Log4j の攻撃手法が LDAP から RMI へ:現時点では Monero マイナーが使用

Log4j attackers switch to injecting Monero miners via RMI

2021/12/16 BleepingComputer — Apache Log4j の脆弱性を悪用する一部の脅威アクターたちは、LDAP コールバック URL から RMI への切り替えを図り、また、成功の可能性を最大限に高めるために、1つのリクエストで双方を使用しているようだ。この移行は、進行中の攻撃における顕著な変化であり、すべての潜在的な攻撃ベクターを、防御者が保護しようとする際に注意する必要が生じる。

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Microsoft 警告:国家に支援されたハッカーたちが Log4j 悪用を開始

Nation-state hackers aim to exploit Log4j software flaw, Microsoft warns

2021/12/15 CyberScoop — 火曜日に、Microsoft の Threat Intelligence Team が発表したところによると、中国/北朝鮮/イラン/トルコの政府に関連するハッカーたちが、Apache Log4j の脆弱性を利用する方法を模索しているとのことだ。この脆弱性を利用して、米国の連邦政府機関を標的した例はないが、依然として攻撃を警戒していると、Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) が述べている。

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Log4j の2つ目の脆弱性 CVE-2021-45046 が悪用されている:3つ目の脆弱性も浮上

Hackers Begin Exploiting Second Log4j Vulnerability as a Third Flaw Emerges

2021/12/15 TheHackerNews — 水曜日に、Web インフラ企業である Cloudflare は、幅広く利用されている Log4j ロギング・ユーティリティーの2つ目のバグを悪用しする脅威が存在することを明らかにした。パッチを適用していないシステムに対して、多様なマルウェアによる攻撃が続いているため、顧客は最新バージョンのインストールを迅速に行う必要がある。

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Log4J と攻撃者たち:IT/IoT/OT を狙うランサムウェア・ギャングから国家支援ハッカーまで

Attackers Target Log4J to Drop Ransomware, Web Shells, Backdoors

2021/12/15 DarkReading — 新たに公開された Log4j の脆弱性を利用して、ランサムウェア/リモートアクセス型トロイの木馬/Web シェルなどを、脆弱なシステム上に展開しようとするアクティビティが、少なくとも1つの国家機関を含む脅威アクターたちにより行われている。その一方で、複数のユーザー組織が、このログツールの脆弱性を含むバージョンをダウンロードし続けている。

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CISA の Log4j 対策:Log4Shell による被害の範囲と深刻さを把握したい

CISA probes scope, potential fallout of Log4j vulnerability

2021/12/14 CyberScoop — この火曜日に、米政府のサイバー担当トップが語ったところによると、Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) では、Apache Log4j の脆弱性を悪用したハッカーによる連邦政府機関への危害を確認していないが、この脆弱性を原因とする広範な攻撃を依然として恐れているという。

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米国 CISA から連邦政府各組織へ:Log4Shell への対応を 12月24日までに完了せよ

US CISA orders federal agencies to fix Log4Shell by December 24th

2021/12/14 SecurityAffairs — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、連邦政府の各組織に対して 2021年12月24日までに、Log4j ライブラリに存在する深刻な脆弱性 Log4Shell に対処するよう命じた。この命令は、脆弱性 Log4Shell を悪用する脅威アクターによるたちが、政府システムを攻撃することを防ぐことを目的としている。

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Log4j の悪用:企業ネットワークの 40% が攻撃者の標的になり得る

40% of Corporate Networks Targeted by Attackers Seeking to Exploit Log4j

2021/12/14 DarkReading — Log4j の脆弱性が、インターネット・セキュリティにとって最大の脅威の1つであるという初期の懸念は、週末に爆発的に増加した脆弱性の悪用と悪用活動により早急に確認されており、企業が行うべき修復作業の膨大さが明らかになっている。

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Apache Log4Shell 脆弱性:Cybereason がワクチン Logout4Shell を発表

Researchers release ‘vaccine’ for critical Log4Shell vulnerability

2021/12/10 BleepingComputer — サイバー・セキュリティ企業 Cybereason の研究者たちは、インターネット上で猛威を振るっている、Apache Log4j に存在するコード実行脆弱性 Log4Shell を、リモートから緩和させるワクチンを発表した。Apache Log4j とは、Webサーバーのアクセスログや、アプリケーションのログを分析するための、Java ベースのロギング・プラットフォームである。このソフトウェアは、エンタープライズおよび eコマース・プラットフォームなどで多用され、本日未明にパッチ版が配布された Minecraft などのゲームでも利用されている。

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OWASP ModSecurity Core Rule Set サンドボックスが登場:新たな CVE の研究が効率化される

OWASP ModSecurity Core Rule Set sandbox launched to help security researchers test new CVEs

2021/12/10 DailySwig — OWASP ModSecurity Core Rule Set に対してペイロード・テストを行うセキュリティ研究者たちが、プロジェクト・メンテナがリリースした新しいサンドボックスを使えるようになったという朗報である。この Core Rule Set (CRS) とは、ModSecurity および、互換性のある Web Application Firewalls (WAF) で使用するための、一般的な攻撃検知ルールのセットである。その目的は、OWASP Top Ten を含む広範な攻撃から、Webアプリケーションを保護することにある。

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Log4j Java library の深刻なゼロデイ脆弱性 CVE-2021-44228 に対処するには?

New zero-day exploit for Log4j Java library is an enterprise nightmare

2021/12/10 BleepingComputer — ユビキタスな Java ベースのロギング・ライブラリである Apache Log4j の、深刻なゼロデイ脆弱性の PoC エクスプロイトがオンラインで共有されたことで、ホーム/エンタープライズ・ユーザーが、リモートコード実行の攻撃にさらされる可能性が生じている。

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OAuth の欠陥とフィッシング:Microsoft/Google/PayPal もリダイレクトの対象だ

Microsoft, Google OAuth flaws can be abused in phishing attacks

2021/12/09 BleepingComputer — 研究者たちが発見したのは、脆弱な OAuth 2.0 実装に対して URL リダイレクト攻撃を仕掛けるという、これまで知られていなかった一連の手法である。これらの攻撃により、フィッシグ検知やメール・セキュリティの回避が生じると同時に、フィッシング URL が正当であるかのような錯覚により、被害者を増やすことにつながる。Proofpoint が検出したキャンペーンは、Outlook Web Access/PayPal/Microsoft 365/Google Workspace を対象としている。

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Grafana のゼロデイ脆弱性 CVE-2021-43798 の PoC が Twitter で拡散

Grafana fixes zero-day vulnerability after exploits spread over Twitter

2021/12/07 BleepingComputer — 今日、オープンソースの分析/可視化ソリューションを提供する Grafana は、ローカル・ファイルへのリモート・アクセスを許してしまう、深刻度の高いゼロデイ脆弱性を修正する緊急アップデートを行った。この問題の詳細は、今週の初めに公開が始まっており、Grafana Labs は影響を受けるVersion 8.0.0-beta1〜8.3.0 のアップデートを提供した。

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オープンソースからバグを取り除く:重要なのは報奨金とエコシステムだ

Searching for Bugs in Open Source Code

2021/11/30 SecurityBoulevard — まずは、迷信の払拭から始めよう。オープンソース・ソフトウェアが、クローズドソース・ソフトウェアよりも、安全性が低いということはない。しかし、オープンソースのプログラムに脆弱性が発見されると、クローズドソースで発見された脆弱性よりも、はるかに容易に武器化し、悪用される傾向にある。これが、現実だ。

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Google 警告:GCP の不適切な管理がもたらす暗号通貨マイニングなどの手口

Hackers Using Compromised Google Cloud Accounts to Mine Cryptocurrency

2021/11/29 TheHackerNews — Google Cloud Platform (GCP) の不適切なセキュリティ管理を悪用することで、侵害されたシステムへの暗号通貨マイニング・ソフトウェアのダウンロードや、インフラを悪用したランサムウェアのインストール、フィッシング・キャンペーンの実施、YouTube トラフィック/視聴回数の操作などが横行している。

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レッドチームが必要な理由:PoC エクスプロイトが重要な理由

Red Teams and the Value of Open Source PoC Exploits

2021/11/10 SecurityBoulevard — レッド・チームとは、優れたサイバー・セキュリティを構成するうえで必要な要素である。(ISC)2 Security Congressで講演した、セキュリティ研究者の Richard Tychansky は、レッド・チームは攻撃的なセキュリティであると説明している。レッド・チームのプロセスにおいては、いくつかの段階的なステップを踏む必要があると、彼は言う。

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中国で発見された Pink ボットネット:160 万台のデバイスに感染していた

Researchers Uncover ‘Pink’ Botnet Malware That Infected Over 1.6 Million Devices

2021/11/01 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちが、過去6年間で悪用が観測された、最大のボットネットについて詳細を公開した。主に中国にある 160万台以上のデバイスに感染し、分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃や、無防備なユーザーが訪れる Web サイトへの悪意の広告挿入などに用いられてきた。

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コネクテッドカーのインフラ:サイバー犯罪者が狙う格好の標的になる

Cybercriminals Take Aim at Connected Car Infrastructure

2021/10/30 DarkReading — 自動車のコネクテッド化が進む中、さまざまな攻撃が発生している。自動車盗難者はキーレス・エントリー・システムを悪用し、ハッカーは自動車の部品を悪用する新たな方法を見つけだし、自動車金融を狙った詐欺行為が行われていると、自動車サイバー・セキュリティの専門家が、今週のインタビューで語っている。

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クラウド環境におけるペンテストは従来からのパターンとは全く異なる

Penetration Testing in the Cloud Demands a Different Approach

2021/10/20 DarkReading — ほとんどの企業は、攻撃者がテクニックを変更すれば、防御側はセキュリティ戦略を見直す必要があるというパターンを熟知している。そして今、犯罪者がクラウド環境を攻撃の標的にしていることで、企業はクラウド・インフラの安全性を確保する必要に迫られている。

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BlackByte ランサムウェア:バグにより複合キーが漏れ出したようだ

BlackByte ransomware decryptor released to recover files for free

2021/10/19 BleepingComputer — ランサムウェア BlackByte の復号器が無償で公開され、これまでの被害者は身代金無しでファイルを復元できるようになった。ほとんどのケースにおいて、ランサムウェアが実行されると、被害者のデバイスを暗号化するための、ファイル/マシンごとに固有の暗号化キーである、セッションキーと呼ばれるものが生成される。

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Dahua 監視カメラにリモート認証バイパスの脆弱性

Unpatched Dahua cams vulnerable to unauthenticated remote access

2021/10/07 BleepingComputer — パッチが適用されていない Dahua カメラには、2つの認証バイパスの脆弱性が存在するが、本日に公開された PoC エクスプロイトにより、アップグレードが急務となっている。この認証バイパスの脆弱性は、CVE-2021-33044 CVE-2021-33045 として追跡されており、いずれもログイン・プロセス中に、特別に細工されたデータ・パケットをターゲット・デバイスに送信することで、リモートからの悪用が生じる可能性がある。詳細については、GitHub で公開されている PoC (Proof of Concept) を参照してほしい。

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Travis CI の脆弱性により膨大なオープンソース・プロジェクトから秘密が漏れる

Travis CI Flaw Exposes Secrets of Thousands of Open Source Projects

2021/09/16 TheHackerNews — 継続的インテグレーション・ベンダーである Travis CI は、API keys/Access Tokens/Credentials が流出するという、深刻なセキュリティ上の欠陥を修正した。それに伴い、公開されたソースコード・リポジトリを使用する組織には、攻撃を受ける可能性が生じる。

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VMware とバグ報奨金:Atlassian Confluence 脆弱性 PoC をめぐる混乱

VMware denies allegations it leaked Confluence RCE exploit

2021/09/10 DailySwig — VMware は、独立系のセキュリティ研究者が同社のサーバー用に作成した、 Atlassian Confluence 脆弱性の PoC エクスプロイトを、流出させたという非難に反論した。研究者である Thanh Nguyen は、9月7日に公開されたブログ記事の中で、17時間前に VMware に送信した認証前リモートコード実行 (RCE) エクスプロイトと同一のペイロードが、GitHub 上に現れたと主張している。

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HAProxy の深刻な脆弱性により HTTP リクエスト・スマグリングが生じる?

HAProxy Found Vulnerable to Critical HTTP Request Smuggling Attack

2021/09/08 TheHackerNews — HAProxy は、オープンソースのロード・バランサー/プロキシ・サーバーとして広く利用されているが、この HAProxy には深刻なセキュリティ上の脆弱性が存在する。この CVE-2021-40346として追跡されている整数オーバーフローの脆弱性は、CVSS 値 8.6 であり、HAProxy Ver 2.0.25 / 2.2.17 / 2.3.14 / 2.4.4 で修正されている。

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クラウド・インフラの認証を再考:GitOps のすすめ

Rethinking Cloud Infrastructure Authentication

2021/08/30 SecurityBoulevard — 願わくば p4$$w0r9s を超えて、すべてのクラウド・インフラでセキュアなキーと多要素認証 (MFA) を使ってもらいたいものだ。しかし、それぞれの小さなノードや、ソフトウェア、サーバ、管理コンソールなどにアクセスできる人が、何人いるか把握されているだろうか?スクリプトが実行できるようにするために、どれだけのキーが散らばっているだろうか?信頼できる IP は何個あるだろうか?もし悪意のある人が、これらのうちの1つを手に入れたら、ネットワークがダウンする可能性があるのだろうか?誰かが退職したときに、変更しなければならないパスワードは何個あるのだろうか?

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CISA スバラシイ:一要素認証をバッド・プラクティスと認定する

CISA: Don’t use single-factor auth on Internet-exposed systems

2021/08/30 BleepingComputer — 今日のこと、米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、一要素認証 (SFA : Single Factor Authentication) を、同機関が推奨するサイバー・セキュリティのバッド・プラクティスに追加した。CISA のバッド・プラクティス・カタログには、連邦政府機関が非常に危険と判断したプラクティスが含まれており、政府機関や民間企業のシステムが脅威にさらされる、不必要なリスクを負うことになるため、使用すべきではないとしている。

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Windows 365 から Microsoft Azure クレデンシャル情報を平文でダンプ

Windows 365 exposes Microsoft Azure credentials in plaintext

2021/08/13 BleepingComputer — ありセキュリティ研究者が、Mimikatz を使って、Microsoft の最新 Windows 365 Cloud PC Service から、ユーザーの Microsoft Azure 認証情報を平分でダンプする方法を発見した。Mimikatz とは、Benjamin Delpy が作成したオープンソースのサイバー・セキュリティ・プロジェクトであり、認証情報の窃取や成りすましの脆弱性をテストするために、研究者たちに利用されるソフトウエアである。このプロジェクトの GitHub ページには、「メモリから平文のパスワードや、ハッシュ、PIN コード、Kerberos チケットを抽出することはよく知られている。

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Google Allstar は GitHub のセキュアな運用のためのオープンソース

Google open-sourced Allstar tool to secure GitHub repositories

2021/08/13 SecurityAffairs — Google がオープンソース化した Allstar は、設定ミスを防ぐための一連のセキュリティ・ポリシーを施行することで、GitHub プロジェクトのセキュリティを確保するツールのプロジェクトである。このプロジェクトの説明には、「Allstar は、組織やリポジトリにインストールして、セキュリティ・ポリシーを設定/実施するための GitHub App だ。その目的は、リスクを伴う可能性のある GitHub の設定や、セキュリティのベスト・プラクティスに従わないリポジトリの、ファイル・コンテンツを継続的に監視/検出する点にある。Allstar により、リポジトリのコンプライアンス違反が発見された場合には、課題の作成やセキュリティ設定の復元などのアクションが実行される」と書かれている。

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Cobalt Strike の新たなバグにより悪意のサーバーがダウンした?

New Cobalt Strike bugs allow takedown of attackers’ servers

2021/08/04 BleepingComputer — セキュリティ研究者が、ビーコン C2 (command-and-contro) 通信チャネルの遮断や、新たなデプロイメントを阻止する、Cobalt Strike のサービス拒否 (DoS) 脆弱性を発見した。Cobalt Strike は、レッドチーム (セキュリティの専門家が、自組織のインフラを攻撃する役割で行動し、セキュリティ・ギャップや脆弱性を発見する) の攻撃フレームワークで使用するために設計された、正規のペネトレーション・テスト・ツールだ。

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GitHub がリリースする Copilot は AI 搭載のコード・コンプリーション・ツール?

GitHub Launches ‘Copilot’ — AI-Powered Code Completion Tool

2021/06/30 TheHackerNews — 火曜日に GitHub がテクニカル・プレビューを開始した、AI 搭載の新たな Pair Programming Tool は、Python / JavaScript / TypeScript / Ruby / Go などでプログラミングする際に、ソフトウェア開発者がより良いコードを書けるようにすることを目的としている。この Copilot という名のツールは、OpenAI と共同で開発されたコード・シンセサイザーであり、Codex という新たな AI システムを活用している。

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アプリケーションに含まれる Third-Party ライブラリの 79% が更新されていない?

79% of Third-Party Libraries in Apps Are Never Updated

2021/06/24 DarkReading — ソフトウェア開発者は、サードパーティ・ライブラリをコードベースに組み込んだ後に、そのライブラリをアップデートしないことが、大半であることが分かった。Veracode は、301,000 以上のソフトウェア・ライブラリを含む、約86,000の顧客リポジトリを対象に、1,300万回のスキャンを行った結果を分析した。

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簡単に悪用できる Linux の脆弱性を GitHub が公表

GitHub Discloses Details of Easy-to-Exploit Linux Vulnerability

2021/06/11 SecurityWeek — 今週のこと、GitHub は Linux に存在する、root 権限取得の脆弱性を公開したが。この脆弱性は、数多くの Linux ディストリビューションににおいて、デフォルトで搭載されている認証サービス polkit に影響するものだ。このセキュリティ・ホールは、GitHub Security Lab の Kevin Backhouse により発見されたものであり、詳細に関するブログとビデオも公開されている。

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GitHub の秘密のスキャンが PyPI や RubyGems の安全性を護る

GitHub now scans for accidentally-exposed PyPI, RubyGems secrets

2021/06/09 BleepingComputer — 最近の GitHub は、PyPI と RubyGems のレジストリにおける機密情報を含むリポジトリに対して、スキャン機能を拡張している。それにより、Ruby や Python の開発者が作成した、何百万ものアプリケーションの保護が実現される。つまり、開発者たちは、GitHub の公開リポジトリの中に、何らかの機密情報や認証情報を不用意にコミットしている可能性があるのだ。

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Fastly CDN の障害により数多くの Web サイトがダウン

StackOverflow, Twitch, Reddit, others down in Fastly CDN outage

2021/06/08 BleepingComputer — グローバル・ネットワークの停止により、世界中の主要な Web サイトが完全にダウンし、また、正しくコンテンツを読み込めないという状況に陥った。BleepingComputerによると、この記事を執筆された 6月8日の時点で、影響を受けているサイトは以下の通りとなる。

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GitHub:エクスプロイト情報の掲載ポリシーを変更

GitHub Updates Policy to Remove Exploit Code When Used in Active Attacks

2021/06/05 TheHackerNews — 6月4日のこと、コード・ホスティングのプラットフォームである GitHub は、同社のサービスにアップロードされたマルウェアやエクスプロイト・コードなどの取り扱いに関する、一連のポリシー・アップデートを正式に発表した。

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脆弱性における研究者とベンダーのベストな関係とは?

When vulnerability disclosure goes sour: New GitHub repo details legal threats and risks faced by ethical hackers

2021/04/16 PortSwigger — Research Threats Project は、セキュリティ上に欠陥を抱えるソフトウェアについて、それを発見した研究者と、責任を持つべき組織との間に発生した、歴史的な訴訟を詳述するものである。このプロジェクトは、セキュリティ研究者であり「脆弱性の歴史家」でもある Jericho が、2009年に立ち上げた Errata というプロジェクトで確立した、リストに集められたデータをもとに構築されている。

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Google の FLoC は Cookie を置き換えられるのか?

Vivaldi, Brave, DuckDuckGo reject Google’s FLoC ad tracking tech

2021/04/14 BleepingComputer — 先月に Google は、Chrome ブラウザとアド・サービス・サイトのプライバシー保護に特化した、Federated Learning of Cohorts (FLoC) と呼ばれる新機能を展開する計画を発表した。

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最も愛される Rust にプライバシーの懸念が

Most loved programming language Rust sparks privacy concerns

2021/04/03 BleepingComputer — この数年において、Rust デベロッパーたちが繰り返して懸念を表明してきたのは、プライバシーに関する未解決の問題である。Rust は、パフォーマンスに優れ、安全な並行処理を重視し、C++ に似た構文を持つことから、開発者の間で急速に普及している言語である。

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GitHub Arctic Vault に MedData 医療情報が紛れ込む

GitHub Arctic Vault likely contains leaked MedData patient records

2021/04/02 BleepingComputer — GitHub の Arctic Code Vault だが、MedData 社に起因するデータ流出事件の影響を受け、複数の医療施設から患者の機密記録を取り込んでしまった可能性が高いようだ。ここで言う個人情報とは、昨年に GitHub のリポジトリから流出したものであり、そのリポジトリのコントリビューターには、Arctic Code Vault という記しが付けられている。

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