Google の Manifest V3 移行:広告ブロッカー V2 対応は無効化される

Google Chrome change that weakens ad blockers begins June 3rd 2024/06/01 BleepingComputer — Google は、2024年6月の初旬から Chrome の Manifest V2 エクステンションを段階的に廃止し、広告ブロッカー機能を弱める計画を進めている。同社によると、今回の決定は、コミュニティの進捗状況とフィードバックに基づくものであり、これ以上の遅延は不要であると判断されたとのことだ。

FakeAPP という不正広告キャンペーン:偽の Google Ads で Line ユーザーも標的に!

Malicious Ads on Google Target Chinese Users with Fake Messaging Apps 2024/01/26 TheHackerNews — Google Ads で展開されている、Telegram などのメッセージング・アプリの不正広告キャンペーンにより、中国語圏のユーザーが狙われているという。1月25日のレポートで Malwarebytes の Jerome Segura は、「この脅威アクターは、Google の広告主アカウントを使用して悪意の広告を作成し、無防備なユーザーを RAT (Remote Administration Trojan) のダウンロード・ページに誘導している。この種の RAT は、攻撃者による被害者マシンの完全なコントロールを達成し、追加のマルウェアをドロップする能力を与える」と述べている。

ALPHV/BlackCat ランサムウェア:マルウェアの配布に Google 広告を悪用

BlackCat Ransomware Gang Targets Businesses Via Google Ads 2023/11/15 InfoSecurity — 悪名高い ALPHV/BlackCat ランサムウェアが、Google 広告を利用してマルウェアを配布していることが確認された。eSentire の Threat Response Unit (TRU) によると、このグループは $100M 規模の MGM Resorts の情報流出や、乳がん患者の機密画像流出事件を引き起こし、さらに攻撃手法をマルバタイジングに拡大しているという。

KeePass の偽サイトに御用心:Google Ads と Punycode を用いる巧妙なトリック

Fake KeePass site uses Google Ads and Punycode to push malware 2023/10/19 BleepingComputer — Punycode を用いて KeePass パスワード・マネージャーの公式ドメインを装い、マルウェアを配布する偽 KeePass ダウンロード・サイトをプッシュするという、Google 広告キャンペーンが発見された。Google が戦っている、現在進行中の不正広告キャンペーンとは、検索結果の上に表示されるスポンサー広告を、脅威アクターが写し取るものである。

Notepad++ に仕込まれた悪意のコード:Google 検索の広告で偽アプリが宣伝されている

Malicious Notepad++ Google ads evade detection for months 2023/10/17 BleepingComputer — Google 検索に表示される新たな不正広告キャンペーンにより、人気のテキスト・エディタ Notepad++ をダウンロードしようとするユーザーが標的とされているが、そこでは検出や分析を回避するための高度なテクニックが使用されているという。マルウェアを配布するために作られた、偽ソフトウェアの Web サイトを宣伝する不正広告キャンペーンが盛んであり、Google 広告を悪用する脅威アクターが増加している。

Cisco Webex の偽サイト:Google 検索上位に表示される偽広告に御用心

Fake Cisco Webex Google Ads abuse tracking templates to push malware 2023/09/14 BleepingComputer — Google Ads のトラッキング・テンプレートを抜け道として悪用する脅威アクターたちが、ユーザーを BatLoader マルウェアを配布する Web サイトにリダイレクトさせるための、説得力のある Webex ソフトウェア検索広告を作成している。Webex は、Cisco のコラボレーション・ポートフォリオの一部であり、また、世界中の企業で使用されるビデオ・カンファレンスおよびコンタクト・センターのスイートである。Malwarebytes の報告によると、この不正広告キャンペーンは、1週間ほど前から Google 検索で活発に行われており、それを操る脅威アクターはメキシコにいるという。

Google Play の 43種類の Android アプリ:画面 OFF 時に広告を読み込んで稼いでいる

43 Android apps in Google Play with 2.5M installs loaded ads when a phone screen was off 2023/08/08 SecurityAffairs −−− 先日に McAfee の Mobile Research Team の研究者たちが、Google Play で発見したのは、携帯電話の画面がオフのときであっても、広告を読み込む 43 種類の Android アプリであり、そのインストール総数は 250万に達するという。

Nitrogen というキャンペーン:Google/Bing の広告を介してマルウェアを展開

New Nitrogen malware pushed via Google Ads for ransomware attacks 2023/07/26 BleepingComputer — Nitrogen マルウェアによる、イニシャル・アクセス・キャンペーンは、Google や Bing などの検索広告で偽ソフトウェア・サイトを宣伝し、疑念を持たないユーザーたちに、Cobalt Strike やランサムウェアのペイロードに感染させていくものだ。Nitrogen マルウェアの目的は、企業ネットワークへのイニシャル・アクセスを脅威アクターたちに提供し、データ窃取やサイバー・スパイ活動を行わせ、最終的に BlackCat/ALPHV ランサムウェアを展開させることにある。7月26日に Sophos が発表したレポートには、Nitrogen キャンペーンに関する詳細な説明として、AnyDesk/Cisco AnyConnect VPN/TreeSize Free/WinSCP などの一般的なソフトウェアになりすまし、主に北米の技術組織や非営利組織をターゲットにしている状況が記されている。

WinSCP の偽サイトへ誘導:Google と Bing での悪意の広告キャンペーンでCobalt Strike を展開

BlackCat ransomware pushes Cobalt Strike via WinSCP search ads 2023/07/01 BleepingComputer — BlackCat ランサムウェア・グループ (別名 ALPHV) は、Windows 用ファイル転送アプリケーション WinSCP の公式 Web サイトを模倣した偽ページに人々を誘い込み、マルウェアを仕込んだインストーラーをプッシュするという、マルバータイズ・キャンペーンを行っている。WinSCP (Windows Secure Copy) とは、SFTP/FTP/S3/SCP クライアントおよび、SSH ファイル転送機能を持つ、人気のフリー・オープンソースのファイル・マネージャでああり、SourceForge だけで毎週 40万もダウンロードされている。

Android アドウェア 60,000 件を発見:Google Play 以外からのインストールは危険だ!

Over 60,000 Android apps secretly installed adware for past six months 2023/06/06 BleepingComputer — これまでの6ヶ月間において、正規のアプリケーションを装う 60,000 件以上の Android アプリが検出を回避して、モバイル端末にアドウェアをインストールしていたことが判明した。この発見は、ルーマニアのサイバー・セキュリティ企業 Bitdefender によるものだ。先月に同社は、Bitdefender Mobile Security ソフトウェアに追加された異常検知機能を用いて、それらの悪意のアプリを検出したという。

SpinOk というスパイウェア:Google Play アプリに組み込まれ 420M ダウンロード!

Spyware Found in Google Play Apps With Over 420 Million Downloads 2023/05/31 SecurityWeek — Google Play で発見されたのは、100 種類以上の Android アプリに組み込まれたスパイウェアであり、その累積ダウンロード数は 4億2100万回にものぼると、アンチウイルス会社の Doctor Web が報告している。Doctor Web が SpinOk と命名した、この悪意のモジュールは、マーケティング SDK として配布されており、ファイルに関する情報収集/攻撃者へのファイル送信/クリップボードの内容の窃取などを、被害者のデバイス上で実行するという。

Minecraft クローンに御用心:Google Play から 3500万ダウンロードされたアドウェア – McAfee

Minecraft Clones with 35 Million Installs Contained Adware 2023/04/28 InfoSecurity — Google Play からダウンロードした Minecraft 風のモバイル・ゲーム数十本に、秘密のアドウェアが含まれていたことが McAfee の調べで明らかになった。McAfee によると、Block Box Master Diamond/Craft Monster Crazy Sword/Craft Rainbow Mini Builder といったタイトルのゲーム計 38本が発見され、世界中で少なくとも 3500万人のユーザーがインストールしたことを明らかにした。McAfee が検出した問題のアドウェア Android/HiddenAds.BJL とは、ユーザーに知られることなく収益を得るために、バックグラウンドで広告をロードするものだ。

BumbleBee マルウェア:Google 広告や SEO ポイズニングを介して配布 – Secureworks

Google ads push BumbleBee malware used by ransomware gangs 2023/04/22 BleepingComputer — エンタープライズをターゲットにしたマルウェア Bumblebee が、Zoom/Cisco AnyConnect/ChatGPT/Citrix Workspace などの人気ソフトウェアを宣伝する Google 広告や、SEO ポイズニングを介して配布されている。Bumblebee は 2022年4月に発見されたマルウェア・ローダーであり、ネットワークへのイニシャル・アクセスやランサムウェア攻撃に使用される、バックドア BazarLoader  の代替として、Conti チームが開発したものだと考えられている。

Facebook 上の ChatGPT/Google Bard 偽広告:RedLine スティラーを配布している

Attackers Hide RedLine Stealer Behind ChatGPT, Google Bard Facebook Ads 2023/04/12 DarkReading — サイバー犯罪者たちは、Facebook のビジネスページやコミュニティページを乗っ取り、ChatGPT や Google Bard などの正規のスポンサーを装い、AI チャットボットの無料ダウンロードを宣伝する広告を展開している。それらの広告に誘導されたユーザーは、AI チャットボットではなく、RedLine Stealer と呼ばれる有名な情報スティーラー・マルウェアをダウンロードしていることが、研究者たちの調査により判明した。RedLine Stealer とは、オンライン・ハッカー・フォーラムを通じて販売されている Malware-as-a-Service (MaaS) プラットフォームだ。Web ブラウザを標的にして、認証情報や支払いカードの詳細などの、様々なユーザー情報を収集する。さらに、次の攻撃にむけて攻撃対象領域を評価するために、システムのインベントリを取得する。

AdSense 上の大規模な不正キャンペーン:WordPress 1万サイト以上が感染

Massive AdSense Fraud Campaign Uncovered – 10,000+ WordPress Sites Infected 2023/02/14 TheHackerNews — Black Hat のリダイレクト・マルウェア・キャンペーンを操る脅威アクターは、URL 短縮ツールを模倣した 70以上の偽ドメインの規模を拡大し、10,800以上の Web サイトにマルウェアを感染させた。Sucuri の研究者である Ben Martin は、先週に発表したレポートの中で、「このキャンペーンは、Google 広告などの AdSense ID を含むページへの、トラフィックを人為的に増やすことを主目的とした、収益獲得のための広告詐欺だ」と述べている。このキャンペーンの詳細が、GoDaddy 傘下の Sucuri により初めて公開されたのは、2022年11月のことだ。

Google 広告の悪用:AWS 検索で2番目に表示されるフィッシング・サイトとは?

Malicious Google ads sneak AWS phishing sites into search results 2023/02/09 BleepingComputer — Amazon Web Services (AWS) を狙う新たなフィッシング・キャンペーンでは、Google 検索の広告を悪用するフィッシング・サイトへの誘導が行われ、ログイン情報が盗み出されようとしている。 2023年1月30日に Sentinel Labs のアナリストにより、このキャンペーンが観測された。この悪質な広告の検索結果の順位だが、”aws” で検索した際に、Amazon に次いで2位にランクインしていた。

Google 検索の広告を悪用:マルウェアを正規のソフトウェアに仕込んで配布

Hackers abuse Google Ads to spread malware in legit software 2022/12/28 BleepingComputer — Google Ads のプラットフォームを悪用するマルウェアのオペレーターが、人気のソフトウェア製品を検索している無防備なユーザーに対して、マルウェアをばらまくというケースが増加している。これらのキャンペーンにおいて、なりすましに利用されているのは、Grammarly/MSI Afterburner/Slack/Dashlane/Malwarebytes/Audacity/μTorrent/OBS/Ring/AnyDesk/Libre Office/Teamviewer/Thunderbird/Brave などの製品である。

Google 検索と 悪意の SEO:汚染されたサイト 15,000 件の大半は WordPress

15,000 sites hacked for massive Google SEO poisoning campaign 2022/11/09 BleepingComputer — 約 15,000件の Web サイトを侵害し、訪問者を偽の Q&A ディスカッション・フォーラムにリダイレクトするという、大規模なブラック・ハット SEO (Search Engine Optimization) キャンペーンが行われている。この攻撃は、Sucuri により発見された。Sucuri によると、侵害された各 Web サイトには、検索エンジン・スパム・キャンペーンの一部として使用される、約20,000 のファイルが含まれており、その大半のサイトがWordPressで構成されているとのことだ。

Clicker マルウェア 16種類:Google Play から削除されたがダウンロード数は 2,000万回

These 16 Clicker Malware Infected Android Apps Were Downloaded Over 20 Million Times 2022/10/20 TheHackerNews — モバイル広告における詐欺の摘発を受け、累計ダウンロード数が 2000万を超える 16種類もの悪質なアプリが、Google Play Store から削除された。McAfee によると、一連の Clicker マルウェアは、カメラ/通貨変換/単位変換/QR コードリーダー/メモ帳アプリ/辞書などの、無害なユーティリティに見せかけて、ユーザーを騙してダウンロードさせようとするものだ。

Google Play/Apple Store のアドウェア:巧妙に振る舞い 1,300万回インストールに到達

Adware on Google Play and Apple Store installed 13 million times 2022/09/26 BleepingComputer — 広告詐欺を調査しているセキュリティ研究者たちは、Google Play で 75 件のアプリが、Apple App Store で 10件のアプリが、関与していることを発見した。これらのアプリは、合計で 1300万回もインストールされていた。インストールされた不正アプリは、ユーザーを広告で埋め尽くすだけではなく、正規のアプリやインプレッションになりすまして収益も得ていた。この種のアプリは深刻な脅威とは見なされていないが、そのオペレーターは、より危険な行為での悪用へと転換することも可能だ。  

Google の計画変更:Chrome のサードパーティ・クッキー廃止を 2024年まで再延期

Google Delays Blocking 3rd-Party Cookies in Chrome Browser Until 2024 2022/07/28 TheHackerNews — Google は水曜日に、Google Chrome のサードパーティ・クッキーを無効にする計画を、2023年後半から 2024年後半へと再延期することを発表した。Privacy Sandbox チームの Vice President である Anthony Chavez は、「私たちが受け取った最も一貫したフィードバックは、Chrome のサードパーティ・クッキーを廃止する前に、新しいプライバシー・サンドボックス技術の、評価/テストの時間が必要だというものだった」と述べている。

Google Play Store 上の悪質アプリ 28種:マルウェアによる不正料金の請求など

These 28+ Android Apps with 10 Million Downloads from the Play Store Contain Malware 2022/07/27 TheHackerNews — Google Play Store においてアドウェアを配布する、累積ダウンロード数が 1000万近くに達する 30種もの悪質な Android アプリが発見された。火曜日の Dr.Web のポストには、「いずれのアドウェアも、画像編集ソフト/仮想キーボード/システムツール/ユーティリティ/通話アプリ/壁紙収集アプリなど、様々なプログラムに組み込まれていた」と記されている。

Android に新規マルウェア Autolycos が登場:Google Play で 300 万インストール!

New Android malware on Google Play installed 3 million times 2022/07/13 BleepingComputer — Google Play ストアで、ユーザーを密かにプレミアム・サービスに加入させる、新しい Android マルウェアが 300万回以上ダウンロードされたことが分かった。Autolycos と名付けられたこのマルウェアは、Evina のセキュリティ研究者 Maxime Ingrao により、少なくとも8つの Android アプリに含まれていることが発見された。この記事の執筆時点で、そのうちの2つが、Google Play ストアでまだ利用可能であることが判明している。

Google Play に潜む Android マルウェア:いまも生き続ける悪意のアプリ5点を暴く

Android malware on the Google Play Store gets 2 million downloads 2022/06/14 BleepingComputer — 先月にサイバー・セキュリティ研究者たちは、Google Play ストアに潜むアドウェアや情報窃取マルウェアを発見している。そのうちの、少なくとも5つのマルウェアは依然として生きており、200 万以上のダウンロードに到達していることが明らかにされた。アドウェア感染とは、煩わしく不要な広告を表示させるものであり、ユーザー・エクスペリエンスの低下/バッテリー消耗/デバイスの発熱/不正な請求などを引き起こす可能性がある。

Google の方針転換:Cookie の代替としての FLoC は諦めて Topics API を提示

Google Drops FLoC and Introduces Topics API to Replace Tracking Cookies for Ads 2022/01/25 TheHackerNews — 火曜日に Google は、物議を醸したサードパーティー・クッキーの置き換え計画を断念し、ユーザーの閲覧履歴を約350のトピックに分類する、Topics というプライバシー・サンドボックスの新提案を行うことを発表した。FLoC (Federated Learning of Cohorts) に代わる、この新しい仕組みでは、ある週のユーザーの閲覧履歴を、あらかじめ指定された上位の関心事 (Topics) にスロットし、3週間だけデバイス上にのみに保持される。

Google Chrome の緊急アップデート:2つのゼロデイ脆弱性が悪用されている

Emergency Google Chrome update fixes zero-days used in attacks 2021/10/28 BleepingComputer — Google は、Windows/Mac/Linux 用の Chrome 95.0.4638.69 をリリースし、攻撃者に積極的に悪用されている2つのゼロデイ脆弱性を修正した。Google は、「CVE-2021-38000 および CVE-2021-38003 の悪用が、ワイルドに行われていることを認識している」と、本日にリリースされた Google Chrome のセキュリティ修正のリストで述べている。

RomCom RAT と Void Rabisu の関連性:サイバー犯罪と APT 攻撃の境界線は曖昧?

RomCom RAT Using Deceptive Web of Rogue Software Sites for Covert Attacks 2023/05/31 TheHackerNews — RomCom RAT の背後にいる脅威アクターたちは、遅くとも 2022年7月以降において、人気ソフトウェアの不正バージョンを宣伝する偽サイトのネットワークを活用して、ターゲットに侵入しているようだ。Trend Micro は、Void Rabisu という名前の悪意のアクティビティを追跡しているが、Unit 42 は Tropical Scorpius と呼び、Mandiant は UNC2596 と呼んでいる。

Brave Browser のユーザーが急増:2024年5月に過去最大の伸びを記録

Brave says May 2024 was its biggest growth month ever 2024/06/09 BleepingComputer — プライバシー重視の Web ブラウザである Brave は、2024年5月に過去最大の伸びを記録し、その月間ユーザー数は 7.3%増の 7,895万人以上となった。Brave は、特に中南米で急成長を遂げ、いくつかの国で Google Play ストアのトップ・アプリのひとつとなった。

LastPass に発生した障害:Chrome エクステンションのアップデートによる 12時間の停止

LastPass says 12-hour outage caused by bad Chrome extension update 2024/06/07 BleepingComputer — LastPass によると、約12時間にわたって発生した障害の原因は、Google Chrome エクステンションのアップデートだったという。6月6日の午後1時 (米国東部時間) ごろから、突然にして LastPass のユーザーたちは、パスワード保管庫にアクセスと、アカウントへのログインが不能になった。

PyPI に新たな悪意のパッケージ :Crytic-Compiler を装い Lumma スティーラーを配布

Hackers Target Python Developers with Fake “Crytic-Compilers” Package on PyPI 2024/06/06 TheHackerNews — Lumma (別名:ummaC2) 情報スティーラーを配信するように設計された悪意の Python パッケージが、Python Package Index (PyPI) リポジトリにアップロードされたことを、サイバー・セキュリティ研究者たちが発見した。このパッケージは、crytic-compile という正規ライブラリのタイポスクワット版であり、PyPI のメンテナにより削除されるまでに、441回もダウンロードされている。

VMware ESXi の脆弱性を悪用したランサムウェア攻撃が深刻化している – Sygnia

Ransomware Attacks Exploit VMware ESXi Vulnerabilities in Alarming Pattern 2024/05/23 TheHackerNews — VMware ESXi インフラを標的とするランサムウェア攻撃は、展開されたファイル暗号化マルウェアに関係なく、確立されたパターンに従って実行されている。サイバー・セキュリティ企業 Sygnia のレポートには、「ユーザー組織において、IT インフラの中核的なコンポーネントである仮想化プラットフォームは、ミスコンフィグや脆弱性が生じることが多い。そのため、脅威アクターにとって格好の、きわめて効果的なターゲットになっている」と記されている。

有名ブランドの 8,000 ドメインをハイジャック:悪意のメールを送り続けるキャンペーンとは?

8,000+ Domains of Trusted Brands Hijacked for Massive Spam Operation 2024/02/26 TheHackerNews — 正規の組織やブランドに属する 8,000以上のドメインと13,000以上のサブドメインが、スパム拡散とクリック収益化のための、狡猾な配信アーキテクチャの一部として乗っ取られている。Guardio Labs が追跡しているのは、SubdoMailingという名称で、遅くとも2022年9月から続いている悪質な活動である。それらの悪意のメールの内容は、偽の荷物の配達通知から、アカウント認証情報を求めるフィッシングにいたるものとなる。

急増する暗号通貨の詐欺広告:X 広告が悪用されている

X users fed up with constant stream of malicious crypto ads 2024/01/06 bleepingComputer — X の広告を悪用するサイバー犯罪者たちが、暗号ドレイナーや偽エアドロップなどの詐欺につながる Web サイトを宣伝している。X (旧 Twitter) は、他の広告プラットフォームと同様に、ユーザーのアクティビティに基づき、ユーザーの関心に一致した広告を表示させると謳っている。

Chrome Privacy Sandbox の新機能 Tracking Protection:2024年1月からテストが開始

Google’s New Tracking Protection in Chrome Blocks Third-Party Cookies 2023/12/15 TheHackerNews — Google が 12月14日に発表したのは、Web ブラウザのサードパーティ・クッキーレス対策の一環としての、新たな機能である “Tracking Protection” のテストの開始である。このテストは、Chrome ユーザーの1%を対象にして、2024年1月4日から開始される予定だという。

MSIX App Packages の悪用: GHOSTPULSE マルウェアを配信するキャンペーンが発覚

Hackers Using MSIX App Packages to Infect Windows PCs with GHOSTPULSE Malware 2023/10/30 TheHackerNews — Google Chrome/Microsoft Edge/Brave/Grammarly/Cisco Webex 用の偽の MSIX Windows アプリ・パッケージ・ファイルを使って、GHOSTPULSE という新種のマルウェア・ローダーを配布する、新たなサイバー攻撃キャンペーンが確認されている。Elastic Security Labs の研究者 Joe Desimone は、先週に発表した技術レポートの中で、「MSIX とは、開発者がアプリケーションをパッケージ化し、Windows ユーザーに配布することで、インストールを可能にするための、Windows app package format である」と説明している。

Bing Chat チャットに御用心:マルウェアのダウンロードを推奨されることもある

Bing Chat responses infiltrated by ads pushing malware 2023/09/28 BleepingComputer — OpenAI の GPT-4 エンジンを搭載した Bing Chat が、検索業界における Google の優位性に挑戦するために、2023年2月から Microsoft により展開されている。従来の検索クエリや検索結果の形式ではなく、インタラクティブなチャット・ベースのエクスペリエンスをユーザーに提供することで、オンライン検索をより直感的でユーザー・フレンドリーにすることを、Bing Chat は目指している。そして Microsoft は、この新しいプラットフォームから収入を得るために、2023年3月から Bing Chat に広告を挿入し始めた。

Android マルウェアの新たな手口:未知の圧縮アルゴリズムで検出を回避している

Thousands of Android Malware Apps Using Stealthy APK Compression to Evade Detection 223/08/19 TheHackerNews — マルウェア解析を逃れる脅威アクターたちが、未知の圧縮方法を用いる Android Package (APK) ファイルを使用しているという。Zimperium の調査結果によると、このような圧縮アルゴリズムを利用した 3,300件のアーティファクトが、野放し状態で活動していることが判明したという。確認されたサンプルのうち 71件は、何の問題もなく Android にロードできるようだ。

Fruity マルウェア・ローダーと Remcos RAT のセット:偽の DL サイトでユーザーを待ち伏せ

Fruity Trojan Uses Deceptive Software Installers to Spread Remcos RAT 2023/07/31 TheHackerNews — 脅威アクターたちは、トロイの木馬化されたソフトウェアをホストする偽の Web サイトを作成してユーザーを騙し、Fruity と呼ばれるマルウェア・ローダーをダウンロードさせた後に、Remcos RAT などのリモート型トロイの木馬ツールをインストールさせている。セキュリティ・ベンダーである Doctor Web は、「問題のソフトウェアの中には、CPU/グラフィックカード/BIOS など微調整するツールや、PC ハードウェア・モニタリング・ツールなどのアプリも含まれている。このようなインストーラーはオトリとして使用され、潜在的な被害者が望むソフトウェアに加えて、トロイの木馬を構成するコンポーネントが含まれている」と述べている。

AVrecon という SOHO Router ボットネット:20カ国の 70,000 万台のデバイスを制御

New SOHO Router Botnet AVrecon Spreads to 70,000 Devices Across 20 Countries 2023/07/14 TheHackerNews — SOHO (Small Office/Home Office) ルーターを2年以上にわたって密かに標的とし、70,000台以上のデバイスに侵入した上で、20カ国にまたがる 40,000 ノードのボットネットを構築した、新種のマルウェアが発見された。Lumen Black Lotus Labs により、AVrecon と名付けられたマルウェアは 、この1年間において SOHO ルーターに焦点を当てた、 ZuoRAT と HiatusRAT に続く3番目のマルウェアとなった。Black Lotus Labs は、「AVrecon は、SOHO ルーターを標的とするボットネットとしては、過去最大級のものである。このキャンペーンの目的は、パスワードの散布からデジタル広告詐欺に至るまで、さまざまな犯罪行為を下支えする秘密のネットワークの構築にあるようだ」と述べている。

Windows のフェイク・アップデートが登場:Aurora 情報スティーラーをプッシュしている

Fake in-browser Windows updates push Aurora info-stealer malware 2023/05/10 BleepingComputer — 先日に発見された不正広告キャンペーンは、ブラウザ内の Windows アップデート・シミュレーションでユーザーを騙し、情報窃取マルウェア Aurora を配信するものだ。Golang で書かれた Aurora は、広範な機能を持ち、アンチウイルス検出率が低い情報シティーラーとして、1年以上も前から各種ハッカー・フォーラムで公開されている。Malwarebytes の研究者たちによると、このマルバーター作戦は、トラフィックの多いアダルト・コンテンツの Web サイト上のポップ・アンダー広告を用いて、そこを訪れた潜在的な被害者を、マルウェア提供場所へとリダイレクトさせるものだという。

ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro

Fake ChatGPT desktop client steals Chrome login data 2023/05/02 HelpNetSecurity — ChatGPT Windows デスクトップ・クライアントを模倣したマルウェアにより、Google Chrome のログインデータ・フォルダに保存された認証情報をコピーしていく情報窃盗犯について、研究者たちが警告を発している。ChatGPT は公式のデスクトップ・クライアントをリリースしていないが、この偽バージョンは、ユーザーが期待するものを作り込んでいるという。

Facebook で新たなフィッシング・キャンペーン:3200件の偽プロフィールを展開 – Group-IB

Scammers Impersonate Meta in Facebook Campaign With 3200 Profiles 2023/04/24 InfoSecurity — Facebook ユーザーを対象として、3,000以上の偽プロフィールを展開している脅威アクターが、新しいフィッシング・スキームを用いて、認証情報を盗み出そうとしていることが判明した。4月24日 (月) に発表したアドバイザリで、Group-IB DRP (Digital Risk Protection) の専門家たちは、「現時点において依然としてアクティブに活動している」と、このキャンペーンについて説明している。Group-IB の Sharef Hlal と Karam Chatra は、「2023年2月〜3月に、このキャンペーンを操るサイバー犯罪者が侵害/作成した、3,200以上の詐欺プロフィールを発見した」と述べている。

RedLine の GitHub リポジトリをテイクダウン:C2 サーバの管理画面を破壊した!

Takedown of GitHub Repositories Disrupts RedLine Malware Operations 2023/04/18 SecurityWeek — 2020年の初頭からは活動していたと思われる、コモディティ・マルウェアの一種である RedLine stealer は、.NET で書かれており、幅広いデータ流出能力を搭載している。このマルウェアがターゲットにするのは、システム情報および、クッキーなどのブラウザ・データ、各種アプリ/サービスのログイン認証情報、クレジットカード情報、暗号ウォレットなどである。

Weekly

毎日、毎日、いろいろと有るものです・・・ こうして、海外のセキュリティ・メディアから記事を拾って、翻訳してポストしていると、あまりにも情報が多すぎて、頭が混乱してきます。そこで、週に一度、テーマを決めて、関連記事を時系列に並べるようにしてみました。 いちおう、その週の月曜日にポストの予定です・・・ AI 関連のトピック:2023年3月〜7月 今週は、AI に関連するセキュリティ記事を、2023年3月〜7月の期間でまとめました。ちょうど、ChatGPT に関する最初の盛り上がりが収束したあたりからの記事リストになります。防御側と攻撃側に影響を及ぼすことは間違いなさそうですが、サイバー犯罪の助長から始まるというのが、いまのトレンドのように感じられます。 2023/07/26:FraudGPT は悪意の生成 AI ツール:月額 $200 で ChatGPT の代替品2023/07/21:AI を悪用する6つの攻撃パターン:Google による分類と解説とは?2023/07/20:AI と OSS の関係:半数以上のプロジェクトで脆弱なパッケージを使用2023/06/20:ChatGPT のアカウント 10万件がダークウェブで販売されている2023/06/09:Google の人工知能フレームワーク SAIF:生成 AI の開発/運用を保護2023/06/06:ChatGPT が推奨する OSS パッケージは安全なのか?2023/05/25:ChatGPT で作成されたポリモーフィックなマルウェア・サンプルを検出 2023/05/08:AI による音声クローン作成:3秒間のデータで詐欺の成功率は 85%2023/04/25:フィッシングの 2022年を総括:AI ツールにより高度化する攻撃2023/04/24:VirusTotal の 新機能 Code Insight:AI を活用してマルウェアを解析2023/04/12:Facebook 上の ChatGPT/Google Bard 偽広告:RedLine スティラー2023/03/29:ChatGPT/GPT-4 を止めろ:Musk/Wozniak などが申し立て2023/03/28:Microsoft の AI セキュリティ:GPT-4 を搭載 Copilot のプレビュー アジアに関連するトピック:2023年4月〜6月 … Continue reading “Weekly”

Facebook アカウント・ハイジャック:悪意の ChatGPT Chrome エクステンションが導線

Facebook accounts hijacked by new malicious ChatGPT Chrome extension 2023/03/22 BleepingComputer — 正規の ChatGPT Extension for Chrome のトロイの木馬バージョンが、Chrome Web Store で人気を博しており、9,000 回以上のダウンロードを達成し、Facebook アカウントを盗み続けている。この Chrome エクステンションは、検索結果に ChatGPT の統合を提供する ChatGPT for Google という名前の、正規の Chrome アドオンをコピーしたものだ。そして、この悪意のバージョンは、Facebook のセッション・クッキーを盗み出すための追加コードを含んでいる。

SYS01stealer という情報スティーラーを発見:Facebook ビジネス・アカウントなどが標的

SYS01stealer: New Threat Using Facebook Ads to Target Critical Infrastructure Firms 2023/03/07 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちが発見したのは、政府/インフラ/製造業などを標的とする、SYS01stealer という名の新しい情報スティーラーである。 Morphisec は、「このキャンペーンのターゲットは、Facebook のビジネス・アカウントだ。この脅威アクターは、ゲーム/アダルトコンテンツ/クラックソフトウェアなどを宣伝する、Google 広告や Facebook の偽プロファイルを使用して、悪意のファイルをダウンロードするように、被害者たちを誘導する。この攻撃は、ログインデータ/クッキーだけではなく、Facebook ビジネスアカウント情報などの、機密情報を盗むために設計されている」と、The Hacker News と共有したレポートで詳述している。

Yandex のソースコードが漏洩:元従業員が BreachForums に 44.7GB のファイルを公開

An unfaithful employee leaked Yandex source code repositories 2023/01/26 SecurityAffairs — 不正な Yandex git ソースへのマグネット・リンクが含まれたアナウンスメントが、BreachForums に公開された。この投稿の背後にいる脅威アクターは、2022年7月に 44.7GB のファイルを入手したと主張しており、すべてのファイルの日付は 2022年2月24日 (ロシアのウクライナ侵攻の日) にまでさかのぼる。脅威アクターの主張は、このソースコード・リポジトリには、アンチ・スパム・ルールを除くソースコードが含まれているというものだ。

iOS デバイスを汚染するアドウェア Vastflux:ピーク時で 120億/日のリクエスト

Massive ad-fraud op dismantled after hitting millions of iOS devices 2023/01/21 BleepingComputer — iOS を主体として展開された、Vastflux という名の大規模な広告詐欺作戦は、 120社のパブリッシャーから提供される 1,700件以上のアプリを偽装していたが、サイバー・セキュリティ企業 HUMAN の研究者たちにより阻止されたことが明らかになった。このオペレーション名は、広告配信テンプレート VAST と、単一のドメインに関連する大量の IP アドレスや DNS レコードを迅速に変更することで、悪意のあるコードを隠す回避手法 fast flux に由来しているという。HUMAN のレポートによると、ピーク時の Vastflux では 120億以上/日の入札リクエストが生成され、約 1100万台のデバイス (大半が iOS エコシステム) に影響を与えたとされている。

Raccoon/Vidar 情報スティーラーが蔓延:AnyDesk/Notepad++/Zoom などをルアーに使う

Raccoon and Vidar Stealers Spreading via Massive Network of Fake Cracked Software 2023/01/16 TheHackerNews — Raccoon や Vidar などの情報窃取型マルウェアの配布において、250以上のドメインで構成される大規模で弾力性のあるインフラが、2020年初頭から利用されている。サイバー・セキュリティ企業である SEKOIA は、今月の初めに発表した分析で、「偽のソフトウェア・カタログを使用すると、約 100 の Web サイトへとリダイレクトされた後に、GitHub などのファイル共有プラットフォームでホストされている、ペイロードをダウンロードすることになる」と述べている。