SonicWall GMS の脆弱性 CVE-2024-29010/29010 が FIX:データ侵害の可能性

SonicWall Patches GMS Flaws to Block Data Breaches and Bypass Attacks

2024/04/30 SecurityOnline — SonicWall がリリースしたのは、Global Management System (GMS) ソフトウェアに存在する、脆弱性 CVE-2024-29010/CVE-2024-29011 に対するセキュリティ・パッチである。それらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、機密データへの不正アクセスや、認証メカニズムのバイパスなどの可能性を持つことになる。

Continue reading “SonicWall GMS の脆弱性 CVE-2024-29010/29010 が FIX:データ侵害の可能性”

Microsoft の脆弱性 CVE-2024-29988:積極的な悪用を ZDI が観測

CVE-2024-29988: ‘In-the-Wild’ Flaw Among Microsoft’s April 2024 Patch Tuesday

2024/04/09 SecurityOnline — Microsoft の April 2024 Patch Tuesday でリリースされたのは、同社のソフトウェア・エコシステム全体にまたがる、脆弱性 147件に対する大量の修正である。この膨大なアップデートと、すでにゼロデイ脆弱性が活発に悪用されているという報告が示すのは、サイバー・セキュリティにおける絶え間のない戦いである。今月のアップデートでは、Windows/Office/Azure/.NET Framework/SQL Server などにおける深刻な弱点が対象とされている。

Continue reading “Microsoft の脆弱性 CVE-2024-29988:積極的な悪用を ZDI が観測”

Mozilla Firefox の2つのゼロデイが FIX:Pwn2Own Vancouver 2024 の成果だ!

Mozilla fixes two Firefox zero-day bugs exploited at Pwn2Own

2024/03/22 BleepingComputer — ハッキング・コンテスト Pwn2Own Vancouver 2024 で悪用が実証された、Firefox Web ブラウザに存在する2つのゼロデイ脆弱性に対するセキュリティ・アップデートが、Mozilla からリリースされた。1つ目の脆弱性 CVE-2024-29944 は、境界外 (OOB) 書き込みに起因する、リモート・コード実行につながるものだ。2つ目の脆弱性 CVE-2024-29943 は、危険な関数の利用から、Mozilla Firefox のサンドボックス・エスケープにつながるものだ。この脆弱性を証明した Manfred Paul (@_manfp) は、賞金 $100,000 と、Master of Pwn 10 ポイントを獲得した。

Continue reading “Mozilla Firefox の2つのゼロデイが FIX:Pwn2Own Vancouver 2024 の成果だ!”

TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:さまざまな脅威アクターが武器化している

TeamCity Flaw Leads to Surge in Ransomware, Cryptomining, and RAT Attacks

2024/03/20 TheHackerNews — 先日に公開された JetBrains TeamCity の脆弱性を悪用する複数の脅威アクターが、ランサムウェア/暗号通貨マイナー/Cobalt Strike ビーコンや、Spark RATと呼ばれる Golang ベースの RAT などを展開している。この攻撃は、脆弱性 CVE-2024-27198 (CVSS:9.8) を悪用するものであり、敵対者は認証手段を回避し、影響を受けたサーバの管理者権限を取得する可能性を持つ。

Continue reading “TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:さまざまな脅威アクターが武器化している”

Earth Krahang は中国由来の APT:ありきたりの OSS ツールで 48の政府機関を侵害

Chinese APT ‘Earth Krahang’ Compromises 48 Gov’t Orgs on 5 Continents

2024/03/19 DarkReading — これまで正体不明だった、中国のスパイ・グループが特定された。このフループは、標準的な TTP (Tactics/Techniques/Procedures) を用いながらも、23カ国の少なくとも 70組織への侵入に成功したが、そこには政府機関の 48組織も含まれていたという。Earth Krahang は、高レベルの軍事 APT ではないようだ。Trend Micro の研究者たちは新たなレポートの中で、中国共産党 (CCP) が契約した、民間のハッカー雇用オペレーションである、iSoon の一部である可能性を示唆している。

Continue reading “Earth Krahang は中国由来の APT:ありきたりの OSS ツールで 48の政府機関を侵害”

Windows SmartScreen の脆弱性を悪用する DarkGate マルウェア:検出回避の戦術を解明

Hackers exploit Windows SmartScreen flaw to drop DarkGate malware

2024/03/14 BleepingComputer — DarkGate マルウェアによる新たな攻撃の波は、現時点では修正済みの Windows Defender SmartScreen の脆弱性を悪用し、セキュリティ・チェックを回避して、偽のソフトウェア・インストーラーを自動的にインストールするものだ。SmartScreen は Windows のセキュリティ機能であり、ユーザーがインターネットからダウンロードした不審なファイルなどの、実行が試みられる際に警告を表示する。しかし、Windows Defender SmartScreen の脆弱性 CVE-2024-21412 を悪用する、特別に細工されたダウンロード・ファイルにより、これらのセキュリティ警告の回避が可能になる。

Continue reading “Windows SmartScreen の脆弱性を悪用する DarkGate マルウェア:検出回避の戦術を解明”

SolarWinds SEM の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2024-0692 が FIX:ただちにパッチを!

CVE-2024-0692: SolarWinds Security Event Manager Unauthenticated RCE Flaw

2024/03/01 SecurityOnline — SolarWinds の Security Event Manager (SEM) ソリューションに、深刻なリモート・コード実行 (RCE) の脆弱性が発見され、パッチが適用された。この脆弱性 CVE-2024-0692 の悪用に成功した未認証の攻撃者は、脆弱な SEM インストールの完全な制御を可能にし、対象となるネットワーク内で破壊的な攻撃への扉をドアを開く可能性がある。

Continue reading “SolarWinds SEM の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2024-0692 が FIX:ただちにパッチを!”

Linux Kenel の脆弱性 CVE-2024-26592/26594 が FIX:直ちにパッチ適用を!

CVE-2024-26592 & 26594: Critical Linux Kernel Flaws Open Door for Code Execution and Data Theft

2024/02/26 SecurityOnline — Linux Kenelの2つの深刻な脆弱性 CVE-2024-26592/CVE-2024-26594 が、Linux システムの管理者たちに警鐘を鳴らしている。これらの脆弱性は、Windows マシンとのシームレスなファイル共有を担う、KSMBD ファイル・サーバに存在しており、深刻な影響をおよぼす可能性がある。しかし幸いなことに、迅速にパッチが適用され、脅威は緩和された。

Continue reading “Linux Kenel の脆弱性 CVE-2024-26592/26594 が FIX:直ちにパッチ適用を!”

Microsoft 2024-02 月例アップデート:2件のゼロデイと 73件の脆弱性に対応

Microsoft February 2024 Patch Tuesday fixes 2 zero-days, 73 flaws

20234/02/13 BleepingComputer — 今日は Microsoft の February 2023 Patch Tuesday であり、合計で 73件の脆弱性と、2件のゼロデイ対するセキュリティ更新プログラムが提供されている。今月は、サービス拒否/リモート・コード実行/情報漏えい/権限昇格の脆弱性を含む、5つの深刻な脆弱性が修正されている。

Continue reading “Microsoft 2024-02 月例アップデート:2件のゼロデイと 73件の脆弱性に対応”

Pawn Storm という APT:ステルス性 Net-NTLMv2 リレー攻撃に注意が必要

Pawn Storm’s Stealthy Net-NTLMv2 Assault Revealed

2024/01/31 InfoSecurity — APT28 としても知られる APT アクターである Pawn Storm は、遅くとも 2004年以降において各種のテクニックを駆使し、世界的に価値の高い事業体を標的としてきた。このグループは、一見すると 10年前のフィッシング・キャンペーンのような時代遅れの手法に頼っているが、現実には何千もの電子メール・アカウントを侵害し続けている。1月31日に、Trend Micro の研究者 Feike Hacquebord と Fernando Merces が発表したアドバイザリによると、最近の Pawn Storm は、Net-NTLMv2 ハッシュ・リレー攻撃に関与しており、世界中の政府/防衛/軍事ネットワークへのブルートフォース侵入を試みている。

Continue reading “Pawn Storm という APT:ステルス性 Net-NTLMv2 リレー攻撃に注意が必要”

VMware vCenter の脆弱性 CVE-2023-34048:積極的な悪用が観測されている

VMware confirms critical vCenter flaw now exploited in attacks

2024/01/19 BleepingComputer — VMware が確認したのは、2023年10月にパッチが適用された vCenter Server の深刻なリモートコード実行の脆弱性が、現在でも活発に悪用されていることである。今週に VMware は、「脆弱性 CVE-2023-34048 の悪用が、実際に発生していることを確認した」と、オリジナル・アドバイザリに追加されたアップデートで述べている。

Continue reading “VMware vCenter の脆弱性 CVE-2023-34048:積極的な悪用が観測されている”

AsyncRAT による侵害を解説:持続性のための機能と正規プロセスの悪用

Unmasking the Menace: Trend Micro Exposes AsyncRAT’s Deception

2023/12/11 SecurityOnline — 複雑に入り組んだサイバー脅威のエコシステムの中で、強烈な存在感を放つ AsyncRAT が新たに登場した。この RAT (Remote Access Tool) は、キーロギングや RDP 侵害などのために多彩な機能を提供することが確認されており、さまざまなサイバー・セキュリティ・プラットフォームで大きな注目を集めている。

Continue reading “AsyncRAT による侵害を解説:持続性のための機能と正規プロセスの悪用”

Apache ActiveMQ の脆弱性 CVE-2023-46604:Kinsing マルウェアも侵害に参戦

Kinsing malware exploits Apache ActiveMQ RCE to plant rootkits

2023/11/20 BleepingComputer — Apache ActiveMQ に存在する深刻な脆弱性 CVE-2023-46604 を、Kinsing マルウェアが積極的に悪用し、Linux システムを侵害しようとしている。このリモート・コード実行の脆弱性は、すでに 10月下旬に修正されている。Apache が開示した情報では、この問題により、OpenWire プロトコルのシリアライズされたクラス型を悪用し、任意のシェルコマンドを実行できると説明されている。研究者たちが発見したのは、パッチのリリース後も数千台のサーバーが攻撃にさらされ、HelloKitty や TellYouThePass などのランサムウェア・ギャングが、この機会を利用し始めていることだ。

Continue reading “Apache ActiveMQ の脆弱性 CVE-2023-46604:Kinsing マルウェアも侵害に参戦”

Trend Micro が報告したExchange のゼロデイ脆弱性:スルーする Microsoft

Microsoft Says Exchange ‘Zero Days’ Disclosed by ZDI Already Patched or Not Urgent

2023/11/06 SecurityWeek — 先週に Trend Micro の Zero Day Initiative (ZDI) が公開した、Exchange の脆弱性4件について Microsoft は、すでにパッチが適用されてものがあり、早急な対応が不要なものもあるとしている。Exchange の深刻な4件の脆弱性について、Microsoft から直ちに対応する必要はないとの連絡を受けた ZDI の Piotr Bazydlo は、その存在を公表した。ZDIによると、これらの脆弱性は、9月上旬の時点で Microsoft に報告されているという。

Continue reading “Trend Micro が報告したExchange のゼロデイ脆弱性:スルーする Microsoft”

Exchange にゼロデイ4件:軽視する Microsoft と重視する Trend Micro

New Microsoft Exchange zero-days allow RCE, data theft attacks

2023/11/03 BleepingComputer — Microsoft Exchange に存在する、4件のゼロデイ脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、任意のリモート・コードを実行や、機密情報を開示を行う可能性が生じている。これらのゼロデイ脆弱性は、11月2日に Trend Micro の Zero Day Initiative (ZDI) が公表したものであり、2023年9月7日/8日の時点で、Trend Micro から Microsoft に報告されているという。

Continue reading “Exchange にゼロデイ4件:軽視する Microsoft と重視する Trend Micro”

VMware vCenter Server の脆弱性 CVE-2023-34048 が FIX:サポート終了製品も対象

VMware fixes critical code execution flaw in vCenter Server

2023/10/25 BleepingComputer — VMware が発表したのは、vCenter Server の脆弱性を悪用するリモートコード実行攻撃に対応するセキュリティ・アップデートである。vCenter Server は、VMware vSphere スイートの中央集権管理ハブであり、管理者たちによる仮想化インフラを管理/監視を効果的にするものだ。この脆弱性 CVE-2023-34048 (CVSS 9.8) は、Trend Micro – Zero Day Initiative の Grigory Dorodnov により報告されたものであり、vCenter の DCE/RPC プロトコル実装における境界外書き込みに起因するものだ。

Continue reading “VMware vCenter Server の脆弱性 CVE-2023-34048 が FIX:サポート終了製品も対象”

SolarWinds の8件の脆弱性が FIX:RCE の欠陥によるネットワーク乗っ取りも?

Critical SolarWinds RCE Bugs Enable Unauthorized Network Takeover

2023/10/21 DarkReading — SolarWinds Access Rights Manager Tool (ARM) に存在する8件の脆弱性が新たに発見されたが、そのうちの3件は深刻なものであるという。それにより、パッチの適用されていないシステムを侵害した攻撃者が、最高レベルの特権を獲得する可能性があるという。3年前に世界中が苦労して学んだのは、広範な IT 管理プラットフォームである SolarWinds が、企業ネットワークにおいて独特の重要な位置を占めていることだった。企業ネットワーク内の重要なコンポーネントを監視し、影響を及ぼす力を、最も適切に表しているのが ARM ツールである。そして管理者は、データ/ファイル/システムに対する、ユーザーのアクセス権のプロビジョニング/管理/監査のために、ARM ツールを使用している。

Continue reading “SolarWinds の8件の脆弱性が FIX:RCE の欠陥によるネットワーク乗っ取りも?”

WinRAR の脆弱性 CVE-2023-38831 を悪用:ロシアのハッカーたちの攻撃で検出

Pro-Russian Hackers Exploiting Recent WinRAR Vulnerability in New Campaign

2023/10/16 TheHackerNews — 先日に公表された WinRAR アーカイブ・ユーティリティの脆弱性を悪用する、親ロシア派のハッキング・グループが、脆弱なシステムから認証情報を採取するフィッシング・キャンペーンを展開している。先週の Cluster25 のレポートには、「この攻撃は、WinRAR 圧縮ソフトウェアのバージョン 6.23 未満に存在する脆弱性 CVE-2023-38831 を介して、悪意のアーカイブ・ファイルを使用するものだ」と記されている。

Continue reading “WinRAR の脆弱性 CVE-2023-38831 を悪用:ロシアのハッカーたちの攻撃で検出”

Exim が脆弱性 CVE-2023-42115 などにパッチ適用:悪用には特殊な環境が必要?

Exim patches three of six zero-day bugs disclosed last week

2023/10/02 BleepingComputer — Exim の3件の脆弱性に対して、パッチがリリースされた。匿名のセキュリティ研究者により発見され、Trend Micro の Zero Day Initiative (ZDI) を通じて公開された脆弱性 CVE-2023-42115 は、SMTP サービスに存在する Out-of-bounds Write の欠陥が起因するものだ。この脆弱性の悪用に成功したリモートの未認証の攻撃者は、サービス・アカウントのコンテキストで、コード実行を可能にするという。

Continue reading “Exim が脆弱性 CVE-2023-42115 などにパッチ適用:悪用には特殊な環境が必要?”

Exim メールサーバにゼロデイ CVE-2023-42115:パッチ適用までの緩和策は?

Millions of Exim mail servers exposed to zero-day RCE attacks

2023/09/29 BleepingComputer — Exim MTA (Mail Transfer Agent) の、すべてのバージョンに存在する深刻なゼロデイ脆弱性により、インターネットに公開されたサーバ上で、未認証の攻撃者によるリモートコードを実行 (RCE) が引き起こされる可能性が生じている。匿名のセキュリティ研究者により発見され、Trend Micro の Zero Day Initiative (ZDI) を介して公開された脆弱性 CVE-2023-42115 は、SMTP サービスに存在する Out-of-bounds Write に起因するものだ。

Continue reading “Exim メールサーバにゼロデイ CVE-2023-42115:パッチ適用までの緩和策は?”

日米の共同勧告:中国の APT BlackTech が Cisco ルーターをバックドアにしている

US and Japan warn of Chinese hackers backdooring Cisco routers

2023/09/27 BleepingComputer — 日本と米国の法執行機関およびサイバーセキュリティ機関が、中国の BlackTech というハッカーがネットワーク機器を侵害し、企業ネットワークにアクセスするためのカスタム・バックドアを設置していると警告している。この共同勧告は、FBI/NSA/CISA に加えて、日本の NISC と警察庁が発行したものであり、国家に支援されたハッカー集団が、事前に海外子会社のネットワーク機器を侵害し、本社のネットワークに軸足を移していると説明している。

Continue reading “日米の共同勧告:中国の APT BlackTech が Cisco ルーターをバックドアにしている”

WinRAR 用の 偽 PoC エクスプロイト:PowerShell を介して VenomRAT を展開

Fake WinRAR proof-of-concept exploit drops VenomRAT malware

2023/09/20 BleepingComputer −−− 最近に修正された WinRAR の脆弱性に対する偽 PoC エクスプロイトが、あるハッカーにより GitHub で広めており、VenomRAT マルウェアのダウンローダーに感染させようとしている。この偽 PoC エクスプロイトは、Palo Alto Networks の Unit 42 チームの研究者たちにより発見され、2023年8月21日の時点で攻撃者により、悪意のコードが GitHub にアップロードされたことが報告されている。この攻撃は、すでに阻止されているが、 GitHub から調達した PoC の、安全性を確認せずに実行することのリスクが、改めて浮き彫りにされている。

Continue reading “WinRAR 用の 偽 PoC エクスプロイト:PowerShell を介して VenomRAT を展開”

Earth Lusca の SprySOCKS という Linux バックドア:中国から各国の政府機関を狙っている

Earth Lusca’s New SprySOCKS Linux Backdoor Targets Government Entities

2023/09/19 TheHackerNews — Earth Lusca と呼ばれる中国由来の脅威アクターが、SprySOCKS という未知の Linux バックドアを用いて、各国の政府機関を標的としていることが確認された。Earth Lusca は、2022年1月に Trend Micro により初めて文書化され、アジア/オーストラリア/ヨーロッパ/北米の公共機関および民間企業に対する攻撃の詳細が報告された。この 2021年から活動しているグループは、スピアフィッシングや水飲み場攻撃を利用して、サイバー・スパイ活動を展開している。なお、その活動の一部は、RedHotel という名前で Recorded Future が追跡している、別の脅威クラスターと重複している。

Continue reading “Earth Lusca の SprySOCKS という Linux バックドア:中国から各国の政府機関を狙っている”

Trend Micro のゼロデイ脆弱性 CVE-2023-41179:Apex One などで RCE の可能性

Trend Micro Patches Exploited Zero-Day Vulnerability in Endpoint Security Products

2023/09/19 SecurityWeek — 9月19日 (火) に Trend Micro は、Apex One などのエンドポイント・セキュリティ製品に影響を及ぼす、深刻な脆弱性が悪用されていると、アドバイザリで警告した。このゼロデイ CVE-2023-41179 は、Apex One/Apex One SaaS/Worry-Free Business Security 製品群に影響を及ぼすものだ。この脆弱性は、サードパーティのセキュリティ・ソフトウェアをアンインストールするための機能に起因しており、任意のコード実行に悪用される可能性があるという。

Continue reading “Trend Micro のゼロデイ脆弱性 CVE-2023-41179:Apex One などで RCE の可能性”

WinRAR の脆弱性 CVE-2023-40477 が FIX:RAR アーカイブを開くことでコマンド実行が可能に

WinRAR flaw lets hackers run programs when you open RAR archives

2023/08/18 BleepingComputer — 数百万人に使用されている Windows 用の一般的なファイル・アーカイバ・ユーティリティ WinRAR に、アーカイブを開くだけでコンピュータ上でコマンドを実行できるという、深刻度の高い脆弱性が発見され修正された。この脆弱性 CVE-2023-40477 の悪用に成功したリモートの攻撃者は、特別に細工された RAR ファイルを開かせた後に、ターゲット・システム上で任意のコードを実行する可能性があるという。この脆弱性は Zero Day Initiative の研究者 “goodbyeselene” により発見され、2023年6月8日付で、ベンダーである RARLAB に報告された。 

Continue reading “WinRAR の脆弱性 CVE-2023-40477 が FIX:RAR アーカイブを開くことでコマンド実行が可能に”

Western Digital/Synology NAS デバイスの脆弱性:数百万ユーザーのファイルが流出

Western Digital, Synology NAS Vulnerabilities Exposed Millions of Users’ Files

2023/08/09 SecurityWeek — IoT/OT サイバー・セキュリティ企業 Claroty の調査により、Western Digital (WD) と Synology の NAS (Network Attached Storage) 製品に深刻な脆弱性が発見された。同社によると、数百万人のユーザーの、ファイルが流出した可能性があるという。これらの脆弱性と、その悪用の検証は、2022年12月に Zero Day Initiative がトロントで開催した、ハッカー・コンテスト Pwn2Own で実演されている。参加者たちはスマートフォン/プリンター/ルーター/NAS デバイス/スマート・スピーカーなどをハッキングして、総額 $1M 近くの報奨金を獲得した。

Continue reading “Western Digital/Synology NAS デバイスの脆弱性:数百万ユーザーのファイルが流出”

Android マルウェアの新たな手口:OCR を悪用してキャプチャ画像から機密情報を窃取

New Android Malware CherryBlos Utilizing OCR to Steal Sensitive Data

2023/07/29 TheHackerNews — CherryBlos という新たな Android マルウェアが、OCR 技術を悪用することで、写真に保存された機密データを収集していることが確認された。Trend Micro によると、SNS プラットフォーム上の偽の投稿を介して配布される CherryBlosは、暗号通貨ウォレット関連の認証情報を盗む機能を備えており、事前に定義された形式に一致する文字列を、被害者がクリップボードにコピーした際に、ウォレット・アドレスを置き換えるクリッパーとして動作する。

Continue reading “Android マルウェアの新たな手口:OCR を悪用してキャプチャ画像から機密情報を窃取”

Nitrogen というキャンペーン:Google/Bing の広告を介してマルウェアを展開

New Nitrogen malware pushed via Google Ads for ransomware attacks

2023/07/26 BleepingComputer — Nitrogen マルウェアによる、イニシャル・アクセス・キャンペーンは、Google や Bing などの検索広告で偽ソフトウェア・サイトを宣伝し、疑念を持たないユーザーたちに、Cobalt Strike やランサムウェアのペイロードに感染させていくものだ。Nitrogen マルウェアの目的は、企業ネットワークへのイニシャル・アクセスを脅威アクターたちに提供し、データ窃取やサイバー・スパイ活動を行わせ、最終的に BlackCat/ALPHV ランサムウェアを展開させることにある。7月26日に Sophos が発表したレポートには、Nitrogen キャンペーンに関する詳細な説明として、AnyDesk/Cisco AnyConnect VPN/TreeSize Free/WinSCP などの一般的なソフトウェアになりすまし、主に北米の技術組織や非営利組織をターゲットにしている状況が記されている。

Continue reading “Nitrogen というキャンペーン:Google/Bing の広告を介してマルウェアを展開”

WinSCP の偽サイトへ誘導:Google と Bing での悪意の広告キャンペーンでCobalt Strike を展開

BlackCat ransomware pushes Cobalt Strike via WinSCP search ads

2023/07/01 BleepingComputer — BlackCat ランサムウェア・グループ (別名 ALPHV) は、Windows 用ファイル転送アプリケーション WinSCP の公式 Web サイトを模倣した偽ページに人々を誘い込み、マルウェアを仕込んだインストーラーをプッシュするという、マルバータイズ・キャンペーンを行っている。WinSCP (Windows Secure Copy) とは、SFTP/FTP/S3/SCP クライアントおよび、SSH ファイル転送機能を持つ、人気のフリー・オープンソースのファイル・マネージャでああり、SourceForge だけで毎週 40万もダウンロードされている。

Continue reading “WinSCP の偽サイトへ誘導:Google と Bing での悪意の広告キャンペーンでCobalt Strike を展開”

Linux の新型ランサムウェア BlackSuit:Royal ランサムウェアとの類似性が判明

New Linux Ransomware BlackSuit is similar to Royal ransomware

2023/06/02 SecurityAffairs — 2022年に注目を集めたランサムウェア・ファミリー Royal は、2023年5月初旬にテキサス州ダラスの IT システムに対する攻撃を行っている。人手によるオペレーションを特徴とする Royal ランサムウェアは、2022年9月に初めて脅威環境に登場し、最大で数百万ドルの身代金を要求してきた。Royal ランサムウェアは C++ で書かれており、Windows システムに感染し、データ復旧を防ぐために全てのボリュームシャドウコピーを削除する。このランサムウェアは、ローカルネットワーク上のネットワーク共有とローカルドライブを、AES アルゴリズムで暗号化していくとされる。

Continue reading “Linux の新型ランサムウェア BlackSuit:Royal ランサムウェアとの類似性が判明”

RomCom RAT と Void Rabisu の関連性:サイバー犯罪と APT 攻撃の境界線は曖昧?

RomCom RAT Using Deceptive Web of Rogue Software Sites for Covert Attacks

2023/05/31 TheHackerNews — RomCom RAT の背後にいる脅威アクターたちは、遅くとも 2022年7月以降において、人気ソフトウェアの不正バージョンを宣伝する偽サイトのネットワークを活用して、ターゲットに侵入しているようだ。Trend Micro は、Void Rabisu という名前の悪意のアクティビティを追跡しているが、Unit 42 は Tropical Scorpius と呼び、Mandiant は UNC2596 と呼んでいる。

Continue reading “RomCom RAT と Void Rabisu の関連性:サイバー犯罪と APT 攻撃の境界線は曖昧?”

CAPTCHA 解除サービスの蔓延:API を介して手作業を実施する犯罪組織の存在

CAPTCHA-Breaking Services with Human Solvers Helping Cybercriminals Defeat Security

2023/05/30 TheHackerNews — ボットと正規ユーザーのトラフィックを識別する CAPTCHA システムを、バイパスするための解除サービスが販売されていると、サイバーセキュリティ研究者たちが警告している。Trend Micro は先週のレポートで、「サイバー犯罪者は、CAPTCHA を解除することに熱心であり、この需要に対応した、いくつかのサービスが展開されている。これらの CAPTCHA 解除サービスは、光学式文字認識や機械学習手法などを使用するのではなく、CAPTCHA の解除を実際の人間に委託して解除している」と述べている。

Continue reading “CAPTCHA 解除サービスの蔓延:API を介して手作業を実施する犯罪組織の存在”

D-Link D-View 8 の脆弱性 CVE-2023-32165/CVE-2023-32169:β 版パッチがリリース

D-Link fixes two critical flaws in D-View 8 network management suite

2023/05/25 SecurityAffairs — D-Link は、D-View 8 における2つの深刻な脆弱性 (CVSS:9.8) を修正した。これらの脆弱性は、悪用に成功した攻撃者に対して、認証なしでリモート・コード実行を許すものである。D-View は、ネットワーク管理スイートであり、パフォーマンの監視やデバイスの設定を行い、効率的にネットワークを管理するためのツールだ。これらの脆弱性は、2022年12月23日に Trend Micro の Zero Day Initiative (ZDI) を通じて、D-Link に報告された。

Continue reading “D-Link D-View 8 の脆弱性 CVE-2023-32165/CVE-2023-32169:β 版パッチがリリース”

Windows 環境に潜む悪意のカーネル・ドライバ:BlackCat ランサムウェアの回避策が判明

Malicious Windows kernel drivers used in BlackCat ransomware attacks

2023/05/22 BleepingComputer — ALPHV ランサムウェア・グループ (別名 BlackCat) が、署名された不正な Windows カーネル・ドライバを採用し、攻撃時におけるセキュリティ・ソフトウェアによる検出を回避していることが確認された。Trend Micro が確認した ALPHV のドライバは、昨年末のランサムウェア攻撃が生じた際に、Microsoft/Mandiant/Sophos/SentinelOne などが発見した、POORTRY という名のマルウェアの改良版である。

Continue reading “Windows 環境に潜む悪意のカーネル・ドライバ:BlackCat ランサムウェアの回避策が判明”

Earth Longzhi という中国ハッカー・グループ:DLL 悪用マルウェアでアジアを狙う

Chinese Hacker Group Earth Longzhi Resurfaces with Advanced Malware Tactics

2023/05/03 TheHackerNews — 中国の国家支援ハッカー集団が再登場し、台湾/タイ/フィリピン/フィジーなどの、政府/医療/テクノロジー/製造業を標的とする、新たなキャンペーンを展開している。この Earth Longzhi グループは、APT41 (別名 HOODOO/Winnti) のサブグループであり、半年以上も活動を停止していたが、Earth Baku/SparklingGoblin/GroupCC などのクラスターと重複した動きを見せている。Earth Longzhi は、2022年11月にサイバー・セキュリティ企業により検出され、東アジア/東南アジア/ウクライナなどの組織への攻撃が分析されている。

Continue reading “Earth Longzhi という中国ハッカー・グループ:DLL 悪用マルウェアでアジアを狙う”

ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro

Fake ChatGPT desktop client steals Chrome login data

2023/05/02 HelpNetSecurity — ChatGPT Windows デスクトップ・クライアントを模倣したマルウェアにより、Google Chrome のログインデータ・フォルダに保存された認証情報をコピーしていく情報窃盗犯について、研究者たちが警告を発している。ChatGPT は公式のデスクトップ・クライアントをリリースしていないが、この偽バージョンは、ユーザーが期待するものを作り込んでいるという。

Continue reading “ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro”

ViperSoftX 情報スティーラー:KeePass/1Password も標的にする最凶のマルウェアとは?

ViperSoftX info-stealing malware now targets password managers

2023/04/28 BleepingComputer — 情報窃取型マルウェア ViperSoftX の新バージョンが発見され、パスワード・マネージャーである KeePass や 1Password などに狙いを定めるという、より幅広いターゲットにアプローチしていることが判明した。Trend Micro の研究者たちからの報告によると、ViperSoftX は以前よりも多数の暗号通貨ウォレットをターゲットにして、Chrome 以外のブラウザにも感染が可能となり、さらには、パスワード・マネージャーもターゲットにし始めているようだ。さらに言うなら、この情報窃取型マルウェアの最新バージョンは、コード暗号化を強化し、セキュリティ・ソフトウェアによる検出を回避する機能を備えている。

Continue reading “ViperSoftX 情報スティーラー:KeePass/1Password も標的にする最凶のマルウェアとは?”

Google Play の 2022年の戦い:ブロックした悪質なアプリは 140万件!

Google Blocked 1.4 Million Bad Apps From Google Play in 2022

2023/04/28 SecurityWeek — Google Play におけるセキュリティ機能の強化により、悪質なアプリケーションの公開が、2022年には 140万件以上もブロックされたとのことだ。強化されたポリシーに加えて、機械学習とアプリ審査プロセスの改善を組み合わせたことで、Google Play のポリシーに違反する悪質なアプリを、自動的にブロックすることができたと、同社は述べている。さらに、Android の保護とポリシーの強化に加えて、開発者への教育が進んだことで、これまでの3年間で 50万件以上のアプリにおいて、不必要な機密権限へのアクセスが遮断されたと Google は付け加えている。

Continue reading “Google Play の 2022年の戦い:ブロックした悪質なアプリは 140万件!”

VMware の深刻なゼロデイ脆弱性が FIX:Pwn2Own で証明された侵害チェーンに対処

VMware fixes critical zero-day exploit chain used at Pwn2Own

2023/04/25 BleepingComputer — VMware は、2つのゼロデイ脆弱性に対処するための、セキュリティ・アップデートをリリースした。それらの脆弱性の連鎖に成功した攻撃者に対して、VMware Workstation/Fusion ソフトウェア・ハイパーバイザー上で、コード実行を許す可能性がある。この2つの脆弱性は、1ヶ月前に開催された Pwn2Own Vancouver 2023 ハッキング・コンテスト Day-2 で、STAR Labs チームのセキュリティ研究者たちが、デモを行ったエクスプロイト・チェーンの一部である。

Continue reading “VMware の深刻なゼロデイ脆弱性が FIX:Pwn2Own で証明された侵害チェーンに対処”

TP-Link Archer WiFi の脆弱性 CVE-2023-1389 が FIX:Mirai による悪用も検出

TP-Link Archer WiFi router flaw exploited by Mirai malware

2023/04/25 BleepingComputer — マルウェア・ボットネット Mirai は、TP-Link Archer A21 (AX1800) WiFi ルーターに存在する脆弱性 CVE-2023-1389 を積極的に悪用して、このデバイスを DDoS (分散サービス拒否) の大群に組み込んでいる。2022年12月に開催された Pwn2Own Toronto のハッキング・イベントで、この欠陥の悪用に挑んだ2つのハッキング・チームが、異なる経路 (LAN/WAN インターフェイス・アクセス) を介して、このデバイスへの侵入を成功させた。

Continue reading “TP-Link Archer WiFi の脆弱性 CVE-2023-1389 が FIX:Mirai による悪用も検出”

Windows/Ubuntu/VMWare Workstation が陥落:Pwn2Own 2023 レポート Day_3

Windows, Ubuntu, and VMWare Workstation hacked on last day of Pwn2Own

2023/03/24 BleepingComputer — ハッキング・コンテスト Pwn2Own の Day-3 でセキュリティ研究者たちは、Windows 11/Ubuntu Desktop/VMware Workstation を標的とした5つのゼロデイ・エクスプロイトを実演し、$185,000 を獲得した。この日のハイライトは、Ubuntu Desktop オペレーティングシステムが、3つのチームにより3回ハッキングされたことだが、そのうちの1つは、以前から知られていたエクスプロイトと重なってしまった。

Continue reading “Windows/Ubuntu/VMWare Workstation が陥落:Pwn2Own 2023 レポート Day_3”

2022年のマルウェア検出数は 1460 億件:前年比で 55% 増と Trend Micro

Cyber-Threat Detections Surge 55% in 2022

2023/03/08 InfoSecurity — Trend Micro の発表は、2022年に 1460億件のサイバー脅威を阻止したというものだ。この件数は、前年比で 55% 増を示しており、あらゆる規模/分野の企業に対して、サイバー犯罪者がアプローチを拡大している証拠でもある。 同社が発表したのは、世界各地で発生した脅威情報から構成される、年次総括レポート Rethinking Tactics であり、そのスコープは、モバイル/IoT/PC エンドポイント/サーバ・エンドポイント/電子メール/ウェブ層/ネットワーク層/OT ネットワーク/クラウド/ホーム・ネットワーク/脆弱性/消費者/企業/政府などにまで広がっている。

Continue reading “2022年のマルウェア検出数は 1460 億件:前年比で 55% 増と Trend Micro”

Iron Tiger ハッキング・グループは中国由来の APT27:Linux 版のカスタム・マルウェアを投入

Iron Tiger hackers create Linux version of their custom malware

2023/03/01 BleepingComputer — Iron Tiger こと APT27 ハッキング・グループは、カスタム・リモートアクセス・マルウェア SysUpdate の新しい Linux 版を用意し、企業で使用される広範なサービスを標的にしようとしている。Trend Micro の最新レポートによると、このハッカーは 2022年7月より Linux 版をテストし始めている。そして、2022年10月になると、複数のペイロードが野放し状態で活動し始めまた。

Continue reading “Iron Tiger ハッキング・グループは中国由来の APT27:Linux 版のカスタム・マルウェアを投入”

PlugX マルウェアは中国由来:Windows の x32dbg を装い攻撃を仕掛ける

PlugX Trojan disguised as a legitimate Windows open-source tool in recent attacks

2023/02/27 SecurityAffairs — オープンソースの Windows デバッガ・ツール x32dbg を装う、PlugX RAT (Remote Access Trojan) の配布を目的とした新たな攻撃を、Trend Micro が発見した。x32dbg は、カーネル・モードやユーザー・モードのコード/クラッシュ・ダンプ/CPU レジスタなどの解析を可能にするツールである。

Continue reading “PlugX マルウェアは中国由来:Windows の x32dbg を装い攻撃を仕掛ける”

ランサムウェアと身代金:支払いに応じるケースは 10% に過ぎないが金額は高騰している

Firms Who Pay Ransom Subsidise 10 New Attacks: Report

2023/02/24 InfoSecurity — ランサムウェの被害において、身代金が支払われたケースは 10% に過ぎないが、その対価が新たな攻撃 6件~10件の資金源になっていることが、Trend Micro の調査により判明した。セキュリティ・ベンダーである Trend Micro は、データサイエンスの手法を用いて、検知用テレメトリ/ネットワーク・インフラ/ブロックチェーン取引/アンダーグラウンド・フォーラム/チャットログなどのデータを分析しましたという。

Continue reading “ランサムウェアと身代金:支払いに応じるケースは 10% に過ぎないが金額は高騰している”

WhiskerSpy という北朝鮮のマルウェア:ウォータリング・ホール攻撃で中国と日本を狙う

New WhiskerSpy malware delivered via trojanized codec installer

2023/02/18 BleepingComputer — セキュリティ研究者たちが発見したのは、北朝鮮に関心を示す個人を標的とする、最近の脅威アクター Earth Kitsune のキャンペーンで使用されている、新しいバックドア WhiskerSpy だ。この脅威アクターは、試行錯誤の末に、北朝鮮の親サイトのビジターからターゲットを選び出すという、ウォータリング・ホール攻撃として知られる手口を採用していた。この新しいオペレーションの存在は、2019年から Earth Kitsune の活動を追跡してきた、サイバーセキュリティ企業の Trend Micro の研究者たちにより、昨年末に発見された。

Continue reading “WhiskerSpy という北朝鮮のマルウェア:ウォータリング・ホール攻撃で中国と日本を狙う”

Sliver マルウェアによる BYOVD 攻撃:Windows にバックドアを作る手順とは?

Hackers backdoor Windows devices in Sliver and BYOVD attacks

2023/02/06 BleepingComputer — Sunlogin の脆弱性を悪用して Sliver ポスト・エクスプロイト・ツールキットを展開し、Windows Bring Your Own Vulnerable Driver (BYOVD) 攻撃を仕掛けることで、セキュリティ・ソフトウェアを無効化するという、新しいハッキング・キャンペーンが観測されている。Sliver とは、Bishop Fox が作成したポスト・エクスプロイト・ツールキットであり、Cobalt Strike の代替手段として、昨年の夏から脅威アクターたちが利用し始めているものだ。その機能としては、ネットワーク監視/コマンド実行、反射型 DLL ロード/セッション生成/プロセス操作などが提供されている。

Continue reading “Sliver マルウェアによる BYOVD 攻撃:Windows にバックドアを作る手順とは?”

Gootkit は SEO ポイズニング・マルウェア:難読性の高い無差別攻撃

Gootkit Malware Continues to Evolve with New Components and Obfuscations

2023/01/29 TheHackerNews — マルウェア Gootkit を操る脅威アクターは、そのツールセットを新たなコンポーネントで強化し、難読性の高い感染チェーンを構築している。Google 傘下の Mandiant は、UNC2565 という名称で Gootkit の活動を監視しているが、このグループだけが独占して使用するマルウェアであることを指摘している。Gootkit は、Gootloader とも呼ばれ、検索エンジン最適化 (SEO) ポイズニングと呼ばれる手法により、合意書や契約書などのビジネス関連文書を検索する人々を騙して、危険な Web サイトへと誘導することで拡散していく。

Continue reading “Gootkit は SEO ポイズニング・マルウェア:難読性の高い無差別攻撃”

Golden Chickens という Malware-as-a-Service:背後で操る人物を追跡せよ

Experts Uncover the Identity of Mastermind Behind Golden Chickens Malware Service

2023/01/27 TheHackerNews — Golden Chickens という Malware-as-a-Service の背後にいる脅威アクターの身元が、現実世界でのオンライン・ペルソナ “badbullzvenom” として活動している人物であると、サイバー・セキュリティ研究者たちが明らかにした。eSentire の Threat Response Unit (TRU) は、16ヶ月に及ぶ調査を経て発表した包括的なレポートの中で、「2人の人物が “badbullzvenom” アカウントを共有されているという、複数の言及を発見した」と述べている。

Continue reading “Golden Chickens という Malware-as-a-Service:背後で操る人物を追跡せよ”

Black Basta ランサムウェアの新戦術:USB デバイスに PlugX の高スティルス亜種

Black Basta Deploys PlugX Malware in USB Devices With New Technique

2023/01/27 InfoSecurity — Black Basta ランサムウェア の侵害に関する調査により、接続されたリムーバブル USB メディアデバイスに自動的に感染する、新しい PlugX マルウェアの亜種が使用されていることが判明した。Palo Alto Networks の Unit 42 は、この調査結果を Infosecurity と共有し、新しい PlugX 亜種はワーム可能であり、Windows OS から自身を隠すように USB デバイスに感染すると付け加えている。

Continue reading “Black Basta ランサムウェアの新戦術:USB デバイスに PlugX の高スティルス亜種”