性 CVE-2024-9643/CVE-2024-9644 を悪用するリモート攻撃者により、管理アクセス権への不正取得が生じる可能性がある。この2つの脆弱性の CVSS スコアは 9.8 であり、深刻度の高さと容易な悪用が示唆される。

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Cloudflare が過去最大規模の DDoS 攻撃を阻止:ピーク時には 5.6 Tbps に到達

Cloudflare mitigated a record-breaking 5.6 Tbps DDoS attack

2025/01/21 BleepingComputer — セキュリティとコネクションを提供する Cloudflare の報告は、2024年10月下旬から発生した、前例のない大規模分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を検知/軽減したというものだ。2024年10月29日に発生した UDP ベースの攻撃は、東アジアの ISP (internet service provider) のサービスを標的として、13,000台の感染デバイスで構成される Mirai ベースのボットネットから発信されたものであり、ピーク時には 5.6 Tbps に達したという。

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Mirai Botnet が Juniper SSR デバイスを悪用:DDoS 攻撃に至る恐れ

Mirai botnet targets SSR devices, Juniper Networks warns

2024/12/19 SecurityAffairs — Juniper Networks SSR (Session Smart Router) の、パスワードがデフォルトに設定されているデバイスを、Mirai ボットネットが標的にしていることが判明した。2024年12月11日の時点で Juniper Networks に寄せられたのは、SSN (Session Smart Network) プラットフォーム上で検知された、異常な動作に関する複数の報告である。Mirai を操る攻撃者たちの手口は、最初に標的デバイスを侵害し、その後に、それらのデバイスを足場にして DDoS 攻撃を仕掛けるというものだ。

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Apache OFBiz の RCE 脆弱性 CVE-2024-45195 が FIX:ただちにパッチを!

Apache OFBiz Update Fixes High-Severity Flaw Leading to Remote Code Execution

2024/09/06 TheHackerNews — OSS の ERP システムである Apache OFBiz に存在することが判明した、新たなセキュリティ上の欠陥が修正された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Linux /Windows 上で認証を必要としないリモート・コード実行を許される可能性があるという。この脆弱性 CVE-2024-45195 (CVSS:7.5) は、OFBiz のバージョン 18.12.16 未満に影響を及ぼす。

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AVTECH IP Camera の脆弱性 CVE-2024-7029:PoC の提供と Mirai 亜種の拡散

Mirai Botnet Exploits Zero-Day Vulnerability CVE-2024-7029 in AVTECH IP Cameras

2024/08/28 SecurityOnline — 先日に発見された AVTECH IP カメラのゼロデイ脆弱性 CVE-2024-7029 を悪用する、Mirai ボットネット・キャンペーンが広まっていると、Akamai の Security Intelligence Response Team (SIRT) が報告している。このリモート・コード実行の脆弱性が、”Corona” と呼ばれる Mirai 亜種の拡散に悪用されており、重要インフラのセキュリティに、重大な懸念を引き起こしている。

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ハッカーを逆ハッキング:Mirai Botnet の脆弱性 CVE-2024-45163 を活用する PoC が登場!

Hacking the Hacker: Researcher Found Critical Flaw (CVE-2024-45163) in Mirai Botnet

2024/08/25 SecurityOnline — 2016年以降において IoT とサーバの環境を悩ませてきた、悪名高いマルウェア Mirai ボットネット内に深刻な脆弱性が存在することを、セキュリティ研究者である Jacob Masse が明らかにした。この脆弱性 CVE-2024-45163 (CVSS 9.1) を活用することで、Mirai ボットネットの C2 サーバに対するリモート・サービス拒否 (DoS) 攻撃が可能になり、その運用が麻痺させる可能性が生じている。

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Apache OFBiz の脆弱性 CVE-2024-32113 が FIX:悪意のスキャンと CISA KEV 登録

Actively Exploited Apache OFBiz Flaw Triggers Urgent Security Alert

2024/07/31 SecurityOnline — Apache OFBiz の脆弱性 CVE-2024-32113 に対するスキャン試行が、この数週間で驚くほど増加していることを、セキュリティ研究者たちが確認している。この欠陥は、パス・トラバーサル問題と説明されており、脆弱なバージョンのソフトウェアを実行しているシステムにおいて、攻撃者に悪意のリモート・コード実行を許す可能性があり、重大なリスクをもたらすとされる。

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Zyxel NAS の脆弱性 CVE-2024-29973:Mirai ライクなボットネットによる積極的な悪用

Zyxel NAS Devices Under Attack: CVE-2024-29973 Exploitation Attempts by Mirai-Like Botnet

2024/06/23 SecurityOnline — Zyxel NAS デバイスの脆弱性 CVE-2024-29973 (CVSS:9.8) が、積極的に悪用されている状況を、脅威監視プラットフォーム Shadowserver が警告している。この脆弱性の悪用に成功した未認証の攻撃者には、悪意のリモート・コマンドの注入/実行が許されるため、影響を受けるデバイスのセキュリティと完全性が損なわれる可能性が生じている。なお、この脆弱性は、Outpost24 Ghost Labs の Timothy Hjort により発見されたものだ。

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Chalubo マルウェア:600,000 台以上の SOHO ルーターを破壊していた – Lumen

Over 600,000 SOHO Routers Were Destroyed By Chalubo Malware In 72 Hours

2024/05/31 SecurityAffairs — Chalubo マルウェアが、2023年10月25日〜10月27日の間にわたって、同じ ISP に属する 600,000 台以上の SOHO (small office/home office) ルーターを破壊していたことが、Lumen の Black Lotus Labs の研究により判明した。Black Lotus Labs は、影響を受けた ISP の名前を挙げていない。しかし Bleeping Computer の推測は、同時期に発生した Windstream の障害に、この攻撃が関連しているというものだ。Chalubo (ChaCha-Lua-bot) は Linux マルウェアであり、IoT デバイスに DDoS 攻撃を仕掛けるためのボットネットとして使用されていた状況を、2018年8月下旬に Sophos Labs が検知していた。

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Log4j の大規模かつ継続的なキャンペーン:XMRig などの多様なマルウェアを配信

Log4j Campaign Exploited to Deploy XMRig Cryptominer

2023/05/17 SecurityOnline — 大規模かつ継続的な悪名高い Log4j キャンペーンの活動を、Uptycs Threat Research Team が発見した。当初はハニーポット・コレクション内で検出されたが、このダイナミックなキャンペーンの複雑さを解明するために、Uptycs が詳細な分析を直ちに開始した。

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Mirai ボットネットが Ivanti を悪用:脆弱性 CVE-2023-46805/21887 の連鎖に要注意

Mirai Botnet Exploits Ivanti Vulnerabilities (CVE-2023-46805 & CVE-2024-21887)

2024/05/07 SecurityOnline — Ivanti Connect Secure (ICS) および Ivanti Policy Secure Gateway を標的とする攻撃の、きわめて危険なエスカレーションを、Juniper Threat Labs のセキュリティ研究者たちが発見した。この2つの脆弱性 CVE-2023-46805 (認証バイパス)/CVE-2024-21887 (リモートコード実行) を武器化する攻撃者たちは、悪名高い Mirai ボットネット・マルウェアを拡散している。この強力な組み合わせは、広範なネットワークにおける侵害と混乱への扉を開く。

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TP-Link Router の脆弱性 CVE-2023-1389:1年前の欠陥がボットネットに狙われている

Old Vulnerability, New Attacks: Botnets Swarm Exploited CVE-2023-1389 in TP-Link Routers

2024/04/16 SecurityOnline — TP-Link Archer AX21 ルーターの既知の脆弱性を狙った大規模な攻撃について、FortiGuard Labs のサイバー・セキュリティ専門家たちが警鐘を鳴らしている。この脆弱性は1年前に修正されたものであるが、パッチの未適用のデバイスを悪用する攻撃者により、危険なボットネットの増加に拍車が掛かっている。これらのボットネットには、Moobot/Mirai などが含まれており、それぞれが異なる悪意のアクティビティに特化している。

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Apache ActiveMQ の脆弱性 CVE-2023-46604 を悪用する攻撃:多様なペイロードを展開

Cybereason Uncovers Widespread Exploitation of Apache ActiveMQ Vulnerability

2024/03/14 SecurityOnline — Apache ActiveMQ メッセージング・サービスに存在する深刻な脆弱性 CVE-2023-46604 を狙う危険な攻撃の波について、Cybereason Security Services が警鐘を鳴らしている。この脆弱性を悪用する複数の脅威アクターが、驚くべきスピードで発生しており、その手口は多様であるため、早急な対策が欠かせないと、新たに発表した脅威分析レポートで、Cybereason は指摘している。

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CISA KEV 警告 23/12/21:QNAP NVR の CVE-2023-47565 の積極的な悪用

CVE-2023-47565 Flaw in QNAP NVR Devices Exploited in the Wild

2023/12/27 SecurityOnline — QNAP の VioStor Network Video Recorder (NVR) 機器に存在する深刻な脆弱性を、先日に Akamai の Security Intelligence Response Team (SIRT) が発見した。洗練された監視ソリューションが増加するデジタル社会の中で、刻々と差し迫るサイバー・セキュリティのリスクを、この積極的に悪用されている脆弱性が再認識させている。

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Mirai ボットネット Infectedslurs:FXC/QNAP の Router/NVR のゼロデイ脆弱性を悪用

Infectedslurs Botnet Targets QNAP Viostor Nvr Vulnerability

2023/12/17 SecurityAffairs — 2023年11月の時点で Akamai は、InfectedSlurs という新たな Mirai ベースの DDoS ボットネットが、2つのゼロデイ脆弱性を活発に悪用して、Router や NVR (Network Video Recorder) 機器に感染していることを警告していた。このボットネットが研究者たちに発見されたのは 2023年10月だったが、遅くとも 2022年から活動していたと見られている。専門家たちは、これらの2つの脆弱性を個々の製造元に報告していたが、2023年12月に修正プログラムがリリースされる予定だという。 C

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Mirai ボットネットによる大規模な DDoS 攻撃:Router/NVR のゼロデイ脆弱性を悪用

Mirai-based Botnet Exploiting Zero-Day Bugs in Routers and NVRs for Massive DDoS Attacks

2023/11/23 TheHackerNews — 2つの RCE ゼロデイ脆弱性を悪用して、Mirai ベースの分散型サービス妨害 (DDoS) ボットネット配信し、ルーターやビデオレコーダーを悪意のネットワークに接続させるという、活発なマルウェア・キャンペーンが発生している。Akamai は今週に発表したアドバイザリで、「このペイロードは、ルーターおよび NVR (Network Video Recorder) デバイス存在する、管理者用のデフォルト認証情報を標的として、侵入に成功した後に Mirai の亜種をインストールするものだ」と説明している。

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Mirai DDoS マルウェアの亜種を検出:13種類のルーターを悪用するための武器とは?

Mirai DDoS malware variant expands targets with 13 router exploits

2023/10/10 BleepingComputer — IZ1H9 として追跡されている Mirai ベースのDDoS (分散型サービス拒否) マルウェア・ボットネットが、D-Link/Zyxel/TP-Link/TOTOLINK などのルーターや Linux ベースのルーターを標的とする、13種類の新たなペイロードを追加したようだ。Fortinet の研究者たちが報告しているのは、9月の第1週頃に悪用率がピークに達し、脆弱なデバイスに対する悪用の試行回数が数万回に達したことである。

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IoT 攻撃とダークウェブの関係性:2023年には 700 件以上のマルウェア広告

Over 700 Dark Web Ads Offer DDoS Attacks Via IoT in 2023

2023/09/22 InfoSecurity — IoT (Internet of Things) デバイスを悪用した分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃に関して、2023年のダークウェブ広告が 700件以上に急増したことが、Kaspersky の最新レポートで示唆されている。これらのサービスは、標的における DDoS 防御などを検証した結果により価格帯が異なり、1日あたり $20 や月額 $10,000 などで販売されている。平均すると、1日あたり $63.5で、1カ月あたり $1350 となっている。

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Apache Tomcat サーバが標的:ハニーポットで収集された Mirai ボットネットを分析

Hackers Target Apache Tomcat Servers for Mirai Botnet and Crypto Mining

2023/07/27 TheHackerNews — ボットネット・マルウェア Mirai などの標的として、また、暗号通貨マイナーを配信する新たなキャンペーンの一環として、コンフィグレーションやセキュリティに不備がある Apache Tomcat サーバーが狙われている。この調査結果は Aqua によるもので、Tomcat サーバのハニーポットに対して、2年間で 800件以上の攻撃を検出し、そのうちの 96%が、Mirai ボットネットに関連していたことが判明した。これらの攻撃のうちの 20% (152件) は、24のユニークな IP アドレスから発信された “neww” と呼ばれる Web シェル・スクリプトの使用を伴うものであり、その 68%は単一の IP アドレス (104.248.157[.]218) から発信されていた。

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Zyxel ファイアウォールの脆弱性 CVE-2023-28771:Mirai 亜種による積極的な悪用を観測

Zyxel Vulnerability Exploited by DDoS Botnets on Linux Systems

2023/07/20 InfoSecurity — Zyxelファイアウォールで発見された深刻な脆弱性が、分散型サービス拒否 (DDoS) ボットネットに積極的に悪用されている。Fortinet のセキュリティ研究者たちが特定した、この脆弱性 CVE-2023-28771 は Linux プラットフォームに影響を及ぼすものだ。この脆弱性の悪用に成功したリモートの攻撃者は、脆弱性のあるシステムを不正に制御し、DDoS 攻撃を行うことが可能になる。

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D-Link/Zyxel/Netgear デバイス:Mirai ボットネットが 22件の脆弱性を狙っている

Mirai botnet targets 22 flaws in D-Link, Zyxel, Netgear devices

2023/06/22 BleepingComputer — Mirai ボットネットの亜種が、D-Link/Arris/Zyxel/TP-Link/Tenda/Netgear/MediaTek などのデバイスを制御し、分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を実行するために、約 20件の脆弱性を標的にしているという。このマルウェアは、3月14日に始まり 4月と6月に急増している。そして、この2つの進行中のキャンペーンを調査していた、Palo Alto Networks Unit 42 の研究者たちにより発見されている。6月22日に発表されたレポートの中で研究者たちは、このボットネット開発者は、悪用可能な脆弱性に関するコードを追加し続けていると警告している。

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Mirai ボットネットが Zyxel Firewall をハッキング:修正済の CVE-2023-28771 を悪用

Zyxel Firewalls Hacked by Mirai Botnet

2023/05/26 SecurityWeek — Mirai ボットネットの亜種が、最近にパッチがリリースされた脆弱性 CVE-2023-28771 を悪用して、Zyxel ファイアウォールを大量にハッキングしている。4月25日の時点で Zyxel は、影響を受ける ATP/VPN/USG Flex/ZyWALL/USG/ファイアウォールに対してパッチをリリースし、このセキュリティ脆弱性について顧客に通知を行っている。

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CISA KEV 警告 23/05/01:Oracle WebLogic の脆弱性 CVE-2023-21839 などが追加

CISA Warns of Attacks Exploiting Oracle WebLogic Vulnerability Patched in January

2023/05/02 SecurityWeek — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに3件の脆弱性を追加したが、その中には 2023年1月にパッチが適用された Oracle WebLogic の脆弱性も含まれる。ただし、WebLogic の脆弱性の悪用について記述された、公的な報告は存在しないようだ。この脆弱性 CVE-2023-21839 は、リモート・コードの実行において悪用される可能性があり、攻撃者による対象サーバの完全な制御に至る恐れがある。この脆弱性は、Oracle の January 2023 Critical Patch Update (CPU) で修正されたものだ。

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TP-Link Archer WiFi の脆弱性 CVE-2023-1389 が FIX:Mirai による悪用も検出

TP-Link Archer WiFi router flaw exploited by Mirai malware

2023/04/25 BleepingComputer — マルウェア・ボットネット Mirai は、TP-Link Archer A21 (AX1800) WiFi ルーターに存在する脆弱性 CVE-2023-1389 を積極的に悪用して、このデバイスを DDoS (分散サービス拒否) の大群に組み込んでいる。2022年12月に開催された Pwn2Own Toronto のハッキング・イベントで、この欠陥の悪用に挑んだ2つのハッキング・チームが、異なる経路 (LAN/WAN インターフェイス・アクセス) を介して、このデバイスへの侵入を成功させた。

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HTTP/S DDoS 攻撃が3年間で 487%急増:ウクライナをめぐるサイバー戦争が激化

HTTP/S DDoS Attacks Soar 487% in Three Years

2023/04/04 InfoSecurity — Netscout によると、HTTP/HTTPS の Web サイトを標的としたアプリケーション層の DDoS (Distributed Denial of Service) 攻撃の量は、Killnet などにより、2019年から2022年にかけて 487% も急増したという。セキュリティ・ベンダーである Netscout の 2022 H2 レポート “DDoS Threat Intelligence Report” は、93カ国と世界のインターネット・トラフィックの 50%以上をカバーする、同社の ATLAS ネットワークが収集したデータを基に作成されたものだ。2019年以降に、Web サイトへの攻撃が最も急増したのは 2022年下半期で、親ロシア・ハクティビストの活動による影響が大きい。

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Cacti/Realtek/IBM Aspera の脆弱性:複数の DDoS ボットネットとランサムウェアが悪用

Cacti, Realtek, and IBM Aspera Faspex Vulnerabilities Under Active Exploitation

2023/04/01 TheHackerNews — Cacti/Realtek/IBM Aspera Faspex の深刻なセキュリティ脆弱性を悪用する脅威アクターたちにより、パッチ未適用のシステムを標的としたハッキングが行われている。今週の Fortinet FortiGuard Labs レポートによると、MooBot/ShellBot (別名 PerlBot) の配信に、CVE-2022-46169 (CVSS:9.8)/CVE-2021-35394 (CVSS:9.8) が悪用されているようだ。

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HinataBot というボットネット が登場:Mirai 由来のハッカーたちが開発

Mirai Hackers Use Golang to Create a Bigger, Badder DDoS Botnet

2023/03/21 DarkReading — HinataBot と名付けられた新しいボットネットを、Mirai 由来のハッカーたちが開発した。このボットネットは、従来のものと比べて、はるかに少ないリソースで大きなダメージを与える可能性があるという。Mirai は、世界で最も悪名高いボットネットの1つだ。2010年代半ばから流通し、ルーターやカメラなどの IoT 機器を利用して、大量のトラフィックでターゲットを攻撃し、分散型サービス拒否 (DDoS) を仕掛けてきた。最も被害の大きかった攻撃は、フランスのテクノロジー企業 OVH/リベリア政府/DNS プロバイダー Dyn などに対するものであり、Twitter/Reddit/GitHub/CNN などの Web サイトが被害を被った。

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ワイパー・マルウェアが急増:ウクライナ侵攻により世界中で蔓延し始める

Russian Invasion Sparks Global Wiper Malware Surge

2023/02/23 InfoSecurity — セキュリティ・ベンダーの Fortinet によると、ウクライナ戦争により破壊的なマルウェアの新しい波が世界中に押し寄せており、それをサービスとして提供する、サイバー犯罪グループが増えているという。昨年にロシア軍が利用したワイパー・マルウェアだが、昨年にウクライナ国境を越えて急速に拡大し、その活動量は 2022 Q3 と Q4 の比較において 53% 増になると、同社は指摘している。

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Mirai ベースの Medusa ボットネット:ランサムウェア機能を備えて再登場

Medusa botnet returns as a Mirai-based variant with ransomware sting

2023/02/07 BleepingComputer — Miraiコードをベースにした、Medusa という DDoS ボットネットの新バージョンが、ランサムウェア・モジュールと Telnet ブルートフォースターを搭載し、野放し状態で暴れまわっている。Medusa とは、2015年からダークウェブで宣伝されている、昔からのマルウェア株 (同名の Android トロイの木馬とは別物) であり、2017年には HTTP ベースの DDoS 機能が追加されている。

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Realtek の脆弱性 CVE-2021-35394:IoT サプライチェーン 1.4 億のデバイスに危機

Realtek Vulnerability Under Attack: Over 134 Million Attempts to Hack IoT Devices

2023/01/30 TheHackerNews — 2022年8月から始まった、Realtek Jungle SDKのリモートコード実行の脆弱性を悪用する攻撃が急増していることに、研究者たちが警告を発している。Palo Alto Networks の Unit 42 によると、現在進行中のキャンペーンは、2022年12月の時点で 1億3400万件のエクスプロイト試行を記録し、その 97% が直近の4ヶ月間で発生したと言われている。攻撃の 50% 近くが米国 (48.3%) から発生しており、それに続くのが、ベトナム (17.8%)/ロシア (14.6%)/オランダ (7.4%)/フランス (6.4%)/ドイツ (2.3%)/ルクセンブルク (1.6%) などである。さらに、ロシアで発生した攻撃の 95% は、オーストラリアの組織を標的にしていた。

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BestBuy という名のダークウェブ運営者が逮捕:米政府の機密データなどを販売

Notorious ‘BestBuy’ hacker arraigned for running dark web market

2022/10/26 BleepingComputer — 今は亡きダークウェブ・マーケットプレイス The Real Deal を運営していた疑いで、この水曜日に、英国のハッカーが米国司法省に喚問された。Daniel Kaye 被告 34歳 (別名:Bestbuy/Spdrman/Popopret/UserL0ser) は、The Real Deal が立ち上げられた 2015年初頭から、閉鎖された 2016年11月までの間に、違法なサービス市場を運営したとされる。

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Mirai ボットネットが Minecraft Server に DDoS 攻撃:2.5 Tbps のピーク値を記録

Mirai Botnet Launched 2.5 Tbps DDoS Attack Against Minecraft Server

2022/10/13 SecurityWeek — Cloudflare によると、Mirai ボットネットの亜種が分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を開始し、そのピークは 2.5テラバイト/秒 (Tbps) に達し、これまでのビットレートの中で最大の攻撃だったと述べている。この攻撃は、Wynncraft という名前の Minecraft サーバを狙ったものであり、UDP と TCP のフラッドを含んでいた。しかし、この攻撃は緩和され、ゲームの利用に支障をきたすことはなかったと、Cloudflare は述べている。

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D-Link を狙う Moobot ボットネットは Mirai 亜種:新旧の脆弱性を取り混ぜて攻撃

Moobot botnet is coming for your unpatched D-Link router

2022/09/06 BleepingComputer — MooBot として知られる Mirai 亜種のマルウェア・ボットネットが、8月初旬から始まった新たな攻撃に再登場し、新旧のエクスプロイトを取り混ぜて、脆弱な D-Link ルーターをターゲットにしている。2021年12月に Fortinet のアナリストが発見した MooBot は、Hikvision カメラの脆弱性を標的にして急速に拡散し、多数のデバイスを DDoS (分散型サービス拒否) に陥らせてきた。

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RapperBot ボットネットは Mirai 由来:SSH サーバにブルートフォースを仕掛けて休眠

New Linux malware brute-forces SSH servers to breach networks

2022/08/04 BleepingComputer — 2022年6月の中旬から、RapperBot と呼ばれる新しいボットネットが攻撃が検知されているが、その後の調査により、Linux SSH サーバーにブルートフォースで侵入し、デバイスに足場を築くことに重点を置いていることが判明した。研究者たちによると、RapperBot は Mirai トロイの木馬をベースにしているが、可能な限り多くのデバイスを無秩序に感染させるという、マルウェア本来の動作から逸脱しているようだ。

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VMware 製品群の2つの深刻な脆弱性が FIX:認証バイパスで root 取得を許してしまう

VMware Releases Patches for New Vulnerabilities Affecting Multiple Products

2022/05/18 TheHackerNews — VMware は、Workspace ONE Access/Identity Manager/vRealize Automation に関連する、2つの脆弱性修正するパッチを発表した。認証バイパスの脆弱性 CVE-2022-22972 (CVSS:9.8) は、ネットワーク経由で UI にアクセスできる脅威アクターに対して、事前の認証なしに root 権限取得を許してしまうものである。もう1つの、ローカル権限昇格の脆弱性 CVE-2022-22973 (CVSS : 7.8) は、ローカル・アクセスを持つ攻撃者に対して、脆弱な仮想アプライアンス上で root への権限昇格を許してしまうものである。

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EnemyBot という Mirai 亜種:Router/IoT デバイスを大量に収穫して勢力を拡大中

New EnemyBot DDoS botnet recruits routers and IoTs into its army

2022/04/13 BleepingComputer — Mirai ベースの新しいボットネット・マルウェア EnemyBot は、モデム/ルーター/IoT デバイスの脆弱性を介して感染させたデバイスの勢力を拡大させ、それを操作する脅威アクターが Keksec であることが確認されている。この脅威グループは、クリプトマイニングと DDoS を専門としており、いずれも IoT デバイスに巣食い、そのコンピュータ資源を乗っ取ることが可能な、ボットネット・マルウェアにより支えられている。

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Mirai と Spring4Shell:シンガポールに集中する攻撃はグローバル展開への予兆か?

Mirai malware now delivered using Spring4Shell exploits

2022/04/08 BleepingComputer — 現在、マルウェア Mirai は、Spring4Shell エクスプロイトを悪用して脆弱な Web サーバーを感染させ、DDoS 攻撃 (分散型サービス拒否攻撃) へと導こうとしている。Spring4Shell とは、CVE-2022-22965 として追跡されているリモートコード実行 (RCE) の深刻な脆弱性であり、エンタープライズ・レベルの Java アプリ開発プラットフォームとして広く利用されている、Spring Framework に影響を及ぼすものだ。

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ウクライナで発見されたデータ消去マルウェア:ロシアによる侵攻と連携か?

New Wiper Malware Targeting Ukraine Amid Russia’s Military Operation

2022/02/23 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ企業である ESET と、Broadcom 傘下の Symantec は、ロシア軍によるウクライナ侵攻が開始したことを受け、ウクライナの数百台のマシンに対する新たな攻撃に使われた、新しいデータ・ワイパー・マルウェアの発見を発表した。スロバキアの ESET は、このワイパーを HermeticWiper (別名:KillDisk.NCV) と名付けた。そして、このマルウェアのサンプルの1つが、2021年12月28日にコンパイルさえれていることから、攻撃のための準備が 2カ月前から進められていた可能性を示唆している。

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Linux と IoT とマルウェア:2021年の調査結果は前年比で 35% 増

Linux malware sees 35% growth during 2021

2022/01/15 BleepingComputer — Linux デバイスを標的としたマルウェアの感染件数は、2021年に 35%増加しており、その多くは DDoS 攻撃のための IoT デバイスの取り込みが目標となっている。IoT デバイスは多様な Linux ディストリビューションを実行するが、一般的にパワー不足のスマート・デバイスであり、その機能も特定の範囲に制限されている。しかし、それらのリソースが、大規模なグループにまとめられると、十分に保護されたインフラに対して大規模な DDoS 攻撃を仕掛ける能力を持つことになる。

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IoT ハニーポット実験:脅威アクターが特定のデバイスを狙う理由は?

Honeypot experiment reveals what hackers want from IoT devices

2021/12/22 BleepingComputer — さまざまな場所に設置された、さまざまなタイプの low-interaction IoT デバイスをシミュレートする3年間のハニーポット実験により、脅威アクターが特定のデバイスを狙う理由が明確になった。より具体的に言うと、このハニーポットは、十分に多様なエコシステムを作り出し、生成されたデータにより敵対者の目標を決定するために、クラスター化することを目的とした。

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Log4Shell 攻撃を予測:不正スキャン/クリプトマイナー/Mirai/Cobalt Strike

Hackers start pushing malware in worldwide Log4Shell attacks

2021/12/12 BleepingComputer — 脅威アクターたちは、Log4j Log4Shell CVE-2021-44228 の脆弱性をスキャン/悪用し、脆弱なサーバを見つけ出しマルウェアの展開などを行っている。この記事では、Log4j の脆弱性を悪用する既知のペイロード/スキャン/攻撃をまとめている。周知の通り、金曜日の早朝に、Web サーバーやアプリケーションのログ・アクセスに使用される、Java ベースのログ・プラットフォーム Apache Log4j に存在する、「Log4Shell」と呼ばれる深刻なゼロデイ脆弱性のエクスプロイトが公開された。

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Dark Mirai ボットネット:TP-Link の脆弱性 CVE-2021-41653 を狙っている

Dark Mirai botnet targeting RCE on popular TP-Link router

2021/12/09 BleepingComputer — Dark Mirai (通称:MANGA) と呼ばれるボットネットが、2017年に発売されたホームルーター TP-Link TL-WR840N EU V5 に存在する、新たな脆弱性を悪用していることが確認された。この欠陥は、CVE-2021-41653 として追跡されており、認証されたユーザーがデバイス上でコマンドを実行するために使用する、脆弱な host 変数が原因となっている。

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TP-Link Wi-Fi 6 にゼロデイ脆弱性:ダークウェブでエクスプロイトが販売されている?

Exclusive: Resecurity discovered 0-day vulnerability in TP-Link Wi-Fi 6 devices

2021/11/26 SecurityAffairs — 米国ロサンゼルスに拠点を置くサイバーセキュリティ企業 Resecurity は、主に企業向けに販売されている TP-Link TL-XVR1800L (Enterprise AX1800 Dual Band Gigabit Wi-Fi 6 Wireless VPN Router) に存在するゼロデイ脆弱性を発見した。この脆弱性を悪用されると、リモートコード実行 (RCE) が可能となり、デバイスを乗っ取った後に、悪意の目的での使用や、機密データの窃取などを許すことにもなる。また、この脆弱性は、同一シリーズの他のデバイスにも存在する可能性がある。

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Cloudflare 対 Mirai:2 Tbps の DDoS 攻撃が緩和される

Cloudflare mitigated 2 Tbps DDoS attack, the largest attack it has seen to date

2021/11/15 SecurityAffairs — 米国の Web インフラ/セキュリティ企業である Cloudflare, Inc.は、コンテンツ配信ネットワークおよび DDoS 対策サービスを提供している。Cloudflare は、同社において最大規模となる、毎秒2TBytes (Tbps) 弱の分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を軽減したと発表した。

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